多くの人が知らないセレクトショップを探す方法の具体例(第649回)

※2018/4/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

日曜は福岡でワークショップでした。

そしてその夜は、テニスの錦織の試合を、
ホテルのテレビで観ていました。

その試合は、テニスの大会の格付けでは、
グランドスラムという一番上のクラスに次ぐ
マスターズ1000というクラスの大会決勝で、
このクラスの優勝経験がない錦織としては
ぜひとも欲しいタイトルだったのですが、
ナダルにストレートで負けてしまいました。

ただ、錦織の試合を観ていて
いつも思うんですが、ナダルもビックリ
みたいなスーパープレーは、実は
どの試合でも随所にあるんですよね。

しかし、残念ながら試合には勝てない。

いくらひとつのポイントを、
物凄いプレーで取ったとしても、
それが試合中ずっと出来なければ、
結局勝利は得られないわけです。

これはテニスだけじゃなくて、
どんな世界でも同じことが言えます。

たとえばBUYMAでも、すごく頑張って、
人気商品の在庫をひとつ見つけたとしても、
それが売れてしまえば、ハイ終わり、です。

その商品がどんなに利益がよくても、
それを続けられないと意味がありません。

しかも出来れば、自分である程度
コントロールした上でです。

良い成果を安定して出し続けるには、
ひとつのスーパープレーではなく、
常に安定した一定レベル以上の
パフォーマンスを出すことが大事なわけで、
その部分が錦織にはまだ足りませんし、
私たちもそれを教訓として日々頑張らないと
いけないなあと、なんだかよく分からない
決意を新たにした日でもありました。

さて、前回は、元コンサル生Yさんとの音声から、
「ひと捻りした買い付け先の探し方」について
お伝えしました。

蓋を開けてみればなんてことない話で、

「ブランドの公式サイトを確認する」

というだけのことです。

基本的にブランドの公式サイトには、
そのブランドの商品を販売している
「実店舗」の住所が記載されています。

多くの場合、それは、
ブランド直営店だけが記載されています。

ところが中にはそのブランドを扱っている
「セレクトショップ」の情報を記載している
というケースがあるわけです。

たとえば、CELINEとかがそうですね。

https://stores.celine.com/home
このページで、例えば
「COUNTRY/REGION」をアメリカに設定すると、
合衆国内のセリーヌを扱うショップの情報が、
ブランドの直営店だけではなく、
ニーマンマーカスやサクスフィフスアベニュー
のようなデパート、あるいは、HIRSHLEIFERS
みたいなセレクトショップも表示されたりします。

こういうのを細かく見ていくと、
オンラインショップを持っている
セレクトショップが中にはあったりするわけです。

それが、あまり多くの人に知られていなかったり、
あるいは、品番検索などで探すことが出来ない
ショップであれば、ライバルに対して優位性を
高めることが出来るということです。

ただ、気を付けていただきたいのは、
いつものことながら、

「ブランドの公式サイトを確認してセレクトショップを探す」

という「ノウハウ」だけ知っていても、
何も意味がないということです。

結局Yさんがちゃんと利益を出せたのは、
「そんな手間のかかることをするに値する
リターンが見込める商品」を出品した上で、
ちゃんと「受注できていた」ということが、
大前提としてあります。

これは言うまでもなく、ちょっとしたノウハウを
知っているからどうにかなることではなく、
ショッパーとしての基本的な力がその時点で、
一定以上身に付いていたからこそです。

そこが何より重要だからこそ、
私は毎回のようにメルマガなどで、
「継続」することの重要性を書いています。

ただちょっとインタビュー内で面白かったのが、
後半に出てきたYさんが「継続」できた理由でした。

それは平たく言えば、「本業との大きな違い」
にあったわけです。

本業の方は、いくら人より頑張っても、
いわゆる年功序列のような感じで、
その頑張りがまったく評価される環境になかった。

しかしBUYMA、というか自分で行うビジネスは、
頑張ったらその分だけ何かしら返ってくるものはある。

それが、最初はたとえ1,000円、2,000円程度の
けして大きいとは言えない利益だったとしても、
あるいは、「ライバルの買い付け先が見つかった」
「良い商品を出品できた」「メンテしたら、アクセスが
ちゃんと増えた」みたいな利益ではないものでも、
Yさんにとってはとても大きいことだったそうです。

音声内でも言いましたが、良い意味で
「期待しすぎないこと」が、日々の作業の中で、
自分なりのやりごたえを感じる要因になって
作業を継続することに繋がったりするわけです。

ということで、3回に渡って、
今回のインタビューについて
色んな角度から書いてみました。

他にもなにか人によって得られるもの
というのは違うと思いますので、
ぜひ時間を取って聞いてみてくださいませ。

ではではー。

P.S.

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