「BUYMAが目指す方向性」を読み解く。(第179回)

※2014/4/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

すでに沖縄から帰ってきております。

今回はセミナー参加以外に一切何もせず、
オリオンビールすら飲まなかったので
本当に沖縄にいたのか自分でも怪しんでいる有り様です。

今回のセミナーは
BUYMAも物販も全く関係ありません。

ビジネスという括りで考えても
直接的にはあまり関係ありません。

同じ主宰者が昨年開催したセミナーでは
多少ビジネスにも触れられたのですが、
今年はもうほぼ別次元の内容でした。

それでも、私が参加した、
今回の日程の参加者は40~50名くらいいて、
さらに同じ内容の回は、沖縄で3月に2回、
4月に2回の計4回開催されます。

要するに、このセミナーを目的に
200名近い人が沖縄まで来るということです。

4回のうち2回は週末を含んだ日程ですが、
それでも沖縄に来るために3日間スケジュールを空けられる人たちなので、
参加者はみんなちょっと浮世離れした感じです。

おそらくは、それぞれが自分のビジネスで
大なり小なり成果を出している人がほとんどだと思います。

「普通」に生きているとまず遭遇しない世界ですが、
実はこういうことは普通に起きていることだというのが、
本当に面白いなと改めて感じています。

「普通」「一般的」だと思っていたこと、あるいは
「正しい」「アタリマエ」「常識」だと思っていたことが、
実際はまったく「一般性」に欠ける、偏った事象だったりするわけです。

以前から何度か触れているように、
そういう「先入観」や「偏見」のようなものを
出来るだけなくしていけるようになることが、ひいては、
自分の手元のビジネスを上手く回し続けることに繋がります。

抽象的な話に感じるかもしれませんが、
ぜひ頭の片隅に留めておいていただきたいです。

さて、先ほどBUYMA事務局から

【重要なご案内】販売者の皆様へ

というタイトルでメールが届いていました。

すでにご覧になっている方も多いと思いますが、
まだの方は必ず目を通しておきましょう。

内容は「BUYMAが目指す方向性」についてです。

BUYMAの魅力は

「オンラインショッピングでありながら、
個人と個人がコミュニケーションを通じて、
疑問を解消したり、新たな商品と出会ったり、
安心してお取引が出来ること」

であり、それを今後も強化していきたい。

そのため今後は「バイヤー」ではなく、
「パーソナルショッパー」という呼称を広めていく
というようなことが書いてあります。

パーソナルショッパーについても
ちゃんとメール内で定義をしているのですが、要するに、
日本の高級デパートにいる外商のような存在です。

あるいは、海外の高級デパートには、
そのまま「パーソナルショッパー」という職種があるので、
それをイメージしたほうが適切ではあります。

この定義だけ読むと、

「自分には“センス”なんてない…」

と尻込みしてしまう方もいそうですが、
別にそこにだけフォーカスする必要はありません。

それはもちろん、
パーソナルショッパーの定義にもあるように、
「センス」がダメなら「ホスピタリティ」に注力する
という意味でもあります。

斬新なブランドを開拓できなくても、
お客さんの期待以上の提案ができなくても、
お客さんがちゃんと満足してくれるように
おもてなし精神で活動できればいいということです。

というか、そんな“センス”のある人は、
バイヤーの中にはほとんどいませんし、
これからも参入してくる可能性は極めて低いです。

BUYMAだってそこを中心に考えては、
売上が暴落してしまうことは理解しています。

結局BUYMAが目指したいのは、

顧客満足が高くなるような、
ちゃんとした取引のできるバイヤーを増やしていきたい

(そしてリピーターをもっと増やし、
その評判をもって新規ユーザーも開拓したい)

ということです。

つまり、以前からお伝えしていることと
何も変わりはないわけですが、ただ、
改めてこういう発表をしたということは、
この指針にそぐわないバイヤーに対しては、
これまで以上に厳しいチェック体制が敷かれる可能性があります。

それは、「キャンセル率が高い」などの
分かりやすい要素からだけではなく、

例えば、商品画像が適当とか、
それこそ出品数の割に受注数が少ないとか
そういう理由で不利な状況に陥る可能性があるということです。

出品しているだけでそんなことがあるのか
と思うかもしれませんが、ユーザーから見れば、
はっきり言って同じ商品が大量に出品されているのは、
商品を探すときに邪魔なだけです。

出品したあと、
それ以上の価値を提供できないバイヤーには
事務局からすればBUYMAにいてもらわなくてもいい
という風に考えてもおかしくはありません。

ちゃんとお客さんや他のバイヤーの動向を見て、
価格を調整したり買い付け先を開拓したりする、
BUYMA全体にとって有用なバイヤーには関係ない話です。

しかし「ひたすら出品し、そのあとはほったらかし」
というスタイルかつあまり実績のないバイヤーさんにとっては、
今後さらに厳しい時代になる可能性もゼロではないでしょう。

また、メール内の【今後の施策について】にもあるように、
今後はバイヤーポストを上手に活用していくことも
やはり必須になってきそうです。

こういった状況を踏まえた上で、
BUYMAについて体系的に学べるような、
初級~中級者向けの講座を現在、鋭意制作中なので、
ぜひ楽しみにしていてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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