メルマガ:BUYMA(バイマ)ハイブリッド販売戦略

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コンサル11ヶ月目で初めて月利10万円を超えた話(第501回)

※2016/5/3の記事です。

こんにちは、エスノです。

4月はほとんどメルマガを書かないまま、
あっという間に5月になってしまいました…。

いろんな(ちょっと大きめの)イレギュラーが勃発し、
なんかずっとバタバタしていた気がします。

一番大きかったのは、マンションの売却でした。

実は私、新卒2年目のときに、
完全にノリで都内にマンションを購入していて、
ここ最近はずっと賃貸に出しておりました。

さらに、その物件のオーナーとして、
マンションの管理組合の役員、というか
理事長とかもやっていたんですが
先日急に良い話が飛び込んできて、
いろいろ考えた結果、思い切って、
今回売却することに決めた次第です。

ぶっちゃけ全然儲かってないんですが、
買い主が上手いこと交渉に乗ってくれて、
ちょっと、というかかなり相場より高く売れて、
一応手元にお金はいくらか入ってくる
という状況なので、割りとベターな感じで
案件を畳むことが出来そうです。

本当に急な話で、最初に連絡があったのは
4月も2週目に入ってから。

そこから4月下旬の契約までに、
仲介業者と契約について詰めていきつつ、
税理士にもいろいろ相談したりして、
バタバタと駆け足で決めた感じです。

とりあえず不動産を6年くらい保有して、
切実に思ったのは、ノリで買うものじゃない
ということです笑

詳しいことはここには書きませんが、
ざっくり言えば、得られる収益に対して、
手間が掛かり過ぎるということです。

特に、管理組合の役員を
やらざるをえないような
規模の大きくない物件の場合は、
そういう状況になりやすいです。

まああんまり参考にはならないと思いますが、
もしマンション買うなら多少アドバイスできるので
ぜひご相談ください笑

とりあえずBS、PLが読めないのに、
不動産を買ってはいけません。

読めたら読めたで、
物件によっては読める人が貴重なので
理事長とかやらざるを得なくなるので
そもそも買うのをオススメしません^^;

さて、そんな中でもちゃんと個別コンサルと
BUYMAアカデミアの運営はしております。

個別コンサルの方では、
ここ最近で一番嬉しい出来事が。

先日のメルマガでもご紹介した、
個別コンサル歴11ヶ月の高野さんが、
見事月利12万円を超えて、
初の月利10万円超えを達成しました。

はい、そうです。

11ヶ月目にして、
初めて10万円を超えたんです。

これまで何度かチャンスはあったんですが、
いつもギリギリで及ばず…。

苦節11ヶ月で、ようやく
初の10万円超えとなりました。

この話を聞いて、

「いやいや、エスノさんの指導力が
足りてなさすぎるんじゃないですか?」

という声もあると思います。

というか、それは私自身が
この1年近く一番感じていたことです。

「なんでもっと早く大きな成果を出せるように
自分の知識やスキルを伝えられないんだろう」
というのは、いつもいつも考えていました。

もちろんこれは、
高野さんに対してだけではなく、
程度の差こそあれ、コンサル生全員に
思うことではありますが。

その点に関しては十分自省しているので、
今回はあえて棚上げさせてください。

私はこの高野さんの成果を
あえて“快挙”と言いたいと思います。

だって、考えてみてください。

普通、1年近くに渡って、
自分の満足のいく成果が出なければ、
挫けてしまって全然おかしくないでしょう。

というか、私なら3ヶ月、長くても
半年くらいで投げ出してしまうと思います。

そして実際に、
これまで途中で挫けてしまった人を
私はたくさん見てきました。

その中には月利で20万~30万という
成果を出せていた方だっていました。

その理由は様々ですが、それだけ

「“継続”し続ける」

ということは難しいことです。

高野さんは、さらに、「利益」という
最も分かりやすい報酬がほとんど無いまま
1年近くやってきたわけです。

もっと言えば、これだけメルマガでも
他のコンサル生が月利30万、40万、
あるいは70万、100万円を達成した!
なんていう話を横目に見ながらのことです。

おそらく、これまで、
なんで売れないのか、どうして自分は
他の人のように利益を生み出せないのか、
果たしてこのまま続けていっていいのだろうか、
指導を仰ぐ人を間違えたんじゃないだろうか…
そういう思いを抱えて苦しんだこともあったはずです。

そういう周囲の状況を飲み込みつつ、
「1年間続けること」の難しさ、そして尊さは、
私は“快挙”と呼ぶに相応しいものだと思います。

もちろん、この1回でおしまい
ではまったく意味がありません。

しかしすでに、GWの最中ですが、
今月に入ってからもすでに受注が来ていて、
さらに言えば、もう利益が出ることが
ほぼ確定している在庫も確保していますから
5月も4月以上の成果は間違いないでしょう。

さらに、以前は何度も何度も
繰り返し指摘させてもらったことが
今では本当に呼吸するように自然に出来ていて、
最近はかなり細かい部分にも気が付くようになり、
お客さんへの対応もすごく良くなったりしています。

指摘したことというのは、
問い合わせが来たときに、
他のショッパーにも同じお客さんから
問い合わせが言っているのか確認したり、

自分が一度売った商品が、
そのあとも自分から売れるような状況を
ちゃんと維持し続けられているのか、
価格や人気順などをチェックしたり、

言葉で書いてみれば、
そんなに大したことではなかったりします。

しかし、こういう基本的なことを
完璧にできているショッパーは
実はほとんどいません。

「やれば出来ると思っている」ことと
「実際にやり切る」ことは大きく違います。

高野さんは、なかなか多忙な本業がある中で
「出来る限りのこと」を「やり切り続けて」きました。

以前から私は、

「“地道”を超える魔法などない」

ということをこのメルマガを通して
ずっと言い続けています。

高野さんはもちろんまだ
「魔法」を使えると言えるほどの
実績ではありません。

ただ、その世界に一歩ずつ
着実に近づいているというのが
一番近くで見ている私にはよく分かります。

これからも上手くいかないこと、
悩むこと、苦しむことは何度もあると思いますが、
この1年の経験を糧にして、これからも
試行錯誤を続けていってほしいなと思うわけです。

そして、これを読んでいるすべての方に、
今それぞれのステージにおいて、なかなか
解決できず藻掻き苦しんでいることへの
励みにしていただければと思います。

ではではー。

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書かれていない情報で脳内補完はヤバイ(第500回)

※2016/4/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のコンサルでちょっと嬉しいことが。

もう約1年個別コンサルを
受けてくださっている高野さんと
いつものようにスタバでお会いして
いろいろ話をしていました。

その中で、このメルマガの
前回の内容を早速活用して
利益を生み出すことができた
という報告をしてくださったのです。

前回お伝えした内容というのは、

・現地定価から考えて、計算上、
ライバルの価格が安すぎるときでも

・それが革靴ならば、決済時に
関税・消費税を一緒に支払うタイプの
ショップの在庫だけはチェックしてみよう

というものでした。

(上記は具体的に使える結論の部分なので、
一番伝えたい内容ではないのですが。)

なぜなら、FARFETCHや
MATCHES FASHIONのような、
関税・消費税を商品の受取時ではなく
決済時に一緒に支払うタイプのショップは
その関税・消費税の金額が、
割安であることがけっこう多いからです。

簡単にいえば、通常30%の
革靴用の関税率ではなく、
他の商品と同じように
10%くらいで計算されていることが
けっこうよくあるということです。

高野さんは、このメルマガの内容を活用して、
目的の商品の在庫を見つけることができ、
それが受注につながって利益を生み出せた
というわけです。

金額自体は約6,000円程度と
そこまで大きなものではないのですが、
メルマガの内容を活かせたということを
嬉しそうに話してくださったのが印象的でした。

こんな感じで、世の中には
素直に読んで実践すると有益な文章
というものが、手前味噌ではありますが
ちゃんと存在しています。

しかし、一方で、

論理が破綻していたり、根拠が謎すぎて、
何を言っているのか分からない文章

というのも存在します。

たとえば、先日BUYMA事務局が
こんな記事を書いていました。

■【評価上昇テクニック】購入者様から良い評価をもらう為の問い合わせの返信とは?

http://buyersinfo.buyma.com/?p=37956

この記事の内容自体は、
割と参考になると思います。

ただ、相変わらず、

>ただ、評価の高い出品者様の例を見ますと
>返答は長くて1日、短くて5分以内に返答しているケースが多く、
>返信の早さは成約につなげる重要な要因と言えます。

というような、???という
話をしているのはいただけません。

念のため書いておくと、

「>ただ、評価の高い出品者様の例を見ますと」

「>返答は長くて1日、短くて5分以内に返答しているケースが多く、」

この2文は、「当たり前」です。

評価の高いショッパーが、返信が早いというのは、
そりゃそうだ、としか言えない当然のことです。

返信が早いのを積み重ねた結果、
評価が高くなっているわけですから。

(特に書いていないですが、この評価は
「返信の早さ」項目のことだとしましょう。

逆にそうでなければ、そこも破綻しています。)

しかし、その当たり前の事実を元に

「>返信の早さは成約につなげる重要な要因と言えます。」

という結論を導くのは、
ちょっといきなりすぎるわけです。

さて、ここからが本題なのですが、
もしこの文章を読んだときに、
何も違和感を抱かなかったとしたら、
それは要注意です。

なぜなら、それは、

自分の頭の中で、“書かれていない情報”を
勝手に補完して「理解したつもり」になっている

ということだからです。

どういうことかというと、確かに

「返信が早い=受注率が高まる」

という公式は成り立ちそうですし、
ちゃんとした比較調査をすれば、
おそらくその通りになる可能性はあると思います。

しかし、今回はそれを証明する論拠どころか、
その内容にすら触れられていないにもかかわらず

「自分がそうだと思っている(あるいは、思わされている)こと」

(=「返信が早いと受注率は高まる」という命題)

が脳内で勝手に働いた結果、

>ただ、評価の高い出品者様の例を見ますと
>返答は長くて1日、短くて5分以内に返答しているケースが多く、
>返信の早さは成約につなげる重要な要因と言えます。

という文章をすんなり読んでしまっていたとしたら
大問題だということです。

こういう“エラー”は、実は、
人間には日常的に起きるものだったりします。

なんでそういう機能が付いているか
というと、なるべく考えないようにして
低燃費で過ごせるようにするためです。

日常の些細な事柄にまで、
いちいち細かく頭を使っていると、
まともに生活できなくなるのは
想像に難くないと思います。

誰も朝起きて歯を磨くときに、
本当にこれは意味があるのか、
こういう磨き方で歯垢は取れるのか、
この歯はこういう角度で5回磨くべきか
7回磨くべきか、みたいには考えないわけです。

万事この調子で考えていたら、
身動きがまったく取れなくなってしまいます。

自動に近いレベルで行える行動については
そのようにしてしまうことで、不必要な
カロリーの消費を避け、スムーズに
活動するようにできているわけです

しかし、それは、意識しないと
今回のように、あらゆる場面で顔を覗かせ、
結果的に大きな不利益を被りかねません。

日常生活のことについては、
ほぼ自動化された行動でも
さほど問題はありません。

しかし、特にビジネスに臨む際は、
ありとあらゆる可能性を考えて、
すべてを疑うくらいのつもりで取り組みましょう。

今回の内容くらいなら
多少認識が間違っていても
大きなダメージはないですが、
もっと根本的な部分で間違えると
とんでもないことになってしまいますので。

しかし事務局にはもうちょっと
しっかりして欲しいですね…。

ではではー。

P.S.

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「常識」レベルの知識でも差別化できます。(第499回)

※2016/4/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日発生した熊本の大地震で
被災された方々にお見舞い申し上げます。

離れた土地で生活する私が出来ることは
極めて小さいのですが、こういうときこそ
何よりもまず落ち着いて、錯綜する
大量の情報の中から適切なものを選択し、
ご自身とご家族の身の安全を再優先に
行動していただきたいと思います

さて、土曜は東京で、日曜は博多で
アカデミアのワークショップコンサルでした。

東京の参加者には、
昨年個別コンサルを受講されていた、
青木さんとHさん、そして2月から2ヶ月間
受講されていたKさんがいらしてくれました。

青木さんは何度かメルマガにも登場していますが、
昨年12月~今年3月の4ヶ月間、
月利平均が100万円を超えている猛者です。

Hさんも同じく何度か登場していて、
月利20~30万円を安定して生み出し続けています。

お二人とも出品数は少なく、
ほぼすべての作業をご自身でこなす、
効率的なスタイルで実践されています。

もちろん、出品数は少ないですが、
BUYMA自体は穴が開くほどよく見ていて、
様々な買い付け先にも精通している
という背景があっての成果であることは
間違えないようにしていただきたいです。

しかし、その結果、上記のような成果を
着実に生み出しているのも紛れもない事実です。

Kさんはコンサル開始後に初受注した
ということでメルマガに書かせていただきました。

その後も着実に利益を積み上げ、
先日は在庫販売の商品1点で、
2万円以上の利益を出すことに成功しました。

初受注から2ヶ月経たないうちに
こういう成功体験が出来たのは、
今後にも大きく生きてくると思います。

ご本人はまったく満足していませんが、
この経験から成果の要因を抽出して、
また同じ状況を再現できるようにしていくことで
より大きな成果を生み出すことが出来るはずです。

そんな皆さんで個々で作業をされながらも、
お互いの作業状況や「あるある」な話、
あるいはこれまでの経緯などの情報交換もされて、
主宰者としては少し感慨深いものがありました。

2ヶ月目に入ってきて、
会場の手配や諸連絡の仕方、
あるいは今後のスケジュールなども
ある程度把握できてきましたので、
また来月以降にでも新規募集したいと思います。

興味がある方は気にかけておいてくださいませ。

さてさて本題です。

BUYMAでもっとも重要なのは、
「出品数」でも「人気商品を探すこと」でもなく
「買い付け力」だということは
これまで何度もお伝えしてきた通りです。

ただ、この「買い付け力」も、
かなり幅の広い言葉ではあります。

今日はその中でも割と初歩的だけど、
でも重要なポイントについてです。

例えば、以下のショップについて、

「表示価格に関税・消費税が含まれているか」

あるいは

「決済時に関税・消費税を支払うのか」

というのは、即答できますでしょうか?

・FARFETCH

・MATCHESFASHION

・MYTHERESA

・net a porter

・saks fifth avenue

・ショップA

※このショップはメルマガ登録特典でお伝えしているショップです。

割と誰しも知ってるショップなので、
分かる方はすぐ分かってしまうと思います。

(分からない方、怪しい方は、
ぜひすぐに確認しましょう。)

もちろん、これを「知っているだけ」では
大きな差別化にはなりませんので、
他のショッパーより優位になるということはありません。

しかし、こういう「常識」レベルの情報でも、
ちょっと違った角度から検証すると
一歩抜きん出るような成果を得られることもあります。

「BUYMAあるある」の最たるものである、

「ライバルに価格で勝てる買い付け先が見つからない」

という問題があります。

これは基本的にはこれまで紹介してきた

「現地定価を確認することで、
買い付け先を探し続けるかどうかを判断する」

という対応が最も効率的です。

※参考:どのくらい頑張って買い付け先を探すべきなのか。(第360回2015年2月12日)
http://steermylife.com/1182.html

ただ、その中で若干例外的なのが、
リサーチ対象の商品が“革靴”の場合です。

ご存知のように革靴の関税率は
30%と非常に高くなっていて厄介です。

しかしながら、
先ほど書いたショップの中にもある

「決済時に関税・消費税を支払うタイプのショップ」

については、この革靴の関税率が
割安に設定されているケースがままあります。

これをあらかじめ検証して把握していると
たとえば以下のようなケースのときに
少し違った買い付け先の探し方が出来ます。

あるショッパーさんが
“革靴”カテゴリのイタリアブランドの商品を、
92,000円で出品していたとします。

この商品の現地定価を
公式ショップで確認したところ、
600ユーロだったとしましょう。

この表示価格には約20%の
現地消費税(VAT)が含まれているので、
600÷1.2=500ユーロが税抜価格です。

※イタリアなど、国によってVATは、
厳密には20%ちょうどではないですが、
話を分かりやすくするために20%とします。

もし日本に直送してくれるショップが
あったとして、その場合の商品代金と
関税・消費税の金額の合計は、
1ユーロ130円とすると、おおよそ
65,000円+16,000円=81,000円です。

もし送料無料だとしても、
BUYMAの決済手数料(7.56%)を考えると
約88,000円から利益が出ることになります。

つまり、この買い付け費用から考えると、
ライバルの出品価格はちょっと安すぎるわけです。

(送料無料というのもなかなか珍しいですし。)

基本的には、ここまで計算した時点で

・ライバルは特殊な割引を持っている

・セールの時期ならば、自分の知らない
セール価格のショップを把握している

という仮説を元に、これ以上買い付け先を
探すべきかどうかを判断します。

しかし先ほど書いたように、“革靴”だと
決済時に支払われる関税・消費税が
割安なショップがあるということを考えると、
もう少し買い付け先を探す余地が出てくるわけです。

つまり、自分が把握している、

「決済時に関税・消費税を支払うタイプの
いくつかのショップだけはチェックしてみる」

ということです。

で、意外と関税・消費税込みで、
8万円以下で買い付けが出来るショップが
見つかったりします。

もちろん、こんなに
上手くいくケースばかりではないのですが、
実際に昨日コンサル生に聞かれた商品で
こういうことはありました。

「みんなが知っていること」でも
その使い方によって優位性を生むことは可能です。

ちょっとしたことの積み重ねが
最終的には大きな差に繋がってきますので、
一つの例として覚えておいていただければと思います。

ではではー。

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