将来人気になる秋冬物の動き始めをとらえる方法。(第253回)

※2014/8/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はこの時期ならではの、
人気商品の見極め方についてです。

すでに8月も半ばを過ぎたので、
そろそろ秋冬物を本格的に扱おう…。

そう思ったはいいものの、
そもそもまだまだBUYMAの中でも、
そこまで動きのある秋冬物は多くありません。

(多くないだけで確実に存在はしますが。)

そのため、特に販売履歴によって、
商品の人気をチェックしていると、どうしても、
在庫切れになりかけの春夏物などが多くて、
めぼしい秋冬物は見つかりにくかったりします。

こういうときに活用して欲しいのが、
以前紹介した「出品日を確認する方法」です。

http://steermylife.com/891.html

販売履歴に掲載されるのは売れたときではなく、
お客さんから到着通知が来たときです。

つまり、すでに少しずつ売れ始めている
秋冬物が販売履歴に登場してくるには、
まだ少し時間がかかるわけですね。

そこで、「販売数以外の人気の指標」と
「出品日」を組み合わせることで、

“これから人気がでる可能性が高そうな商品”

を炙り出します。

これは要するに、
アクセス数やほしいもの登録数、
あるいはお問い合わせの数が、
現時点ではそこまで多くなかったとしても、
出品日からの日数が少なければ、
「今後は」有望な商品ではないかと判断するということです。

商品の人気、つまり「売れやすさ」を
最も正確に推測するには「販売数」を見るべきですが、
それ以外にも参考になる指標はBUYMAに存在します。

動き始めの段階で
将来の人気商品を掴むことが出来れば、
まだ競合も少ないことも多く、
少し余裕を見て価格設定できます。

そうすることで、
多少利益を上乗せすることが可能です。

以前同じようなことをメルマガで書いたのですが、
特にこの商品が入れ替わる時期においては、
有効な考え方になると思います。

ただ単純に

「ほしいもの登録が5あるな」

と思うだけではなく、それが

「どのくらいの期間で獲得されたのか」

というところまで考えてみてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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出品までの時間短縮のために心掛けていること。(第252回)

※2014/8/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

なんだか関東は急に涼しい日が増えて
ちょっとびっくりしている今日この頃です。

さすがにこのまま秋に突入はしないと思いますが、
夏物の在庫を抱えている方は気が気じゃないでしょうね^^;

さて、今日は出品作業を早めるために
私が心掛けていることをひとつ。

出品するまでの過程をざっくり書くと、

・商品の人気を確認する

・同じ商品の競合パーソナルショッパーを確認する

・その商品の買い付け先を探し、出品価格を計算する

・出品作業をする

というような感じになると思います。

競合の確認が買い付け先探しの後になったり、
そもそも過去に出品した商品のデータを再利用して
出品したりすることもあるので、
すべてこの限りではないのですが、
まあ大体こんな感じでしょう。

この過程の中で、

・その商品の買い付け先を探し、出品価格を計算する

・出品作業をする

この2つの過程に関しては、
やろうと思えば際限なく出来てしまいます。

安い買い付け先を探そうと思えば、
見つかるかどうかはさておき、
時間がある分だけ検索に時間を使えますし、
商品ページの作成も、画像からコメントから
凝ろうと思えばいくらでも凝ることが出来ます。

しかし、そこに割いた時間の分だけ、
比例して受注しやすくなるかというと
当たり前ですが、そんなことはありません。

出品時点での買い付け先探しや
商品ページの作成については、
必要最低限のところで止めておいて、
どんどんまた新しい商品の出品をしていくことが、
成果を出すために必要なことです。

では、「必要最低限」というのは
どういう状態のことを言うのでしょうか。

私が買い付け先探しで意識しているのは、

「ライバルに価格で勝てる買い付け先が
ひとつでも見つかったら、とりあえずOK」

ということです。

ひとつ有望な買い付け先が見つかると、
他の買い付け先も探したくなりますが
それは問い合わせが来た時や受注したときに回して、
出品前の段階ではそこでストップして、
とりあえず出品してしまいます。

また商品ページ作成で意識しているのは、

「サイズについて調べ過ぎないこと」

です。

靴や洋服などにおいて、
日本サイズとの換算まで書いている方も多いですし、
中には、着丈がどのくらいとかまで書いている方もいます。

そのほうが、お客さんは安心出来るかもしれません。

ただ私の場合は、これも基本的に、
問い合わせや受注が来てから、
詳しく調べるようにしています。

そのため、靴であれば、
商品ページのサイズ表記は、

サイズ:US5、5.5、7、9

これぐらいしか書いてありません。

こんなので本当に注文してもらえるのか
と思うかもしれませんが、まったく問題なく注文はきます。

買い付け先探しや商品ページ作成に
すごく時間がかかるという方は、
ちょっと参考にしてみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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「あらゆる選択肢を常に想定する習慣」(第251回)

※2014/8/14の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日今日と、BUYMAからお知らせが
いくつかありましたね。

まずは毎シーズン恒例の、
Stock clearance saleについて。

http://buyersinfo.buyma.com/?p=18102

要するに在庫一掃処分セールというやつですね。

在庫になってしまっている商品がある方は、
確実に特集に乗れるようにしておきましょう。

それから、BUYMAのTVCMが打たれたようです。

http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/press_20140814.pdf

なぜか関東圏ではやらないのですが、
以下から見ることが可能です。

https://www.youtube.com/user/BUYMACM

各エリアの主要局での放送なので、
それなりの反応が見込めるのではないでしょうか。

さらに、18日24時までに会員登録をした、
CM放送エリアの方限定でクーポンの配布もあるようなので、
それまでにちょっと出品を頑張っておきたいところですね。

さて、前回のメルマガで、
私がるろうに剣心の映画を観に行って、
最初の1時間くらいしか起きておらず
あとはほとんど寝てしまったという話を書きました。

それを受けて、

「1,000円ちょっと払って寝に行ったようなものですね」

と結んでこの話題は終わったのですが、
この発言の意味は正しく理解してもらえていますでしょうか?

私は150分の映画のうちの60分起きていて、
あとの90分は寝ていました。

それを時間割で計算すると、
映画の鑑賞には1800円掛かっているので、
90分に当たる料金は1,080円です。

その1,080円を指して

「1,000円ちょっと払って寝に行ったようなもの」

と表現したのですが、こういう意味だったということは
間違いなく伝わっていましたでしょうか?

もしかしたら中には、
映画代1,800円すべてのことを指して
「1,000円ちょっと」と表現した
と思っていた方もいるかもしれません。

確かに、日常生活において、
1,800円のことを「1,000円ちょっと」と
表現しないこともないでしょう。

1,800円は「1,000円ちょっと」と
表現するにはちょっと高いと思った方は、
もしかしたら、なにか割引を使って、
1200円くらいで映画を見たのかな?
と思ったかもしれませんね。

何が言いたいかというと、
ひとつの文章表現を見たときに、

その真意として考えられるすべてのことを、
常に洗い出そうとする習慣はありますか?

ということを今回はお伝えしたいのです。

繰り返しになりますが、
映画を観に行って寝てしまったときに、
「1,000円ちょっと支払って寝に行った」という表現は、

・映画上映時間全体に対して、
寝ていた時間を時間割で計算した数値なのか(私の真意はこれ)

・通常の鑑賞料金1,800円のことを指していたのか

・1,800円は「1,000円ちょっと」ではないので、
何らかの方法で割引された鑑賞料金が1,200円とか1,500円くらいで、
その料金を指していたのか

というような可能性が考えられます。

「いやいやそんな小話程度のことに、
そこまで頭使って読んでられないよ!」
と思うかもしれませんが、こういう習慣があるか
というのは非常に重要だと思っています。

例えば、先日お客さんから

「EU40サイズをお願いします」

というコメント付きで、
いきなり注文が入りました。

その靴はレディースだったのですが、
メンズも履けるデザインで、購入者も男性でした。

ここで普段からあらゆる可能性を考える習慣があると、
このコメントを見たときに当然の疑問が湧いてきます。

このEU40というのは、
レディースサイズなのかメンズサイズなのか
お客さんはどちらを意図しているのだろうかと。

そのブランドの公式サイトでは、
EU40は、レディースで27cmくらいで
メンズでは、25cmくらいということになっていました。

要するに、いずれも考えられるわけです。

ここでもし、
お客さんの意図するところが「メンズの」EU40だった場合、
そのままうっかりEU40サイズを注文してしまうと、
大きすぎて履くことができずトラブルになってしまいます。

この話は、比較的多くの方が、
「メンズとレディースのどっちなのかな?」
と思いつきやすい例だと思います。

しかしこういう「あらゆる選択肢を常に想定する習慣」は、
文章表現の解釈にかぎらず、買い付け先を探すときにも
有効だったりすることがよくあります。

先日メルマガで書いた、
farfetchは普通の商品とセール品が
サイト内で完全に分けられて掲載されている
というのに気付けたのも、まさにその習慣の賜物でした。

「ライバルの画像がfarfetchっぽいのに、
その画像がfarfetchで見つからない」
という状況に陥ったときに、
“なにも先入観を持たずに”考えれば、

・実はその画像はfarfetchではない

・farfetchでは在庫切れになってしまい、
すでに画像が取り下げられてしまった

・farfetchの中で、まだ探し切れていない

この3つの選択肢が得られるはずです。

このうち3番目の可能性について
ちょっと深堀りした結果、
先ほど挙げたfarfetchの特徴に気付けた
というわけです。

ちなみに、もう少し汎用性高く考えるなら、
まず以下の2つに分岐します。

1.実はfarfetchの画像ではない

2.farfetchの画像だが、何らかの理由で見当たらない

さらに2は以下のように分岐します。

2-1.過去には表示されていたが今は表示されていない

2-2.今も表示されているが探し切れていない

そして2-2は以下のように分岐するわけです。

2-2-1.自分の注意力不足で探し漏れている

2-2-2.サイトの構造的に見つけにくい部分にある

実際のところ、
2-2-2をいきなり思いついたというよりは、
最初は2-2-1が原因だと思いもう一度確認していたら、
セールシーズンにもかかわらず、自分の見ている範囲に
セール品がまったく出てこないことに気付き、
2-2-2という仮説を立てたら正解だったという感じです。

なんかものすごく長くなりましたが、

「あらゆる選択肢を常に想定する習慣」

というのを、ぜひ意識してみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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