宝探しばかりでは疲れませんか?(第168回)

※2014/4/10の記事です。

こんにちは、エスノです

今日は大阪からお届けしております。

コンサルを受講してくださっている方と
対面でがっつりお話してきました。

なんばでお一人、梅田でお一人と
あわせてお二方とお会いしてきたのですが、

・人気商品の判断の仕方

・買い付け先の探し方

・ライバルバイヤーとの戦い方

などについて、一緒にPCを見ながら
具体的な商品をチェックしていきました。

明日もお一人とお会いするので、
いろんな知識と効率よく販売する考え方を、
みっちり身に付けてもらおうと思います!

さて、昨日はちょっとしたクイズを出しました。

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以下の商品のうち、どちらがよいでしょうか?

ちなみに、同じくらい人気があって、
売れ行きは2、3日にひとつは売れる感じだとします。

A:自分しか知らない(と思われる)
マイナーな買い付け先にだけ在庫があるアイテム

B:shopstyleに載っているような、
複数の買い付け先に在庫があるアイテム

もちろんこれだけでは情報が足りない
ということもあると思いますので、
いろいろ前提条件を設定しながら考えてみてください。

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いかがでしたでしょうか?

いろんな考えが出てくると思うのですが、
まず気にして欲しいのが、そもそも

「よい商品」の定義は何なのか?

ということです。

一見この条件だけ見ると
Aの方が競合が発生しにくいため、
大きな利益を得ることができそうです。

しかし、逆に言えば、
ごく少数の買い付け先にしか在庫がないアイテムは、
そのショップの在庫を売り切ってしまえば、
当然それ以上利益を出すことができません。

仮にAが1つあたり2万円利益が取れるアイテムでも、
1つのショップにある同じ商品の在庫なんて、
2、3個、せいぜい多くて5、6個くらいのものです。

そう考えると、このアイテムで稼げる利益は
10万円くらいになってくると思います。

もちろん大きな金額ですし、
こういうのが見つけられれば嬉しいわけですが、
この商品を売り尽くしたら、また同じような
超穴場の人気アイテムを探しださなければいけません。

この探す作業自体は、個人的には
宝探しのようで好きなのですが、
やはり効率はよくありませんし、
絶対に毎日見つかるものでもないので、
ちょっと安定感に欠けるわけです。

一方で、Bの商品は、
ライバルが多くて価格競争になりそうですが、
そのライバルさえ蹴散らすことが出来るならば、
価格競争に陥らず、しかもあちこちに在庫があるので、
どんどん販売することが可能です。

そして、当然ですがこういう商品のほうが多く、
BUYMAの中で見つけるのは比較的簡単です。

つまり、こちらのほうが
戦術としては安定感はあるわけです。

ライバルの蹴散らし方は、
それこそどんなライバルなのか、
あるいは商品ごとによっても、
本当にひとつひとつ違ってきますので
一概に言うのは難しいです。

例えば、出品したらしっぱなしで、
価格の調整などをちゃんとしていないような
それほど強くないバイヤーが相手であれば、
これはちょっと値下げするだけでよかったりします。

もっと強力なバイヤーが相手であれば、
在庫を持つことも含めて、自分だけが独占的に
販売する状況を作ることを検討する必要があるでしょう。

まとめると、「よい商品」が

・利益単価が高い

という意味であるならばAがよくて、

・出品候補を探しやすい

という意味であるならばBがよい
ということになります。

ただし、前者は買い付け先への精通度合いが、
後者は、ライバルを蹴散らせる販売力が、
いずれも一定以上のレベルで必要になってくる
ということです。

結局は、両方できたほうがいい
という身も蓋もない結論なのですが、
Aばかりを求めている人も多い気がするので、
Bで利益を稼ぐ力も付けることも重要ですね。

そうすることで、
より安定して成果を出せるようになります。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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