メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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そこは泥臭く頑張らなくてもいいのに…。(第504回)

※2016/5/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回のメルマガで紹介した
BUYMA事務局作成のセリーヌの
商品リストがけっこう好評でした。

http://buyersinfo.buyma.com/eg-content/themes/buyersinfo/images/upload_img/2016/02/celine_list.jpg

国内定価は、
公式にも税抜で書いてあるのですが
こちらは税込が一覧で載っているので、
取り扱っていない方も後学のために
保存しておくといいと思いますよ。

さて、今週末はBUYMAアカデミアの
ワークショップを名古屋と大阪で開催します。

ちなみに先週は東京で開催したのですが、
ワークショップのあとの懇親会に参加出来るのが、
青木さんだけだったので、二人でお寿司を食べてきました。

青木さんは相変わらず、
自身のBUYMAの売上が絶好調で、
先月も月利100万を超えて、
さらに今月はGW明けの段階で、
過去最高益を叩き出すペースで
推移しているとのことでした。

そんな彼は最近、知人から紹介された方を対象に、
BUYMAの個別コンサルを行っているとのことです。

すでに数ヶ月受講している方もいるそうですが、

「結局地道な泥臭い作業が一番大事」

という結論に落ち着いたそうです。

ただ、けっこう多くの方が、

「泥臭く頑張るべきところ」と、
「そうすべきではないところ」を

上手く区別できていない気もします。

たとえば、先日から始まった
円高還元セールの特集に、
自分の商品が載るようにするためには、

・二重価格表記

・テーマを「円高還元セール特集!」に設定

この2つの条件を満たさないといけません。

(海外買い付け商品というのもありますが、
これは出品時の設定から変更できないので割愛)

で、出品時にテーマを設定していない
もしくは別のテーマで設定していた場合には、
「円高還元セール特集!」に変更したいわけです。

テーマ設定は、BUYMAの編集ページで
一括で変更できるんですが、それを知らないと、
1件ずつ編集してしまってえらい時間を食ってしまいます。

こういうときに
「そういう機能があるのでは?」
という可能性を考えられる人と、
「ええい、とりあえずやってしまえ!」
といきなり手を動かしてしまう人とでは、
いろんな場面で差がついてしまいます。

これは泥臭く頑張らなくてもいいことを
頑張ってしまった例。

一方で、先日のメルマガで書いた

「最安値より20~30%高くても得る方法」

に関しては、その逆の行動をしてしまう人を
コンサル生を含めて何名か見てきました。

これはそもそもどんな話だったかというと、

・購入の決め手が「価格が安いことではない」

・最安値の商品ページまで辿りつけない

という2つの特徴を持つお客さんを狙って、
以下のような作戦を立てて販売したという内容でした。

1.最安値付近で出品してすぐに人気順を上げる。

2.人気順が上がって来たら少しずつ価格を上げて、
アクセスやほしいもの登録の反応の変化をチェックする。

3.お客さんの反応が極端に悪くならないラインより
少し下の価格でさらに人気順を上げる。

4.同じ商品を人気順で見ていったときに、
上位5番目に入るようになった時点で、
さらに価格を上げてアクセスなどの反応を確認する。

5.その結果反応が落ちなければ価格は維持、
もしくはさらに上げていく。

※前提として、BUYMAで短期間に
複数売れている人気商品であることが重要です。

この作戦に従って販売を進めていくときに、
もっとも重要なのは

・人気順を上げていくこと

です。

人気順が上がっていくことで、
多くのお客さんの目に止まりやすくなって、
その中には、先述の

・購入の決め手が「価格が安いことではない」

・最安値の商品ページまで辿りつけない

こういうお客さんが増えてくるために、
(人気順で下位の探しにくい)最安値より
かなり高い価格でも売れることが起こるわけです。

しかし、その本質を取り違えて、

・ひとつ売れたら価格を上げる

と、だいぶ省略して
覚えている人が結構多かったのです。

ひとつ売れれば確かに人気順はけっこう上がります。

しかし、「どこまで上がったか」を確認してから
価格を調整しないと、まったく意味がありません。

仮に受注しても、120件表示で、
まだ1ページ目に来れないという状況で
値段を上げてしまうと、そこから
アクセスもほしいもの登録も伸びず、
そのまま埋もれていってしまいます。

さらに言えば、価格を上げたあとも、
ちゃんとアクセスとほしいもの登録が、
値上げ以前と変わらないか、あるいは、
それ以上にちゃんと付き続けているか
というのも確認しないといけません。

これが、本質的に重要な部分を勘違いして、
地道に頑張るべきことをやらなかった例です。

まずは、目の前のやろうとしている作業を、

・なぜやるのか

・どういう方法でやるのか

という視点を常に持ちながらやってみると
よりベターな選択肢を自然と選べるようになると思います。

ではではー。

P.S.

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最悪なお客さん対応の事例(第503回)

※2016/5/19の記事です。

こんにちは、エスノです。

すでに準備万端で迎え撃ってます!
という方もいると思いますが、
昨日からなかなか熱いクーポンが発行されていますね。

■【円高還元セール】総額23,000円OFF!全カテゴリ対象の超高額割引クーポン実施!

http://buyersinfo.buyma.com/?p=36889

GW中に発行されていたクーポンも
私自身やコンサル生の状況を見るに、
なかなか反応が良かったようですが、
今回のクーポンも割引率がかなりいいので、
それなりの反応が見込めると思います。

ここのところ世界中のショップで
母の日にかこつけた短期セールや、
MID SEASON SALEという名の、もはや

「理由なんてなんでもいい、とにかく売りたい!」

というショップの思惑が丸見えなプレセールが
始まっていますが、そのタイミングで、
買い付けた高額な在庫があるという方は、
ぜひこのタイミングで売ってしまいたいですね。

また、少し話は逸れますが、
上記のページにはさり気なく
CELINEの商品リストが掲載されていました。

http://buyersinfo.buyma.com/eg-content/themes/buyersinfo/images/upload_img/2016/02/celine_list.jpg

すでによく取り扱っているという方には
お馴染みの人気商品が並んでいますね。

その買い付けづらさから、
現時点ではまだリサーチもしたことがない
という方も、いつか参考になると思うので
この画像は保存しておくといいでしょう。

さて、今日は

「こんなお客さん対応は止めよう」

という話です。

あるショッパーさんが、

「在庫ありますか?」

と問い合わせしたお客さんに

「ありますよ」

と回答していました。

ここまではよくあるやり取りです。

しかしこの返信の数時間後、
このショッパーさんは以下のような
メッセージをお客さんに送りました。

「『在庫はまだある』と返信してから、
他のショッパーさんにも問い合わせしていますが、
最終的に価格で判断するのであれば、
最初から問い合わせはしないでください。」

もちろんこの返信を最後に、
このお客さんから連絡は来ていません。

このショッパーさんの気持ちも
分からなくはないです。

出来れば自分の提示した、
「自分にとって都合のいい価格」で
購入してもらいたいというのは
誰しも思うことでしょう。

しかし、そんな殿様商売は、
成り立つわけがありません。

お客さんが何を優先して判断するのかは
お客さんが決めることです。

だからこそ、以前のメルマガで紹介したような

「最安値よりも数十%高い価格でも売れる」

という現象が逆説的に起こり得るわけです。

一般的に考えて、「価格」というのは
多くのお客さんにとって判断材料の中で
大きなウェイトを占めるものです。

お客さんに魅力的な価格を提示できない
というのは、つまり買い付け先の開拓など
「買い付け力」の部分での弱さがある
ということでもあります。

未熟な自分を棚上げして、
お客さんにその負担を強いるというのは
けして褒められた態度ではありません。

まあ今さらする話でもないかと
思ったんですが、あまりにも酷かったので、
皆さんにはぜひ注意していただきたいなと…。

あと似たような事例として、

「在庫確認せずに来た注文が在庫切れだった場合、
キャンセルの理由については『お客様都合』と
させていただきます」

と謳っているショッパーさんもいますが、
これも当然ダメです。

現実的には不可能ですが、やはり
すべての出品商品の在庫管理については、
出品者がその責を負うのが自然です。

というかそもそも規約違反なので、
このような対応をしていた方は
すぐに改めてください。

■参考:キャンセル理由の選択について

http://qa.buyma.com/sell/4402.html

逆に、これは良い対応だな
と思ったショッパーさんの事例もひとつ。

たとえば、サイズごと、あるいは
カラー違いで価格が変わる商品があったとします。

その際に、あらかじめ、
複数の価格設定を行ったりするわけです。

サイズ36、39、40は50,000円、
サイズ35、37は60,000円でご提供します、
というようなことですね。

こう設定することで、商品一覧では
50,000円という安い価格が表示され、
アクセスアップ、引いては人気順の上昇に
一役買ってくれるわけです。

しかし、いざお客さんが購入する際に、

「どうやって一番安い価格以外を
選択していいか分かりにくい」

という問題が発生します。

これ、実際に
やってみてもらうと分かりますが、
かなり分かりにくいです。

BUYMAに慣れた我々ですら
そう感じるわけですから、
お客さんたちはなおさらです。

そして分からないまま安い価格で決済し、
我々はあとから追加の決済をもらうために
またひと手間かけなければいけなかったりします。

これはお客さんにとっても手間なわけです。

この問題を解消するために、
問い合わせをしてきたお客さんに、

「目的の価格の選択方法を説明した画像」

を添付して返信しているショッパーさんがいました。

画像は一度作ってしまえば
使いまわせるので手間が掛かりませんし、
お客さんにとってもこれ以上なく分かりやすいです。

ホンの少しの手間で、自分と
お客さんの双方にメリットがある
素晴らしい対応だと言えるでしょう。

出来れば常に、こういう発想で
お客さんに向き合いたいものですね。

ではではー。

P.S.

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BUYMAとその周辺の大きな変化あれこれ。(第502回)

※2016/5/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

最近BUYMA、あるいは
その周辺でいろいろ大きな動きがありますね。

まずBUYMA自体のことで言えば、

・振込支払いの支払期限の延長
http://info.buyma.com/2016/04/34-1.html

・国内商品を自動翻訳して海外版に出品
http://buyersinfo.buyma.com/?p=38609

・パーソナルショッパーポストのメール配信が男女別に送れるように
http://buyersinfo.buyma.com/?p=38147

・GWクーポン発行中
http://buyersinfo.buyma.com/?p=38516

こういうのがあります。

海外版への自動出品はようやくか
という感じですね。

個人的には手数料を一時的に
思い切って下げればいいのにと思いますが、
まあ手間が掛からないので、
ショッパー側にとっては今回の施策のほうが
ありがたいといえばありがたいです。

ただ、自動出品をonにしていても、

・英語版BUYMAのパーソナルショッパー登録をしていない

・色サイズ/配送方法が旧フォーマットで設定されている

この状態だとリクエスト受付中になって
出品状態にはならないようなので、
海外向けに出品したい方はご注意を。

パーソナルショッパーポストのメール配信を
男女に分けて送れるようになったのは、
ファン数がよほど多くないかぎりは
そこまで意味があるものではないと思います。

ただこの記事の中にある、
パーソナルショッパーポストが
BUYMAアプリに掲載されるコツ
というのは割と有益な情報です。

以下のようなポストを書けば、
BUYMAアプリの「channel」に掲載されやすい
ということが書いてあります。

・ブランドのセールや新作情報の記事を書く
・シーズンアイテムの記事を書く
・世界各国の現地情報を書く
・メンズの記事を書く

ファン数が少なくてもこういう場所に
掲載してもらえればアクセス集めには
一定の効果が見込めるので、
上記のようなテーマのポストを書いたら、
事務局に「書いたよ!」と連絡してみてもいいと思います。

あとは、BUYMAに関連する外部の話で言えば、
まずは為替の動きが激しすぎることには
触れないわけにはいかないでしょう。

GWに入る直前に行われた
金融政策決定会合の結論が発表されるやいなや、
ドル円は一気に4円近くも下げる異常な展開を見せました。

その後、GW中も円高傾向は止まらず
一時的に106円を割ったりしています。

今は少し戻していますが、いずれにしても、
為替が動きやすい状況であることには変わりません。

これ以上円高が急に進めば、
為替介入もあり得るでしょうし、
実際安倍首相も、訪問中のドイツで
メルケル首相との会談中に
そんな発言をしたようです。

もちろんいつも書いているように、
そんなのを正確に予測するのは不可能なので、
「そういう可能性が通常より高い」という前提で
直近の自分の行動を選択をしていくのが重要です。

外部の話で言えばもうひとつあったのが、
Farfetchによるlasoの買収です。

http://b.laso.jp/laso/press/20160426.html

創業者だった元代表と入れ替わる形で、
Farfetch Japanの代表がlasoの代表も
務めるようですから、組織の中身もほぼ
Farfetch Japanになっていくのかもしれません。

ここで少し考えておきたいのは
やはりFarfechがなぜlasoを買ったのか?
ということです。

Farfetchの日本展開のネックは
大きく2つあると私は考えています。

・知名度の低さ

・一部の商品の価格の高さ

前者はそのままです。

肝心なのは個人的には後者だと思っています。

Farfetchをよく見ている方はご存知の通り、
Farfetchの一部のブランドの価格というのは、
現地定価から考えると、かなり割高になっている
というケースがあります。

おそらくそのブランドの日本法人に配慮して、
もしくは、ブランド側から釘を刺されての施策
だと思うのですが、この状況がある限り、
Farfetchはいくら知名度を上げたとしても、
BUYMAと価格を比較されて、より安い方に
お客さんが流れてしまうので、
その効果が半減してしまうわけです。

ということで、今回のlasoの買収で
上手いことそのへんを何とかするんじゃないかな
と思ったりしているのですが、実際のところ
単純にlasoの会員が欲しかっただけ
というオチかもしれませんが^^;

最後に話は飛びますが、Brownsって
去年Farfetchに買収されてたんですね…。

http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-13/farfetch-browns/

laso買収の記事を検索していて初めて知りました笑

Browns自体は品揃えもいいですし、
VATを引いた価格で買えるので、
けっこう使い勝手のいいショップですが、
Farfetchに買収されたからといって、
少なくともオンラインショップでは、
特に大きな変化は今のところ起きていないですねえ。

今日はこんな取り留めない感じで終わります。

ではではー。

P.S.

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