気になるライバルの、まさかの買い付け先。(第183回)

※2014/4/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

現在コンサル生向けに、私のBUYMAノウハウの
“虎の巻”なテキストを作成しています。

もっと早く作っとけよという感じですが、
実際に何度も対面でのコンサルをする中で、
暗黙知的だった自分の思考がより明確になり、
今こうして文章に落とし込めています。

もうちょっと掛かりますが、
コンサルを受講してくださっている方は
ぜひ楽しみにしていてくださいね。

内容はコンサル中に喋っていることなのですが、
シンプルにまとまってると便利だと思います。

また、そろそろ、次回の
コンサル受講希望者の募集も行う予定です。

新規の募集枠は、現在受講している方の卒業と、
すでに予約待ちしている方の状況によりますので、
おそらく1,2件程度ではないかという感じです。

5月初旬にメルマガで告知しますので、
ぜひチェックしておいてください。

ライバルの商品をチェックしていて、
「何でこんなに安いんだろう」と
疑問に思うことはままあると思います。

その多くは、これまで書いてきたように
実はただ自分がもっと安い買い付け先を
見つけられていないだけだったりします。

初心者にありがちなのは、
ヨーロッパブランドなのにアメリカばかり探してたとか、
あるいは、ショップの特徴を把握し切れていなくて、
買い付け価格の計算が間違っていたとかでしょうか。

しかし中には、
「海外で買ってもこんなに安くならないぞ」
というレベルで安いライバルがいたりするわけです。

例えば、42,800円の人気のバッグを見つけたとします。

それはヨーロッパブランドの商品で、
ということは最も安く購入できるのは、
基本的にはヨーロッパのショップです。

そこでヨーロッパのショップを探したところ、
在庫のあるショップを見つけることが出来た。

しかし、その価格がなんと400ユーロ。

日本に直送で現地消費税が抜けたとしても、
送料と関税を考えると、どう考えても
42,800円では販売できない。

セールのときに買い付けて、
在庫にして販売しているわけでもなさそう…。

こういうときに考えられるのが、
「卸などの特殊な買い付け先を持っている」
という可能性です。

ただ、ハイブランドであればあるほど
その可能性はそれほど高くはありません。

しかしながら、ひとつだけ、
誰もがすぐに繋がることが出来る
「特殊な買い付け先」が存在します。

それは、楽天市場のセレクトショップです。

楽天では偽物を販売していそうなイメージも強いですが、
中にはちゃんとしたセレクトショップももちろんあります。

そういうショップは、長年の経営努力で
海外のブランドと卸の契約を取り付けて、
ただでさえ安い海外販売価格より、
もっと安い価格で商品を仕入れてきています。

その結果、非常に安い価格で
販売することができているわけです。

それほど安価だと、楽天で買い付けて
BUYMAで販売するということも出来てしまうわけですね。

もちろん、この方法は、
現在はBUYMAの規約で明確に禁止されています。

バレなければいいという態度で
この方法をやり続けているバイヤーもいますが、
リスクが大きすぎるので絶対にやってはいけません。

バレたら問答無用でアカウント停止です。

いくらその楽天ショップが本物を扱っていてもダメです。

今回これを書くことで伝えたかったのは、
ライバルの買い付け先を調べるときに、
「なぜこんなに探しているのに見つからないのか」
というドツボにハマってはいけないということです。

ライバルの価格が、
明らかに海外の小売価格に対して安すぎる場合は
楽天などからの買い付けを疑ってみてください。

そして、実際にそれが確認できれば、
気持ちを切り替えて、他のアイテムの
リサーチをすることができるでしょう。

そんな姑息な手段に頼らなくても、
ちゃんと成果を出すことはできますので、
目の前の利益に目が眩んで、
取り返しの付かないことをしないように気を付けてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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メンズカテゴリの可能性。(第182回)

※2014/4/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

先週は月~木で沖縄に行き、
金~日で大阪・京都に行って、
もうヘロヘロになってしまいました。

ということで、昨日は疲れ切ってしまい
帰ってきてすぐにさっさと寝た次第です。

おかげで今日は午前中からすっきり爽やか!

ちなみに日曜日に走った私の所有馬は、
まったく良いところなく惨敗でした…。

ただ今回は特に怪我もなかったようなのでひと安心。

無事に走ってきてくれるだけで十分です^^

そんなさわやかな気持ちで過ごした今日は、
バイヤーポストで新しい投稿をしてみました。

いつも商品のセール情報くらいしか送っていないのですが、
それだと最近はお客さんの反応がすこぶる悪いです。

ということで、これまでとは
ちょっと違った切り口の記事を投稿してみました。

明日のアクセス数が、いつもと比べて
どのくらい変化するか楽しみですね。

さて、今日はメンズカテゴリのお話です。

4月25日に、BUYMAを運営するエニグモの
2014年1月期の有価証券報告書(有報)が公開されました。

エニグモは2月~翌年1月というのが
一年の決算スケジュールです。

2013年2月~2014年1月までの業績を
3月に開催された決算説明会にて発表したのですが、
そのときの発表資料にも先日メルマガで少し触れました。

しかしその資料の中では触れられなかった、
ちょっと気になるデータが、有報の中にあったのです。

もうすでに書いてしまっていますが、
それはメンズカテゴリについての話です。

ご存知のように、BUYMAのメインユーザーは
20~30代の女性です。

それは、BUYMA内の取扱高にも現れています。

以下は2014年1月期の各カテゴリの取扱高です。

レディース:約129億円

メンズ:約21億円

簡単に言えば、レディースは
メンズの約6倍の市場規模だということです。

ただ、これだけ見るとやっぱりレディースだ
という話になるかもしれませんが、この数値の
数年間の推移を見てみると少し印象が変わると思います。

レディース:

約129億円←約105億円←約64億円←約43億円

メンズ:

約21億円←約14億円←約5億円←約2億円

※(2014年1月)←(2013年1月)←(2012年1月)←(2011年1月)

ご覧のとおり、レディースカテゴリは
昨年度はその前年度に対して約1.2倍ですが、
メンズは約1.5倍になっています。

それ以前を同様に比較しても、
メンズカテゴリのほうが、取扱高の
「伸び率」は大きいわけです。

ざっくり調べた感じだと、
そもそもレディースとメンズの
アパレル・ファッション用品の
国内市場規模全体の比率が、
だいたい2:1くらいのようです。

したがって、その比率により近付くように、
この傾向はしばらくは続くものと思われます。

もちろん、市場全体と比べれば
オシャレ好き、ブランド好きが集まっているので
完全に2:1にはならないわけですが。

本当はこれでメンズの出品数が
レディースの6分の1以下であれば、
需給バランスが悪いのでメンズが狙い目!
と分かりやすく言えるのですが、
調べたらだいたい6分の1くらいでした^^;

規模の大きさで言えば、まだまだ
レディースの背中も見えていませんが、
この成長性というのは見逃せないものがありそうです。

まずは自分の得意なレディースブランドの
メンズアイテムから始めてみても面白いかもしれません。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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バイマの大きな変化について。(第181回)

※2014/4/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日今日と大阪でコンサルをし、
今は京都に来ています。

目的は、明日京都競馬場に行くことです。

実は競走馬の権利を一口だけ持っているのですが、
その馬が明日半年ぶりに復帰するので、
せっかくだから現地で応援しようという魂胆です。

初めて出資した馬なのに、
デビュー戦でいきなりレース中に骨折してしまい
それから半年以上の休養していました^^;

とは言え初勝利までは高望みしないので、
今度は無事に走り終えて欲しいですね。

さて、すでにお気付きかもしれませんが、
一昨日くらいからBUYMAに大きな変化が起きています。

何かというと、バイヤーの販売履歴の
「売上金額」が表示されなくなったのです。

これまで販売履歴には、
「商品が売れた時点での」商品金額が
成約日とともに表示されていました。

しかし一昨日のコンサル中に
「あれ?なくなってる!」と気付いたわけです。

例えば、過去に50,000円で販売したものを、
何らかの事情で55,000円に値上げしたとすると、
お客さんからすれば、ちょっと嫌な感じです。

もちろんそこまで気付かない方も多いでしょうが、
「なんで今は高くなってしまったんだろう?」
という気持ちが購入意欲を削ぐ可能性はゼロではありません。

その点を考えれば、今回の変更は
購入率アップに貢献するとも考えられます。

ただ、バイヤー側からすれば、
「いくらで売れたのか」というデータが
どこからも取得できなくなることを意味します。

これは商品リサーチという観点から考えれば、
けっこうな痛手です。

ライバルが安い価格で商品を販売していたとき、
ずっとその価格で販売していたのか、
それとも一時的に下げているだけなのかは、
その買い付け先を探すときに重要なポイントです。

しかし今表示されている価格が、
ずっと設定されているものなのかそうでないのか
もうこれからは分かりません。

もちろん、ないと死ぬほど困る
とまではいかないですが、それでも
様々な面で効率が悪くなってしまうでしょう。

とは言え、こういう環境の変化は
自分の力ではどうすることも出来ません。

肝心なのは、自分でどうにかできることと
そうではないことを、まずは区別して考えることです。

自分でどうにもできないことに
あれこれ悩んで時間を使ってしまうのは
まさに時間の無駄以外の何物でもないので、
今自分ができることに注力することを忘れないで下さいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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