「Stay (at) home」をやめよう。(第712回)

※2020/4/27の記事です。

こんにちは、エスノです。

来月上旬にはイタリアの商業制限が
緩和されていく見通しとの声明が出されたり、
net-a-porterの倉庫の営業も近日中に
再開予定だと連絡が来たり、欧米各地で、
少しずつ経済を戻そうという動きが見られています。

少しずつでも買い付けが
しやすい状況になってくれると、
私たちとしてはありがたい限りですが、
まだまだ予断を許さない状況には
変わりませんので、大局的に
最適な判断を待ちたいですね。

さて、前回のメルマガで、
青木さんとの対談音声の配信を
お知らせしました。

■エスノx青木対談音声
「コロナウイルスの影響でBUYMAは売れなくなっているのか?」

※再生速度を1.25倍にしてどうぞ。

音声の冒頭は、
青木さんをはじめ、私のコンサル生の
直近の具体的な受注状況も考慮して
直近のBUYMAの状況について、
お伝えしています。

基本的にBUYMAの市場が崩壊
みたいな極端な状況にはならない
というのが私の見解です。

ただ、局地的に売れ行きが鈍る
属性の商品というのはあると思います。

コンサル生を見ていても、
ちょっと今月調子が悪いなという人は、
自分の得意なスタイル、属性というのが
ある程度決まっているタイプの人で、
その得意な場所の売れ行きが鈍っている
という感じです。

逆に、いつもと変わらず売れている人、
あるいは、むしろ今月調子がいい人というのは、
とにかく「直近で売れている商品」に
しっかりフォーカスできています。

すごく当たり前の基本なのですが、
こういうときこそ原点に戻って、
売れている商品をライバルに対して
優位性を持って出品するということを
徹底していきたいですね。

そして音声後半では、様々な情報に対して、
どういうスタンスで接するのがいいのか
という話になりました。

今回のコロナに限らず、世の中には、
日々多種多様な情報が飛び交っています。

それらはまさに玉石混淆で、
その中からいかに有益な情報を
ちゃんと選別できるかが重要です。

その際に私は、

「誰が言ったか」

ではなく

「何が言われているか」

を重視していると音声で触れました。

今の世の中は特に、「誰が言ったか」
というのがすごく重視されがちです。

下手をすると、どんなデマや嘘でも、
影響力のある人が発言しただけで
それは本当のことにように扱われてしまいます。

逆に、どんなにまともなことを言っていても、
発信者の肩書がおかしいだけで、
その発言内容まで否定されてしまったりもします。

もちろん、発信者の情報というのは、
発信内容を精査する一つの材料にはなります。

しかし、どんな専門家の発信であっても、
それをそのまんま、まるっと「鵜呑み」
にしてしまうことはナンセンスです。

その発信された情報を「とっかかり」に、
自分の目で確かめ、自分の頭で考える。

自分の脳みそを他人に預けない。

そういうスタンスこそが、
なにかしらの情報に接するときに、
それを適切に活かせるかどうかの
分かれ目になります。

その文脈で私が今一番
良くないと思っているのが、

「Stay (at) home」

というスローガンです。

確かに感染症の原理上、そして、
このウイルスの特性上、家にいることは
その拡大を妨げることに繋がります。

なので、そのための方法としては、
間違いなく有効な手段の一つです。

しかし、現在、あらゆるメディアを通じ、
著名人、一般人問わずこのスローガンだけが
独り歩きしている状況は、明らかに

「すべての人」が「様々な情報」を、
きちんと「精査」した上で、
必要な施策だと「自らが納得して判断」
してのものではありません。

あのアーティストが歌っていたから。

あのニュースで言われていたから。

あの専門家が強調していたから。

明確に意識せずとも、
これらが「自粛」の判断をする上で、
大きな要素のひとつになっている。

その結果、感染拡大防止には
一定の効果を発揮しながらも、
一方で、自分の脳みそを、
他人に預けてしまっている人が
大量に発生してしまっています。

この標語の特に良くないところは、
思考停止を促しやすい内容、
そしてその言葉選びです。

優れたスローガンとは、かつて
スティーブ・ジョブズがアップルに
復帰した直後に打ち出された

「Think different」

のように、シンプルながら、
それを見た人が深く思考を巡らさざるを
得ないようなものだと考えます。

残念ながら「Stay (at) home」は、
それを見た人が、思考を止めるに
うってつけの内容、表現に
なってしまっています。

こういう短絡的なスローガンによって思考を
奪われると、人は次第に、自分たちが
「大勢、体制である」と認識し、引いては
「自分たちは正しい、正義だ」とさえ誤解します。

こうして生み出された典型的な「大衆」は、
体制下の圧力の発散先を求め攻撃的になって、
すでに世の中で話題になっているように、
様々な差別、偏見、迫害を生み出し、
それは世の中を、発端であるウイルスが
直接もたらす害以上の地獄に変えていきます。

なぜこういうスローガンが、
世の中に広まってしまうかと言えば、
それは「そのほうが楽」だからに
他なりません。

出来る限り自分の目で確かめ、
自分の頭で考えて結論を出すこと、
あるいは、それが及ばずに、
判断を保留にしておくことは、
人間の脳みそのそもそもの構造として、
しんどい作業、状態です。

そんな面倒な状況を選ぶくらいなら、
とりあえず悪くなさそうなものを、
深く検討せず採用して楽をしたいのが、
人間の脳みそに生理的に備わる性質です。

しかし、残念ながらこの反射的な態度が、
先述したような社会不安を生み出してしまう
同調圧力的なものの根源になってしまうことを
あらゆる人が自覚しなければいけないはずです。

繰り返しますが、「Stay (at) home」は、
間違いなく感染症拡大防止には有用で、
それ自体がダメだという話ではありません。

ただ、誰かの考えの表面を
鵜呑みにしてそうするのではなく、

「なぜ「Stay (at) home」なのか」

「「なぜ「Stay (at) home」なのか」という
原理を理解した上で、自分はどう振る舞うのか」

をちゃんと自分で考えた上で、
そうしなければいけないということです。

自分発信で行われた納得感のある判断なら、
他者への攻撃性を抑えることに繋がるでしょう。

もちろん、これは、
「Stay (at) home」についてだけではなく、
あらゆる場面で行われるべき所作だと思います。

ただ、それはとてもめんどくさい作業で、
人によっては、心身ともに、すごく
消耗することになるかもしれません。

なにせ「本当にこれは正しい判断なのか」
というのを毎分毎秒自分に問いかけ続け、
自分の中で意見を戦わせなければ、
納得感のある判断はできません。

自分の中での正しさ、進むべき方向が
常に定まらず揺蕩う中で日常生活を送るのは、
慣れないうちはなかなかしんどいことだと思います。

ただ、ブログのタイトルにもしているように、
私は「自分の人生の舵取りをする」というのは、
こういうややこしいことにちゃんと向き合って、
自分の態度を決めていくことそのものだと考えます。

そして、それこそが本当の意味での
「自由」につながるはずだと信じています。

願わくは、「Stay (at) home」に代わる
良いスローガンが生み出されるまでの間、
他人から自分の脳みそを取り返し、
安易な正しさに身を委ねる人が
一人でも減るといいなと思う今日この頃です。

ではではー。

P.S.

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売上が少ない人ほどBUYMAを頑張るべき理由(第711回)

※2020/4/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

すでに青木さんのメルマガで流れていますが、
先日青木さんと対談音声を録ってきたので、
そちらのお知らせです。

■エスノx青木対談音声
「コロナウイルスの影響でBUYMAは売れなくなっているのか?」

※再生速度を1.25倍にしてどうぞ。

流行りに乗ったテーマですが、
まあ現在の世の情勢を考えて
あえて触れないのも逆におかしいですし、
自然とそういう話になりました。

この音声でも、すでに配信したメルマガでも
繰り返しお伝えしていますが、現時点では、
BUYMAというプラットフォームで商売をする
ことについては、大きな問題はないと
判断しています。

これは、この音声収録後の、
コンサル生やBUYMAの状況を見ても、
特に変わっていません。

先週末だけで複数の商品を販売して、
10万以上の利益が出たという人も
普通に存在しています。

もちろん、これは現時点での話で、
今後どうなるかは分かりません。

音声内でもお伝えしているように、
基本的に「BUYMA全体の取扱高」には
今後悪い影響が出てくるのは明らかですし、
その規模が私の想像するよりも大きい
という可能性はなくはないです。

ただ、その影響が「自分にとって」
どの程度のものなのかも考えず、
そもそもそれが起きる前から恐れて、
日々の作業の質が落ちてしまって、
それが原因で成果が出なくなっては
元も子もありません。

これも音声内でお伝えしていますが、
まだBUYMAでの伸びしろが十分ある人たちこそ、
(ざっくり言えば、年商が5,000万円以下の人です)
今の状況の中で集中して取り組めるかどうかが大事です。

(逆に、すでに億単位で売上があるような、
BUYMAで上位の層の人たちは、
他の収益源を生み出すための行動を、
丁度いい機会なのでやっていくべきですね。)

また今回の音声は上記のような話は前置きで、
他にも、こういう状況下に限らず、どういう
スタンスで情報に接していくべきなのかという
かなり重要な話もしています。

何回か自分でも聴き直したんですが、
割と良いこと言ってると思うのでぜひどうぞ。

■エスノx青木対談音声
「コロナウイルスの影響でBUYMAは売れなくなっているのか?」

※再生速度を1.25倍にしてどうぞ。

ではではー。

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今後のBUYMAのコロナ不安要素をちょっと考えてみる。(第710回)

※2020/4/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回のメルマガで、目下のところ、
BUYMAで活動するにあたっては、
利益を出すのに十分な素地が
変わらず維持されているし、今後も
物凄く大きな影響は出ないだろう
という話をお伝えしました。

しかし、懸念がまったくないかというと
当然この不確定要素の多い状況では、
そんなことはないわけです。

前回は主に、お客さんの購買意識については
問題ない可能性も高いということをお伝えしました。

もちろん、緊急事態宣言を受けて、
今後のお客さんの購入意欲がどうなるかは
初めてのことなので絶対大丈夫とは言い切れませんが、
今すぐにBUYMAの総取扱高が大きく減るということは
基本的にはないと思います。

というか、仮にそこそこ減ったとしても、
十分なマーケットの大きさがあるのがBUYMAですが。

その一方で、供給はどうなんだというのが、
正直なかなか見通しの立たないところです。

ヨーロッパ各国の「ブランド直営店」については、
先日から順次実施されている各国の商業制限で、
基本的には営業できていません。

現地の「セレクトショップ」については、
直近のイタリアはじめ、各国の状況を見る限りでは、
実店舗はもちろん営業していないのですが、
オンラインはいつものように動かそうと
頑張ってやっているところが多い印象です。

ただ、これももしスタッフに感染者が出たりすれば、
そのショップは営業取り止めになるでしょうし、
今後もっと厳しい制限措置が出ないとも限りません。

また一番厳しい状況のイタリアが
頑張っているからと言って、他の国が、
先んじてより厳しい制限を取らないとも限りません。

現に、大手オンラインセレクトショップの
net-a-porterは、しばらくの営業停止を
早々に決めてしまいました。

(アジア圏向けの倉庫にある商品は配送できるので、
日本向けとか香港向けは通常営業しています)

さらに言えば、直近で販売できる分の
商品の在庫についてはまだストックされていても、
今後納品されてくる分については、その時点の
納品元や配送業者の状況によってなんとも言えません。

まして、来シーズン以降の商品、つまり、
本来であれば、今まさに製造されている
はずだった商品については、しばらくは
工場の生産能力が大幅に落ちる以上、
本当にどうなるのか見通しが立っていないはずです。

もちろん、いろいろな手は打っている
(想像ですが、たとえば、すでに
正常化しつつある中国の工場に
生産を一時的に委託できないか模索するなど)
とは思いますが、このあたりは、
今後様々なビジネスニュースなどで
状況をチェックしていくしかありません。

また、物流を担う各配送事業者の動きも、
今後どうなっていくかははっきりとは分かりません。

ただ、いずれにしても私たちの意識として重要なのは、
考えても仕方がないことで悩まない、ということです。

逆に、今は利益をちゃんと出せる方法があるのだから、
そこで得られる利益を取り逃がさないようにする
というスタンスを冷静に保てるかが大事です。

たとえば、すでにお気付きの方も多いと思いますが、
今回の制限で実店舗での営業が出来なくなった結果、
ヨーロッパ各国の様々なセレクトショップで、
急にセールが行われたりしています。

ショップ側も売上が減れば資金繰りが悪くなり、
今後の見通しも不透明ともなれば、まずは、
手元の商品をある程度売って現金化しておきたい
と考えるのはごく自然な発想です。

彼らは、BUYMAのショッパーが在庫を持って
販売するのとはわけが違う規模の在庫を抱えて
商売をしているわけですから、多少安売りになっても
どんどん売っていこうという発想になっているわけです。

それがそういったセールに表れていますし、
また、それまでは割引交渉の連絡しても、
全然返信がなかったようなショップと連絡が
つきやすくなったり、あるいは、割引の交渉自体も
今までよりしやすくなったりしています。

日頃から安定して大きな成果を出している人は、
こういう機会を生かしてさらに成果を出していますね。

ピンチは見方を変えればチャンスになる
というのは、あまりに使い古された標語ですが、
いざそうなったときに、本当にそれを
実践できる人はやはり多くはありません。

それでも、今回のことをモデルケースに
また別の機会に活かそうとすることは出来ます。

思考を止めず、一面的な捉え方をせず
なにか出来ることはないのか、
常に考えられるかどうかが大事ですね。

ではではー。

P.S.

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