買い付け先はライバルにバレないようにしよう。(第45回)

※2013/9/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

BUYMAでは、
「人気商品のリサーチ」もさることながら、
「買い付け先をどれだけ確保しているか」
というのが最終的なバイヤーさんの実力の差になります。

どんなアイテムが人気があるのかは、
誰でもBUYMAに慣れてしまえば、
ある一定以上のレベルで判断できるようになります。

しかし、それら人気アイテムを
ちゃんと買い付けられなければ、
売上・利益には結びつきません。

ということで、
買い付け先にどれだけ精通しているか、
というのはとても重要なポイントなわけです。

さて、これだけ重要な買い付け先の把握ですが、
うっかりしているとその情報がライバルバイヤーに
ダダ漏れ状態になっている可能性があります。

例えば、「出品商品の画像」はその最たるものです。

買い付け先に精通してくると、
出品商品の画像を見ただけで、
どのショップの画像を使っているのか
分かるようになってしまいます 笑

買い付け先の画像をそのまま使うことは、
ライバルバイヤーに買い付け先を教えているのと
ほとんど同じことになってしまいます。

また「買い付け先の国名」も
同じようにヒントになってしまいます。

どの国から買い付けているのかさえ分かれば、
ライバルバイヤーもどうにかすれば
買い付け出来てしまう可能性があります。

ということで僕の場合は、
「出品商品の画像」と「買い付け先の国名」は
基本的には実際とは違うものを設定しています。

こうすることで、ライバルバイヤーは
どこで買い付けているのかがかなり分かりにくくなり、
自分だけが買い付け・販売できるという状況を
作りやすくなるわけです。

ちなみに画像はともかく、
買い付け先の国名は実際と違って問題ないのか
というところを気にされる方もいるかもしれませんが、
これはまったく問題ありません。

というのも、アメリカで買い付け予定だったのに、
注文が入ってからチェックしたら在庫切れで、
結局イギリスから買い付けた、なんてことは、
ごく普通にあり得ることだからです。

お客さんにとっては、
買い付け先がどこであろうと関係ないので、
実際と異なっても問題ないわけですね。

ではではー。

エスノ

p.s.
記事タイトルをクリックすると、コメントを残すことが可能です。

メッセージを送ることもできるので、BUYMAに関する質問をはじめ、
ご意見・ご感想など送っていただけると嬉しいです^^

  メッセージはこちらから

価格以外で勝負することは可能か?(第44回)

※2013/9/22の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は友人の結婚式があったのですが、
二次会の幹事ということで
前日の準備から当日の進行でかなり消耗して
帰宅後すぐにバタンキューでした^^;

さて、BUYMAでつまづくポイントとして、
他のバイヤーさんが安すぎて価格で対抗できない、
という問題があります。

以前にも書いたのですが、この原因としては、
「安く仕入れられる方法を自分が見つけられていないだけ」
であることがほとんどだと思っています。

これまで多くの方から話を聞いてきたところ、
アメリカのショップしかチェックしていなかったとか、
買い付けの費用の計算が間違っていたとか、
そういうケースは本当に多かったです。

もちろん僕の場合は、この問題に対して、
「ちゃんと安く買い付けできる方法を見極められるようになりましょう」
という方向で考えてもらうように促すのですが、他の解決策として、
「最安値あるいはそれに近い値段じゃなくても売れるので、価格以外で勝負しよう」
という方法も考えられるかと思います。

仰るとおり、確かに
価格以外の要因でも商品は売れます。

例えば、それなりに差が付きそうな点としては、
バイヤーのファッションやブランドへの造詣の深さに基づく、
「信用度」というのが挙げられるでしょう。

ちょっとくらい高くても、
販売している商品のことにより詳しかったり、
あるいはアイテムの素敵なコーディネートの提案が出来る、
そういうバイヤーさんから買いたいと思う人は間違いなく存在します。

しかし、これも以前書いたような気がするのですが、
そこで勝負するために必要な労力と、その結果得られる成果は
あまり割のいいものではないというのが僕の感想です。

もともとファッションやブランドに詳しく、
しかもそれを勉強するのが苦にならないというのであれば別ですが、
少なくとも僕は残念ながらそうではありませんでした^^;

バイヤーとして活動していくうちに
嫌でも少しずつ詳しくなっていきますので
知識を得ていくのはそのレベルで十分だと思います。

商品説明の話のときにも書きましたが、
費やす労力とその成果については、
いつもちゃんと考えた方がいいです。

最後に、以前取った面白いデータを紹介します。

とある、多いときは1日に10個売れるような、
大人気のブーツを以前取り扱っていたことがありました。

これを僕は50,000円で出品していたのですが、
同じブーツを48,000円で出品しているバイヤーさんがいました。

僕も同じ価格かそれ以下に下げることは出来たのですが、
それはあえてせずに販売し続けたところ、最終的に、
売り上げた個数は8:2(ライバル:僕)になりました。

ちなみに、このライバルバイヤーさんは、
バイヤーの評価など、価格以外の部分では
僕とそれほど差はありませんでした。

2,000円、販売価格からすれば4%しか差がないのに、
売上個数が4倍にもなってしまうという事実。

もしさらに2,000円、3,000円と値段を下げられていたら、
彼と僕の販売個数は9:1になっていてもおかしくはなかったでしょう。

もちろん、実際戦う場合は、
ただ手をこまねいているだけでなく別の手を考えます。

ただここで言いたいのは、価格競争力というのは
このくらいの威力があるのだということです。

価格以外のポイントをいくら2倍にしても、
売上個数は絶対に2倍にはなりませんが、
価格を4%下げるだけで、販売個数は4倍になる
この厳然たる事実はしっかり覚えていただきたいですね。

ではではー。

エスノ

p.s.
記事タイトルをクリックすると、コメントを残すことが可能です。

メッセージを送ることもできるので、BUYMAに関する質問をはじめ、
ご意見・ご感想など送っていただけると嬉しいです^^

  メッセージはこちらから

他のバイヤーとの戦い方(第11回)

※2013/6/15の記事です。

こんばんは、エスノです。

現在コンフェデ杯日本対ブラジル戦前の
微妙な隙間時間を利用してこれを書いています笑

さて今日は、BUYMAをやっていれば
誰もが一度はぶつかる壁である、
自分以外のバイヤーさんとの戦い方
について書いていきます。

人気商品リサーチでかなり人気のあるアイテムを見つけ、
また、仕入先をいくつか探した結果、そのアイテムを、
仕入れられるショップも見つかった・・・。

「これは大儲けの予感!!」

そう思って、BUYMAの中をもう一度確認してみると、

「あれ、他のバイヤーさんのほうがかなり安いじゃん・・・」

となってしまい、出鼻をくじかれるということは、
もはや「BUYMAあるある」と言っていいくらい、
しょっちゅう起きる現象です^^;

最初の方でも言いましたが、
BUYMAのユーザーがBUYMAでの買い物に求めるものは、
やはり「価格の安さ」が一番なので、どうしても、
自分より安いバイヤーさんがいると競争に勝てなかったりします。

ただ、そんな状況を
いつまでも手をこまねいて眺めているだけでは
なにも進歩がありません。

あるいは、ひどいときには

「きっと他のバイヤーは、なりたての自分がまねできないような、
 なにか特殊な方法を用いているに違いない」

などとつまらない邪推をして、
いつまでも居心地のいい「今」から
動こうとしなかったりします。

これは本当に最悪です。

なぜ他のバイヤーはそんなに安いのか、
自分はそれを真似すること、取り入れることは出来ないのか
そういうところまで考えていくことがとても重要で、
逆にそれさえ出来れば、多くのバイヤーと差をつけることができます。

では、他のバイヤーが自分と同じアイテムを
自分より安く出品できている状況というのは、
どんな要因によるものと考えられるでしょう。

結論から書くと以下が考えられる要因です。

1.相手が偽物を販売している
2.相手が売れ残りを叩き売りしている
3.自分が安い仕入先を見つけられていない
4.自分が仕入れ値の計算を間違えている
5.相手が、ものすごく特別な仕入先を持っている

ここまで書いた時点でコンフェデは前半が終了しました。

ネイマールは反則ですねー。

自分たちにそれほど落ち度がないのに、
単純な能力差でああやってゴールされてしまうと、
もうどうしようもないです。

あれを目の当たりにしても戦い続けるモチベーションって
今の日本代表はホントすごいと思います。

その点で言えば、ビジネスは実に楽ですね。

ネイマールみたいな天才にならなくても、
あるいはそんな天才を相手にしなくても、
ある程度の成果を出すことは余裕で出来ますから。

スポーツの世界はシビアすぎて大変です。

ざて完全に話が逸れましたが、
順に見ていきます。

「1.相手が偽物を販売している」は、
それほど気にしなくてもOKです。

BUYMAのお客さんも運営者も、
さすがにそこまでアホではないので、
そのうち取り締まられて退場させられます。

もし何か確証があるのであれば、
自分で「通報する」という選択肢もありますね。

「2.相手が売れ残りを叩き売りしている」というのも
特に問題はないパターンです。

何らかの理由で在庫を抱えて販売したものの、
なかなか売れないので値下げせざるを得ないという状況なので、
それが売れてしまえば同じ価格では出品されません。

ただそんな状況になっているアイテムを、
もし自分も出品しようとしているとしたら、
そもそもそのアイテムって人気あるの?という話になる可能性もあるので、
そういう視点でも商品の人気をチェックするといいですね。

というわけで、この1と2はそれほど問題ではないですし、
実際のところ自分でどうにかできることでもありません。

なので、ほうっておいても構わないわけです。

しかしながら、

「3.自分が安い仕入先を見つけられていない」
「4.自分が仕入れ値の計算を間違えている」

これらが原因で他のバイヤーに
価格で勝てていないのであれば、非常に問題です。

そして、これが、価格で勝てない状況の
一番可能性の高い要因だと考えています。

何度も書いていますが、BUYMAでは、
「どれだけ仕入れについて精通しているか」
ということがとても重要です。

「3.自分が安い仕入先を見つけられていない」は、
まさにそれを端的に表していますし、
「4.自分が仕入れ値の計算を間違えている」も
実は同じことです

そういえば、まだ仕入れ値の計算の話をしていないので、
これもちゃんとしないといけないですね笑

ここでつまづく人はけっこう多いので、
丁寧にやった方がいいと思っています。

ちなみに、
「5.相手が、ものすごく特別な仕入先を持っている」は、
そのレベルのバイヤーがあまりいないので、
それほど気にしなくても大丈夫です。

例えば、海外の卸に入り込んだりして、
ものすごく安く仕入れているバイヤーは稀にいます

これはBUYMAバイヤーよりも、
楽天ショップとかに多いパターンです。

いきなり真似できるような方法ではないですし、
真似をする必要もないので、繰り返しですが、
あまり気にしないことです。

今日はこんなところで、コンフェデの応援に集中します。

せめて1点くらい返してー!

ではではー。

エスノ