私も初めは評価0の初心者でした。(第398回)

※2015/4/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は昼前に新幹線に乗り込み、
午後から大阪でコンサルでした。

今月からスタートの方なのですが、
まだ活動し始めたばかりで受注もありませんし、
そもそも出品数がようやく10件という状況です。

ということで、先日のスカイプに引き続き
基本的なところからみっちりやっていたのですが、
話がひと区切りついた17時半頃に、
なんとお客さんから初のお問い合わせが!

そして、問い合わせが来た商品は、
なんと10万円を超えるハイブランドの商品!

急いで在庫を確認すると、
まだ買い付け可能だったので、
急いで「在庫あり」の回答をして、
そのあと同じお客さんから
他のライバルにも問い合わせがないかチェック。

すると、価格が安い他のライバルにも
やはり問い合わせをしていました。

その時点でライバルは返信していませんでしたが、
このままではマズイ状況です。

ただ、こちらが値段を下げられる範囲なら
一時的に下げてお客さんに再度案内する
という手段も有り得ますが、そのライバルは
同じ価格にしてしまうとほぼ利益がない
というくらいの安さでした。

ということで、このライバルは
一体どこから買い付け予定なのかを
そこから1時間近く全力でリサーチ。

しかしながら、いくら探しても
こちらより安い買い付け先は見つかりません。

そしてその間も、ライバルは
まったく返信する気配がありません。

これはおそらく、ライバルも買い付け先を
見つけられていないということだと思います。

(ちなみにこれを書いている今も、
そのライバルは回答していませんでした。)

ということで、最終的に
こちらから購入してくれる可能性は
十分ありそうです。

果たして、問い合わせが来たときには
出品数7件だったパーソナルショッパーが、
初受注で10万円を超える受注をすることが出来るのか!?

一応、本日時点でひとつ打つ手があるので、
受注する可能性はそこそこあると思います。

ただ重要なのは、評価がなくても
高額商品の購入を検討するお客さんは
間違いなく存在しているということですね。

ちゃんと根拠を持って出品すれば、
こういうことは普通に起こるというのを
私はこれまで何度も目の当たりにしてきました。

「高額商品」とか「ハイブランド」に
苦手意識がある方は、それを払拭するための
ひとつの材料にしてもらえればいいと思います。

ただ、そういう私も初めて売った商品は、
たかだか15,000円くらいの商品でしたから
偉そうなことは言えませんが笑

やはり、BUYMAを始めてすぐの頃は、
5、6万円のものばかりを出品していました。

何も考えず出品していた
大量のTory Burchのバッグたちは
だいたいそのくらいの価格でしたね^^;

そのくらいのほうが数が売れているはずだし、
加えてそこそこの利益が取れるんじゃないという、
うっすらとした「思い込み」があったと思います。

それでも、
初めて10万円を超える商品が売れたのが
初受注から約10日後のことだったのですが、
そこで変な先入観は完全になくなりました。

(残念ながら、その受注は
在庫切れでキャンセルになったのですが。)

その商品は「売れる理由」が十分あったので、
価格が高いことはまったく気にならず出品したわけです。

その結果「やっぱりちゃんと売れる」
という体験を手に出来たことで、
ちょっとした先入観や思い込みから、
もっと自由になれたのだと思います。

そのあとは基本的に同じことの繰り返しです。

論理的に売れる理由を「仮説」として立てて、
それを出品することで、現実に「検証」していく。

そして、その経験、体験を踏まえて、
また少し新しい領域に足を踏み入れて、
見える世界をどんどん広げて来た結果、
なんかコンサルとかしている今につながっています。

しかし、今自分の販売履歴を振り返りながら
これを書いているのですがとても懐かしいです。

「こんなの売ってたなあ」という商品のことから、
自分の未熟さゆえにお客さんに迷惑を掛けたことまで、
いろいろ思い出します。

思えば、BUYMAを始めて丸4年経ちますが、
私も初めは当然評価0の初心者だったわけで、
我ながらなんだか不思議な感じがしますね。

あの当時、BUYMAが上場企業になる
なんて微塵も思っていませんでした笑

さて、今日は余談に終始してしまいましたが、
最後にお知らせをしておきます。

先日からお伝えしていますが、
BUYMAの名人イチローさんの新しいプロジェクト
「Buyer’s Gate」の募集が行われています。

■Buyer’s Gate 募集ページ

A:http://

↓10~24回以上の分割決済はこちら(決済時に選択可能)

B:http://

※こちらはメルマガでのみ募集しました。

私からの紹介で参加された方には、
以下の3つの紹介特典をお付けします。

1.ロジカルシンキングセミナー補足コンテンツ(4回分・PDF形式)

5月から毎月1回、計4回開催されるセミナーの
復習と応用を目的としたフォローアップレポートです。

※各セミナーの動画公開後1週間ほどで配布予定です。

2.BUYMA通信講座「BUYMAの予備校」への参加権(全34回+αのメール通信講座)

※前回、前々回のメルマガで35回としていましたが34回の誤りです。

3.上記コンテンツをいつでも閲覧可能な専用サイト

私の紹介特典は、Aのリンクから申し込まれた方は
4月27日(月)にイチローさんから送っていただきます。

オペレーションの都合上、募集期間終了後に
まとめてとなりますので、少しお待ちください。

Bのリンクから申し込まれた場合は、
申込時に「エスノ特典」と表示されていることを
必ずご確認くださいね。

(こちらも受け取れるのは27日以降です。)

注釈がちょっと多いですが、ご確認くださいませ。

ではではー。

なぜコンサル生は高額商品を売れるようになるのか。(第394回)

※2015/4/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は個別コンサルで九州に来ております。

今日は長崎でお一人とお会いして、
明日は博多でお二人とお会いします。

今は博多へ向かう電車の中で
これを書いているわけですが、
さっき適当に入った店で食べた皿うどんが
ちゃんと美味しくてかなり満足です^^

細麺かつ甘めの味付けの皿うどんは
長崎以外だとあんまり食べられないんですよね。

私が知らないだけかもしれませんが笑

前置きはこのくらいにして本題です。

前回のメルマガで、
人より大きな成果を出すためには、

「『先入観(フィルター)』を排除して、
可能性のある選択肢をすべて洗い出し、
それらをすべて論理的に検証すること」

そして、それを

「常に行い続けること」

この2つが必要だとお伝えしました。

例えばBUYMAで考えたときに、

「価格の安いライバルの買い付け先が見つからない」

という問題に出くわしたとするならば、
まず闇雲に買い付け先を探しだす前に、
可能性のあるライバルの状況(仮説)をすべて洗い出して
それらをひとつひとつ検証していく、ということです。

具体的には以下のようになりますね。

・ライバルが卸やVIP待遇などの特殊な割引条件を持っている

・ライバルが在庫になった商品を叩き売りしている

・ライバルは見かけは安く見えるが海外発送なので関税が含まれない

・ライバルは見かけは安く見えるが実はサイズが揃っていない

・ライバルは在庫状況を更新しておらず実はもう買い付けできない

・ライバルは偽物を販売している

・ライバルが価格計算を間違えている

・自分が価格計算を間違えている

・自分が安い買い付け先を見つけられていない

このときにすべてを洗い出して、
ちゃんと論理的に検証しようとしないと
自分の「先入観」が先に立ってしまい、
ライバルの本当の姿を捉えることができません。

まず「先入観」を排除して論理的に考えること、
そしてそれが「習慣」になるように、
「四六時中実践し続けること」が重要です。

これは慣れていないと大変ですが、
ビジネスで成果を出したいのであれば
呼吸するように出来るようにしたい
必須のスキルです。

さて、このように仮説を立てて
それを検証するという作業をするにあたって、
必要不可欠なものがあります。

それは、最低限の知識・ノウハウです。

ここまで論理的思考力が必要と言っておきながら
もしかすると矛盾するように感じるかもしれません。

しかし、「最低限の」知識・ノウハウもまた、
考えを進めるにあたって絶対に必要な要素です。

例えば、前回出した例として、
ライバルが卸などの特別な割引を受けているのか
を検証する時には、仮想の買い付け価格を算出する
のが有効ということでした。

しかしこれを算出するには、
買い付け費用を間違いなく計算することなどの、
基礎的な知識がないと考えることが出来ません。

また、もっと簡単なところで言えば、

「ライバルの価格が安いのは、
海外発送だから実は見かけだけだ」

という判断も、そもそもBUYMAの仕組みが
そういうものだということを知らないとできません。

このように、
なにかを論理的に考えるためには、
その材料や道具となる、最低限の
知識・ノウハウが必要です。

ただ、逆に言えば、
知識・ノウハウは最低限で十分
ということでもありますが。

ところで、前回メルマガの最後で、
今回のテーマのような話をすると

・可能性のある選択肢を全部洗い出すのが難しい…

・そもそもどういう切り口で考え始めればいいか分からない…

このような悩みが出てくると書きました。

例えば、先ほどのように、
価格の安いライバルの状況が置かれている可能生を
すべて列挙しようとしても上手く出来ずに、
結局「やっぱりVIPなのかなあ?」で終わってしまう
ということです。

あるいは、そもそも

・筋道立てて考えること自体が難しい…

と感じることもあるかもしれません。

しかし、先ほど書いた、BUYMAにおける
「買い付け費用の計算方法」のような
「最低限の知識・ノウハウ」というのが
実は「論理的な考え方」においても存在します。

それを身に付けて使いこなせるようになれば、

「『先入観(フィルター)』を排除して、
可能性のある選択肢をすべて洗い出し、
それらをすべて論理的に検証すること」

が出来るようになり、その結果、

「多くの人とは違うけれども、
利益を出すための理にかなった思考(行動)」

が出来るようになるため、結果的に
「その他大勢」とは、ひと味もふた味も違う
大きな成果が出せるようになるわけです。

もちろん、それを使いこなすためには、
算数や数学の公式などがそうであるように、
ある程度の実践的な練習が必要です。

教科書で公式を一度見ただけで
いきなりテストで良い点数が取れるかというと
それはなかなか難しいでしょう。

公式、つまり最低限の知識・ノウハウを覚えて
それを問題集で実践的に使ってみることで、
初めてその公式を使いこなすことが出来ます。

BUYMAで、最初はよく分からなかった
買い付け費用の計算が、何度か繰り返すうちに
すぐに正確に出来るようになるのも同じことですね。

以前から私は、この
「考える技術」とでも言うべき
論理的な思考方法について、
体系的に伝えることが必要だと考えていました。

なぜなら、これを身に付けさえすれば、

私が誰からも教わることなく
BUYMAで成果を出すことが出来たように、

あるいは、BUYMAにとどまらず、
個別コンサルティングなどの
さらに発展したビジネスをゼロから立ち上げて
月100~200万の収益を上げられているように、

「本当の意味で、自分で稼ぐ力がつく」

ということを確信していたからです。

私のBUYMAの個別コンサルテイングでは、
このような思考方法を具体的な事例を通して、
実践的にお伝えしています。

私のコンサル生の多くが、コンサル後に
初めて1件あたりの利益が1万円を超えたり、
初めて10万円以上の高額商品を受注したりするのは、

実際には存在しているのに、
「先入観」のせいで見えなくなっている
上記のような「利益の出る場所」を、
論理的に「先入観」を排除することで、
見えるようにしているからです。

しかし、これをBUYMAの話に限らず、
もう少し汎用性を高めた上で、
かつ体系的に伝えるとなると、
かなりハードルが上がってきます。

もちろん、ただ汎用性が高いだけでいいなら
それこそ本屋に行けばそういう本はたくさん売っています。

ただ、それらは逆にちょっと汎用的すぎて、
我々のような規模、属性のビジネスで使うには
またひと工夫必要になってきます。

その“ちょうど良いスケール感”の「考える技術」を
どうにか体系的に伝えられないかと、
私は長いこと頭を悩ませてきました。

悩ませてきたのですが、その悩みは
つい先日、一気に解決してしまいました笑

その経緯については、
また明日具体的にお伝えします。

今回は、

・論理的に思考することが「先入観」を排除し
大きな成果を生み出すこと

・その論理的な思考をするための、
「最低限の知識・ノウハウ」が存在すること

・これは実践的な練習を通して身に付くこと

言われてみれば当たり前のことですが、
この3つを改めて頭に叩き込んでくださいませ。

ではではー。

「実は格差が縮小しています」(第393回)

※2015/4/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

いきなりですが、タイトルの

「実は格差が縮小しています」

と言われて、どんな感想を抱くでしょうか?

「いやいや、格差が広がってるって
テレビでもしょっちゅう言ってるじゃないか!」

とか

「『実は』というくらいだから、
字面通りに受け取る話じゃないんでしょう?」

とか、あるいは

「なんと!メディアでは広がってると言われてるけど、
実際は縮まってるのかな?やった!」

などなど、人それぞれいろんな考えが
頭をよぎるのではないかと思います。

確かに、アベノミクスと呼ばれる、
現政権の経済政策が始まって以降、
日経平均は右肩上がりに伸びており、
元々富める者は、その恩恵を受けて、
資産を大きく増やした可能性が高いです。

(あくまで日本円での話ですが)

一方で、物価上昇を加味した実質賃金は
前年比でもう1年半以上マイナスになっていて、
そういう視点から客観的に考えても、
格差は増大していると言うのが正しそうな気がします。

にもかかわらず、「格差は縮小している」とは
一体どういうことなのか?

今回私が言いたかったこの言葉の真意は

「実は『世界と日本の』格差は縮小しています」

ということです。

要するに、例えば東南アジア各国の成長は目覚しく、
それらの地域と日本の格差はどんどん縮まっている
ということです。

これを聞いてしまえば、
「なんだそんなことか、知ってるよ」
と思う方も多いでしょう。

このテーマも「日本国内の格差拡大」と同様、
割とよくメディアなどで目にする話題ですから、
そのように感じるのは当然だと思います。

しかし、おそらく多くの方は、
すぐ「世界と日本」の話題だと思わず、

「日本の格差は広がっていると言われているのに、
どういうことなんだろう?」

というクエスチョンマークが浮かんだはずです。

このテーマに対して、
過去に何らかの形で触れたことがある方は
すぐに「『世界と日本』の比較だな」と
気付いたかもしれませんが、そうでないと
なかなか難しいのではないでしょうか。

なぜ難しいかというと、我々は基本的には
日本で生まれて育っているからです。

私のメルマガを読んでいる方は
現在海外に居住されている方を含めて、
ほとんどの方が「自分は日本人」という
アイデンティティーを持ち合わせているでしょう。

そのため、今回のようなテーマを見たときに
まず最初にそのアイデンティティーに近しい
「日本国内での話」を考えてしまうわけです。

「自分は日本人」という強烈な「フィルター」、
つまり「先入観」によって、可能性のある
その他の選択肢が自動的に排除されてしまう。

これは、私が常々BUYMAで実績を出すときにも
問題になるポイントだとお伝えしてきたことです。

「人気の商品をなかなか効率よく探せません」

「価格の安いライバルの買い付け先が見つけられません」

「大きな利益の取れる商品なんてありますか?」

パーソナルショッパーなら誰しも
こういう悩みを抱えたことがあると思いますが、
これらのその原因は、なにかしらの
「先入観」が邪魔をしていることが
ほとんどだったりします。

もちろん、先ほどの
「日本人というフィルター」からも分かるように
「先入観」から完全に自由になることは不可能ですし、
そもそも「先入観」そのものは、ただ生きていくだけなら
そこまで大きな問題にはなりません。

知らぬ間に損をしていたり、
美味しい思いをし損ねる可能性はありますが、
そのせいで生きていくのがものすごく大変になる
というほどではありません。

しかし、ビジネスをするのであれば別です。

ビジネスで大きな成果を出したければ、
必ず「多くの人がやっていないこと」を
取り入れていく必要があります。

それがBUYMAのような、比較的
競合との距離が近いビジネスならなおさらです。

利益を出している人たちは、
多くの人にとって「先入観」で見えづらい場所で、
「人と違う思考(行動)」を取っているがために、
「人と違う成果」を出すことができています。

それは、例えばBUYMAで言えば、
あまり知られていないショップを見つけることや
VIP待遇を受けることかもしれません。

ただこういう優位性は、天才的な閃きや
突拍子もない思いつきから生まれるものではなく、
「先入観」や「フィルター」を排除して、
徹底的に筋道立てて考えられた思考の末に得られるものです。

では、こういう「フィルター」「先入観」を排除して
より大きな成果を出すにはどうすればいいのか。

私がそのための唯一の方法だと確信しているのは

「可能性のある選択肢(仮説)をすべて洗い出し、
それらについて論理的な思考を元に検証する」

ということを、「常に行い続けること」です。

例えば、BUYMAで、価格の安い
ライバルの買い付け先が見つからない
という問題にぶつかったとしましょう。

そのときにライバルの状況の可能生としては、
以下のようなことが考えられます。

・ライバルが卸やVIP待遇などの特殊な割引条件を持っている

・ライバルが在庫になった商品を叩き売りしている

・ライバルは見かけは安く見えるが海外発送なので関税が含まれない

・ライバルは見かけは安く見えるが実はサイズが揃っていない

・ライバルは在庫状況を更新しておらず実はもう買い付けできない

・ライバルは偽物を販売している

・ライバルが価格計算を間違えている

・自分が価格計算を間違えている

・自分が安い買い付け先を見つけられていない

まず闇雲に買い付け先を探し始める前に、
このように仮説をすべて洗い出して、
それぞれについて論理的にその可能生を考えます。

ひとつめに挙げた、

・ライバルが卸やVIP待遇などの特殊な割引条件を持っている

かどうかというのを検証するとしましょう。

これは、もし自分が同じ商品を
今買い付けできるなら、一体いくらで
買い付けできるのかということを調べればいいわけです。

セール期間以外であれば、基本的には、
アメリカブランドはアメリカで買うのが安く、
ヨーロッパブランドはヨーロッパで買うのが安いです。

また、アメリカ国内やユーロ圏内の
商品の定価というのは、どのショップでも
基本的には同じです。

つまり、例えばサンローランのバッグが
日本に直送でいくらで手に入るかというのは、
フランスやイタリアのサンローラン公式ページに行き、
その金額を元に算出することがおおよそ可能だということです。

(セール期間中はまた話が変わってきますが。)

その結果、ライバルの販売価格が5万円で、
自分の仮想買い付け価格が6万円だとしたら、
ライバルは特殊な割引をしている可能性が高い
と考えられます。

あるいは、

・ライバルが在庫になった商品を叩き売りしている

かどうかというのは、商品ページを確認して
「手元に在庫あり」のタグが付いているかどうか、
あるいは配送期間などをチェックすれば、
検証することが出来るでしょう。

その他の選択肢についても同様に、
論理的に検証していけば、自然と
そのライバルの状況というのは絞られていきます。

こうやってあらかじめ「先入観」を排除して
すべての選択肢を洗い出してから考えれば、
それに惑わされず判断することができます。

しかし、そういう思考の習慣がないと、

「ライバルは特殊な割引をしているのでは…?」

という「先入観」が邪魔をしてしまい、
それ以外の可能性を無意識のうちに軽視、
あるいは排除してしまい、真実からは
遠ざかってしまうというわけです。

ただ、ここまで読んでいただいてお分かりのように、
このような思考をするのはとても面倒くさいです。

慣れてしまえばなんてことないのですが、
慣れていないと、これを「常に」やり続ける
というのは、とてもとても頭が疲れます。

疲れますが、だからこそ、
多くの人がやろうとしません。

そのため、こういう思考をしている人、
出来る人というのは、人とは違う成果を出すに至ります。

ちなみに、最初の格差の話で言えば、
文章を読んだ時点で少し立ち止まって、
「何についての話なのか」ということを、
「先入観」を排除して考えればいいわけです。

「格差」を考えるフィールドというのは、
「日本国内」と「日本と世界(世界全体)」と
「日本以外の国内」しかないわけですから、
この選択肢を並べられた時点で、おそらくは、
「日本国内」以外のどちらかの話だろうと分かります。

「先入観」「フィルター」を排除して、
多くの人と違った選択肢を見るためには、
こうやって丁寧に考えることを繰り返すしかありません。

これを同じような問題に対して繰り返していくと、
だんだんと筋の良い選択肢の「アタリ」
が付けられるようになってきます。

そうするとその問題に対しては
もっとスムーズに解決できるようになります。

まずは、こういう思考を常にすることが
大きな成果を出すには重要だということを
今回は頭に入れていただければと思います。

ただ、今回の内容を読んだ上で

・可能性のある選択肢を全部洗い出すのが難しい…

・そもそもどういう切り口で考え始めればいいか分からない…

というような悩みが生まれると思いますので、
次回はそのあたりについて触れてみます。

ではではー。