「買い付け力」は超大事だけどそれだけじゃダメ。(第567回)

※2017/4/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

ちょっと間が空きましたが、
そうこうしているうちに桜も散り始めて、
色んなショップから、イースターの
短期セールのお知らせが届いていますね。

このショップからの
お知らせメールに関連して、

「ショップからのお知らせをチェックしきれない」

「ショップからセールのお知らせが来たので
何かいい商品はないかチェックしたけど、
結局、時間を無駄にしただけだった…。

という話をよく聞きます。

基本的には、

「セールのお知らせが来たから」

という理由だけで、

「何か良いものはないかな?」

と、そのショップの商品を
改めてチェックするのは
やめたほうがいいです。

ショップからのメールに対する
スタンスとしては、

「安くなったら買い付けたい
と思っている商品があるショップ」
からのお知らせだけチェックする

ようにしないと、時間だけ使って、
何も成果が得られないことがほとんどです。

お知らせのメールが来た時点で、

「このショップには、人気はあるけど、
価格が高いせいでまだ在庫が残っている商品がある」

というのが把握できていないといけません。

それが把握できていないのに、
ショップからのセールのメールのたびに
うっかりその品揃えをチェックするのはやめましょう。

「もしかしたら何かいい商品があるかも…」
と思うかもしれませんが、そんな宝くじに
期待してはいけません。

さて、先月末に新規で
申し込んでくださった方との
個別コンサルがすでに始まっています。

今回申し込んでくれた方のひとりは、
2015年の年初から3ヶ月間の
受講経験があるTさんという方です。

Tさんは昨年前半に月利100万円にあと一歩
というところまで成果を伸ばしたのですが、
そこから他のビジネスに手を広げて、
しばらくBUYMAの作業はセーブしていました。

また本腰を入れて活動するにあたって、
「これまで以上の成果をより効率よく」
ということで久々に申し込んでくださった次第です。

コンサル後もたまに様子を見ていて、
おそらくそうだろうという推測はしていたのですが、
改めて詳しく現在の活動体制を伺ったところ、
とにかく「買い付け力」が物凄いことになっていました。

正直、個人レベルでは、
ほぼMAXと言えるレベルまで、
スキルアップしている状況です。

そのくらい、様々な買い付け先に
アプローチ出来るようになっていたり、
あるいは、品揃えの豊富なショップから
特別な割引をもらっていたりしていました。

ただ、それだけ「買い付け力」が高くても
まだ月利100万円に達していないというのが、
BUYMAの一筋縄ではいかないところです。

以前から何度も書いているように、
パーソナルショッパーとしての競争力の差は、
最終的には「買い付け力」によってつきます。

しかし、ではなぜTさんはそれだけ
「買い付け力」があるにも関わらず、
もっと大きな成果が出せていないのか。

それは、その強力な「買い付け力」が

利益を生み出し、最大化する
「戦術、戦略」と上手く結びついていなかったから

です。

どういうことかというと、たとえば、

利益が5万円くらい出る価格で、
1ヶ月以内にほぼ間違いなく売れる商品を、
実際に買い付けることができたにも関わらず、
それを見逃してしまっていた

というのが、その端的な事例です。

その商品は、これまで販売したことのある
馴染みのあるブランドでもあったので
Tさんも、それなりに売れていることは
ちゃんと知っていました。

ただ、そこまで利益が取れることも、
売れ行きがいいことも、ライバルが
強すぎないことも、明確に把握は
していなかったのです。

せっかく良い商品を買い付けることが
可能であっても、そもそもそれに気付き
出品すること、そして、1つ売ったあとも
その商品がもたらす利益を最大化すること、
こういう部分が付いてこないと、その
「買い付け力」がもたらす成果は半減してしまいます。

逆に言えば、「買い付け力」が
Tさんほどなくても、もっと大きな
利益を生み出すことは可能だったりします。

たとえば、コンサル生Sさんは、
shopstyleにも出てくるような
有名セレクトショップからの買い付けで、
4点で15万円以上の利益を生み出したりしています。

そういうショップなので、当然、
ライバルも普通にたくさんいたのですが、
戦略的に販売計画を立てることで、
多くのライバルを退けて、大きな利益を
生むことが出来ました。

もちろんそんなに上手くいくものが
そこら中に転がっているわけではないですが、
「買い付け」が普通でも、「戦略的に売る」ことで、
ひと味違った成果を出すことは十分可能です。

ここで誤解して欲しくないのは、
「買い付け」が重要ではない
ということが言いたいわけではないということです。

結局、BUYMAでは、
「利益を生み出す」という一番の目的には
「販売」も「買い付け」もどちらも重要である
というのが、私が今回伝えたいことです。

利益アップのための「手段」だったはずの
買い付け力アップが、いつしかそれ自体
「目的」になってしまうことで、本来の目的
への意識が薄れてしまう。

こういう「手段」が「目的」になってしまう現象は、
BUYMAに限らず、日常でも色んな場面で
よく起こります。

繰り返しますが、最後の最後は、
「買い付け」で差がつきます。

しかし、それはあくまで「最後の最後」です。

「買い付け力」の向上は行いつつ、
それをどうやって利益に結びつけるのか
という視点も、常に持ってやっていきましょう。

ではではー。

P.S.

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