東京オリンピック開催決定にあたって考えた。(第34回)

※2013/9/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はBUYMAの話はちょっとお休みです。

ちょっと遅いですが、
2020年の東京オリンピック開催が決まりましたね。

これを受けて、
「7年後の自分は何をしているだろう」
と多くの人が想像している様が、
さまざまなメディアで見受けられました。

自分もそれに漏れずちょっと考えてみたわけですが、
その際にもうひとつ考えたのが、
「7年前の自分は何をしていただろう」
ということです。

7年前というと僕は22歳で、大学3年生でした。

ほとんど大学には興味がなく、
塾講師のバイトに明け暮れる日々・・・。

差し迫ってきているはずの就活の足音も聴こえないフリをして、
とりあえず毎日楽しく生活していた気はします。

まあそんな調子でしたので、翌年の就活では惨敗続き、
運よく内定をいただいた会社も、苛烈を極めた忙しさでした笑

そこで3年勤める中で、自分なりに考え選択し、
今のように、自分でビジネスをして生活していくことになったわけです。

おかげさまで、その選択そこそこ上手くいったので、
今はまた大学生みたいな生活リズムで糸が切れた凧をやっています^^;

もし7年前の自分に今の自分の話をしたら
とても信じてはもらえないと思います。

あの頃の自分は、まさに
敷かれたレールの上を歩いていただけでした。

当時は、嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、
普通にどこかに就職し、そのなかで頑張って、
お金とか時間の面で多少我慢することもありながらも、
それなりに満たされた人生を歩んでいくんだろうなと
ぼんやりと思っていました。

そして実際に働き出し、途中まではまさにその通りでした。

しかし今は、特に我慢することもなく、
それなりというかかなり満たされた生活をしています。

好きなアーティストの全国ツアーに2年連続で全部参加でき、
趣味の競馬のために、フランスに行くこともできました。
(ちなみに今年も10月の頭に行きます^^;)

別にあちこち旅行に行くことが、
とにかく素晴らしいことだとは思っていません。

ただ、7年前の自分と今の自分は、
同じレールの上にはいないなと思ったわけです。

結局、今の自分を創るのは、過去の自分です。

僕の場合で言えば、2年前に決断した
「自分でビジネスを始める」ということが
大きな転機になりました。

実は僕は、別に自分でビジネスをすることが、
何より素晴らしいとも思ってはいません。

個人的には、自力で稼ぐ能力というのは、
これから間違いなく重要なスキルだと思いますが、
それだけに拘らなくてもいいとも思っています。

ただ、7年後、自分がどうなっているかというのは、
はっきり言ってしまえば、7年前から今に続くレールの延長で
なんとなく分かってしまいます。

その想定される7年後が、
本当に自分の望ましいものでなければ、
どこかで決断し、行動を変えていくしかないわけです。

それは、社会人であれば、転職することかもしれないし、
会社を辞めて本当にやりたかった道に進むことかもしれないし、
自分でビジネスをすることかもしれません。

会社の中でだって、決断し行動していけることは
きっと数多く存在するでしょう。

また、学生でも、そのほかの立場の人でも、
何をどう決断するかは違っても、本質的には同じはずです

7年後の華やかな未来に思いを馳せ、
「自分はどうなっているか」と考えるのは素敵なことです。

ただ、その華やかな未来が自分の元に訪れてくれるかは
間違いなく自分のこれからの7年間の生き方次第です。

説教くさいですが、自戒の意味も込めて書いてみました。

ではではー。

エスノ

p.s.
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ご意見・ご感想など送っていただけると嬉しいです^^

BUYMAで「提案」「交渉」「説得」する。(第33回)

※2013/9/8の記事です。

こんにちは、エスノです。

多くのバイヤーさんが意外と重視していないのが、
お客さんとのやり取りです。

そんなことはない、と思う方もいると思うんですが
確かに、「ある方向」に関しては、
みんなけっこうちゃんとやっていると思います。

その「ある方向」というのは、

「バイヤーとしての信頼度に関わる部分」

です。

具体的に言えば、
注文していただいたあと、すぐに返信をするとか、
到着まで荷物の進捗をこまめに報告するとか、
発送した荷物に手紙を入れるとか、そういうのです。

もちろん、これが重要じゃないなんて言いません。

ただ、こんなことははっきり言って
「やって当たり前」のレベルのことです。

お客様からお金を払って注文をいただいたのなら、
それに対する対価をきちんと提供することは、
ビジネスにおいて当然のことです。

今回取り上げたいのは、そういう部分ではなく、
もっと「売上」に直接繋がる話です。

例えば、僕の例ではこんなことがありました。

ある10万円くらいの商品が売れたのですが、
いざ仕入れようとしたところ、買い付け先の価格が上がっていて、
なんと買い付けに10万円以上かかることが分かりました。

このままお届けしてはこちらは赤字です。

そこでお客さんに対して、
「値上げ」の交渉を行いました。

その結果どうなったかというと、
お客さんは僕の説明に納得して3万円追加で支払ってくださり、
お届け後の評価もちゃんと「満足」がいただけました。

この値上げ交渉のやり取りに少し時間が掛かったので、
通常よりお届けまでに時間が掛かったにもかかわらず、です。

最終的にこのような結果が得られたのは、
お客さんに気持ちよく買い物をしていただくための
「説得」がちゃんとできたためです。

これはちょっと特殊な例ですが、例えば、
いざ買い付ける段になって目的の品の在庫がなかったときに、

「別のカラーを提案する」
「同じブランドの似たアイテムを提案する」

なども、売上に繋がるお客さんとのやり取りのひとつです。

毎回上手くいくわけではありませんが、
取り組まなければゼロのままですし、上手くなれば
10回に1回が、5回に1回の成功率になるかもしれません

僕が今回伝えたかったのは、

「提案」「交渉」「説得」

と呼ばれるような部分に関する
お客さんのやり取りを軽視して欲しくない
ということです。

これは、BUYMAの中で稼ぐ力だけでなく、
基本的なビジネススキルを鍛えることにも繋がります。

力を入れている人が少ないからこそ、
ちゃんとやれている人が少ないからこそ、
少しでも出来れば、他のバイヤーさんと差をつけられます。

ちなみにさっきの例は、
たまたまこのときだけ上手くいったわけではなく、
同じような条件が揃ったときにもう一度同じように交渉したところ、
今度は6万円の品を1万5千円値上げしてもらうことができました。

こういうのは本質が分かってポイントを押さえられると、
ある程度テンプレートか出来るのがいいですね。

このときお客さんに送ったメッセージは
ちゃんと保存してありますが、
適当に乱用されても敵わないので、
ここでは公開しません。

もし気になったら、
個別にメッセージでも送ってください笑

ではではー。

エスノ

p.s.
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「売れない理由」を考えるのは大事。(第32回)

※2013/9/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日初めてヤフオクに出品してみました。

これまで、なんか出品作業が面倒くさそう
という思い込みで敬遠していたのですが、
実際やってみるとそうでもありませんでした 笑

初めてなので、とりあえず1円で出品して、
どこまで上がるかという感じで見ていたわけですが、
残念ながら想定をちょっと下回るところで落札されそうになったので、
最後に525円払って出品を取り下げするという結果に^^;

当たり前ですが、商品の属性によって、
1円出品が向くものと向かないものがありますね。

ただ3日間だけの出品にもかかわらず、
アクセスはかなりの数が集まりました。

このへんは、オークションサイト国内最大手の
面目躍如という感じでしたね。

がっつりやるつもりはないですが、
やっぱり新しく何かをやってみるというのは、
いろいろ発見もあったりして楽しいものです^^

さて、今日は、
「問い合わせが来たのに売れない!問題」
について書いていきます。

BUYMAで出品していると、お客さんから
「在庫はありますか」という問い合わせが来ます。

このとき、「在庫がある」「在庫がない」
の2パターンがありえるわけですが、
「在庫がない」パターンで受注が出来ないというケースは
今回はいったん置いておきます。

今回考えたいのは「在庫がある」のに、
結果的には受注しないケースです。

この場合、購入しなかったお客さんの行動は、

・別のところで同じ商品を買った
・同じ商品は結局買わなかった

当たり前ですが、このいずれかになるはずです。

後者の場合は、はっきり言って、
もうどうしようもありません。

お客さんのお財布の状況が変わったり、
あるいは別にほしいものが出来てそっちを買ったり、
なんとなく熱が冷めてしまったり、
こちらではコントロールできない要因で買ってもらえないことは、
どうやっても起こり得ることだからです。

しかしながら、前者の

・別のところで同じ商品を買った

というのであれば話は別です。

そこには、確実に

「自分のところ以外で買う理由」

があったはずなので、それを突き止めて対策をしないと、
そのあとも何度もお客さんを逃すことになってしまいます。

そのために、別のバイヤーさんが出品している同じ商品に、
自分のところで問い合わせをしたお客さんが
同じような質問をしていないかチェックしたり、
BUYMA以外のネットショップでさらに安く買えるんじゃないか調べたり、
考えられる理由を挙げて、検証していく必要があります。

実に地道な作業ですが、
こうやって「売れない理由」をひとつひとつ潰していけば、
どんどん効率よく売れるようになっていく
わけです。

もちろん、問い合わせが来た商品すべてに対してやると、
時間が掛かりすぎて大変ですので、そこまでする必要はありません。

ですが、ひとつふたつであれば、
10~15分で検証することは十分可能です。

こういう地道な作業を元に積み上げられた経験が、
最終的にバイヤーとしての大きな力の差になりますので、
面倒くさがらずにたまにはトライしてみるといいと思います^^

ではではー。

エスノ

p.s.
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ご意見・ご感想など送っていただけると嬉しいです^^