※2018/9/15の記事です。
こんにちは、エスノです。
今日はBUYMAを運営するエニグモの、
2019年1月期の半期(第2四半期)決算発表でした。
いつものことながら、
決算発表資料が見やすいので、
ざっと目を通しておくようにしましょう。
■2019年1月期 第2四半期決算説明会資料
http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/ir_20180914_3.pdf
私たちが気にすべきポイントである
総取扱高とアクテイブ会員数については、
おおむね堅調に推移しているという
エニグモの評価を、とりあえずは
そのまま受け入れて良さそうな感じです。
トピックとして、メンズカテゴリの
取扱高の割合が増加している(p.25)ようですが、
近年ユニセックスのオーバーサイズな
商品が人気だったりすることもありますし、
単純に「じゃあメンズを攻めるのがいい!」
というのはちょっと短絡的かなと思います。
なんとなくメンズを避けてきた人とかは、
メンズにも目を向けたほうがいいですけどね。
あとは相変わらずアプリ経由での
購入が増加し続けているので、
ここは販売する側としてしっかりと
認識しておかなければいけません。
なにせPCからの決済は、総取扱高の
もう15%くらいしかありません。(p.30)
私たちはうっかりPC版の画面しか見ないで、
さまざまな作業を完結させがちですが、
それはお客さん側の認識との、大いなる
断絶を招きかねません。
たとえば商品画像の1枚目に、
「関税込」とか「送料無料」とか、
「手元に在庫あり」とか、お客さんに
アピールできるポイントを書き込む
というのは、有効な作戦だという話は
以前から何度もしています。
これ自体は、スマホでもPCでも同じなのですが、
PCで作業を完結している人(お客さんが
スマホで閲覧しているという意識が薄い人)は
その書き込んでいる文字の大きさなどが、
ものすごく小さかったりします。
スマホで見るということは、
画面のサイズが小さいということです。
それは、1画面の中に表示される商品が少なく、
かつ、スクロールで流し見されやすい
ということでもあります。
その前提と、あとは、文字を入れる目的、
つまり、目に留めてもらってクリックしてもらうこと、
を理解しているなら、文字の大きさは、
極めて重要だということが分かると思います。
(あとは文字自体の色、背景の色との兼ね合いですかね。)
ちょっとしたことですが、こういう認識のズレは、
お客さんの立場でちゃんと考えられないと、
所々で起こりえますので、ぜひ気を付けてください。
あとは海外版について、ようやく、
会員数の数字が具体的に出たのが
目新しい情報でしょうか。(p.40)
国別の配送率(おそらく件数の割合)は、
香港が1位でなんと59.5%と、2位アメリカの
16.7%から考えてかなり偏っています。
(韓国版がクローズされて、韓国の割合は
ほとんどなくなってしまいました…)
登録会員数は7万人を超えていますが、
あくまで登録なので、アクティブな会員は、
日本のアクティブ率を流用して考えれば、
7,000~1万名とかだと思います。
(初期なのでもうちょっと多いかもですが)
会員の男女比は日本とほぼ同じなんですが、
平均単価が約38,000円と日本の倍なので、
お客さんとしては、買うなら多少高いもの
という使い方をしていそうです。
(2018年1月期と比較しても
1万円くらい伸びていますね。)
海外版の規模自体はまだまだ小さいので、
今の時点でなにか特に気にすることは
ありませんが、上記のような傾向くらいは、
一応頭の片隅には入れておいてもいいと思います。
あとは、下半期に1.5億くらい掛けて
マスキャンペーンをやるとも書かれているので、
またブラックフライデーとかのタイミングで、
CM打ったりしそうですね。(p.33)
いずれにしても、
個人レベルの事業者としては、
今までどおり良い戦場だと思います。
総取扱高過去最高は間違いないので、
今年の冬のセールに向けて、
今からしっかりリサーチ、出品、
買い付けを仕込んでいきたいですね。
ではではー。
P.S.
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