売れやすくなるこれからの時期にこそ気を付けるべきこと(第697回)

※2019/9/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

週末は、土曜は名古屋、日曜は大阪で、
BUYMAアカデミアのワークショップを
開催してきました。

大阪には4月末からの
個別コンサルを経てアカデミアに
参加してくださったHさんが初めて
ワークショップに来てくださいました。

9月に入ってからコンサル生や
BUYMAアカデミア参加者の方の
売上がいつにも増して好調で、
毎日嬉しい報告が届くのですが、
Hさんもその中のお一人です。

Hさんは私とほぼ同じ時期に
BUYMAを始めた方で、今となっては
キャリアはかなり長いほうだと思います。

BUYMAを始めて割とすぐに
どんどん成果を伸ばしていって、
一時期は月利100万オーバーを
ずっと維持し続けていたのですが、
ここ数年競合の増加などが原因で、
少しずつ成果が落ちていきました。

そうすると、利益が大きく出ていたうちは
特に問題になっていなかった様々な課題が
表面化して、さらに成果が生まれなくなる
という悪循環に陥ってしまい、なんとか
この状況を打開したいとコンサルの門を
叩いてくださったわけです。

その4月の申込時に、私がHさんの状況を伺って
以下のような返信をしていました。

=================

現状の概要のみですが、伺う限りでは、
利益を生み出すために何に比重を置くべきか
(ご自身のリソースをどうやって配分すべきか)
という点が改善されれば、おのずと成果は伸びるのでは
ないかという印象を持ちました。

=================

実際にコンサルでお伝えしたことは
すべてここに通じるわけですが、結果として
7月にはあと少しで月利100万に届く
というところまで復調し、今月は先週時点で
すでに月利110万を突破するまでになってきました。

Hさんは、出品作業などを外注しながら、
出品数は割と多めに活動するスタイル
だったのですが、それゆえに発生する
余計な作業にリソースを使いすぎていて、
「売上・利益に直結する作業」が
大きく不足していました。

また、少しずつ買い溜めてきた
手元在庫の商品が半ば不良在庫と化して
資金繰りの悪化も招いていました。

まずはこのあたりの改善に着手しながら、
ちゃんと利益が取れて売れる商品を
リサーチすること、その商品をしっかり
売れるようにメンテナンスまで行うことを
進めていきました。

書いてみたら物凄く当たり前のことですが、
本当に多くの人が、力を入れるべき場所に
ちゃんと力を掛けられていないことで、
成果に結びついていないものです。

・売れている実績がない商品の出品が多すぎないか

・ライバルと出品価格などを比較せずに出品していないか

・出品したあと放ったらかしにしていないか

・外注さんの作業のための仕事を生み出していないか

・販売実績を確認せず在庫を確保し資金繰りが苦しくなっていないか

表面的にはそれなりに利益が出ていても、
時間や資金の面でなんとなく苦しみながら
活動し続けているという人は、やはり
上記のような問題を抱えながら、
非効率的に売上が出てしまっている
というケースが多かったりします。

正直BUYMAは個人が利益を出すには
かなり恵まれたプラットフォームなので、
ただ売上、利益を出すということだけに
フォーカスすれば、それ自体はそんなに
難しくはないです。

ただそれを効率よく、つまり、時間や
資金などのリソースを余らせながら出来なければ、
結局「BUYMAの奴隷」になって終わり
というのは、2年前に私と青木さんが
「BUYMA in REASON」で主張した通りです。

今日自分がやった作業のうち、
本当に重要な作業に当てられた時間は
どのくらいだったのだろう。

今自分がやっている作業は、
本当に必要な作業なのか?

こういう問いかけを常にしていきながら、
BUYMAの活動全体を効率化することを
心掛けていきましょう。

ではではー。

P.S.

最近またチラホラお問い合わせをいただくので、
個別コンサルの新規募集を9月27日(金)の
21時頃配信するメルマガで行いたいと思います。

今回も若干名の募集ですので、
興味がある方はチェックしてみてください。

P.S.

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売れない原因をすぐに突き止めるための考え方(第696回)

※2019/9/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

次回予告をすればプレッシャーになり、
比較的すぐ書くのでは?という試みは
あえなく散ってしまいましたが、
何事もなかったかのように書きます。

前回のメルマガで、BUYMAの
新しい機能である以下について紹介しました。

■【機能リリース】色サイズ別に在庫数を設定できるようになります。

http://buyersinfo.buyma.com/?p=80165

ただ、せっかく手元にある在庫を
色・サイズ表上では◎に設定しても、
そもそも「手元に在庫あり」の“タグ”を
設定していない人が結構いますよ、
ということもあわせてお伝えしました。

「手元に在庫あり」のタグが未設定だと、
お客さんが「手元に在庫あり」で検索を
かけたときに、そもそも表示すらされません。

表示されなければ、それは
存在していないのと同じことです。

なので、改めてご自身の出品商品を
「手元に在庫あり」で絞り込んで表示し、
抜け漏れがないかどうかちゃんと確認してみましょう。

その上で前回の最後に、

・なんでそんなことが起きるのか、

・どうしたらそれが改善できるのか、

・その結果、なぜショッパーとしての
地力が向上するのか

というテーマを次回取り上げると
書いたのでした。

ということで、まず、
なんでそんなことが起きるのか
から考えてみましょう。

一つは単純に、うっかりミスです。

人間なので、常に100%完璧で、
一切のミスがないということはあり得ません。

なので、その対策として、

出品したあと、ちゃんと
自分の商品ページを振り返る

ということをすべきです。

特に、今回のケースで対象になるのは、
「在庫を持つ」と判断した、自分の中で
それなりに期待している商品なわけです。

そういう商品について、出品したあと
ちゃんとお客さんに見てもらえているのか、
ライバルに対して優位性が保たれているのか
というのを確認せずほったらかしにするのは、
一貫性にも合理性にも欠ける行為だと
言わざるを得ません。

また今回の手元在庫の商品以外でも、
たとえば出品カテゴリを間違えているとか、
そんなまさかというようなミスもあったりします。

(これまでコンサル生でも何件も見てきました)

人間はミスをするという前提で、
ちゃんと出品後に振り返る機会を持つ
ということをしていきましょう。

そして、この件については、
ただうっかりミスで済ませてもいいんですが、
実はその奥にもうひとつ、本質的な問題が
眠っているのではないかと思います。

それは、自分の行動が、お客さんの
どういう行動に影響を与えているのか
ということを正確に把握していないということです。

「BUYMA in REASON」でも触れていますが、
お客さんの購入までの行動はざっくり言えば、

インプレッション(表示)

クリック(アクセス)

コンバージョン(購入)

という流れです。

具体的に言えば、PRADAの
黒い長財布がほしいお客さんは、

BUYMAの検索条件で、
ブランドとカテゴリの絞り込みや
キーワードでの検索をすることで、
自分が求めるものと属性の近い商品を
一覧表示したあと、(インプレッション)

その中から、自分の求める条件や興味をもとに
商品ページをクリックしてアクセスし、(クリック)

その中身をさらに吟味して購入に至ります。
(コンバージョン)

では、今回の「手元在庫あり」の
タグを設定することによって、
上記の何に影響があるのか。

多くの場合、「手元に在庫あり」は

「手元に在庫があるからよく売れそう」

と漠然と捉えられがちで、したがって
コンバージョンに強烈に作用しているという
イメージが持たれやすいわけです。

たしかに、注文後にすぐ届くというのは、
お客さんの購入を強く後押しする要因になりえるでしょう。

しかし、先述したように、
そもそも実際に在庫を持っていようがいまいが、
「手元に在庫あり」のタグを設定しなければ、
すぐに商品が欲しい人に対して
見てもらうことさえできないわけです。

この「インプレッション」という概念を
明確に意識しながら商品ページの設定を
しているかどうかによって、うっかりミスの
発生度合いも、またそれを防ぐための
チェックの頻度も変わってくるのではないかと思います。

さらに言えば、インプレッション、
クリック、コンバージョンというステップを
常に明確に意識できていれば、
「手元に在庫あり」以外の場合でも、
自分の商品が売れない理由が
どこにあるのかすぐに分析でき、
的確な対策が打てるようになります。

それが、ショッパーとしての
地力向上に結びつき、より
成果が伸びる要因になるのは
想像に難くないでしょう。

ちょっとした設定のミスであっても、
どうしたらそれが防げるのか、そして、
そのミスが発生した根本にある
本質的な問題はないのかというところまで
しっかり考え尽くせるようにしたいですね。

ではではー。

P.S.

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これが「手元在庫有り」でも売れない理由かも(第695回)

※2019/9/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

また久々になってしまいましたが、
過去は振り返らず今を生きます。

さて、先日BUYMAに追加された
以下の新機能は皆さんもう知っていると思います。

■【機能リリース】色サイズ別に在庫数を設定できるようになります。

http://buyersinfo.buyma.com/?p=80165

もし万が一ちゃんと把握していないという方は、
上記を必ず読んでおきましょう。

リリースの時点では対応していなかったアプリ版も
先日のアップデートで対応されて、PC、スマホの
ブラウザ、アプリのどこから見ても、手元在庫の
商品は◎で表示されるようになりました。

(アプリはiOS版もandoroid版も確認済みです)

本当は手元在庫のあるなしだけではなく、
カラーやサイズごとに価格が自動で変更
されるようなシステムにしてほしいんですが、
それは今後搭載されるのを期待しましょう。

ちなみにカラー、サイズでの追加料金の
設定も、ややこしいルールがあるので、
以下をちゃんと確認しておきましょう。

■追加料金タグのルール変更

http://buyersinfo.buyma.com/?p=79279

今のところ派手な取り締まりはないですが、
うっかり設定ミスしていたコンサル生に、
事務局から注意が入って出品取り下げになった
というのは実際ありました。

さてさて、この機能によって、
どれが手元在庫ありの商品なのかが
分かりやすくなったわけです。

その結果、お客さんの利便性は向上し、
多少売れやすくなるかと思いきや、実は
ちょっとした落とし穴があったりします。

それは、色・サイズ表では、手元在庫の商品を、
◎で設定して出品していたとしても、
「手元在庫あり」の“タグ”を設定していないと、
「手元在庫あり」での検索結果に表示されない
ということです。

作業した人間の心理としては、
◎にしたから手元在庫ありで出品してるぜ!
という印象、手応えを持ってしまって、
うっかりタグの設定までするのを忘れて
出品してしまいがちだったりします。

いくらすぐ買える商品が分かりやすくなっても、
そもそもアクセス(クリック)してもらえないどころか、
お客さんの検索結果に表示すらされなければ、
それはもはや存在していないのと同じことです。

実際にそういうショッパーが、
現時点で結構散見されるので、
手元在庫の商品を出品している方は、
諸々の設定がちゃんとされているか、
ぜひご自身の商品ページをチェックしてみてください。

次回はこの話題に続けて、
なんでそんなことが起きるのか、
どうしたらそれが改善できるのか、
その結果、なぜショッパーとしての
地力が向上するのかというテーマで
書いてみたいと思います。

と予告をしておいて、
自分のプレッシャーを掛けるという試みです。

ではではー。

P.S.

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