※2017/7/25の記事です。
こんにちは、エスノです。
だいぶ久しぶりのメルマガになってしまいましたが、
何事もなかったかのようにしれっと始めます。
先週土曜は東京でBUYMAアカデミアの
ワークショップでした。
今回は、海外在住の受講者Nさんが、
一時帰国中で上手くタイミングが合って、
初めてワークショップに参加してくださいました。
Nさんは個別コンサルを
これまで2回受講してくださっていて、
もう2年以上の付き合いになるので、
初めてお会い出来て本当に嬉しかったです^^
さて、そのワークショップの場で、
5月からアカデミアに参加してくださっているYさんに
「1件出品する報酬1,000円で外注さんを募集したら?」
という提案をしてみました。
一般的に、出品作業を外注するとき、
出品1件あたり50~100円くらいが
なんとなくの相場のようです。
なので、出品1件1,000円というのは、
常軌を逸した数値と言えなくもないかもしれません。
ただ、Yさんは別に出品数で利益を出す
というスタイルではなく、買い付けの優位性で
利益を出すというスタイルです。
買い付けの優位性というのは、
・(多くの人が知らないような)色んなショップを知っている
・それらから特別な割引ももらっている
などのような状況のことです。
Yさんはすでに、買い付けの優位性では
かなりのレベルに達していますが、
それを利益になかなか繋げきれていない
というのが直近の課題です。
それだけ様々なショップから
安く買い付けできるなら、シンプルに、
出品しまくればよいのでは?と
思うかもしれませんが、それはそれで
別の問題が出てくるのが見えているので
なかなかそっちにも思い切って舵を切れない。
別の問題というのは、
人に仕事を依頼することで生じる様々なコスト
(管理の手間、ストレスなども含みます)や、
出品した商品の管理の手間などなどです。
かと言って、少しずつでも、
リサーチして出品していかないと、
せっかく優位に買い付けが進められるのに、
何に力を入れて買い付けしていけばいいのか
という視野が広がらないという問題があります。
(もちろん人気ブランドの定番人気商品は、
ある程度カバーしているのですが。)
逆に言えば、そんなに多くの出品は
必要とはしないものの、それはそれで
自分の手でやろうとすると、簡単に言えば
面倒くさい気持ちが働いてしまい、そもそも
リサーチ自体もなかなか進まない。
そして結果的に、もうかなり開拓し尽くしている
「今分かっている売れる商品」の買い付け先の
さらなる開拓に精を出す、というループから
なかなか抜け出せない感じでした。
なので、そんなに出品しなくていいなら、
そういう報酬体系で外注したらいいのでは?
という提案をしたわけです。
作業の外注を受ける側も、報酬が欲しくて
依頼を受けるわけですから、1件数十円で、
月に100件も出品しないとなると、報酬総額が
生活の足しにならないわけです。
そのため「外注さんの報酬のため、
引いては仕事を続けてもらうために、
作業を発注し続けなきゃ」というスタンスで、
逆にちゃんとリサーチしたりする余裕がなくなり、
自分の首を締めてしまう話も聞いたことがありますが、
それが本末転倒なのは言うまでもないことでしょう。
1件1,000円で月に最低30件出品するなら、
外注さんにとっては月3万円の報酬ですし、
こちらとしても、ちゃんと人気商品を選べて、
かつ、買い付け先に優位性があるのであれば、
十分元が取れる金額です。
Yさんのスタイルなら、出品した一つの商品が
何度も繰り返し売れるということは普通にあります。
なので、そういう意味でも、1,000円の出品で
そのあとどれだけの利益を生み出せるかを考えれば、
別にそこまで高い出費ではないわけです。
あるいは、1件あたりの報酬を高額にしなくても、
たとえば月額報酬を定額にして、その範囲内で
出品以外の作業もお願いするというのもアリでしょう。
もちろん報酬を高額にするデメリットもゼロではないです。
ただいずれにしても、いわゆる「相場」みたいなものは、
参考にはしても、それに振り回されてはいけない
というのが伝えたかったことです。
報酬を高額にすることが正解なのではなく、
常に、今自分が本当に求めているものは何で、
それに適した解決策は何か、ということを、
常識に縛られず自分の頭でちゃんと考えてみる
ということが、色んな場面に通じる重要な姿勢です。
もちろん、考えた結果、
それを実行してみるのも大事ですね。
ではではー。
P.S.
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