期間限定セールで気を付けること。(第390回)

※2015/4/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日紹介した1日で30万円売ったコンサル生Aさんですが、
なんとその翌日もまた同じ商品が売れたそうです。

その商品はそれまでの販売状況からは、
だいたい月に数件売れるかどうか
というペースでしたが、アッと驚く
2日連続での受注となりました。

おそらく1つ売れたことで
「最近売れたアイテム」に登場したこと、
あるいは人気順で上位に表示されて、
お客さんの目に留まりやすかったことが
功を奏したのでしょう。

実際に、2つ立て続けに売れるというのは
意外とよくあって、BUYMA歴が長い人ほど
何度か経験したことがあるのではないでしょうか。

これが、3つ、4つと売れる商品が
「飛ぶように売れる」と表現できる
特に人気のある商品ですが、
そのレベルになってくると
なかなかお目にかかれません。

(もちろん価格帯にもよりますが。)

Aさんの今月の利益は、現時点ですでに
先月1ヶ月分を上回る勢いです。

先月までは、
けして満足のいく成果は出ていなかったので、
この突然の受注ラッシュに、Aさんはむしろ
ちょっとうろたえている感すらありますが、
ここを取引完了までしっかり対応して、
一皮むけていただければ嬉しいですね。

さて、昨日は、これからたまに起きる
「期間限定セール」をちょっと意識しましょう
という話をしました。

夏の本セール前に、
イースターやらなんやらにかこつけて
期間限定のいろんな短期セールが開催されます。

これをチェックするには
各ショップのメルマガ(news letter)
に登録しておくのが手っ取り早いです。

ところで、こういう期間限定セールを
最大限活用しようとするときに、
どうしても在庫販売という発想は欠かせません。

セール期間内に受注するか分かりませんし、
そもそも安くなるということは売れやすくなって
在庫切れを起こしやすいということです。

そういうデメリットを避けるために、
一定の判断基準のもと在庫を持つのは
とても有効な戦術になり得ます。

ただ、このときに、
在庫販売で気を付けるべきポイントが
特にいくつか浮き彫りになるので注意しましょう。

それは主に以下のことです。

1.どのくらいの期間で販売可能なのか

2.ライバルが期間限定セールで参入してくる可能性はないか

1.どのくらいの期間で販売可能なのか

この時期の期間限定セールは
夏の本セール前とは言っても
もう2ヶ月もすればプレセールが始まる時期です。

もし今期間限定で20%OFFで買い付けできたとしても
それが本セール後には40%OFFになったとして、
その時期まで売れ残ってしまったのなら、
かなり値下げをしないと売るのは難しいでしょう。

在庫の回転がどのくらいなのかというのは、
もちろん常に意識すべきことなのですが
より気にした方がいいということですね。

2.ライバルが期間限定セールで参入してくる可能性はないか

これは、通常価格でも人気の商品を
喜び勇んで在庫を持ったはいいが、
そのあとにライバルがセール価格で販売して
なかなか売れなくなってしまうという状況を懸念しています。

要するに、セールの恩恵を受けるのは
自分だけではないということです。

もちろん、イースターのような
季節物のイベントにまつわるセールならともかく、
ショップごとに開催されるセールの発生を
すべてあらかじめ把握するというのは無理です。

したがって、この場合の対処法は、

「もしライバルがセール価格で参入してきても
 対応できる要素があるかどうか」

ということをあらかじめ考えておくということです。

例えば、複数のショップを確認した限り、
ひとつのショップに潤沢に在庫が入るものではない
と判断できれば、仮にライバルが安く参入してきても
その在庫はすぐになくなってお客さんは自分に流れてくる
というような想定が出来ればいいわけです。

こんな感じで、在庫を持つときは
「どういう状況だと自分が売れなくなるのか」
というのを想定しながら判断するといいですね。

と、散々在庫リスクについて書いてきましたが、
返品を受けてくれるショップは多いですし、
ちゃんと人気のある商品を選んでいれば、
最悪多少の赤字で販売することは十分可能です。

10万の商品を買い付けたところで、
10万円まるごと損するということは
基本的にはないでしょう。

在庫を持つかどうかの判断は
そのへんのことも考えながら、
でもしっかり検討して行ってくださいね。

上手く活用できれば在庫を独占して
美味しい利益を取ることも十分可能です。

ではではー。

価格競争に悩まない人の考え方(第386回)

※2015/3/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

土曜は東京で、日曜は大阪で
「Buyer’s Drive」の懇親会(?)に
参加してきました。

こういう会にはあまり参加しないので、
いろんな方とお話できて良かったです^^

参加者の中には、
1件で7万円の利益が出たという方や
数万円単位の利益が出る取引を
すでに何件かされている方など
華々しい成果を出されている方も
何名かいらっしゃいましたね。

一方で、そこかしこで話題になっていたのが、
「価格競争」についてでした。

自分が最安値のライバルより数百円安く出品すると
そのライバルがすぐ値下げしてくるので、
それに対抗して値下げすると、
また向こうも下げてきてキリがない…。

「Buyer’s Drive」の利用に関係なく、
こういう事態に悩んだことがある方は
けっこういるのではないでしょうか。

そこで今回は「価格競争」に頭を悩ませずに
活動していくための考え方を紹介します。

1.価格競争に付き合わない

そもそもですが、数百円単位の違いであれば
別に一番安くなくても普通に売れます。

以前から書いているように、
最安値から5%以内の金額であれば、
お客さんの検討の土俵にあげてもらえます。

評価や配送期間などの価格以外の要素次第で
一番安くなくても売れることは十分あります。

同じ商品が

42,000円 

41,000円

43,000円

とかで並んでいれば、
あとは価格以外の部分で
決まってくる可能性が高いです。

ただ、さすがに

42,000円 

51,000円

49,000円

とかだと、一番安い商品以外からは
なかなか売れにくいでしょう。

このときに51,000円と49,000円の人たちは、
42,000円で販売しても利益が取れる買い付け先
を探す努力はもちろんするべきです。

ただ、それをもし見つけることができても、
別に42,000円以下にする必要はありません。

出品時にアクセスを集めたい
という理由でちょっとだけ最安値で出す
という戦術はなしではありませんが、
ライバルがさらにちょっと価格を下げてきたら
もう付き合う必要はないわけです。

繰り返しますが、なぜなら、数百円単位の差は、
お客さんの大きな判断材料にはならないからです。

もちろん中には、

「数百円でも安く買いたい!」

という方もいるでしょうが、
おそらくそういう人の割合というのは、

「少しでも早く手に入れたい!」とか
「評価の良い出品者から買いたい!」とか
「国内配送の出品者から買いたい!」

という人の割合とさして変わらないと思います。

繰り返しますが、出品する価格は
最安値“群”には設定すべきです。

しかし、数百円単位の値引き合戦は
ほとんど意味がありません。

そんなちまちましたことで
精神的に疲労するのは今すぐ止めましょう。

2.そもそも競合が多すぎる商品は出品しない

そもそも出品する商品を選ぶ段階で、
「同じ商品の出品者の状況」を確認して、
競合が多すぎないものを出しましょう。

競合の数が多ければ多いほど、
すぐに値引きに走ってしまう人が
含まれている可能性も高まります。

さらっと書いてますが、
とても基本的かつ重要な視点ですね。

3.人気商品ならば在庫販売も活用可能

そうは言っても、なぜ競合が多いか
というと、当然その商品が人気だから
だったりするわけです。

本当に人気があってよく売れる商品に関しては、

・ある程度は価格競争をしながらでも売る

・状況を見て在庫販売を行う

ことで、十分利益を出すことが出来ます。

例えば、すごく人気の商品を、
たくさん買い付けできるという状況であれば、
どんどん価格競争になるでしょう。

そのときは腹をくくって、
その競争の中で利益を出せばいいわけです。

(もちろん基本的に上の1を意識します。)

しかし、その商品の在庫は、
いつまでもあるわけではありません。

このときタイミングを見計らって在庫を持てば
他の出品者はもう売ることが出来ませんから、
価格競争が起きる以前の高い価格で販売できます。

もし、そういう自信が持てない商品、
つまり実際には大して売れていない商品で、
数百円の価格競争が起きているとしたら
それは一体何の目的でやっているんだ?
という話になってしまいます。

価格の設定はすごく難しいです。

なにせ、絶対的な正解というのが
基本的には存在しません。

ライバルや買い付け先の状況などを踏まえ
さまざまな確率とその期待値を考慮して、
ひとつずつ最適で“あろう”価格を設定していくことが
我々にできるただひとつのことです。

ですが、それを放棄して
何も考えずに値段を下げるというのは
自分の首を絞めてしまう行為です。

「価格を下げるな」と言っているのではなく、
「なぜその金額に下げる必要があるのか」
ということを常に考えて価格を決めようということです。

ではではー。

売れた商品を推測してリサーチする方法(第382回)

※2015/3/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日も軽めの小ワザをおひとつ。

商品の人気を判断するのに、
最も有効は指標となるのは
やはり「販売数」です。

アクセス数やほしいもの登録数がいくら多くても、
「実際に売れている」ことより大事なことはありません。

さて、販売数を確認する方法としては

・パーソナルショッパーの「販売履歴」

・ブランドページの「最近売れたアイテム」

があります。

ただ、前者は、お客さんから
到着通知を受けた時点で反映されるため、
売れた時から少しタイムラグがあります。

後者は、ほぼリアルタイムで表示されますが、
一度に6つしか表示されないため、
1日に6つ以上の商品が売れるような
一定以上の人気ブランドだと、
そのすべてをカバーできません。

そしていずれも、
多くの出品者がチェックしているので
競合するケースもたまに出てくる、
というデメリットがあったりします。

そこで、もうひとつ「売れたかどうか」
を「推測」する手段として

各パーソナルショッパーの出品商品を
定期的にチェックして、その人気順での
順位の変動を確認する

というものがあります。

商品の人気順は、ひとつ売れると
かなり大きく変化します。

ひとり参考にしやすいパーソナルショッパーの
すべての出品商品を一覧で日々チェックすることで、
例えば、いつもは上位20位以下に表示されていた商品が、
ある日、急に上位10位以内に浮上してくれば、
その商品は売れた可能性が高いわけです。

もちろんほしいもの登録などが
一度にたくさん付いたために急浮上した
という可能性もあるため、確実に売れたかを
判別することは出来ません。

ただ、他の出品者より早く、
売れた可能性の高いものをチェックできれば、
その分有利な条件で販売できる可能性も高まります。

ちょっとしたことですが、
こういうリサーチ方法も試してみてください。

ではではー。