※2018/10/6の記事です。
こんにちは、エスノです。
昨日は娘も連れて、
家族で映画を見てきました。
プーさんです。
娘はプーさんのことを
かなりはっきり認識していて、
見つけると「ぷーぁ」と呼びます。
そしてなぜか何度教えても
ミッキーのこともぷーぁと呼びます。
でも「ミッキーはどれ?」と尋ねると
ミッキーを指さします。
彼女の脳内で、データの整理は
どのようにされているのでしょうか…。
ちなみに1歳ちょっとの子供が
2時間近くじっとしていてはくれないので、
普通の上映回ではなく、赤ちゃんOK
の上映回に行ってきました。
お客さんは基本的に小さい子連ればかりで、
多少騒ごうがお互い様。
赤ちゃんが不安にならないように、
館内は通常より音量も小さめで、
照明も明るめに設定されています。
上映中も館内のそこらへんを
赤ちゃんがウロウロしまくってて
それもまた楽しかったです。
けっこうどこの映画館も、
似たようなプログラムを設けてはいるのですが、
特定の作品で月に1、2回程度の実施なので、
今回はたまたま妻も見たいし、娘も関心が
多少持てそうな作品が対象でよかったです。
(1時間くらいしたら寝てましたが)
そういえばプーさんで思い出したのですが、
娘がプーさんのことを「ぷーぁ」と呼び始めた
8月上旬くらいに、こんなことがありました。
家族で出かけたある日、
ドラッグストアで買い物をして、
あとはお会計するだけとレジに並ぶと、
娘が前方を指差して「ぷーぁ」と一言。
つられて前を見てもプーさんはおらず、
代わりに、黄色いパッケージの、
ちょっと高そうな保湿クリームが
山積みになっていました。
その時点で私は、娘がそんなに明確に
プーさんのことを「ぷーぁ」と呼んでいる
とは思っていなかったので、思わず
「あはは、違うよ、黄色いからってぷーぁじゃないよ」
と伝えたのですが、その直後、
もう一度前の方に目をやってビックリしました。
なんと、私の前に並んでいた人が
背負っていたバックパックに、
小さいプーさんのぬいぐるみが
ぷらぷらとぶら下がっていたのです。
私は、娘がこちらが思っている以上に、
プーさんのことを明確に認識していたと知り、
とても驚いたわけです。
それと同時に、人間の認知機能的に
私が気付けなくて、娘が気付けたのは
ある意味で当たり前だよなあとも思いました。
娘は、そもそも世の中にある物体のほとんどを
まだちゃんと認識できていません。
逆に言えば、彼女にとって、
存在が認識できていて、しかも、
彼女の中で名前まで付いている「ぷーぁ」は、
彼女にとっては砂漠の中のオアシスのように、
際立って見えているはずです。
私はすでに30余年も生きてしまっていて、
幸か不幸か、視界に入るもののほとんどを
なんなのか、どんなものなのかが、
なんとなく分かっています。
それは裏返せば、あらゆるものが
日常の景色の一部でしかないということです。
30秒くらいその場で周囲を見渡して、
あとから「青色のものを思い出してください」
と言われるとなかなか回答できない
みたいな実験がありますが、それと
似たような構造がそこにはあるわけです。
そしてさらに言えば、私は、
「こんなところにプーさんがいるはずない」
という思い込みのフィルターも自分にかけることで、
眼の前にいたプーさんの存在を認識することが
より難しくなっていました。
同じ情報を見ているはずなのに、
同じ情報に接しているはずなのに、
そこから得ている情報が違うのは、
人間にこういう特性があるからにほかなりません。
そのときそのときで、
適切なフィルターを通さないと、
人間はちゃんと情報を処理できず、
記憶するどころか認識すらできません。
BUYMAで、人気商品が見つからないとか、
ライバルに勝てる買い付け先が見つからない
という嘆きはよく耳にしますが、それは
要するに、適切なフィルターを持っていない、
もしくは、ちゃんと活用できていないということです。
なぜなら、人気商品も
ライバルに勝てる商品も、
BUYMAに存在しているからです。
存在しているのに、
フィルターがおかしいので、
見えていないわけです。
つまり、大事なのは、
「様々な場面において、いかに
その場面に適切なフィルターを使いこなすのか」
ということです。
ただ、「フィルター」という言葉は
便利なのでつい使ってしまいますが、
その言葉からなんとなく想像される、
「ドラえもんの秘密道具」的な、
ライトな感じのものではありません。
たとえば、
「ライバルに勝てる商品が見つからない」
というのは、そもそも探し方が悪かったり
するパターンも当然あります。
しかし実は、時間の使い方が悪すぎて、
そもそも探すための時間をちゃんと
確保できていないとか、逆に無駄なところに
時間をかけすぎていて、その分をもう少し
幅広くリサーチすることに使ったほうがいい
みたいなパターンもあります。
無駄なところに時間を掛けすぎていないか
というのは、たとえば、私のメルマガではお馴染みの
「現地定価からの最低買い付け価格の算出」
をすることによって見極めることが出来たりします。
このケースで言えば、
「探し方以外に問題点がないか」という
視点を変えて考える思考習慣があるかどうか
というのが、まずひとつのフィルターです。
そしてその上で、
「現地定価からの最低買い付け価格の算出」
という方法を、その目的とあわせて把握しつつ、
さらにそれを適切なタイミングで使えないと、
「フィルターを使いこなしている」とはならないわけです。
多くの人はちょっとした手段・方法、
つまりテクニック的な部分「のみ」に解決策を
求めてしまいがちです。
しかし、実はそうではなく、そもそも
もっと別の角度から考えたり、あるいは、
テクニックの背景まで理解していないと
いけないということです。
プーさんからだいぶ話が膨らみましたが、
利益を伸ばしていきたいなら、ぜひ、
覚えておいてほしい内容ですね。
ではではー。
P.S.
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