価格設定で意識する3つのこと。(第223回)

※2014/6/26の記事です。

こんにちは、エスノです。

BUYMAからようやく、
アクセス計測の異常について
アナウンスがありましたね。

http://info.buyma.com/2014/06/post-113.html

以前メルマガでも書きましたが、
かなり前からそうなっていたと思うので
むしろなんで今さらという感じです^^;

http://steermylife.com/761.html

http://steermylife.com/786.html

とりあえず早く完全に復旧させて欲しいです。

さて、今日はコンサルで大阪に来ていました。

いつもは新幹線なのですが、
今日は初めて飛行機を使って、
関西国際空港に降り立ってみました。

行きは、これも初めてのジェットスターを利用し、
帰りはマイル利用ですっかりお馴染みのANAです。

今回往路で利用したジェットスターの
成田・関空間は片道5000円くらい。

もちろん時間や日時にもよりますが、
新幹線やJAL、ANAに比べると
価格という面だけ見れば圧倒的に有利です。

ご存知かと思いますが、
このジェットスターを始めとした
「LCC」と呼ばれる格安航空会社が
最近数多く日本に参入しています。

LCCすべてが上手くいっているわけではないのですが、
今日搭乗したジェットスターは、
平日の真昼間の便にもかかわらず、ほぼ満席でした。

座席の広さやシートの質なんかは、
JALやANAには比ぶべくもないので、
長時間の飛行はしんどいですが、
大阪までの距離なら、これだけ安いと
やはり魅力的に見えるのもよく分かります。

こんな例を持ち出すまでもなく、
やはり価格というのは意思決定要素のうち
大きなウエイトを占めているのは間違いありません。

BUYMAで以前行われたお客さん向けアンケートでも
7割のお客さんが「価格が安いこと」を
最も重視する項目だと回答していました。

では、この価格を考えるときに
特に意識して考えるべきことは何かというと
それは以下の3つです。

■国内定価より安いかどうか

先日も少し触れた内容ですが、
やはりお客さんからすれば、
国内の直営店で購入するより
安く手に入れたいという意識があります。

可能な限りで国内定価を調べ、
それを参考価格に入力して、
価格二重表記になるようにしたほうがよいですね。

■ライバルより安いかどうか

BUYMAでは、異なるバイヤーが
同じ商品を扱っているという場面は
ごく当たり前の光景です。

当然、価格をまず最初に比較されるので、
ライバルより高い価格で出品していると、
なかなか売れない、そもそもアクセスすらない
というようなことが起こりえます。

必ずしも最安値にする必要はないですが、
価格以外の部分、これまでの評価や配送期間などで
比較してもらうことができるように、少なくとも
最安値のバイヤーより10%程度高いくらいの
価格では出品したいところです。

■絶対額がお客さんにとって反応する価格かどうか

これはちょっと分かりづらいのですが、
仮に国内価格よりも安く、なおかつ
ライバルより安い価格であっても、
売れない商品は売れないものです。

ところが、このセールの時期になって
買い付け価格が抑えられるようになったことで
販売価格もそれに合わせて一気に下げてみると
急にアクセスも伸び、ほしいもの登録もたくさん付き、
そしてポンポン売れたりすることがあります。

つまり、お客さんが

「このくらいの価格なら買いたい!」

という絶対的な金額の基準があるということです。

もちろん、すべてのアイテムがそうではないですが、
例えば、タレント愛用品であったり、あるいは
ほしいもの登録はけっこうあるのにまったく売れないものなど
そういう「売れる要素、兆候」を持つ商品では、
一度思い切って値下げしてみるのもひとつの手です。

もちろん、むやみに下げると
それはそれでただの価格破壊になりかねないので、
その点には注意する必要があります。

他のバイヤーと同じ商品を扱うことがよくある以上
「販売価格をいくらにするのか」ということは
とても重要な要素です。

出来るだけ商品ごとに
知恵を絞って設定してほしいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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人気商品なのに自分が出品すると売れない…。(第210回)

※2014/6/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

まずは最初に注意事項です。

募集を締め切らせていただいた、
「BUYMAの予備校」ですが、現時点で、
まだ登録が完了していない方があと2名います。

教科書の購入手続きが済んでも、
自動で教科書は送られてきませんし、
予備校にも自動的に登録されません。

もし登録方法が分からない場合は
ご連絡くださいね。

さて今日は名古屋での個別コンサルのあと、
明日のもう1件のコンサルのために
大阪に来ております。

その名古屋でのコンサル中に、

「BUYMAで売れた商品を出品するものの、
自分が出した途端になかなか売れなくなる」

という話が出ました。

これもけっこうバイヤーあるあるだと思うのですが、
まず考えるべきことは、「それは自分だけなのか」
ということです。

要するに、売れていないのは自分だけなのか、
それともBUYMA全体、つまり他のバイヤーさんからも
その商品は売れていないのかをまず確認します。

とりあえず、売れていないのは自分だけ
という場合について考えてみましょう。

これは対策を立てるためにすることは簡単で、
純粋に人気順で上位のライバルバイヤーと
自分の商品との違いを比較するだけです。

・価格
・バイヤーの評価(実績)
・配送期間
・手元に在庫があるかどうか
・商品の写真
・商品タイトル、商品コメントなど

などなど、考えられる要素を
すべて検証していきます。

価格で負けているというのは一番分かりやすいですが、
意外と気付かないのが、間違ったカテゴリに
自分が出品してしまっているなどのケアレスミスです。

これは過去に出品した商品の情報を使って
新しく出品するときに起こりやすいので
注意した方がいいです。

以前書きましたが、私も、
サンダルで出すべき商品をスニーカーで出していて、
てんで売れないということがありました^^;

ちなみに、売れないどころか、
自分だけアクセス数すら少ないという状況は
また話が別になってきます。

これは単純に他のアイテムに
自分の商品が埋もれてしまっているなどの要因も考えて
対策を講じる必要がありますね。

では、他のバイヤーさんからも売れていない
という場合について考えてみましょう。

考えられるのは、

1.そもそもそんなに売れる商品ではなかった

2.その商品の旬が過ぎてしまった

3.BUYMA以外で買われている

という状況です。

1の場合は、商品の人気の見極めを
それまで以上にしっかり行う必要があります。

具体的には、人気の指標を
ちゃんとチェックするということですね。

人気の指標については、
今まで散々伝えてきたことですので、
ぜひブログのバックナンバーで復習して欲しいです。

予備校でも詳しく触れていますので、
登録された方はその回も参考にしてください。

2は、例えば
季節モノのアイテムが該当しやすいでしょう。

このパターンで盲点というか勘違いしやすいのは、
例えば何らかのBUYMAの特集で取り上げられて
その影響で一時的に売れたケースです。

普通に出品されていれば
それほど売れるものではないものの、
そういう特集に乗ったせいで、バブル的に
売れてしまった商品というのがたまにあります。

その見極めはちょっと難しいですが、
これも可能性の一つとしてはありえますね。

3は、例えば楽天ショップなど
他のネットショップに同じ商品の在庫があり、
そちらのほうが安いと起こりやすい現象です。

いずれにせよ、まず考えるべきは、

・売れていないのは自分だけなのか

・それとも、他のバイヤーも売れていないのか

ということです。

これを調べるためには、
同じ商品を扱っているバイヤーさんを
しらみつぶしにチェックしたり
かなり地道な作業が必要なので、
最初はけっこう大変だと思います。

ただ慣れてしまえばそんなに苦にはならないので、
ぜひ嫌がらずにちゃんとやってみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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出品数だけでは判断しないほうがよいです。(第209回)

※2014/6/3の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日で、BUYMAの予備校の
募集を締め切らせていただきました。

すでにほとんどの方が登録されたのですが、
まだ登録が済んでいらっしゃらない方が
4名ほどいらっしゃいます。

教科書の購入手続きが済んでも、
自動では教科書は送られてきませんし、
予備校にも登録されませんので、
もし登録方法が分からない場合はご連絡くださいね。

さてさて、
あっという間に6月でございます。

今月は個人的に楽しみなことが多く、
子供のようにウキウキする日々です。

代表的なのはサッカーのワールドカップ。

サッカーに詳しいわけでもない
ミーハー根性丸出し人間ですが、
今の日本代表は、前回大会から
初めてずっと試合を見続けているので、
その変遷を色々把握できているだけに、
この大一番でどういう結果を出してくれるのか
実に興味深いです。

それにつられて、なんだかんだ、
海外の有名選手にも詳しくなったので、
単純に日本以外の試合も楽しみだったりします。

開催地がブラジルなので、
試合開始は日本時間の明朝~午前中という
スケジュールになってしまっていますが、
基本的には何も気にすることなく観られるので、
今月は自由な生活の恩恵を特に感じられそうです^^;

他にも楽しみはあるのですが、それはまた追々。

さて、たまに聞くのが

「ブランドごとにリサーチするときに
出品数が500~2000のブランドに絞ってやっています!

というような話です。

出品数が少なすぎる

=競合も少ないが人気商品もない可能性がある

出品数が多すぎる

=人気商品はあるが競合が多すぎる

こういう観点から考えて、
ちょうど良さそうに見えるバランスの
出品数のブランドを選んでリサーチするようです。

これはこれでいいのですが、
単純な競合の多い少ないというのは、
実はそこまで大きな問題ではなかったりします。

肝心なのは「強い競合」の多さです。

極端な話、10人の凡庸なバイヤーより、
2人の強力なバイヤーがライバルであることのほうが問題です。

これを意識していないと、
実は参入の余地がある人気ブランドを
見逃してしまう可能性があります。

このことを考えたときに、
私はひとつのヒントとして、
ブランドページをよく見ます。

例えば、あるブランドページを見たときに、
人気順の上位にも、最近売れたアイテムにも、
同じ名前のバイヤーばかりが見られたとすると、
これはちょっと参入しにくそうなブランドでは?
という仮説が立つわけです。

逆に、最近売れたアイテムにいるバイヤーが、
てんでバラバラな上に、日本在住バイヤーが多ければ
これはあとから参入しても面白いかもとなるわけです。

もちろん、ASOSのように、
誰もが同じところから買いつけている
というようなブランドの場合は、
単純に競合の「数」も問題になりますが、
そうでなければ、「強い競合」が問題というのは
覚えておいてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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