米国大手デパートのビックリキャンペーン。(第280回)

※2014/9/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は簡単にお知らせです。

アメリカの大手高級デパート、
saks fifth avenueが、
かなり面白いキャンペーンを展開中です。

ちなみに、saks fifth avenueについては、
wikiをはじめ、ちょっと検索していただければ
すぐに分かるかと思いますが、
日本で言えば高島屋とか伊勢丹とか、
そういう感じの存在ですね。

さて、アメリカからの買い付けは、
日本に直送することも可能なところも多いですが、
基本的には現地の転送業者を経由したほうが、
買い付け費用を安く抑えることが可能です。

それは、日本に直送する場合、
関税も一緒に決済されてしまうケースが多いのですが、
その関税額がかなり余裕を見て計算された金額だからです。

全部が全部そういうわけではないのですが、
少なくともsaks fifth avenueに関してはそうです。

そのため、日本に直送するのではなく、
転送業者を経由して送ることによって、
余分な関税を支払わずにすむわけです。

これはアメリカ買い付けの「常識」です。

ところが、現在saksが展開中のキャンペーンは、
これを完全に覆すものです。

どんなキャンペーンかというと、

「日本に直送するときの送料と関税が無料」

というにわかに信じがたいものです。

実際にsaksのTOPページ左上に、

「Shop Duty-Free and Enjoy Free Express Shipping」

というメッセージがあるのでチェックしていただきたいのですが、
10月4日までこのキャンペーンは実施されています。

実際にコードを入力して確認しても、
確かに送料と関税はFreeになりますね。

もちろん、一部、
日本には直送できないブランドなどあるのですが、
それでもなかなかインパクトのあるキャンペーンです。

アメリカ買い付けの「常識」も、
こういう変化によって、一時的にせよ
ベストではなくなることもあります。

そのすべてをカバーし切るのは難しいですが、
こういう変化に対するアンテナは、
常に感度高く張っておきたいところです。

ちなみに実はもうちょっと前から気付いていたのですが、
先に気付いた方の利益を損ねないように、
このタイミングまでお知らせするのを待った次第です。

まあ私のメルマガを購読してくださっている方は
それほど多くないので、そこまで問題ないかと思います笑

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

買い付け価格の計算間違い例(第24回)

※2013/6/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

なんか最近問い合わせも多いしよく売れるなと思ったら、
ボーナスが出るタイミングだったんですねw

月末の給料日以降は、やっぱり毎月売れ行きがいいわけですが、
ボーナスが出るときは輪をかけてという感じですね。

前職が年俸制の会社だったために賞与というものがなかったので、
ボーナスに対する意識はめっちゃ低いです^^;

うっかりうっかり。

さて、今日は、買い付け価格を間違いやすい例ということで
ひとつ紹介しようと思います。

間違いやすいというか、もっと安く買い付けできるのに、
という話だと思ってもらえれば分かりやすいです。

今回の話は、主にアメリカのデパートに多いパターンです。

アメリカのデパートといえば、

・NORDSTROM
・SAKS FIFTH AVENUE
・NEIMAN MARCUS

などなど、充実した品揃えのオンラインショップが
けっこうたくさんありますね。

そして、これらのほとんどは、
「商品の日本への直送」をやってくれます。

ここまで見ればなんともありがたい話なのですが、
そうは問屋が卸しません。

一見便利に見える「日本への直送」ですが、
この方法で輸入しようとすると、国際送料と関税のいずれか、
もしくは両方を、かなり割高な金額で支払うことになったりします。

特に、SAKS FIFTH AVENUEのように、
商品購入時に関税も支払うタイプのショップは、
この関税の金額をかなり多めに請求してきます。

これを回避するために必要なのが、
「転送・購入代行サービス」です。

日本に直送せず、一度アメリカ国内の
代行業者を経由して日本に送ることで、
国際送料も関税も、実費のみを支払えば済みます。

先ほどのデパートから日本に直送するパターンよりも、
特に関税の面でかなり費用が浮くでしょう。

もちろん、代行業者を経由するのもデメリットはあります。

・お客さんに商品を届けるまでに時間がかかる。
・米国内の現地消費税を支払う必要が出てくる。

前者は、一度経由する場所が出てくるので、
仕方がないことですね。

後者は、オレゴン州とデラウェア州以外にある業者だと、
その州の州税(消費税)が掛かってくるので注意が必要です。

もちろん、商品の単価が安く利幅の大きい商品なら、
日本に直送する場合と代行業者さんを経由する場合とで、
関税額もそれほど大きな差にはならないので、
あえてスピードを優先して直送を選ぶのもありだと思います。

要するに一番考えてほしいのは、

ひとつひとつの取引において、どのルートが最適なのか

ということです。

利益を優先する場面もあれば、
到着までの早さを優先することもあるはずですので、
どれがベストなのかというのを常に考えましょう。

ではではー。

エスノ

関税が掛かりにくい配送ってあるの?(第15回)

※2013/6/19の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はまだ夕飯どきより前に書き始めております。

この時期は近所のフレッシュネスバーガーが、
お店の扉全部開放してて気持ちよいので素敵です。

家にずっと引きこもってると精神衛生上よろしくないので、
なんだかんだ毎日どっかに出かけてパソコン叩いてます。

さて、昨日関税の細かいことについて書きました。

今日は、僕も輸入ビジネスを始めた頃にとても気になった、
「関税が掛かりにくい配送」について書き留めようかと。

まず、そもそもの関税が掛かる流れです。

関税は、海外から日本に荷物が到着したあと、
税関を通るときに掛けられます。

ここで、通関の作業をする人たちが荷物を個別に見て、
いくらの関税を課すのかを判断しています。

さて、この流れを踏まえたうえで、

「関税が掛かりにくい配送」

なんてものが存在するのかというと、
基本的には「ない」と考えて問題ありません。

ネットで検索すると、
「USPSなどの郵便事業者で送ってもらうと掛かりにくい」とか、
いろいろ出てくると思いますが、基本的に関税は掛かります。

関税がとても掛かりにくくなるのは、昨日も書いたような、

「CIFが日本円に換算したときに1万円程度」

だった場合くらいです。

そのときですら、税関の判断する人によっては、
関税が掛けられたりすることもあるくらいです。

(このへんはけっこう判断する人によるので、適当な感じ。)

感覚としては、「CIFが日本円に換算したときに1万円程度」ならば、
確かにUSPSなどの郵便事業者のほうが、DHLやFedExのような、
民間の配送業者よりは、関税が掛かりにくいような気がします。

ただそれも、DHLとかだと5%の確率で掛かるものが、
USPSだと3%くらいというレベルの話なので、
それほどインパクトがあるものでもないです。

というわけで、はじめのうちは、
関税が掛かりにくい方法をうんうん模索するよりは、
関税も含めて考えても利益が出る商品を探せるスキルを
高める方が重要度は高いです。

裏技的なものに初めから頼っても、
間違いなく瞬間風速的な成果しか出せないので、
まずは基本的な能力を高めることを意識するのがいいですね。

ではでは!

エスノ