「2月は売上が落ちる」というもっともらしいウソ(第682回)

※2019/3/1の記事です。

こんにちは、エスノです。

何かの節目のたびに毎回
言ってるような気がしますが、
もう3月になってしまいました。

これを6回繰り返すともう来年になります。

その間に、平成が終わったり、
消費税が上がったりもするようですが、
なんとなく今までと同じことをしていると
何かを得られたという実感もなく、
本当にあっという間に時間が過ぎて
しまうかもしれません。

ということで、年初に私は、
今年の目標のひとつとして、

BUYMAアカデミアで、
単発の新しい企画をひとつ実施する

というのを掲げました。

その第1弾として、昨日は、
沖縄は那覇でワークショップを
開催してきました。

各都市から7名ほど参加してくださって、
(ほとんど東京組でしたが)
いつもとは違う環境で新鮮な気持ちで
ご自身の作業に取り組めたのではないか
と思います。

懇親会も少しいつもと違う人数、
メンバー、時間帯だったこともあって、
いつもとは違う話も出来たような気がします。

通常は、東京、名古屋、大阪、博多の
4都市で行っているのですが、
それ以外の都市では初めてです。

なぜ沖縄かというと、
BUYMAアカデミアの参加者に
沖縄在住の方がいる、というのもあるんですが、
詰まるところ「なんとなく楽しそうだから」です。

いつもと違う場所に行くこと自体もそうですが、
「沖縄に行く!」って、やはりどこかワクワクします。

実際のところ、那覇で1泊するだけでは、
特に楽しいことはそんなにありません。

これまで何度も行っているので
そんなことは重々承知なんですが、
それでも未だに「沖縄に行く!」という
ある種の幻想を抱くことはできます。

で、実際行ってみると、
やはり飛行機から降りた瞬間に感じる、
本州とは違う気温だったり空気だったりに
ちょっと感じ入る部分もあるわけです。

こういうちょっとした「鮮度の補給」は、
何をするにもすごく重要だと思います。

冒頭に書いた、時間があっという間に過ぎるのも、
同じような場所、環境に居続けたり、あるいは、
同じような行動を取り続けることによって、
いわゆる、閉塞感やマンネリの渦中にいるのが
大きな要因の一つです。

これは精神論だけではなく、
ロジックで考えても、意外と、
成果に大きく関わる部分があったりします。

たとえば、2月の利益が、
ここ数ヶ月より良くなかった
という人もいるかも知れません。

このときに、「物販では、普通は
2月、8月は売上が下がるものだ」
という一般論で自分を慰めるのも、
変に挫けすぎるのを防ぐという意味で、
それはそれでアリだと思います。

しかし、以前もメルマガで書きましたが、
この「2月・8月の法則」と、実際に
2月の売上・利益が落ちたこととは
多くのショッパーにとってほぼ関係がありません。

BUYMA全体の取扱高は、
さすがに影響が出てくるでしょう。

セールも終盤になり、魅力的な価格の
人気商品の在庫がどうしても減ってくること、
お客さんが年末年始でそれなりに買い物をして、
いったん買い物に対する欲求が収まってくること。

こういうのは、規模の大きいところで見ると
多少は影響が出てきます。

なので、BUYMAのショッパーの中でも、
トップの中のトップも多少影響を受けるでしょう。

ただ、多くの人はそうじゃないので、
基本的に無関係なわけです。

2月の売上と利益が落ちたとしたら、
それは単に、2月の成果を伸ばせるような
アクションを自分が出来ていなかった
というだけの話です。

実際に、コンサル生やアカデミアの
参加者でも、1月より2月が良かった
という人も普通にいます。

1月より2月が悪くなってしまう人は、
在庫、無在庫を問わず、やはり、
売る商品の準備が出来ていなかった
というケースが多いです。

先述したように、2月くらいになると、
年末年始で売れていた商品の在庫が
もうどこを探してもない状況になります。

なので、年末年始を、
受注や問い合わせに忙殺され、
出品や買い付けにまで手が回らず、
2月に入ってから慌てて新しく出品しても、
なかなかすぐには売れない。

そして、結局、成果が落ちてしまう
というような構造がそこにあるわけです。

(ちなみに、そういう自分の状況を理解し、
元々そうするつもりで2月を終えて、
想定内、あるいは、思ったよりも
下がらなかったなというのなら
全然問題ないと思います。

実際、1年の半分だけ
モンクレールを売りまくって、
あとはお休みみたいな人もいます。

その人は一定期間で自分にとって
必要な利益をしっかり出せていれば、
それでいいわけですね。)

これは要するに、年末年始のうちに、
それまでとは違う商品を出品したり、
買い付けておくことをしなかったという
マンネリが招いた結果です。

マンネリというと、なんとなく、
ぼんやりしている状態みたいな
イメージがあるかもしれませんが、
新しい取り組みが出来てなければ、
どんなに忙しくしていてもそれはマンネリです。

忙しいマンネリは、むしろ、消耗したり、
新しいことをする余力がないという意味で、
ぼんやりしたマンネリ以上にタチが悪いですね。

上手くいった部分を、上手くいっているとき、
あるいは、それ以前から省力化するようにして、
その余ったリソースで、常に新しい何かを
ちょっとずつで全然構わないので入れていく。

それがとても大事だというのは、
たとえば、BUYMAの年末年始と
2月の成果について当てはめて
考えてみると、こういうことです。

ということで、2月が良くなかった人は、
「2月・8月は悪いものだ」みたいな、
どこの誰が、誰のために言ったのかも
不確かな言動に惑わされずに、
その原因に向き合って、また今日から
切り替えて頑張っていきましょう。

もちろん結構上手くいったなという人も、
ちゃんとその上手くいった要因を分析して、
今月以降に生かしていきたいですね。

ではではー。

P.S.

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