売れない悩みにはまずこの質問を処方します。(第425回)

※2015/6/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日から骨休めで金沢に来ています。

北陸新幹線の開通で東京から金沢まで
2時間半くらいで行けるようになったので
ちょっと試しに乗ってみました。

温泉でかなりのんびりできたので、
今日からまた頑張ろうと思います^^

さてさて、またしても
メルマガがしばらくぶりになってしまいましたが、
今回はそもそもの話をしようかと思います。

最近ちょこちょこ参加している懇親会的なものや
あるいは私の個別コンサルでも、

「リサーチして出品しているのに、
 なかなか売れないんですよね…。」

という意味の質問をいただくことは
やはりちょくちょくあります。

そのとき私はだいたい決まって、

「それは出品したあと、
 他の人からも売れてないんですか?」

ということを聞き返します。

すると、

「いやそこまでは確認してなかったです…」

という言葉が返ってくることがけっこうあります。

これはとてもよろしくない傾向です。

商品が売れないときにまず考えるべきことは

・選んだ商品が良くなかったのか

それとも

・選んだ商品は良かったが、
 自分の商品が選ばれる理由がなかったのか

ということです。

自分の出品した商品が
どちらに当てはまるのかが分からなければ、
そのあとの手の打ちようがありません。

出品して1,2週間程度経過しても、
売れなかったり問い合わせがなかったり、
あるいはそもそもアクセスもほしいもの登録も
思ったほど集まっていなかった場合、
同じ商品を出品してるライバルの状況を
チェックしてみましょう。

人気順で上位の人に問い合わせがなく、
同じくらいのタイミングで出品した人も、
アクセスとほしいもの登録が同程度に少ないのであれば、
それは「選んだ商品が良くなかった」可能性が高いです。

また、他の人には問い合わせが来ているのに
自分のところには来ていなかったという場合は、
お客さんから「選んでもらえていない」わけです。

ちなみにその場合は、

・そもそもお客さんに見てもらえていない

・お客さんに見てはもらえているが、
 選ばれるための要素が弱い、少ない

のいずれかにまた分岐しますね。

ただ、どういう分岐を辿るにせよ、
一番重要なのは、出品したあとに、
ちゃんと振り返りをすることです。

これをしないと、何が悪かったのかが分からず、
何も改善することが出来ません。

それは結局、経験値が
まったく積み上がっていないに等しいです。

(もちろん出品作業の早さとかは向上しますが…)

ちょっと面倒くさいと思うかもしれませんが、
出品したあと何もせず放ったらかしでは、
天に運を任せているのとほとんど変わりません。

もちろん、すべての商品を
振り返るなんて物理的に不可能ですから、

・出品時点の期待が大きかったもの

・出品したあとの問い合わせやアクセスなど
 お客さんから反応が他より多いもの

こういう商品を優先的に見返していけばOKです。

最終的に「自分の商品を買ってもらう」ことは、
残念ながら自分ではコントロールできません。

しかしながら、
「そのために最善を尽くす」ことは、
自分の力が及ぶ範疇の話です。

今まであまり振り返ったりしたことがなかったという方も、
分かってはいたけど疎かになっていたという方も、
ぜひこの重要性を再認識していただければと思います。

ではではー。

P.S.

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自分の商品の「世話をする」感覚。(第422回)

※2015/6/14の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はBUYMAの名人イチローさんが主宰する
「Buyer’s Gate」のセミナーに参加するため、
日帰りで名古屋遠征でございます。

先々週末も名古屋に行ったのですが、
そのときは小笠原沖で発生した地震のため、
帰りの新幹線が遅れて散々な目に遭ったので、
今日は何事もないことを願うばかりです。

さて、先日お伝えした
30万以上の商品を売ったコンサル生から
昨晩驚きのお知らせがきました。

なんと、その商品が
またしても売れたそうです!

1つ目が売れてから数日しか経っておらず、
しかも今度はなんと8万円近く値上げしていて、
40万円くらいの価格になったにも関わらず、です。

実は1つ目が売れたあと、
この商品は買い付け先で在庫切れになったので、
出品を取り下げていたのでした。

なぜなら、この商品の買い付け先は
「Buyer’s Drive」というVIP価格での
買い付けが可能になるサービスの
提携ショップだったからです。

この提携ショップでの買い付け価格は
とても安いため、ここで在庫がなくなったら
仮に他のショップで在庫が見つかったとしても、
かなり値段を上げないと出品できません。

そのため
「そんなに値上げしたら売れないだろう」と
1つ売れて在庫切れになったあとは、
他の買い付け先は特に探さずに、
そのまま出品停止になっていたのです。

しかし、1つ売れたということは
その商品の「人気順」が一気に上昇して、
お客さんの目に留まりやすくなっている、
つまり2つ3つと続けて売れやすくなっている
ということでもあります。

おまけにこの商品に関しては、
ライバルの出品者たちがすべて、
同じ買い付け先から出品していそうでした。

つまり、1つ売れて人気順が上がり、かつ
買い付けすることができるライバルは
もういない可能性が高いという、
出品停止にしておいてはもったいない状況です。

金曜に実施したスカイプコンサルで
そのことに気付いた私は、多少高くてもいいので
在庫のあるショップがないかを一緒に探すことに。

その結果、ちょっと苦戦しましたが
なんとか在庫のあるショップを見つけることができ、
そしてそれが昨日土曜日に、8万円値上げしても受注という
あまりにも出来過ぎた結果に繋がりました。

ひとつ覚えておいていただきたいのは、
「1つ売って終わり」ではないということです。

それは、人気商品を探すために、
BUYMAの中をたくさんチェックすること、
あるいはそれらの買い付け先を探すことで
いろんなショップに精通していくこと。

こういう「経験値を積む」という
意味でもありますが、今回のように文字通り

「1つ売ったら、2つ、3つ売れるように最善を尽くす」

ということも表しています。

以前書いたことがあるのですが、
イメージとしては

「出品商品の世話をする」

という感じです。

頑張って買い付け先を探し出し
手間を掛けて出品することで、
ようやく世に送り出せた自分の商品のことを
出品したあとも、売れたあとも、
もっと気にかけてあげましょう。

出品したあとの、
アクセスやほしいもの登録の付き方は?

参考にしたライバルの状況は?

買い付け先はセールになっていないか?

他に新しいライバルが参入していないか?

ほしいもの登録は付いてきているのに
売れないのはなぜか?

出品して早めに1つ売れたから
もっと買い付け先をたくさん把握しておこう。

反応がいいからどこかのタイミングで
在庫を持ったほうがいいかもしれない…。

などなど…。

こういうチェックや思考を巡らすことは、
毎日行ってもいいくらいです。

もちろん出品商品全てに対して
それを行うのは現実的に不可能ですから、
特に期待の高いものから順に行います。

今までこういう意識がなかったという方は、
ぜひ自分の出品した可愛いわが子のことを
もっと気にかけてみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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入り口は少し広めに構えておくくらいでいい。(第416回)

※2015/5/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

また少し間が空いてしまいました…。

先週末くらいから、いろんなショップの
プライベートセールのお知らせが来ていますね。

プライベートセールとかプレセールとか
名称はショップによってまちまちだったりしますが、
これは要するに本セール開始前の、
購入経験者のみを対象としたセールのことです。

私のメールボックスには、
先週の金曜~日曜の間だけで、
7件のショップからそのお知らせが来ていました。

プライベートセールを行う代表的なショップのひとつ
farfetchでは、そのプレセールも昨日で終わって、
今日からセール開始のお知らせが来てますね。

ちょっと早すぎやしないかと思いますが、
始まってしまったものは仕方ないですね^^;

さて、このメルマガサボり期間中は、
バイヤーズドライブの懇親会に参加したりしていました。

いち参加者ながら、
こんなメルマガをやってるせいか
気付けばいろいろ質問を受ける側に
なっていることが多いです笑

そうやっていろんな方とお話させていただいて
ちょっと気付いたことがひとつ。

それは、

「出品時点で大きな利益を望み過ぎて、手が止まっている方が多い」

ということです。

どういうことかというと、
せっかく利益が取れる買い付け先がすぐ見つかっても、
それが自分の望む金額からちょっと遠いというだけで、
出すかどうか迷った末に結局出さない、みたいな
もったいないことをしている方が多いということです。

例えば、最安値のライバルの価格が10万円以上の商品で
その価格に合わせると利益が5,000円くらいだとすると、
売れる可能性があっても、迷って出品しないわけです。

これはとてももったいないです。

まず、それでも売れれば5,000円なわけです。

次に、別にライバルと同じ、あるいは
安い価格に設定する必要はありません。

多少高かったとしても、
私の経験上、5%くらいまでの範囲なら
お客さんはちゃんと検討の土俵に乗せてくれます。

ハイブランドであればあるほどそうです。

そして最後に、それを出せば、
新しい経験を積める可能性が生まれます。

例えば冒頭でお伝えしたプライベートセールの案内。

多少利益が望むものではなかったとしても、
一度買い付けしたという経験を得られれば、
その後そういう有利な案内を受け取れるかもしれません。

あるいは、受注したけど在庫切れで、
でも別の買い付けを一生懸命探したら、
新しく有力な買い付け先を見つけられたり。

あるいは、受注したときに限って、
特にこれからの季節はたまたまセールになっていて
予想外の利益がとれたりすることもあります。

販売価格が大きい割に利益が小さい、
つまり利益率が小さいと、確かにあんまり嬉しくはないです。

ただ、そこで迷う時間も無駄ですし、
結局出品しないのはもっと時間の無駄です。

自分で「この利益額なら出品する」という基準を設けて、
そのルールに従ってどんどん判断していくのが重要ですね。

※販売価格が大きいと
買い付け費用も大きいことが多いので、
あまりにも利益率が小さいと、
急な為替変動によって利益が吹き飛ぶ可能性は
考慮しておく必要はあります。

買い付け先の状況もライバルの状況も、
どんどん変わっていくわけで、
それがすべて自分の悪いようになるとも限りません。

もちろんライバルの価格と比較して、
あまりにも差が出来てしまうようなら
無理に出品する必要はないです。

ただ、基準さえクリアしているなら、
まずは入り口を少し広めに構えておいて、
どんどん出品するようにしたほうがいいですね。

ではではー。

P.S.

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