評価2点台のショッパーさんを追跡してみた。(第660回)

※2018/8/31の記事です。

こんにちは、エスノです。

8月が終わってしまいます…!

今月もメルマガだいぶサボってしまいました。

ここ2ヶ月くらい諸事情でちょっとバタバタしていたので、
来月からはきっともう少しは書けるはず…。

ただそんな中でも、メルマガ用のネタを
1ヶ月前から仕込んでいたりはしました。

タイトルでバラしてしまっていますが、

「総合評価2点台の人はどのくらい売れるのか?」

という話です。

コンサル生が買い付け先を見つけられず、
出品にまで至ることができなかった商品を、
改めて私がリサーチするといういつもの作業の中で、
総合評価2点台という逆にかなり珍しい人を見つけたので、

「これは定点観測すればメルマガのネタになるぞ」

と悪い顔をしたのが先月後半でした。

そこから1ヶ月経過したので、
7月25日時点と8月24日時点の、
そのショッパーさんの販売履歴の画像を
以下からご覧ください。

★2018年7月25日

★2018年8月24日

※一応特定できそうな情報は伏せています。

「評価が悪い」と、とても悪いことがある
というイメージがある方は多いと思います。

しかし、実際は、
見たこともないくらい評価が悪くても、
この1ヶ月で19件受注があります。

もちろん販売履歴は到着通知時に反映されるので、
この1ヶ月間での受注数とは若干ずれるでしょう。

そして、19件という数字だけ見ても
多いのか少ないのか分かりません。

数字は常に比較してこそ意味があります。

ならば、このショッパーさんの、
各月の販売履歴の個数を見れば、
評価が悪いことによって販売数の推移が、
大きく落ち込むのかどうかというのが分かります。

各月の販売履歴の個数は以下です。

5月:5件

6月:16件

7月:18件

8月:17件

※この8月の販売履歴の個数は、
8月31日までのものを集計しています。

また、おそらく評価が悪くなったのは、
6月上旬に満足以外の評価がまとめて付いたので、
おそらくその時期だった可能性が高いです。

それを考えると、評価が大きく下がって以降も、
売れ行きはほぼ変わっていないということになります。

この事実を見てどうでしょうか?

もちろん、「評価なんて全然悪くてもいいんだ!」
と思うのはさすがに飛躍しすぎです。

「評価は良いに越したことはない」

これは間違いないです。

ただ、評価がちょっと悪くなることを
必要以上に恐れ過ぎたり、あるいは、
やたらと評価稼ぎみたいなことをして、
利益を置き去りにするどころか、
BUYMAの奴隷まっしぐらになるような
活動体制を作ったりする必要はないというのは、
この事実から見えてくると思います。

たとえば、せっかく受注したけど
予定していた買い付け先では在庫切れで、
別の買い付け先で改めて見つけたけど、
そこからだと赤字になる…、みたいなことは
無在庫で販売していれば、まあ普通にあります。

そのときに、評価が悪くなることを恐れるあまり、
赤字をすんなり受け入れたりしなくてもいいわけです。

(直近でキャンセルが続きすぎていたり、
別の要因があるときにどうしてもしなければいけない
という場面はなくはないと思いますが)

評価2点台なんで、他のショッパーが
軒並み4点以上、どんなに悪くても、
3点台であることがほとんどのBUYMAにおいて、
見向きもされなくてもおかしくはない数値です。

しかし、お客さんの購入決定要因は、
「評価の数字」だけではありません。

価格だったり、到着までに日数だったり、
キーワードが適切に入力されていることによる
検索のされやすさだったり、人気順だったり、
あるいは、評価も、数値ではなく、ちゃんと
これまでのコメントまで見て判断したりします。

評価の数値が悪くても、出品している商品に
何らかの優位性があれば、まったく売れない
ということにはならないわけです。

もちろん、もっと評価が良かったら、
もっと売れていた可能性は高いので、
繰り返しますが、「評価は悪くてもいい」
という話ではないというのは勘違いしないでください。

丁寧なお客さんへの対応を心掛けて、
基本的には良い評価を積み重ねていきましょう。

ただ、良い評価を取るため“だけ”に
無理をする必要はありません。

これを履き違えないように気を付けてください。

ではではー。

P.S.

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これから流行りそうなアカウント停止にも気をつけよう。(第659回)

※2018/8/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は福岡で、BUYMAアカデミアの
ワークショップコンサルでした。

参加者のYさんは、以前から仕込んでいた
夏物の商品がよく売れて、7月は月利45万と
まずまずの成果でした。

今回は、秋冬の有力な商品の、
在庫の確保と買い付け先の開拓について、
一緒に考えながらアドバイスしました。

買い付けたい商品の目星は、
昨年の冬のセールを経験して
ある程度ついているので、
今年はそこにいち早く飛び込めるかが
利益を押し上げるポイントになりますね。

Mさんは先月、在庫を確保した商品や、
無在庫での人気商品が上手く売れて、
ご自身の過去最高益を更新しました。

ワークショップでは、その在庫を確保していた
人気商品の、さらなる買い付け先を一緒に探し、
いくつか有望そうなショップを見つけることが出来ました。

ライバルもほぼいないので、
上手くいけば1点で数万の利益に
なる可能性もありそうです。

ただ、それらのショップは、実は、

「アカデミアのコンテンツ内にある、
すでに知っている情報」

を活用できれば、自力でも
見つけられる買い付け先でした。

「すでに知っている情報」は
そのままでは価値を生み出さず、
それを使いこなさないといけません。

これがBUYMAのテクニックの範疇を超えた
より次元の高いスキルであることは、
「BUYMA in REASON」をはじめとして、
これまでメルマガでお伝えしてきたとおりです。

表面に見える「情報」や「テクニック」の
本質をしっかり捉えられているかどうか
というのが、何より大事なことなので、
常にひとつ上の視点を意識できるかが大事ですね。

さて、前回のメルマガで、
BUYMAで取引をキャンセルする際に、
相応しくない理由を選択し続けると、
人気順が上がらなくなるペナルティ、
最悪の場合はアカウント停止にまで
なってしまうという話をお伝えしました。

そのメルマガの配信後すぐに、
元コンサル生のYさんから、

「メルマガに書かれていたのと同じ内容で、
人気順が上がらなくなるペナルティを受けた」

というメッセージをいただいてしまいました^^;

先日アナウンスがあったルールを
ちゃんと守っていれば、お客さんが
安い価格で注文してきても、
お客さんの「誤注文」を選択して、
キャンセル可能ですので、改めて、
以下のお知らせにはちゃんと目を通しておきましょう。

http://buyersinfo.buyma.com/?p=75621

さらに、先日他のアカデミア参加者から、
ちょっと気になる話を聞いたので、
それも一応書いておこうと思います。

たとえば、同じ商品を複数色まとめて出品する
ということはよくあると思います。

複数のカラーバリエーションを
一つのページにまとめることにより、
1色で出品するよりも、アクセスが
増える可能性が高まるわけです。

このとき、当然複数色を出品している
ということが分かりやすいように、
商品画像の1枚目には、何色かの
同じ商品の画像を載せることになります。

ただ、時間の経過とともに、
たとえば3色出品していたうちの、
1色が在庫切れになってしまう
ということは普通に起こることです。

その際特に何もしないと、
1枚目の画像に掲載されたカラバリと、
商品ページの色・サイズの在庫表の表記に
食い違いが起こることになります。

つまり、あるバッグを、
ブラック、レッド、ブルーの3色出品して、
しばらくしてブラックが完売になった場合、
画像には3色載っているけども、
商品ページを開くと、ブラックは在庫なし
になっているということです。

こういう状況は、お客さんからすれば、

「画像を見たら販売していると思ったから
商品ページを覗いたのに、実際はなかった…」

という心境になってしまうことは
想像に難くないと思います。

なので、けしてベストな方法ではないのですが、
だからといって、在庫状況が流動的である以上、
それに随時合わせて画像を変更するとなると
それなりの労力を割かれてしまいます。

ところが、そのアカデミア会員の方は、
この点を先日BUYMA事務局に指摘された
ということだそうです。

これについてはまた詳しい内容を
追ってメルマガでも書いていきたいと思いますが、
先日の内容も踏まえると、とりあえず常に、

「表示されている画像、価格と、
実際の商品ページの内容に
『大きな乖離』があるのはよくない」

ということが言えそうです。

(当たり前のことではありますが)

今回のカラバリの件でも、たとえば、
在庫表からはもう消しているカラーを
商品画像に長く掲載し続けるとか、
あるいは、そもそも在庫がないのに、
人気のカラーを客寄せパンダ的に、
出品時から商品画像に載せるとか、
そうことはしないほうが無難です。

サービスのルールや特徴を理解し、
そこにひと捻り加えることで、
他者と差別化することは大事ですが、
それがあまりにも独善的になりすぎていないか
ということは、常に意識しましょう。

ではではー。

P.S.

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最近流行りのアカウント停止に気をつけよう。(第658回)

※2018/7/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

突然ですが、この画面を見て、
なにかピンときますでしょうか?

これはBUYMAアプリ(iOS版)の
商品が入ったカートの画面です。

この画像についてピンとこない方は、
先日BUYMA事務局からアナウンスされた、
以下のルールはちゃんと把握していますでしょうか。

■色、サイズやセットによって販売金額が異なる場合の出品ルールについて

http://buyersinfo.buyma.com/?p=75621

このアナウンスでは、
「配送方法での追加料金」の表示が
分かりやすくなると言われていたんですが、
実はこのアナウンスからしばらくの間は、
新しい表示にはなっていませんでした。

で、今月に入ってからようやく、
ちゃんと言われていたとおりの
新しい表示になっていたのを確認して、
その場ですぐにスマホ画面をスクショしたのが
上の画像というわけです。

(ちなみに、いまだにPC版は、
ちょっと注意書きが増えたくらいで、
表示の仕様は変わっていません…)

同じ商品であっても、
カラーやサイズによって
買い付け先が変わることは、
BUYMAをやっていれば、
ごくごく普通にあることです。

そして、カラーやサイズごとに
買い付け先が変わることで、
その買い付け価格もあわせて
異なってしまうことが多くなります。

当然それは、販売価格の違い
となって商品ページに現れます。

結果的に、お客さんからしてみると、
どのサイズをいくらで販売しているのかが
かなり分かりづらいケースが
これまで散見されてきました。

そういう状況を踏まえた上で、
今回のアナウンスが出されたわけです。

たとえば、ある人気のサンダルがあったとして、
そのEU40サイズという、かなり大きなサイズが、
どこかの買い付け先で大きな割引になっていて、
3万円で出品できたとします。

しかし、それ以外のサイズは、
価格が安くなっている買い付け先がなく、
45,000円で出品せざるを得なかったとします。

これらを同じ商品ページで出品すると、
40サイズの3万円という価格が、
商品一覧などの表示価格に設定され、
それ以外のサイズについては、
15,000円分の追加料金を支払う必要がある
ということです。

この追加料金をどうやって支払えばいいのかが
システム上分かりにくいために、お客さんが誤って、
45,000円支払うべきところとを、3万円しか支払わず
注文してしまうということが頻発していました。

どうやって追加料金分を支払うかというと、
カートに入れる前の段階では選択できず、
カートに入れたあとも、残念ながら、
システムで自動的に反映されることもなく。

カートに入れたあと「配送方法の変更」という、
かなり小さい文字のリンクをクリックし、
そこではじめて変更できるという仕様でした。

(繰り返しますが今もPC版では同じ仕様のままです)

人気の商品であれば探すお客さんも多く、
結果的に、この分かりづらい価格設定を
よく分からないままに、追加料金が必要な
カラー・サイズであっても、そのまま
安い表示価格で注文してしまうケースが
かなり多かったわけです。

これが今回ルール設定とシステムの
ちょっとだけ改善で多少分かりやすくなった
ということです。

ただ、こういう風に明確にルールとして
アナウンスされた以上注意すべきことがあります。

それは、当然ですが、
このルールを“遵守”しないといけない
ということです。

特に一番怖いのが、
ルールの「独自解釈」です。

このアナウンス以前の話ですが、
たとえば商品コメントに、
「●サイズはプラス▲円です」
と書いていたとします。

それを、お客さんがよく読まないまま、
追加料金分を支払わず注文してきて、
「すいません、商品コメントにあるように、
『●サイズはプラス▲円』なので、
▲円追加でお支払いいただくか、もしくは、
キャンセルを承ります」と案内したとします。

この流れだと、やはりお客さんからは
「追加がかかるならキャンセルで」と
返信をもらってしまうことも不思議ではないでしょう。

その手続きをする際、キャンセル理由として、
「誤注文」や「お客様の希望」などの
「買い付けできなかった」以外を選択するのは、
NGとされていました。

そうとは知らず、上記のような状況で、
「買い付けできなかった」以外の理由で
キャンセルをし続けた場合、良くて、
人気順が一定期間極めて上がりにくくなる
ペナルティを受け、最悪の場合は、
アカウント停止にまで至ってしまったケースも
私の知る限りで何件かあります。

ショッパーからすれば
「ちゃんと書いてあるのだから、
読まないお客さんの方に責任がある」
という発想だと思いますが、
そこはプラットフォームで商売する以上、
お上(事務局)の判断が絶対です。

在庫表で×にしているならともかく、
商品コメントなどに記載するだけでは、
お客さんに対して不親切と言われれば、
それはそれで筋の通った話ですから、
販売者としては納得せざるを得ない部分も大きいですし。

なお今回のルールアナウンスに伴い、
事務局に改めて確認したところ、

「ルール通りの商品ページの設定を行っているのに、
お客さんが間違った金額で注文した場合は、
「誤注文」でキャンセルして問題ない」

という返信をもらいました。

逆に言えば、

・タグの設定

・在庫表の差額記載

・配送方法での差額設定

の3つのいずれかでも、
ルール通りの設定がされてなければ、
それを「買い付けできなかった」で
キャンセルしなかった場合に、
ペナルティを受けてしまう可能性がある
ということでもあります。

他にも、ルールを結構独自に解釈して、
自分の都合の良いように判断している話を
ちょこちょこ聞くこともあるのですが、
それは基本的にはやらないほうがいいですね。

ちょっと魔が差しただけのことで、
アカウントが止まったら悲しいので、
ぜひ気を付けてくださいませ。

ではではー。

P.S.

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