羽生結弦のおもしろインタビューから学ぶ(第635回)

※2018/2/19の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日一昨日は、大阪と名古屋で、
BUYMAアカデミアのワークショップでした。

BUYMAアカデミアも、主宰して、
もうそろそろ丸2年を迎えます。

最近は、青木さんや高野さんが、
東京から名古屋や大阪に遠征して、
参加してくださったりしているのですが、
今回も、東京からHさんが、
名古屋に来てくださいました。

Hさんが昨年12月に月利200万円を
達成したことは先日のメルマガでも
触れたとおりですが、今度は
月利300万円を狙って、黙々と
日々の活動を積み重ねています。

たださすがに販売数も増えてきて、
それに伴い細々した仕事も多くなっているので、
専業と言えども、効率化でこなせる量に、
限界が近づいてきている可能性も高いです。

成果を伸ばし続けるために最も重要なのは、
自分のリソースを

「成果への貢献度が高い作業」

にどれだけ注げるかということです。

BUYMAで言えば、

・リサーチ(人気商品、買い付け先いずれも)

・出品(ライバルに優位な条件での)

・出品後のメンテナンス

とかがそれに当たり、一方で

・検品、梱包

・画像の編集のしすぎ

・受注後のお客さんへの諸連絡

とかは、成果への貢献度が
相対的に低い作業と言えます。

ご本人もその点で少し危機感を感じている
と仰っていたので、そろそろ一部の作業を
外注したりしてもいいかもしれませんね。

さて、話は打って変わって、
「羽生」の話です。

呼び捨てにすると、特に今回に関しては、
羽生さんのことだか、羽生くんのことだか
さっぱり分かりませんね!

今回触れたいのは羽生結弦くんのほうです。

土日で散々フリーの競技や、
試合後のインタビューなど流れていたので、
おそらくほとんどの方が、何らかの形で、
彼の偉業に触れる機会があったかと思います。

私は、オリンピックのときくらいしか
フィギュアスケートを見ない
完全なニワカなのです。

ただ、それでも、
その過程、 結果に結構エキサイトして、
昨日も一昨日も、羽生くんと宇野くんの、
いろんな発言をチェックしていました。

どんな世界であっても、
そこで活躍する人の考え方、言葉には、
必ず私たちの日常にも活かせるような
素晴らしいヒントが盛り沢山だったりするからです。

特に、羽生結弦という選手は、
その言葉の端々から、常識的でありつつ、
常識にとらわれずに、常に自分の頭で
考えているというのが伺えるので、
インタビューを聞いているととても面白いです。

その中でも今回いろいろ見ていて、
2つ印象に残った発言がありました。

ひとつは、

「足の怪我によって、応援の力がより一層増した」

という言葉です。

(正確な表現は違いますが)

競技を終えたあと、氷上を滑りながら
負荷に耐え抜いた右足を触り、
感謝の言葉を述べていた姿が、
多くの人の心に刺さったようです。

なので、その場面に触れて
あるアナウンサーが話を振ったのですが、
そこで先程の言葉が出てきました。

正直、どう考えても強引です。

でも彼はそう捉えて自分の力に変えたようです。

こういう思考方法は、
前向きに使うのなら、
すごく重要なスキルです。

物事には必ず複数の側面があり、
一つの側面からしか捉えられない
ということは絶対にありません。

どんな悲劇も、どんな苦しみも、
必ず別の側面から捉えることができます。

もちろんそれは、聞く人によっては、
「屁理屈」に感じられたり、もっと言えば、
不謹慎だと思うような場合もあるかもしれません。

ただ、使い所と使い方を間違えなければ、
自分の大きな武器になってくれる可能性があります。

たとえば、BUYMAであれば、
普通に考えると手強そうなライバルも、
意外と自分の味方になってくれたりします。

人気商品をリサーチしていると、
よく1000件以上出品している、
プレミアムショッパーさんとかの
出品商品が目につくかもしれません。

しかも現地定価から計算してみたら、
そのショッパーさんの販売価格は
何かしらの割引がありそう…。

この部分だけ見てしまうと、
「こんな人達には勝てない…」
と思い込んでしまいがちです。

ただこのショッパーさんたちが出品している

・プレミアムショッパー

・価格が安い

という条件は、これ以上ないくらい
その商品がお客さんの目に
留まりやすいものだといえます

ということは、ちょっと見方を変えると、

このショッパーさんたちが出品して
人気がない商品は、誰が出品しても
ほとんど売れる可能性がない

と考えることが出来ます。

また、これだけお客さんの
目に留まりやすいということは、

実際に人気がある商品が、
出品のタイミングが悪かった
などの理由で、埋もれてしまいにくい

ということでもあります。

つまりこれは、

彼らが出品した人気がある商品は、
早い段階でしっかり反応が出やすい

という捉え方も出来るわけです。

以上を考慮すると、たとえば、

彼らの商品を新着順で並び替えて、
出品が新しい商品をチェックしていき、
その中で他の商品よりも反応が良い
(アクセスやほしいもの登録の付き方が良い)
ものは、今後実際に売れる可能性が高い

という仮説を立てることが出来たりします。

もちろんその仮説を立てた上で、
じゃあどうやって先に売って横取りするのか
というのは、また別に考えなければいけません。

しかし、ただ漫然と、

「ああ、この人は凄そうだから、
何も参考になるものがないだろうなあ」

と眺めている状態とは雲泥の差です。

その他にも、たとえば、

価格が安いショッパーは、
実は特定の安い買い付け先に
頼りすぎていて、そこが完売になると、
他の買い付け先を探すことができない
(あるいは、意図的にしていない)

みたいな現象も起こったりします。

これも、ライバルを、価格が安くて勝てない、
という側面からしか見ることが出来ないと、
気付けないことです。

その結果、多くの成果を取り逃す
ひとつの要因になることは
容易に想像できると思います。

こんな感じで、一つの物事を、
できるだけいろんな側面から捉える力をつけることで、
最初はマイナスだとしか思えなかった現象も、
プラスの方に転換できたりします。

ぜひBUYMAに限らず、
身の回りのいろんなことを
多面的に見る習慣をつけてみてください。

長くなってしまったので、
羽生くんの発言でもう一つ気になったやつは、
別の機会に回そうと思います^^;

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから