エスノが完敗したコンサル生の成果(第456回)

※2015/9/30の記事です。

こんにちは、エスノです。

この1週間バタバタしすぎて
すっかりご無沙汰しておりました。

前回は先週、大阪に
コンサルで伺った際に
配信したのですが、
今日は沖縄に向かう
飛行機の中で書いております。

ちなみに沖縄は今日も最高気温33度です。

まさか10月を目前に
再び短パンを履くとは思いませんでした。

なお、那覇空港到着は22時で、
明日の17時の便で帰るので、
沖縄っぽいことは何も出来ません^^;

このメルマガも、
今回のような長距離移動時にしか
書いていないような状況ですが、
コンサルの新規募集などのように
なにかイレギュラーなことをすると、
こんな感じになるのはいつものことです。

また今月はBUYMAのコンサル
以外にも、情報発信のコンサル
も始めていて、いつも以上に
イレギュラーなわけです。

そのうちのひとりAさんは、
BUYMAのコンサルを夏前まで
受けてくださっていたのですが、
なんと今月月利60万円を超えたそうです。

元々今月は50万円を狙うために、
入念に下準備をしていたのですが、
月半ばで状況を伺った時には
40万円台で着地しそうなペースでした。

ただそこから加速して、
一昨日の時点で月利60万円を超えた
というご報告をいただいたわけです。

何が凄いかというと、
この利益額もさることながら、
Aさんは、普通に会社員として働きながら、
副業として実践していて、
作業のほぼすべてを自分一人で
やっているという点です。

そのスタイルを無理なく維持するため
当然のように販売数も38件と少なく、
超効率的に成果を出しています。

ついでに言ってしまえば、
Aさんは“今日BUYMAを始めた方”と
ほぼ同じ条件で活動されています。

それは、
特定のブランドとの卸契約など
特殊な優位性を持ってるわけではなく、
完全にこれまでの知識と経験の
積み重ねだけで差別化している
ということです。

今日BUYMAを始めた方が
すぐに真似できないことと言えば、
以前私も紹介させていただいた
バイヤーズドライブに参加していること、
このただ一点と言っても過言ではありません。

元々AさんはASOSなどの
薄利多売から抜け出せず挫折していしまい、
一度は完全にBUYMAから離脱したこともあります。

それが昨年の夏頃のことですから、
そのときの状況と比較すれば、
現状は本当に驚くべき変化と言えるでしょう。

これまで他のコンサル生も、
単純な月利の金額や、あるいは
ひとつの取引の利益額などで、
私を超える成果を出してくださった
ということは何度もありました。

しかしながら今回のAさんの成果は、
「私以上に私らしい」方法でのもので、
自分の伝えてきたことを
ここまで純度高く実践すると
このくらいの成果を出せるんだなと
嬉しく思うと同時に、言ってしまえば、
「負けたなあ」と素直に舌を巻いた次第です。

感嘆しすぎて思わず
文章が長くなってしまいました。

勘違いしていただきたくないのは、
卸などの特殊な条件を手に入れることを
否定しているわけではないということです。

そういうのがあったほうが、
いいに決まってますし、
楽に成果も出せるでしょう。

ただこの“類稀な成果”が、
“多くの方が実践可能な方法”で
達成されたということは、
いろんな方の励みにもなると思うので、
長々と紹介させていただきました。

ちなみに、
これまで私自身が上げた成果の中で
多少自慢できそうな具体的な例は
あとは、

「販売価格約13万円、利益は
約6万円のハイブランドの商品を、
狙って3つ売った」

ことくらいだと思います。

10万円オーバーで利益率40%以上、
かつ同じ商品を3つ売るのは、
BUYMAではけっこう難易度が
高いと思いますので、ぜひどなたか
チャレンジしてみてください笑

もしすでに達成されたことがある方は
メールでぜひお知らせくださいね^^

さてさて、ここから本題です。

ただ今日の内容は
ちょっと初心者向きなので、
次の言葉の意味が分かる方は、
読み飛ばしてもいいかもしれません。

20%の消費税が含まれている商品の税込価格から
税抜価格を算出するのに、税込価格に80%を掛けてはいけない。

つまり、消費税率20%で
税込価格が1200ユーロの商品の
税抜価格を算出するときに、
1200×(1-0.2)としてはいけない
ということです。

ヨーロッパのオンラインでは
基本的に税込価格が表示されているため、
日本に直送するときの価格を算出する際に、
税抜価格を計算する必要があります。

ただ、そのときに上で書いたような
計算間違いをする方が非常に多いです。

たとえば、日本で10,000円の商品は
消費税8%込みだと10,800円です。

これは言うまでもなく
10,000円×1.08で計算されます。

じゃあ8%上乗せされて
10,800円なのだから、元の
税抜き価格に戻すには、
10,800×(1-0.08)でいいかというと、
もちろんダメなわけです。

実際計算してみると、
10,800×(1-0.08)=9,936円
となって10,000円にならない
ことからもそれは明らかです。

なぜなら、消費税8%は、
税抜価格10,000円に対して
掛けられたものだからです。

10,000×0.08と10,800×0.08の
計算結果が異なることは自明でしょう。

税込価格から税抜価格
を算出するには、

税込価格÷(1+消費税率)

つまりこの例で言えば、

10,800÷1.08

という“割り戻す計算”が必要です。

日本の消費税は
8%とまだ小さいので、
このような計算ミスをしても、
大きな誤差にはなりません。

しかし、ヨーロッパ各国は
だいたい20%前後の大きな
消費税率が一般的なので
特に金額の大きな商品で
この計算ミスをすると、
数字が大きくズレてしまいます。

先程の例で言えば、
税込価格1200ユーロの税抜価格は
1200÷1.2=1000ユーロなのですが、
誤って1200×0.8=960ユーロ
と計算すると40ユーロも安くなってしまいます。

初めにお伝えしたように、
このように計算している方は
本当に多いのでぜひ気を付けてください。

ちなみに厳密に言えば、
イタリアの消費税率は22%なので、
例えば現地で1,220ユーロの商品は
1,220÷1.22=1,000ユーロが税抜価格です。

ただこの「22%」という数字が絶妙で、
ある数値xを1.22で割り戻す計算結果は、
ある数値xに0.82を掛ける計算結果と
ほぼ等しくなります。

1,220÷1.22≒1,220×0.82
ということですね。

(電卓で計算してみてください。)

イタリアのショップの
税抜価格を計算する際に、
“免税率18%”として、
表示価格に82%を掛ける
ことがあるのはこういう理由です。

ということで算数の話を
つらつらと書いてみました。

こういう話をしていると
自分が割合の話を習ったときや
バイトで塾講師をやっていたときに
生徒に割合の計算を教えていたことを
思い出します。

ひとつ言えるのは、
割合の計算を間違えてしまう
というのは、
“教える側の責任が大きい”
ということです。

まあ割合の計算に限らないのですが、
特にこの分野は、同じようなところで、
同じような間違いをみんながします。

そんなことは教える側は
あらかじめ分かっていることなので、
教科書的にさらっと教えるのではなく
少なくとも多くの人が間違える
ものだということを印象付ける
工夫をしなければいけません。

「気を付けなきゃ」と思えるだけで
あとは自分で修正する機会を
手に入れることができますが、
それがないと間違ったまま、
間違ったことに気付くことさえ出来ません。

割合の計算以外にも
こういうのはたくさんあるので
気を付けたいところですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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パーソナルショッパーの名前は売上に影響するのか。(第455回)

※2015/9/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は個別コンサルで、
大阪に来ております。

まず京都で途中下車して、
今月からスタートの方とお会いして、
そのあと大阪で今月までの方とお会いしてきました。

今月でコンサル終了のTさんは、
現時点で月利約37万円で、
すでに先月の成果に並んでいます。

しかし今月は序盤の調子がよかったため
目標を50万円に置いていて、現時点では
達成できるかギリギリのラインです。

あと1週間でどこまで出来るか、
ぜひ頑張っていただきたいところです^^

さて、最近のメルマガで、

・2月、8月は本当に売れにくいのか

・実績がないと高額商品は売れないのか

という話を取り上げました。

これらは、

自分の売上が伸びないのを正当化するための
逃げ道になりやすいもの

の代表例として挙げたのでした。

実際これらは、
一見正しいように見えます。

しかし、2月、8月に売上が伸び悩むのは、
「BUYMA全体」などの市場規模での話で、
本当にBUYMAでTOPの売上を占める
一握りの人たち以外には、基本的には
当てはまらないわけです。

また実績がなくても高額商品が売れるのは
私や、あるいは私の元コンサル生たちが、
実際に証明しています。

出品した商品に「売れる理由」があれば、
お客さんの判断材料のひとつにすぎない
「評価」というものは、仮に0でも問題ない
ということです。

こんな感じで、実は根拠がないけど、
本当っぽい法則というのには
気を付けていただきたいと思います。

なぜなら先程も言いましたが、
こういうのは割とすぐ思いつくこと、
取り組みやすいことだったりするので、
売れない自分への「逃げ道」になって
しまいやすいのです。

結局、売れないのは、

・人気商品ではない

・価格が高すぎる

・お客さんに見てもらえない

というような、非常にシンプルな
原因によることがほとんどです。

ただ、シンプルなのですが、
これらの壁はすぐに超えられるかというと、
意外と険しかったりするのが厄介です。

特に過去何度も取り上げている、

・ライバルの価格が安すぎる

・ライバルに対抗できる買い付け先を見つけられない

という「価格で太刀打ち出来ない」
という壁に阻まれてしまう方は多いです。

ただ、そこを突破しようと試行錯誤しないと
いつまでも先には進めないわけですね。

というのが長い前振りで、
今回も「本当っぽい根拠のない話」を
ひとつ取り上げてみたいと思います。

なにかというと、

パーソナルショッパーの名前が変だと
売れない、もしくは売れにくい

というものです。

いや、実際厳密にテストすれば、
多少影響があるのかもしれません。

誰だって「鬼瓦権造」みたいな名前よりは、
もっとオシャレでセンスの良さそうな名前の
パーソナルショッパーから買いたいと思うでしょう。

ただ、いくら名前がオシャレでも
出品している商品が微妙で、
価格も高かったら売れるわけがありません。

あるいは、同じ商品を出していても、
評価、実績は同じくらいという条件で、
鬼瓦権造のほうが10%以上価格が安いなら、
鬼瓦権造から売れる可能性が高いはずです。

つまり結局のところ名前というのは、
判断材料のいち要素に過ぎず、
それ以外の条件で十分補える
ということです。

たとえば、以下のような、なかなか
振り切った名前のショッパーさんも、
ちゃんと商品は売れ続けています。

http://www.buyma.com/buyer/1415371.html

http://www.buyma.com/buyer/1371475.html

それは出品商品ごとに
ちゃんと売れる理由があるからです。

勘違いしていただきたくないのですが、
「変な名前でもいい」というのが
言いたいことではありません。

なんかオシャレっぽい名前のほうが
たぶん、おそらく、多少はいい影響があります。

ただ名前がもし多少変だったとしても、
それは大勢にはほぼ影響がない、
そんなところではなく、もっと
根本的なところから目を背けないように
地道に頑張りましょうというのが
今回お伝えしたいことです。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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自分がどうにか出来ることに注力しましょう。(第454回)

※2015/9/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

ちょっとバタバタしているうちに
気付けば前回の配信から、
約一週間が経過しておりました。

シルバーウィーク真っ只中ですが、
いかがお過ごしでしょうか。

というか、いつからシルバーウィーク
という名称って定着したんでしょうか。

と思って調べてみたら、
どうも祝日に関する法改正が反映された
2009年が最初のようです。

さらに言えば、同じような大型連休は
2026年まで発生しないそうです。

私は別に構わないんですが、
普通に会社勤めしている方にとっては
ちょっとした悲報かもしれませんね^^;

さて、そんな大型連休中は、やはり
ネット通販全般の売上は下がり気味になります。

ということでBUYMAもそのテコ入れとして、
23日まで有効のクーポンを発行しています。

そのおかげか、私も先日イタリアで購入した
約14万円のバッグが売れまして、
だいたい3万円くらいの利益が出ました。

これで予定の飛行機に乗れずに発生した
キャンセル料の一部が相殺されたので、
早いところもう一つの商品も売って、
あれはもうなかったことにしたいという思いでいっぱいです。

ちなみにこの商品は、他にも
出品しているライバルがいて、
私のほうが値段は高かったのですが、
それでも私から売れました。

もちろん価格以外で、
選んでもらえる要素はあって、

・「手元に在庫有り」で配送期間が短い。

・価格も高すぎない。(最安値から5%ほど高い)

要するに、「配送期間」で、
ライバルと勝負していた商品だったわけです。

ただ、ここで気を付けたいのは、

いくら「配送期間」で優位性があるからといって、
次にこの商品を購入してくれるお客さんが
果たして「配送期間」を重視する人かどうかは分からない

という至極当たり前のことです。

いわゆるBUYMAあるあるですが、

「自分は価格で安いのに、
少し高いライバルから売れてしまった…。

なんでなんだろう…。」

とか

「やっぱりいくら手元に在庫ありでも、
価格が安い方から売れてしまうから値下げしないと…」

とか、少し想定から外れた結果が出ると、
すぐに行き詰まりを感じたり、短絡的な解決策に
手を出したりしがちな人は多いです。

ただ、価格は“ある程度”安く設定して、
その上で何かしらの選んでもらえる要素が
きちんと盛り込まれているのであれば、
もうその時点で私たちにできることは
なにひとつありません。

あとはもう気にせずに、
どんどん他の商品をリサーチして
出品していくことに時間を使うべきです。

それこそ、人気順は上位で、
価格も安くて、配送期間も短くて、
取引の評価もいいのに、なぜか
ほかのショッパーから売れてしまうことも
現実的には起こり得ます。

ですが、「売れる可能性を高める要素」
をそれ以上盛り込むことが出来ないのであれば、
その結果は甘んじて受け入れるしかありません。

普通に考えれば、
それはただのイレギュラーで、
次に来るお客さんは自分から
買ってくれる可能性が高いわけですから、
そんなことを気にして疲弊していないで、
生産的な出品活動をしたほうがいいわけですね。

常に自分のコントロールできる部分と
そうでない部分を明確に区別して、
前者に注力することを徹底するのが
作業の生産性を高めることにつながります。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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