成果が急落した月利100万ショッパーの立て直し(第801回)

※2023/6/29の記事です。

こんばんは、エスノです。

BUYMAを運営するエニグモの
2024年1月期第1四半期決算は
すでにご覧になりましたでしょうか?

今回は今年の2~4月という、
一年の中で最も取引が落ち着く
3ヶ月間の決算でした。

結果は予想通りというか、
前年度同四半期比で減収減益。

ただ、株式市場は、
この数字を織り込み済みだったか
決算前後で株価に大きな変動はなく、
同じような価格でずっともみ合い続けています。

さて、この決算を受けて、
私たちは何を考えればいいのか。

やはり一番気になるのは、
BUYMA内の取引量を表す
「総取扱高」ですが、これも
前年度同四半期比で6%減です。

昨年から今年にかけては、
為替では継続した円安傾向、
コスト面では、燃料費の高騰や、
物価高などなど大きな変化があり、
BUYMA内での販売価格も、
それらを反映して上がり続けた
ということがありました。

そういった背景もあり、
過去1年に購入経験がある
「アクティブ会員数」も大きく減って、
それに伴い「取引件数」も減少した
ということを考えれば、致し方ない結果
という見方もできるかもしれません。

では、ここから見えてくるのは、
BUYMAの「オワコン化」なのでしょうか?

もちろんそんなわけはないので、
そういう意見を見たら鼻で笑ってください。

これもいつも書いていることですが、
減少はしていても、取引高そのものは、
3ヶ月間で143億円の規模があります。

これは、伸び盛りだった
3、4期前の同四半期に比べて、
まだ20%以上多い数字で、
1ヶ月あたりにすれば約48億です。

(3期前は緊急事態宣言が
直撃した四半期だったので、
比較対象としては適切ではないですが)

もちろん先述のように、BUYMA内の
販売価格自体が当時より上がっている
というのは考慮する必要があります。

しかし、いずれにしても、
これだけの取扱高があれば、
粗利で、月に数十万~百数十万円
くらいのレベルなら、自身の成果は、
その取り組み方次第でどうにでもなる
と思ったほうが適切です。

(月に粗利で500万円以上を目指す
ようなレベルのトップショッパーには、
おそらく現在の環境は、なかなか
厳しいものと言えると思いますが)

実際、5月以降、いくつかの
BUYMAのキャンペーンもハマって、
例年並み、あるいは、それ以上に
成果を伸ばしている方も普通にいます。

先日コンサル期間が終了したDさんも
そのうちの一人です。

Dさんから、コンサル終了にあたって、
以下のフィードバックをいただいたので、
ちょっと紹介させていただきます。

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■1.学べたこと

・在庫の捌き方の心得。

シーズンものなど具体的にいついつまでに捌いておきたいという目安。
付随して買付時の注意も。シーズンものはここまでに売りたいから今買うのは辞めようかなど。
その分を新シーズンに向けること。先手先手で販売戦略を考えること。

・ショッパーポストなどの活用術

この辺は正直まだまだ出来ていないが、使えばそれなりに効果があるんじゃないかと。
今まで使ってこなかったので必要性が分からなかったが、こういう事を外注にお願いして効率化を図りたい。

■2.良かったこと

・在庫販売の罠に徐々にハマっていたことに気づけたこと。

売れている物を買付できていれば問題ないだろうと思っていた。(現に今まで問題なかったから)
しかしBUYMA市場の状況を見極めてしっかりメンテナンスしなければいけないと改めて気づけた。

今まで買付に比重を置いていたように思う。

個人的に前より簡単に結果がでなくなってきてると感じる今、メンテの需要性に気づけ、それが結果買付にも繋がる。

売れないことには資金回収もできないし。メンテ 買付 リサーチ それぞれ時によっては比重が変わるが、バランスよくやる大切さを改めて実感できたこと。

・自分よりも大まかなBUYMA全体を把握しているので、都度の状況を把握できる。

他のショッパーも動き悪かったんだなーなど、(※決して他のコンサル生の情報を流しているわけではない)
大まかな全体の状況が知れれば、なんとなく安心できる。安心?

ある程度経験を積んできてるので結果に一喜一憂する事はないが…いい時も悪い時も、まっそうだよなって把握できることは大事かと。

・仕入れショップの特徴など今まで知らなかった事なども知れた。

farfecthの使い方、リサーチ方法
farfecthって高いし殆ど見てこなかったが、farfecthから広がるリサーチなどでリサーチの幅が広がった。

・客観的視点からの意見交換ができる。

パーソナルなコンサルという事で大多数なとこでは発信しずらい事なども発信しやすい。
自分では意識していなかった事への気付きも与えられる。
他のコミニティーにも入ってはいるが、BUYMAをやっているとどうしても一人になってしまう。
密に関われるコミニティーのような環境は大事かもなと思った。

■3.改善して欲しいこと

特になし

(改行以外原文ママ、一部脱字追加)

■実績画像

https://abizmail.biz/brd/archives/ogdnkq.html?s=5&u=2796
(6月22日時点)

===========================

Dさんは、昨年まで、
月利100万以上の利益を
割と安定して出し続けていた、
強豪ショッパーと呼んで
差し支えない出品者です。

ただ、年が明けて利益が急落し、
その立て直しをということで、
個別コンサルに申し込んでくださいました。

利益が急落した原因としては、
昨年の秋冬シーズンから、
利益もちゃんと出ている一方で、
売れ行きの悪さが、自分の想定より
かなり良くない在庫が、例年以上に多かったこと。

それによって、在庫が、
これまでの秋冬以上に残ってしまい、
それを売ることに意識がいきすぎ、
少し先のシーズンを意識したリサーチや
トレンドの変化に合わせた仕入れが
しっかりやり切れていなかったことがありました。

ご本人のフィードバックにもあるように、
「買付への比重」を活動の内訳として、
大きくしすぎていたわけです。

それは、先日メルマガで詳しく書いた、
まさにそのままという内容だったのですが、
なので、まずはできる限り在庫をしっかり
処分して、あとは焦って微妙な在庫を
買ったりせずに、改めてリサーチと仕入れを
丁寧に幅広くやっていこうという方針で
進めてきました。

その結果、
コンサルを開始した3月こそ、
赤字や薄利の取引の割合も多く、
受注84件で月利約50万円でしたが、
4月は60件で約65万円、5月は
89件で約71万円まで復調。

そして今月は、
月初のセールが奏功したのもあり、
20日時点で、61件で約64万円と、
月利100万円がまた見えてくるまでに、
立て直すことが出来ました。

しかも、ただ立て直しただけではなく、
現時点でお荷物になるような夏物の
在庫はほぼなく、すでに秋冬モノの
リサーチにも目を向けられる身軽さを
備えた上でというのが、今年後半の
成果を効率よく伸ばしていくことに繋がっていきます。

まだまだ改善点はありますが、
ぜひこの整えた活動体制を武器に、
今年の年末までには、過去最高益の
更新を狙ってみてほしいですね。

ではではー。

P.S.

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出品数75%減でも成果が伸びた事例とその要因(第800回)

※2023/6/20の記事です。

こんばんは、エスノです。

前回のメルマガの冒頭で、
誰も覚えていない一ヶ月前の
メルマガの話を、あたかも
昨日送った内容かのように
し始めて驚いた方、正常です。

時系列的には、

5/14:冒頭で本人確認の話を書いたメルマガを配信
5/19:次のメルマガを書き始める

~なかなか書き上がらず時は進む~

6/15:ようやく書き上がって配信

という流れだったので、
そんな感じになってしまいました。

そして本日、商品ページ上の
ショッパーのプロフィール部分に、
「本人確認済」と表示されている
ということに気付きました。

前回もお伝えしましたが、
まだの方は早めに対応しておきましょう。

さて、約1ヶ月のメルマガ空白期間、
何をしていたかと言えば、いつも通り
個別コンサルに勤しんでおりました。

ちょうど、3月頭から、
3ヶ月コースで申し込まれた方が、
今月上旬で期間終了となっていますが、
ありがたいことに、現時点で
皆さんBUYMAアカデミアにも
そのまま継続して参加したいと
仰ってくださっています。

期間内に明確な成果があった方も、
残念ながらそれが叶わなかった方もです。

これは特に不思議なことではなくて、
これまでも同様のことはたくさんあり、
実際にそのまま継続される中で、
大きな成果を出していった方は数知れません。

個人的に嬉しいのは、今はまだ
目の前で実を結んでいなくても、
これを続ければちゃんと成果は出る
ということが伝わったということです。

よく「エスノさんのやり方」みたいな
表現をしてもらうこともあるのですが、
私は自分では「私のやり方」みたいな
ウルトラC的なものはそんなにないと思っています。

ただただ、他の出品者より、
BUYMA内や仕入先をよく観察すること、
そしてその事実を元に、効率よく成果を
出していくにはどうしたらいいかを、
論理が破綻しないよう突き詰めたら、
誰でもこういう手段を取るし、こういう
道筋を歩むことになるよね、ということを
お伝えすることに注力しています。

その中に、もし何かしら、
私しか出せていないものがあるとすれば、

・その手段や道筋が整理されていること

・その手段の運用方法や道筋の歩き方の
適切なリソースの割り振り方まで伝えられること

・私自身の経験だけではなく、
それらを過去実践してくださった、
コンサル生やアカデミア参加者の、
大量のサンプルやフィードバックが、
伝える内容の背景にあること

・その実践結果として、実際に
大きな成果が出ている事例が、
継続してたくさんあること

とかじゃないかなと思います。

たとえば、先日、コンサル期間が
終了したうちのひとりであるSさんは、
出品数は常に1000件近くありながら、
売上は40~70万、利益は4~8万
という状況がなかなか打破できない
という課題を抱えていました。

その課題から脱却して、まずは、
月利20万円くらいを安定して
出せるようになりたいということで、
先日の募集で申し込んでくださったわけです。

結果的に、5月は月利13万円、
今月は10日の時点ですでに
10万円を超えており、当初の
月利20万円の目標に向かって、
着実に成果を伸ばしています。

ただ、利益の額以上に特筆すべきは、
出品数が当初の1000件近いところから、
現時点で200件台まで減っている中で、
このような成果が出ているということ。

これまで何度も書いてきたことですし、
多くの方が実際に証明してきたことですが、
出品数は、ただ多ければ良いわけではなく、
むしろ害にすらなりかねないものです。

多すぎる出品数は、
限られた自分のリソースを、
利益への貢献度が低い作業にばかり
割くように仕向けてしまったり、あるいは、
どこに注力すればもっと効果的、
効率的なのかということがぼやけてしまう
というマイナスの影響を誘発してしまいます。

もちろん、それらを「外注化」することで、
何とかする道もありますが、

「効率よく成果を生むことが出来る外注化」

というのは、多くの人が考えるより
相当ハードルが高いです。

実際は、外注パートナーさんとの
やりとりにも手間がかかってしまい、
現状を改善するための活動が、
さらにできなくなるというのが現実だったりします。

なので、それらの根源である
大量の出品をまずは止めて、
リソースを確保しつつ、

・利益への貢献度が高い作業(=リサーチやメンテ)に注力する

・その中でも、特にリターンが大きい場所に、
よりリソースを割り振る

ということが必要になってきます。

Sさんで言えば、先月と今月は、
すでに利益が出ていた少数の商品の
メンテと仕入れに注力したのが、
成果にかなり貢献しました。

しかし、頭ではそれを理解できても、
いざ本当に出品数を大胆に減らすとなると、
本当に大丈夫なのか?という不安が
変化する決断を妨げてしまう。

Sさんはその葛藤に打ち勝って、
ご自身で変化を決断し、さらに、
変化した結果が出るまで行動を継続した
というのが、今の成果に繋がりました。

変化を決断することは出来ても、
その変化が起きるまで続けることは、
なかなか難しいものです。

個別コンサルという、かなり近い距離感で
私が関わることが出来たのが、その変化に
少しでも役立っていたら嬉しく思います。

もちろん、ここからさらに
成果を伸ばしていくには
まだまだ課題があります。

たとえば、受注件数は
先月24件、今月も10日時点で14件で、
それぞれ利益単価が、約5,400円、
約7,100円とそこまで高くはありません。

(先月と今月ではだいぶ上がっていますが)

また、10日までに良い商品を売った結果、
それ以降の売れ行きはやや下降気味です。

ここからも効率よく利益を生むには、
リサーチを継続する中で、これまでは
やや低価格帯に偏りがちだった目先を
意図的に高価格帯にも向けること。

そして、良い出品や在庫が
早い段階で枯渇しないように、
商品自体のバリエーションや、
その仕入先の拡充・開拓に、
今以上に注力していく必要があります。

ただ、これは、
今回のコンサル期間中に
出品数や外注の面において、
すでに大胆な改革を経て築かれた
現在の体制下で実行すればいいことで、
一番大変な時期は、もう乗り越えた
と言っても過言ではありません。

ここからの夏の最盛期、
そして、今年の年末頃には、
どこまで成果が伸ばせているか楽しみです。

Sさんと同じように、出品数は多いのに、
同じレベルの成果から突き抜けることが、
なかなかできないという方は、
ぜひ参考にしてみてください。

ではではー。

P.S.

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「良い在庫」だからこそボトルネックになることもある(第799回)

※2023/6/15の記事です。

こんばんは、エスノです。

前回のメルマガを送った直後に、
私も本人確認やってみたんですが、
ものの10分とかで承認完了してビックリでした。

現時点では本人確認済みは、
お客さんからは分かりませんが、
まだの方はすぐ終わるので、
とっととやってしまいましょう。

BUYMAアプリからやるのがスムーズだと思います。

さて、先月力を入れて書いた、
「在庫販売のリスク」シリーズですが、
前回配信した「核心」については
けっこう反響がありまして、
何人かのコンサル生からも、
日報の最後にポツリと、

=======================

エスノさんのメルマガ読ませていただきました。
読み続ける事が嫌になるくらい心にグサグサ刺さりました。笑

(Sさん)

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今日のメルマガ、自分に言われてるなあと
大変勉強になりました。。!

(Hさん)

=======================

昨日のメルマガ、何度も個人コンサルで言われている部分ですが
文字にして頂きありがとうございます!
とても重要な部分ですので、昨日速攻で読んで、今日も朝からまた読み直しました
しみ込むまで暫く朝読む日課にしようかと。

(高野さん)

=======================

というような感想をいただきました笑

まあ皆さんが実際に陥ってしまったことと、
そこからどうやって復活したかということを
踏まえて、私がまとめて上げて書いているので、
そりゃ刺さりますよねという話です。

あと何より反響を感じたのが、
メルマガの解除が全然なかったことです。

メルマガの読者さんは約1800名いるので、
一回の配信で、毎回数件の登録解除が
さすがにあるんですが、今回は1件しかありませんでした。

あんなデタラメに長い文章を送りつけて、
解除がほぼないということは、それだけ
重要な話だと思ってもらえたということ
なんじゃないかなと。

いずれにしても、私が過去に関わった
在庫販売で上手いこといった人たちが、
ほぼ例外なく陥ったパターンなので、
ぜひお気を付けくださいませ。

その上で今回は、なんで
そんなことになってしまうのか
というのを、もうちょっと
掘り下げていこうと思います。

前回まででいくつか取り上げた
「在庫の売れ残り」の発生パターンとして、

・主力にしていた商品に強いライバルが出てきた

・主力にしていたブランドの人気が落ちてきた

・主力にしていた買い付け先で仕入れできなくなった

というのがあって、これらについては、
まあ分かりやすいと言えば分かりやすい
のではないかと思うのです。

一方で今回は分かりづらいパターン
というか、むしろ一見すると、
良くない状況には陥りようがない
ようなケースでもそうなることがある
という話です。

結論から言うと、それは、
「いつでも売れる人気商品」を、
「それなりの利益が取れる価格」で
仕入れた場合です。

これだけ書くと、なんでこれが、
「売れ残り」に繋がるのか分からないと思います。

しかし、この「いつでも売れて」
「それなりに利益が取れる」というのは、
状況次第では、実は結構厄介な要素になったりします。

「いつでも売れる」ような回転が良い商品は、
逆に言えば、「いつ売るか」を自分で決めないと
いつまでも変に残り続けてしまいます。

では、「いつ売るか」というのを
どうやってコントロールするかというと、
「価格を下げる」というのが、もっとも
分かりやすく反応の良い方法です。

ある程度人気順が上がっていて、
継続的にアクセスが来ている状況なら
なおさらですね。

しかし、ここで、多くの人は、

「せっかく確実に売れる商品を、
それなりに利益が取れる価格で
仕入れたのに、わざわざ値下げして
売るなんてもったいない」

と思ってしまって、「いつ売るか」
という決断ができなくなってしまいます。

たとえば、135,000円で売れば、
利益が25,000円取れる商品を
手元在庫で出品しているとしましょう。

さらにこの商品は、13万円以下にすると、
そのときのライバルの価格や、これまでの
商品の反応から考えると、おそらく
すぐに売れる可能性が高いとします。

ただ、135,000円でも、特に、
手元に在庫がある状況でなら、
過去に売れた実績もそこそこあるとします。

すごくざっくり設定しましたが、
多くの人は、こういう状況下では
13万円以下に下げずに135,000円で、
なんならもっと高い価格で販売して、
1件あたりの利益をより高く取ることを
目指してしまいがちだったりします。

しかし、残念ながら、
仕入れに使える資金は有限です。

「いつか売れる可能性もそこそこ高く」
「そのときの想定利益単価が良い」
という、どう考えても「良い」商品。

ただ、在庫のうち、
こういう商品がその多くを占めてくると、
良い在庫ばかりなのに、売れてないから、
資金が回収されずキャッシュの余裕がない
というよく分からない状況に陥ります。

こういう状況になると何が良くないか
というと、キャッシュが足りず支払いが
間に合わなくなったり、ギリギリになって
慌てて現金化するのでむしろ利益単価が
落ちたり、みたいな分かりやすいことも
もちろんあるのですが、それ以上に厄介なこともあります。

それは、今ある在庫を大事にしすぎて、
次の在庫を仕入れる動き、つまり、
新しくリサーチしたり、ショップを開拓したり、
という動きが弱くなってしまうことです。

こういう動きが取れなくなるのが、
一番恐ろしいことだというのは、
前回までで詳しく説明したとおりです。

結局、仕入れに対して、
資金的な余力があまりないと、
もし目の前に良い商品が出てきても、
それを仕入れるのを躊躇ってしまいます。

上の例で言えば、当初買った在庫が
135,000円で売れるのを大事に待つ
のではなく、あえてたまに13万円で
ちゃんと回転させ資金の流動性を確保しつつ、
それをもっと買うような動きを継続したほうが
トータルの販売数が増えて、その商品で
生み出せる総利益も増えていくわけです。

ですが、それがなかなかできない。

いろんな要素が目の前の在庫に
「もったいない」という意識をもたらし、
売ることを決められなくしてきます。

ここまで来ると、もう本当に
人としてのメンタルの強さとか、
判断力、決断力の問題になってきて
BUYMAの技術を超えた領域にも
もっと手を付ける必要が出てきます。

大きく利益を出したり、
あるいは、それを続けていくには、
より次元の高い能力が必要になっていく
というのは、よく出来た話だなあとは
正直常々思いますね。

ちょっと話が逸れました。

もちろん、追加では
もうほぼ手に入らないとか、
商品の性質や状況次第では、
大事に持つのもありです。

あるいは、大事に持つ在庫は○万円まで、
というように、制限を設けるのもいいでしょう。

実際、アカデミア参加者のHさんは、
昨年末に買い付けした商品を約4ヶ月寝かせ、
先日1件で17万円という利益を生み出しました。

このように、じっくり売ることで、
リターンが大きい可能性が高いなら、
資金を限定してそういう手法を取るのは
ひとつ有効な戦術になってきます。

ただ、在庫の多くが、
「回転させるのがちょっともったいない」
と感じるような商品になってくると、
やや黄信号なのでご注意ください。

もちろん、買い付け資金の余裕が、
常に億単位で有り余っているなら、
あえて下げたりせずとも、そのまま
持ち続けて、売りたい価格で買う人が
やってきてくれるまで待ってもいいでしょう。

でも大半の人はそうじゃないはずなので、
質の良い在庫を仕入れることは意識しつつ、
それが買えたら、それを「ちゃんと売る」
ということも同じくらい意識したほうがいいですね。

ではではー。

P.S.

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