※2017/8/1の記事です。
こんにちは、エスノです。
前回のメルマガで、読者さんからの
「人気順を上げるにはどうしたらええねん」
という質問に回答しました。
人気順を上げる要素と、そのために
どういう施策を打つべきかについて、
今までの復習がてら書いたわけですが、
そこまではかなり基礎的な内容です。
本題はここから。
昨日書いたような施策を、
自分とライバルの商品ページを
ちゃんと比較しながら打ったとします。
しかし、
「これだけやることをやっても人気順が上がらない!」
ということは、残念ながら普通にあります。
そういうときのために行うこととして、
以前から何度か触れているのが、
「新しく出品し直す」
ということです。
「人気順が上がらない」というのは、要するに、
多くの商品に埋もれてしまい、お客さんから
見てもらいづらい(=アクセスが増えない)状況
だということです。
多くの人が、うっかり
思い込んでしまっているのが、
「前回伝えたような施策を打つ」
↓
「人気順が上がる」
という構図です。
ですが、これは大きな間違いです。
あくまで、
「アクセスが集まる」
(そのために先ほどのような施策を打つ)
↓
「人気順が上がる」
ということだと肝に銘じないといけません。
「何か策を打てば人気順が上がる」
ということではなく、
「人気順を上げるために何か策を打つ」
ということです。
これはただ言葉遊びのようで、
非常に重要な違いです。
なぜ「新規で出品し直す」かというと、
「新着順で改めて上位に表示させたほうが、
そのまま人気順で埋もれているよりは“マシ”」
だからです。
繰り返しますが、「新規で出品し直す」のが、
何か特効薬的な働きをするわけではありません。
そのままほっとくより「マシ」なだけです。
今回問い合わせしてくれた方も
いただいた質問の中で以下のように言っていました。
===========================
(前略)
バイマにアクセスした人の10割が新着順から調べるわけでもないし
(後略)
===========================
これは仰るとおりで、新着順で
商品一覧をチェックする人なんて、
かなり少数でしょう。
しかし、少数でも「いるならやる」のです。
これも多くの人が勘違いしているのですが、
「この方法を実践すれば、確実に“成功する”」
なんてことは有り得ません。
「この方法を実践すれば、確実に“成功確率は高まる”」
が真です。
「人気順を上げる」つまり「アクセスを集める」
という行為は、最終的には、出品者自身ではなく、
「アクセスしてくれる人」が「そうしてくれるかどうか」です。
つまり、極端な表現をすれば、
自分ではコントロールできない
「運」によるものです。
前回お伝えしたような施策を
たとえ漏れなく実行したとしても、
それが出品後のアクセスを
必ず保証するわけではありません。
私達がやっているのは、その
「確率を上げるための行為」です。
インプレッション(=検索結果にちゃんと表示されること)
を上げればアクセスが増えるとか
他のライバルより安い価格にしたら
アクセスが増えるということではなく
アクセスが来る確率を高めるために
インプレッションを上げたり、価格を
他のライバルより安くするということです。
これは「アクセスを上げる施策」に限らず、
すべてにおいて言えることで「受注」も同じです。
だからこそ、自分でコントロールできることである
「新規で出品し直す」という行為は、
その効果がやったほうがマシ程度のものでも
やる意味があるわけです。
(実際やってみると、「マシ」という表現よりは
意外と効果があるなという感じですが。)
「運」を多少でも味方につけて、
コントロールしたかのようにするには、
とにかくトライしまくることです。
この場合で言えば、一回出し直して
上手くいかなくても、何度も出し直せば、
それがちゃんと人気商品で、施策にも
漏れがなければ、いつかはアクセスが集まります。
そのいつかは、次かもしれませんし、
5回目かもしれませんし、あるいは、
10回以上やらないといけないかもしれません。
いずれにしても大事なのは、
結果というのはそういうものだと腹を括って、
まずはそれ以外の、自分で操縦できる箇所が
おかしくなってないかにフォーカスすること。
そして、自分が操縦できる箇所に
ついてベストを尽くしているなら、
試行回数をとにかく増やすことです。
成果とのこういう向き合い方のことを、昔の人が
「人事を尽くして天命を待つ」
という諺でちゃんとまとめてくれているのが面白いですね。
なお、「やったほうがマシ」なことを
すべての商品に対して適切に行うのは、
現実的には不可能なので、その優先順位は
意識していかないといけません。
限られた時間の中で何に注力すれば、
一番成功確率が上がるのかという視点も
常に持ちながら活動していきたいですね。
ではではー。
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