同じ商品を出品するライバルが多くても問題はない。(第346回)

※2015/1/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日コンサル受講生から、

「出品しようとしている商品を扱うライバルが
10人以上いるような、かなり多い場合、
それを出品するべきかどうか迷うがどうすべきか」

という質問をいただきました。

当たり前ですが、
同じ商品を扱うライバルは
少なければ少ないほどいいです。

しかし人気商品であれば、
ある程度複数のライバルがいることが前提で、
しかもその数が目に見えて多い場合は、
「今から参入しても意味が無いのでは?」
と思うかもしれません。

こういうときは、もっと細かく、
具体的にライバルの状況を観察する必要があります。

価格、サイズの在庫状況、配送までの期間など、
確認すべきポイントがいくつかありますが、
そうやって見ていくと、同じ商品の出品者は多くても、
実は「強いライバル」というのはそれほど多くはない
ということはよくあります。

「強いライバル」というのは、価格が抜けて安かったり、
手元に在庫があるので配送期間が短かったり、
ずっと出品し続けていて人気順で上位に君臨していたり、
あるいは、サイズの品揃えがしっかりしていたり、
そういう強みを持っている出品者が該当することが多いですね。

こういう「強いライバル」が多く、
あとから参入しても勝てる要素がどこにもない場合は、
出品を見送ってしまうのもひとつの手です。

しかし、そこまで確認せず、
ただ商品一覧でざっと見たときに、
「同じ商品の出品者がよく目につく」
くらいのことで判断してしまうと、
勝てる勝負をみすみす見過ごしてしまいます。

「諦めも肝心」とはよく言われますが、
それはやれることをやってからでないと
ただ面倒を回避するための隠れミノになりかねないので、
ぜひ気を付けてみてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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私のリサーチスピードが早い理由。(第341回)

※2015/1/2の記事です。

あけましておめでとうございます、エスノです。

2015年ですね、キリがいいですね。

不思議なもので、年が変わってから
私にしては珍しくやる気に満ち溢れています。

今年もまずは役に立って面白いメルマガを心がけますので、
引き続きお付き合いいただければ幸いです。

さて個別コンサルで、受講者の方と一緒に
人気商品のリサーチをしていると、

「展開が早すぎてついていけません!」

「なんでさっきの一瞬でそんなことまで覚えているんですか?」

というようなことを、
これまでに何度か言われたことがあります。

リサーチしているときに、
アクセス数やほしいもの登録数「だけ」しか見ずに
すぐに買い付け先を探しに行ってしまって、
あとから問い合わせの数や販売数を
もう一度確認するために元のページに戻ってきたり、

あるいは、そういう数値はちゃんと見ていても、
目的のものと思しき商品の買い付け先を見つけてから、
商品のサイズが実は2パターンあることに気付いて
それをもう一度確認するために元のページに戻ってきたり、

こういう「行ったり来たり」を
何度も繰り返してしまうのを
これまでけっこう見てきました。

私はこういう「行ったり来たり」がかなり少ないので、
さっき書いたような「リサーチが早すぎてついていけない」とか
「なんで一瞬で全部確認してしまえるのか」ということを
突っ込まれるというわけです。

なんでそんなことが出来るかというと、
これは極めて単純な原理で、

「過去に同じような失敗をしてきたから」

に他なりません。

当たり前ですが、私も最初は、
同じように「行ったり来たり」をしていました。

その「行ったり来たり」で無駄な作業を繰り返すたびに、

「商品のリサーチをするときに、何をチェックしておくのが、
そのあとの作業を進めるにあたって効率がいいのか」

ということをいつも考えて、改善してきたわけです。

そのため、どこに関心を向けて
商品ページをチェックすべきかが
今の私は非常に明確になっています。

だから、今では「行ったり来たり」が少なくなり
すごく早くリサーチできるというわけです。

逆にこれが明確ではないと、
「行ったり来たり」はどうしても発生して、
必要以上に時間と手間がかかったりします。

これは要するに、

「私しか見ることができない世界」

なんてものがあるわけではなく、

「私もみんなも同じ世界を見ているけど、
みんなと私では目に留まるものが違う」

ということです。

こういう話は枚挙に暇がなくて、例えば、
ある程度パーソナルショッパーの経験がある方は、
おそらく自分のメールボックスに、いろんな
海外のショップからのニュースレターが届いているでしょう。

特にこの時期であれば、セールの情報なんかが
どんどん届いているはずです。

先月末頃から、セールも終盤に入り、
更なる値引きが展開されてたりしますよね。

こういう情報はかなり多くの方が
知っていることだと思います。

ただ「これを半年後や一年後に応用しよう」
という意識を持っている方はあまり多くはないでしょう。

ショップ、あるいはショップの所在地によって、
セールの開始時期や値引き率にはけっこう特徴があります。

例えばヨーロッパのショップなら、
購入者限定の「プライベートセール」を行って、
そのあとに普通のセールが始まって、さらにそのあと
セール品が期間限定でさらに値引きされたりすることが多いです。

その間に、その前シーズンのアイテムの売れ残りも、
さらに値引きされたりもします。

このような特徴を大雑把に把握しているだけでも、例えば、

「この商品は今は高いけどもうすぐセールになるはずだから
そのタイミングで在庫を持てば、他の出品者より優位に立てるぞ」

みたいな作戦がひとつ立てられるわけです。

ある人はメールボックスに流れてくる
英語のメルマガをなんとなく眺めるだけで終わり、
ある人はその情報をなんとか活かすことが出来ないか
ちょっと工夫して考えてみたりします。

さっきのリサーチの話でも、この話でも
みんなけっこう同じ情報を見てはいるのです。

あとは、それをどうやって料理するかですね。

それが差がつく一つの要因として
挙げられることだと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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人気順の上位ばかり見てると見落としがちなこと。(第337回)

※2014/12/27の記事です。

こんにちは、エスノです。

最初にお知らせです。

ちょっと迷ったのですが、
今月も個別コンサルを数名募集します。

12月29日(月)の夜21時頃から募集しますので、
気になる方はチェックしておいてください。

さて、年末に向かって、お客さんの反応も
少し落ち着いてきた感じでしょうか。

ただ、先日BUYMAが出したデータを見ると、
年始からすぐに復調するようです。

■参考:http://buyersinfo.buyma.com/?p=20908

実際私の感覚的な印象としても、
12月ほどではないにせよ、1月も十分
お客さんの意欲は高い印象があります。

もしこの12月に満足いく成果が出せなくても、
まだ十分時間はあるので、引き続き地道に
リサーチして出品していきましょう。

ただそのリサーチのときに、
商品一覧で「人気順」で絞り込んで、
人気上位から順番に見ていくという方も多いと思いますが、
このときちょっと気を付けなければいけません。

というのも、よくよく「人気順」の仕組み
を思い出してもらいたいのですが、
それは以下の要素で構成されています。

1.アクセス数
2.ほしいもの登録数
3.販売数
4.出品期間
5.プレミアムパーソナルショッパー(PS)かどうか

要するに、1~3の各数値が、
短期間で集まれば集まるほど、
人気順で上位に表示されやすいのです。

さらに、プレミアム(あるいはショップ)
パーソナルショッパーだと、
より上位に来やすくなります。

気を付けなければいけないのは、
我々が最重要視すべき指標は当然
「販売数」なわけですが、人気順の上位には、
「アクセス数」や「ほしいもの登録数」が多ければ、
あるいは「プレミアムPS」であれば、
来ることが出来るということです。

つまり、人気順で上位だからといって、
「販売数」が多いとは限らないということです。

実際に、人気順で上位の商品を見ると、
ほしいもの登録が何十もあるのに、
お問い合わせが0とか数件しかないという商品が
たまにあったりします。

これは人気順では上位でも、
「売れる可能性」はそれほどではない
ということを示唆しているわけです。

実際に販売履歴を確認しても、
よくて1,2件売れているだけだったりします。

特にお客さんの数が多い人気ブランドの商品だと、
プレミアムPSというだけで上位に来やすく、
かつお客さんもとりあえずほしいもの登録をしていたりして、
そのまま上位に居座り続けることが多いです。

こういう見かけの数値と実際の販売数が
少し乖離している商品には気を付けましょう。

私はこういう点を考えたときに、
人気順で上位を見ていく方法もやりますが、
「最近売れたアイテム」もよくチェックします。

「最近売れたアイテム」は、
少なくとも1つは売れているわけですし、
人気順ではまだまだ上位に出てきておらず、
むしろこれから上がってくるようなものが、
ポッと表示されていたりして面白いです。

「人気順」は上位があまり入れ替わらないことも多いですが、
「最近売れたアイテム」ならほぼ毎日商品が入れ替わるのもいいですね。

特定のブランドの「最近売れたアイテム」を
毎日眺めて何が売れているかを見ているだけでも
けっこういろんなことが分かるので、
今まであまり意識していなかった方はちょっと見てみてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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