「販売履歴」を見るときに気を付けるべき2つのこと (第384回)

※2015/3/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日コンサル生と一緒に
人気商品のリサーチしていて
ちょっと気になったことです。

人気の指標として一番有力なのは
やはり販売数、すなわち

「売れたかどうか」

なわけです。

ということで、いろんな出品者の
「販売履歴」を取っ掛かりに、
リサーチをする方も多いかと思います。

販売履歴に何個も登場する商品は
当然、自分も取り扱いたくなるような
人気商品である可能性が高いですね。

ただ、このようにして
販売履歴から商品をチェックするとき
2つほど、やってしまわないように
気を付けないといけないことがあります。

それは、

・一人の出品者の販売履歴だけで
商品の人気を判断してしまうこと

・仮に販売数が1つでほしいもの登録などの
数値も微妙でも、おおよその買い付け費用すら
把握せずに、他の商品にいってしまうこと

です。

前者は以前も書いた内容ですが、BUYMAでは
同じ商品を販売している人が複数いるのが普通です。

そのため、一人の出品者だけチェックしても、
BUYMA全体の人気(需要)を判断するのは
難しいこともあります。

特に、同程度の価格での出品者が多いほど
いろんな人からちょこちょこ売れている
という可能生はあるので気を付けたいところです。

後者は、仮にひとつしか売れておらず、
またアクセス数やほしいもの登録数が少ない商品でも、
その価格がかなり利益を乗せている商品であれば、
値下げすることでもっと売ることが出来るかもしれない
ということです。

仮に10万円で1つ売れた商品の買い付け費用が
6万円だったとして、同じ価格のままでは、
アクセスもほしいもの登録もイマイチだったとしても、
1万円値下げすれば反応が変わってくる可能生は十分あります。

特に、人気のあるブランドであれば、
チェックしているお客さんの数も多いですから、
値段の動きには敏感に反応してくることも多いです。

あくまで、1つは売れているのに、
現状の価格では反応がいまいち、かつ
利幅にかなり余裕があるという状況の話です。

ただ、「利幅に余裕があるかどうか」は
買い付け費用が分からないと判断できません。

販売履歴の表面だけを見て、

「うーん、何個も売れるような
人気商品はなかなかないなあ」

ということは、多くの人が思っていることです。

ちょっと面倒くさくても、
そこから先に一歩突っ込んでいくと、
他の人がやっていないことになるので、
それだけで優位に立てるようになります。

ちなみに、これをちゃんとやっていくと、
ブランドごとに商品それぞれの
だいたいの買い付け費用の相場というのが
分かってくるので、パッと見て、
「これは利幅がある」「これは薄利」
というのが分かるようになってきます。

そうなると、高い精度を保ちながら、
効率よく人気商品を見つけられるようになります。

ではではー。

出品価格を計算するときの為替レートはいくらにすべきか。(第383回)

※2015/3/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

久々に夜の配信でございます。

さて、輸入ビジネスを行っていて、
常に気にしなければいけないのは為替です。

お気付きのように、最近もまた
けっこう激しく動いております。

と言っても、ドル円は概ね、
1ドル=120円前後でしばらく大人しい感じです。

問題はユーロ(とポンド)ですね。

昨年10月終わりの日銀バズーカ第2弾で
米ドルとともに一気に円安方向に動いたユーロですが、
年明けからまた一気に円高に動いていて、
今では1ユーロ130円を切ったり切らなかったりしています。

昨年末のユーロ円のレートっていくらだったか覚えてますか?

なんと、1ユーロ145円とかだったんです。

それがたった3ヶ月で130円…。

ちなみに、昨秋の日銀バズーカの前は
1ユーロだいたい137円とかでした…。

以前から言っていますが、
もはや為替レートを予測することは
このご時世では本当に無意味です。

そして、その根拠の無い予測によって、
自分が行うビジネスの主軸を変えるのも
恐ろしく無意味ですね。

ちなみに、価格計算するときに、
為替レートをどのくらい余裕を持たせて
設定しておくのがいいのかたまに聞かれます。

そもそも、決済時の為替レートは、
為替市場でのレートよりも、
決済手数料分少し高いわけです。

カード会社によって手数料率は異なりますが
だいたい3%くらいを見込んおくといいです。

そこに、急激な為替変動分の余裕を、
数円分乗せて計算するのがいいかと思います。

例えば、直近のドル円であれば、
だいたい1ドル120円なので、
その3%分の3、4円を決済手数料として、
そこに急激な変動に対応するための余裕として、
1、2円くらい見ておくということです。

つまり、1ドル124~126円くらいで
出品価格の計算をするということです。

(もちろんもう少し余裕を持たせても構いません)

もし今までこのあたりのことが
不確かだったという方は参考にしてください。

ではではー。

売れた商品を推測してリサーチする方法(第382回)

※2015/3/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日も軽めの小ワザをおひとつ。

商品の人気を判断するのに、
最も有効は指標となるのは
やはり「販売数」です。

アクセス数やほしいもの登録数がいくら多くても、
「実際に売れている」ことより大事なことはありません。

さて、販売数を確認する方法としては

・パーソナルショッパーの「販売履歴」

・ブランドページの「最近売れたアイテム」

があります。

ただ、前者は、お客さんから
到着通知を受けた時点で反映されるため、
売れた時から少しタイムラグがあります。

後者は、ほぼリアルタイムで表示されますが、
一度に6つしか表示されないため、
1日に6つ以上の商品が売れるような
一定以上の人気ブランドだと、
そのすべてをカバーできません。

そしていずれも、
多くの出品者がチェックしているので
競合するケースもたまに出てくる、
というデメリットがあったりします。

そこで、もうひとつ「売れたかどうか」
を「推測」する手段として

各パーソナルショッパーの出品商品を
定期的にチェックして、その人気順での
順位の変動を確認する

というものがあります。

商品の人気順は、ひとつ売れると
かなり大きく変化します。

ひとり参考にしやすいパーソナルショッパーの
すべての出品商品を一覧で日々チェックすることで、
例えば、いつもは上位20位以下に表示されていた商品が、
ある日、急に上位10位以内に浮上してくれば、
その商品は売れた可能性が高いわけです。

もちろんほしいもの登録などが
一度にたくさん付いたために急浮上した
という可能性もあるため、確実に売れたかを
判別することは出来ません。

ただ、他の出品者より早く、
売れた可能性の高いものをチェックできれば、
その分有利な条件で販売できる可能性も高まります。

ちょっとしたことですが、
こういうリサーチ方法も試してみてください。

ではではー。