コンサル生たちが1日に生む利益額の合計を算出してみた。(第825回)

※2023/11/29の記事です。

こんばんは、エスノです。

はじめにお知らせです。

明後日12月1日(金)のメルマガで、
約4ヶ月ぶりに個別コンサルの
新規募集を行います。

いつも通り少人数の募集となりますので、
ご興味ある方はお見逃しなく。

さて、昨日でBUYMAの
ブラックフライデーセールが終わり、
今日は特に何もない1日です。

さすがにこの1週間は、
コンサル生やアカデミアの
参加者からの、日々の
利益の報告もかなり良くて、
やっとこの時期らしくなってきた
と感じられるようになったのは
前回のメルマガで書いたとおりです。

毎日報告していただく金額の
景気が良いと、自分の利益
ではないのに、なんかすごく
自分が儲かっているような気がする
というのが、この時期の個人的な
あるあるだったりします笑

ここまで書いて、そういえば、
実際それっていくらなのかな?
と思い、個別に報告していただいた
11/27の1日分の合計額を出してみたら、

売上:4,386,320円

粗利:441,616円

でした。

昨日28日はまだ報告前の方が
複数いたため27日の分で集計し、
赤字で販売したものも含めて算出しています。

なるほど、この数字を日々浴びたら、
それは自分がすごく利益出ている
勘違いも起こすなあというのを、
今勝手に納得している次第です。

なお、これは10名分の合計値で、
毎日報告していない方や、数日分を
まとめて報告する方もいたりするので、
それらも全部合わせると、少なくとも
売上は500万円以上、粗利も
50万円以上にはなると思います。

いずれにしても、この数字も
1日でBUYMA内で取引される
総量からすればごく一部です。

芯を食った活動を継続していれば、
今のBUYMAの環境でも、十分に
成果を出すことは可能ですね。

そして明日の正午から、
1年で最大のセールである
サイバーマンデーセールが始まります。

今年のサイバーマンデーは、
5日間に渡って、総額2万円の
クーポンが使い放題です。

クーポン対応の基本ですが、
クーポンを利用したほうが安くなる
という出品価格の商品については、
漏れなくちゃんと値上げするように
気を付けておきましょう。

たとえば10万円以上対象の
5,000円OFFクーポンが出るので、
97,000円とかで出品している商品は、
10万円に値上げしたほうがいいわけですね。

ところで、上述の売上と粗利は、
半分以上が在庫販売でのものですが、
無在庫販売での受注もそれなりにあります。

その中には、いくつか、
特筆すべき受注があったので、
ちょっと取り上げてみたいと思います。

ひとつは、ある商品が出品した
その翌日に売れて、その1件で
約45,000円の利益になったという話。

この商品はそんなに人気があった
わけではなく、明確な販売実績は1件のみ。

問い合わせは数件あったので、
そのブランドやカテゴリ的にも、
今後BUYMA内で、1件も売れない
ということはなさそうかなというくらいの商品でした。

とりあえずリサーチ対象として、
仕入先を探してみるものの、
同じ商品を出品している他の出品者より、
安い価格で出品できるショップはなし。

ただ、特定のサイズでなら、
優位性を出して出品できるショップが
ひとつだけ見つかりました。

たとえば、最安値10万円で
出品しているライバルのサイズは、
XSとMとLで、自分はSサイズが
出品できるけど価格は12万円に
なってしまう、みたいな状況です。

こういうときに、結構多くの人が、

・ショップの残り在庫が少ないから

・表示価格では他のライバルに勝てないから

みたいな理由で出品しなかったりします。

しかしこれは、無在庫出品のメリットを
潰してしまっていることに他なりません。

実際、今回はこのような状況でも、
出品した翌日に売れて、その1件で
4万円以上の利益が出たわけです。

もちろん、こんなにすぐ売れるのは、
少数のレアケースではあります。

しかし、そこに大きなデメリットがなく、
かつ、優位性も持たせて出品できる
のであれば、そこは出品しておくのが、
特にこれから成果を伸ばしていきたい
というステージのショッパーには重要です。

ちなみに、当事者であるYさんは、
この受注をもって月利20万円を達成しました。

欧州在住のYさんは、今年9月から、
BUYMAアカデミアに参加して、
私のコンサルを受けてくださっています。

それまでは、海外在住者が
アプローチしやすい仕入先を
ベースに活動していたものの、
その中での競争に先が見えなくなり、
もっと幅広い仕入れを学ぶことを
目的に受講してくださった次第です。

外注も含めて、元々ある程度の
活動体制は整っていたので、
あとはそこに、仕入先の探し方、
交渉のアプローチの仕方を伝えて、
それをしっかり実践してくださった結果、
その成果が目に見える形で出るまでに
そんなに時間は掛かりませんでした。

たとえば、それまでは、
人気商品の在庫を持っても、
競合が多かったり、あるいは、
あとから増えてきたりすることで、
利益率がかなり低くなってしまう、
あるいは、赤字で売らざるをえない
というのがひとつの悩みとしてありました。

しかし、リサーチする商品と
仕入先の対象を根本から変えることで、
粗利率25%以上の受注を、先月から
今月にかけて何件もいただくことに成功しています。

そういう利益率が良く、
「計算ができる」在庫販売での利益と、
先述の「翌日受注」を含む無在庫での
利益を合わせて、切りの良い数字を
今回超えることができたわけです。

これは、もっと売上や利益の
数字が大きくなっていっても、
収益の構成としては、かなり
理想的な形と言えるので、ぜひ
このまま継続して取り組んでもらいたいですね。

ちょっと長くなったので、
もうひとつの具体例はまた次回にします。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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来年度に向かう今の時期に考えておきたいこと。(第824回)

※2023/11/26の記事です。

こんばんは、エスノです。

水曜から、いよいよ今年の
ブラックフライデーセールが
始まりましたね。

ブラックフライデーセールを、
その週の金曜以外から始めるのも、
翌週まで約1週間開催するのも
少なくとも、私のBUYMA歴約12年の
中では初めてことだと思います。

その後押しもあってか、コンサル生の
セール開始後の1日あたりの粗利は、
多い人で10万円とか20万円とか、
この季節らしい数字になってきました。

さらに言えば、
サイバーマンデーセールも、
来週月曜ではなく、30日(木)の
正午から開始とのことで、
これもおそらく初めての試みです。

総額2万円のクーポンが
12月4日まで使い放題なので、
これは例年通り、かなり力強く
受注を押し上げてくれそうです。

クーポンの種類は以下です。

・30万円以上の全商品対象 \14,000OFF
・10万円以上の全商品対象 \5,000OFF
・2万円以上の全商品対象 \1,000円OFF

ここ数年は、1万円と1,500円の
2種類のクーポンが出ていたので、
今年の事務局の力の入れ具合が推し量れますね。

一年の集大成的な
期間になってくるので、
上記のクーポンの影響も考慮しつつ、
ここまでのリサーチや仕入れの頑張りを、
目に見える成果に変えていきましょう。

さて、先日開催した、
BUYMAアカデミアの懇親会で、
この時期らしい話題が出たので
ちょっとそれについて触れておきます。

それは何かというと、
消費税の納税についてです。

消費税の納税を行う
「課税事業者」になるのは、
年商1000万円を超えた年度の、
翌々年度からです。

今回の懇親会で、参加者のひとりが、
2021年の売上が1000万円を超えていて、
2023年、つまり今年の売上に対して、
消費税を納める必要があるということを
把握していなかったというのが、
会話の流れで判明しました。

消費税の納税自体は、ちゃんと
仕組みさえ理解して対策すれば、
そんなに恐ろしいものではありません。

たまに、「売上の約10%を
消費税として納めることになるから、
利益率10%以下の価格設定を
してはいけない」、みたいな、
とんでもない暴論を目にしますが、
何もかもが間違っています。

ものすごくざっくり言えば、
消費税の実際の納税額は、
売上の約10%の金額から、
輸入消費税やBUYMA手数料、
あるいは、それ以外の様々な
経費に含まれていた支払済
のものを控除して算出されます。

具体的に以下のような取引をした
と仮定しましょう。

△販売価格:11万円(うち、消費税1万円)

▼BUYMA手数料:8,470円(うち、消費税770円)

▼商品代金:7万円(消費税含まず)

▼国際送料:無料

▼関税額:7,000円(関税率10%の商品とする。消費税含まず)

▼輸入消費税:7,600円

▼国内送料:770円(うち、消費税70円)

▼通関代行手数料:1,100円(うち、消費税100円)

■粗利:15,060円(粗利率:13.7%)

国内で発生する売上や費用には
基本的に消費税が含まれていて、
そうではないものには消費税は
含まれていません。

このケースで納税すべき消費税は、

1万円−(770円+7,600円+70円+100円)

=1万円−8,540円

=1,460円

です。

ざっくり言えば、「粗利益額の約10%」が
一取引あたりで納めるべき消費税になっています。

さらにここから、他の経費に
含まれていた消費税も控除されます。

たとえば、外注費や何かしらのツール、
サービスに支払った料金などがそうですね。

つまり消費税の最終的な納税額は、
「年間粗利の約10%」から、
さらに減ることになるわけです。

課税事業者になる前より
利益が減ることにはなりますが、
けして致命傷になるほどじゃない
ということはご理解いただけると思います。

消費税の一番の問題は、
納税時に一括で支払う必要がある
ということなので、消費税用に
毎月ちょっとずつ、資金を分けて
確保しておくのが一番無難だと思います。

以前のメルマガで、
もうちょっと詳しく書いたので、
以下も参考にしていただければ。

■消費税と利益率に関する「それっぽい言説」に惑わされていませんか?(第767回)

http://steermylife.com/2820.html

で、この消費税の納税時期を、
さらに2年延長する方法があります。

それは法人化することです。

法人化することで、
個人事業として2年間、そして
そのあと法人としても2年間の
消費税の免税を受けることが可能です。

もちろん法人化することが、
すべてにおいてメリットだらけ
というわけではないことには注意が必要です。

ただ、そういう選択肢がある、
というのをこの時期に把握しておかないと、
年始の売上から消費税がかかることを
把握せずに活動を続けることになります。

2022年度の売上が1,000万円以上で
2024年から課税事業者になるは、
今のうちにどうするか検討しておきましょう。

(なお、選択肢として「簡易課税」
というのもありますので、そちらも
調べてみてくださいませ)

ではではー。

P.S.

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最近お問い合わせいただいた方は、
そちらのご案内をお見逃しなく。

P.S.

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海外ショップアカウントのその後の実績をご存知ですか?(第823回)

※2023/11/20の記事です。

こんばんは、エスノです。

11月も後半になり、先週くらいから
“アーリー”ブラックフライデーという
間の抜けたメールが大量に届いて、
一気に年末感が出てきましたね。

ブラックフライデーは本来今週の
金曜日なのですが、その開始日は
例年早まっていて、今年はついに
あるショップに至っては10月の後半に
“アーリー”ブラックフライデーと
呼称してセールを始めたりしていました。

アーリーってつけたらなんでも
許されると思ったら大間違いですが、
いずれにしても、もういつどこが
安くなってもおかしくないというつもりで、
自分の中で、メンテの優先度の高い
商品の在庫がある仕入先の変化には
注意を払っておきたいところです。

さて、前回、海外のショップが、
BUYMAに直接参入してきたよ
という話を書きました。

italistというショップがそれなわけですが、
それからちょっと時間が経って驚きました。

なんと、全然売れていません笑

もちろん実際は受注になっていて、
取引完了に至っていないという受注も
多数あるとは思いますが、それでも
前回のメルマガ配信から増えた
注文実績は数件だけです。

これでは逆に

「ただ大量出品するだけでは意味がない」

「たとえそれが、ある程度強い仕入先からでも」

というのを、より力強く裏付けてくれているだけです。

まあでも、実は過去に、
似たようなショップが参入して、
上手くいかず、すでに撤退済み
という事例があるんですよね。

iKRIX(アイクリクス)というショップです。

https://www.buyma.com/buyer/5610316.html

ここも、italistほどではないですが、
数多くのセレクトショップが合同で
商品を出品して運営しているサイトです。

(現在は別の名前に変わっています。)

ここも、現在のitalistと同じく
本腰を入れて運営はされず、
さらに評価を見ると分かるように、
BUYMAユーザーからの評価も
主に梱包の面であまりされず、
結局参入から数年で撤退しています。

今後も引き続き状況を追いますが、
現時点ではやはりitalistの参入は
本質的な脅威ではないということで
認識しておいて問題はないと思います。

一方で、ちゃんと地力のある
国内外のパーソナルショッパーは
なかなか良い成果が出ています。

先月の情報で恐縮ですが、
私が主催するBUYMAアカデミアの
メンバー内の月間粗利ランキング
というのを先日公開してみました。

目的としては、
それなりの実績がある方にとっては、
日々の活動の発奮材料になり、
その中でも比較的キャリアが
長い方たちにとっては、多少の
マンネリ解消にもなる。

一方、まだランキングに
入れるほどではない方にとっては、
今現在、BUYMAでトップクラスに
販売している方たちが、実際に
どのくらい利益を出せているのか
というのは、今後の活動の励みと
指標になるかと思った次第です。

その結果としてはこんな感じでした。

1.230万円
2.143万円
3.122万円
4.101万円
5.88万円

※パーソナルもしくはグループコース22名中

いくつか問題はあって、
たとえば粗利の計上タイミングが
それぞれ異なることがあったりします。

目的からすれば、上位の雰囲気が
なんとなく分かれば良いので、
きっちり揃えず各自の基準で
良いかなと思っています。

また、結局のところ、
このレベルになってくると、
粗利はひとつの指標に過ぎず、
この数字に振り回されても微妙
という問題もあったりします。

彼らは、外注費などは、
そんなに掛かってないので、
営業利益的には問題ありません。

(大きい人でも粗利の10%もない)

ただ、在庫販売の割合が
大きい人も多いので、
やはり売上も在庫の残高も、
キャッシュフローもすべて考慮して
判断しないといけないという点から、
粗利がとにかく大きければいい
というものではないということです。

まあいずれにしても、
ちゃんと実績が出ている人は
相変わらず出ているということです。

今月に入ってから、特に、
先週末に気候が変わってからは、
冬らしい動きが顕著になってきています。

(その直後にブラックフライデーの
予告を大々的に打ち出してきて、
事務局は何をお考えなのかと思ったりはしました)

ということで、お客さんからの
問い合わせなども増えてきて、
ショップの価格の変化の頻度も
高くて、忙しくなってきますが、
体調には気をつけて引き続き
頑張ってまいりましょう。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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