情報の吸収率を高めるためのコツ(第681回)

※2019/3/1の記事です。

こんにちは、エスノです。

ちょっと空きましたが、前回は久々に、
インタビュー音声をお届けしました。

私と青木さんが企画制作した、
「BUYMA in REASON」という
BUYMA講座に参加してくださっている
諸岡さんという方に、私達二人で
インタビューをしてきました。

■インタビュー音声

インタビュー内でも触れていますが、
諸岡さんは私がメルマガを配信すると、
ほぼ毎回その内容に対して返信をくださいます。

(青木さんに対しても同じだそうです)

この頻度で返信をくださる方は、
私もメルマガを始めて5年以上になりますが初めてで、
すごく良い取り組みだなと感心しています。

というのも、「返信をする」という
“アウトプット”を前提として
メルマガを読むことによって、
その内容の“インプット”の精度が
すごく高まるからです。

ドラマとか映画を、ぼんやり観るのではなく、
誰かに内容を要約して伝えないといけない
という前提で観るのとでは、その観方が
大きく変わってきます。

細部までしっかり見ようとするでしょうし、
あるいは、この場面は印象的だったけど、
それはなぜなのか自分の中で考えて、
どうしたらそれが魅力的に伝わるかも
考えたりするかもしれませんし、なんなら
メモを取りながら見たりするかもしれません。

その結果、観たあとに自分の中に残るものが
ぼんやり観たときとは雲泥の差になるのは
想像に難くないでしょう。

以前のメルマガでも書きましたが、
実はほとんどの人は、そもそも
文章を読めていません。

読んだけど意味が理解できないとか、
本当に文章を読んでいない場合もありますが、
ここで言う「読めていない」というのは、

「先入観に基づいた流し読みをしている」

というのが近いニュアンスです。

おそらく今回は出だしがこうだから、
このあたりにはこんな感じのことが
書かれているだろうみたいな感じで、
話の筋を頭の中で勝手に作り上げるわけです。

これは、多かれ少なかれ、
ほとんどの人が無意識にやっていることで
絶対的に悪いことではありません。

こういう風にして、インプットに使う
脳みそのエネルギーを節約して、
その余力を他のことに回せたりもするからです。

ただ、この脳内で補完され、
作り上げられた部分は、
それまでの自分が獲得してきた
知識や経験に基づくものだというのが、
注意すべきポイントです。

もし、それまでの自分の知識と経験で
作り上げられたものが、いわゆる
成果を出した人が発する内容と
ズレていないのならば、その人は
おそらくすでに成果を出しているはずです。

しかし、多くの場合はそうではなく、
まだ満足行く結果が出ていない人が
脳内で勝手に都合よく作り上げた、
自分にとって居心地のいいだけの話になって
しまっていたりします。

それを、ずっと繰り返して、
何か新しい価値のあるものが得られるのか。

答えは言わずもがなでしょう。

これを聞いて、
「いやいやそんなバカな」
と思う人もいると思います。

しかし残念ながら、おそらくこれは
かなり真実に近いです。

私はこれまで、個別コンサルや
BUYMAアカデミアをはじめ、
このメルマガを読んでくださる方と
直接話をする機会が何度もありました。

その中で、自分が書いた内容が、
私が思ったように受け取っては
もらえていないという場面に
何度も遭遇してきました。

これはもちろん私の力不足でもあるのですが、
話を詳しく聞くと、先述した
「先入観に基づいた流し読み」が原因っぽい
ということが多かったのです。

「BUYMA in REASON」の
申し込みページにも詳しく書きましたが、
実は多くの人は、「こうすればいい」
というノウハウ的なものには、すでに
出会っていることが多いです。

ただそれを「読めていない」。

先入観に基づき流して読んでいるため、
書かれている文章の意味を、一字一句、
書いた人が伝えたいようには自分のものに
出来ていない。

これをなんとかするには、
アホみたいな話ですが、
「ちゃんと読む」しかありません。

ちゃんと読んだ上で、実践する。

この「ちゃんと読む」の
大きな助けになってくれるのが、
「アウトプットを前提としてインプットする」
ということです。

日々自分が接する様々な情報について、
人に伝えたり説明したりする前提で、
触れてみてください。

そうすることで、同じ情報に接しても、
そこから自分のものとして吸収できている度合いが、
全然変わってくるのが分かると思います。

ではではー。

P.S.

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