「BUYMAの次」の話(第708回)

※2020/3/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日の木曜は東京でワークショップでした。

青木さんがついに発症した花粉症のせいで
辛そうだったり、高野さんがこのご時世に
風邪を引いてしまい欠席だったりしましたが、
それ以外は概ねいつも通りの開催でした。

先週沖縄で会っているメンバーなので、
BUYMAについては、突っ込んだ話を
特にすることもなく笑

そういえば先日の沖縄のワークショップ後、
いつものように懇親会を行ったのですが、
沖縄にはさすがにみんな泊まりで来ているので、
「2軒目」があるのがいつもと違うところです。

ということで、いつもよりもいろいろと
多方面に渡りちょっと突っ込んだ話題が
展開されたりしました。

そのひとつに、

「BUYMAのあと、何をするか」

という話題がありました。

これは特に、青木さんをはじめ、
ある程度の利益を効率よく安定して
生み出せるようになった方が直面する
すごく重要なテーマです。

もちろんBUYMA自体は、しばらくは
効率よく利益を生む装置として稼働させるとして、
これが一生続くとも、やりたいとも思えない。

なんならいっそ、もうちょっと飽きてる。

現時点で、まだまだ満足いく利益が
出ていないという方には、ものすごく
贅沢な悩みに聞こえるかもしれません。

しかし、残念ながら人間は、
本当の意味で純粋に利益の額だけを追って
何かに打ち込み続けるのは不可能です。

もちろんそういう人もいますが、
ごくごく限られます。

先日、元ZOZOの前澤さんが、
お見合い相手を一般公募から選びますという
バチェラー的なテレビ番組の企画がありました。

企画自体は直前で前澤さんからの中止の
申し入れがあったとして頓挫しましたが、
その応募総数は27722名だったそうです。

単純に人数だけ見たらもちろん多いのですが、
「当たれば一生遊んで暮らせる宝くじ」の
応募数だと考えればかなり少ないと思います。

(もちろん独身女性に限られ、かつ
プロモーションが不十分で、この企画自体を
知らなかったという方も多いとは思いますが)

数千億レベルの資産にアクセスするよりも、
それと引き換えに「前澤さんと」「結婚する」
ということに何らかの抵抗があって応募しなかった。

これはむしろ普通の感覚だと思いますが、
要するにこの結果は、人間の

「金銭的価値が何よりも優先するわけではない」

という本質を少しだけ顕在化した
ひとつの例と言えるのではないでしょうか。

だいぶ話が逸れましたが、
利益が出せるというだけで、
BUYMAに情熱を燃やし続けるのは
なかなか難しいというのは、
ほとんどの人が向き合う必要がある
大きなテーマだと思います。

ということで、「BUYMAの次」の話になったのですが、
BUYMAをベースに考えると次のビジネスの形としては

・他の物販(ヤフオク、メルカリ、自社ECなど)

・BUYMAを教える系(コンサル、セミナー、教材販売など)

・サービス系(転送業者、リサーチツールなど)

にめちゃくちゃざっくりですが大別されるような気がします。

(もちろん次に選ぶのがBUYMAに関連するもの
である必要はないですが、今回はそういう前提で
話を進めていきます)

私は元々教える系のビジネスがしたい
というのが先にあって、それからBUYMAを
始めたくらいなので、必然的に2番めの道を
選択したわけですが、ほとんどの場合、
まずはBUYMAで利益を出せるようになってから
どうするか考えようという流れだと思います。

なので、BUYMAで利益出せるようになったあとに
どうしようかな迷うわけですが、青木さんは
すでに教える系のルートで、それなりの
収益を出せるくらいまでにはやり込んでいます。

しかしながら、やっていく中で、
ご本人としてちょっと違うなという感覚が生まれ、
またどの道に行こうかなと今まさに考えている
最中にいたりします。

これもまた利益だけで進む道を決めるのが
難しい一つの例と言えるかもしれません。

青木さんの教える系の収益モデルは、
ブログを書いてメルマガに登録してもらって、
集まってくださった読者の方に、コンサルや
「BUYMA in REASON」などを紹介していく
というものなわけですが、この形は
私とほぼ同じものです。

なのに、青木さんはしっくり来ず、
私はもう長いことこの形で商売を続けています。

つまり、選ぶための判断軸になるのは、

「どういう仕組みで利益が出るか」

ではないということです。

大まかに言えば、

・自分ができること

・自分がやりたいこと

・自分が求められること

の一致するものであることになるのですが、
じゃあ、具体的にそれが何なんだというのが
難しいからみんな悩むわけですね。

ただ、その中で青木さんに言われたのが、
私のブログは「テーマが定まっている」
のがいいと思っているということでした。

ブログタイトルにあるように、
私が伝えたいことの根底には、

「自分で自分の人生の舵取りをしよう、できるようになろう」

というメッセージが常にあります。

これは、

「人生を自分の思い描いた通りにしよう」

というのとはちょっと違います。

自分という個人は、社会という
外的要因の大きな集合体と、
どうしたって切り離せません。

自分がどれだけ頑張ったところで、
社会の大きな動きに影響を受けざるを
得ない場面というのは必ず起こります。

地震や台風、あるいは今回の
新型コロナのような天災、および、
それらに伴って政府や企業などが行う
さまざまな判断・施策から発生する影響を
一切回避して生きていくというのは
土台無理なわけです。

もちろん、そんな規模の大きな話でなくても、
親族の体調が悪くなったとか、自分の
つまらないミスで予定通り行動できなくなった
みたいなのも、生きていれば当然日常的に
起こることです。

そういった事態が起こることを
できるだけ想定して準備しておく
というのは大事なことで意識すべきですが、
一方で、ありとあらゆることを事前にカバー
しておくというのも現実的ではありません。

ディズニーランドにいつでも行ける環境を作ろう
と思って、それを実現したところで、そもそも
ディズニーランドが閉園してしまえば、
どうしたって思い描いた通りにはなりません。

(あくまで例えです、念のため)

「自分で人生の舵取りをしよう、できるようになろう」
というのは、自分の「航路」をグランドデザインし、
そこに向かうための力を身に付けつつ、その過程で
必ず起こる突発的なイレギュラーに備えたり、
適切に対処したりできるようにもなろうということです。

その舵取りのための重要な「道具」として、
やはりある程度の経済力を、
自分の力で手に入れていく必要があり、
その方法のひとつとして、私は
「BUYMAで効率よく利益を出す」
ということを伝えてきました。

と、ブログのテーマだけで、
これだけ長々と文章が書けるくらい
軸になるコンセプトが一応あるのですが、
青木さんはご自身のブログにおいて、
そこが少し弱いと感じているそうで、
それもまた「BUYMAの次」をどこにしようか
足踏みをする要因のひとつになっていると
ご自身で分析していました。

いずれにしても、先日のメルマガでも
書いたように、BUYMAで利益を出すことにのみ
振り切って活動しなければいけない体制だと、
間違いなく「その次」に困ります。

来たるべきときのために、自分の
アンテナをあちこちに張り巡らせたいですし、
そのために、とりあえずBUYMAでは、
BUYMA漬けにならなくても利益が出せる
体制を作り上げていきたいですね。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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在庫販売の本質と無在庫販売のデメリット(第707回)

※2020/3/2の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日久しぶりにメルマガを配信したら、
コンサルとかワークショップについての
お問い合わせを何件かいただきました。

新規の募集は、一応3月中に
実施する予定ではいますので、
興味がある方は期待せずに
今しばらくお待ちくださいませm(_ _)m

さて、昨日は福岡で
ワークショップを開催しました。

先日実施した沖縄回にも参加して
くださった福岡在住のHさんとは、
実に3日ぶりの再会でした笑

Hさんとは、彼がBUYMAアカデミアに
一昨年の3月に参加してくださってからのご縁です。

そこから約1年間は、BUYMAでの
販売スキルの熟練度というよりは、
別の大きな問題によって、なかなか
満足いく成果を出せなかったのですが、
ようやく体制が整って順調に活動を
継続できるようになった昨年2月に、
個別コンサルの半年コースに申し込んでくださいました。

そこから、夏頃まで月利20万前後を
行ったり来たりしている感じだったのですが、
夏に仕込んだものをきっかけに、9月に
一気に月利60万円まで到達すると、
11月には月利70万円を達成。

12月はその勢いのままに、
月利100万円も射程圏内かと思いきや
これまた一気に120万円を突破してしまいました。

Hさんも作業の外注はせず、
お一人で活動されているので、
最近はもっぱら、よく売れる商品の
在庫販売がメインになってきています。

ちょっと話が逸れますが、
在庫販売についてよく聞かれるのが

「何個くらい売れていたら
在庫を持っていいんですか?」

という質問だったりします。

ですが、この質問は、
そもそも在庫販売という手段の
本質を完全に取り違えてしまっています。

なぜなら、本来在庫販売というのは、

「この商品はこういう根拠に基づいて、
今後このくらいの売れ行きが見込めるから、
このくらいの在庫を確保しよう」

というのが前提にあるものだからです。

「こういう基準を満たせば正解」という
分かりやすい安心材料を求めたくなる
気持ちは分からなくはありません。

しかし、人それぞれ知識や経験や
活動環境や資金力(カード枠)など、
あらゆることが異なることを考慮すれば、
一律で「こういう基準で在庫を持てば良い」
と定めるほうが難しいわけです。

たとえば、資金力に不安がある状況では、
月に何十個も売れるけど、利益単価は
数千円みたいなものを扱ったほうが
良かったりしますし、逆に資金に余裕が
あれば、年に数個しか売れなくても、
1点で何万、何十万という利益が出るものを
扱ったほうがよかったりします。

もちろんこれは極端な例ですが、

・過去の販売履歴

・ライバルや買い付け先の状況

・自分の資金などの状況

・商品の季節性

のような様々なパラメータをチェックして、
その上でこういう風に売れるはずだと
予測を立てて、それが実現するように、
メンテナンスをしていくというのが
在庫販売の本質です。

というか、これって在庫販売に限らず、

「商品を売るときに考えるべき原則」

の一つだと理解しています。

無在庫販売が在庫販売と違うのは、
上記のようなパラメータの設定の精度が
多少雑でも問題ないという点です。

いっそ、データが少なくて
それらがよく分からない状況であっても
自分で出品して確かめることが出来る。

これが無在庫販売のメリットです。

それはひとえに金銭的なリスクが
小さいからではありますが、それゆえに
適当に出品して、出品したらほったらかしでも
特に問題はないという負の側面も存在します。

適当に出品してそのあとほったらかしでは
売れるものも売れないのは言うまでもありません。

なので、単純に手元に在庫があるとか、
売れ残ったら赤字が怖いとか、そんな
表面的な視点で考えずに、まずは、
先述のようなデータを集めた結果、
商品が売れるまでの道筋がよりクリアであること。

そしてその上で、自分の様々な状況に
その道筋がマッチする場合は在庫販売、
そうじゃないときは無在庫販売と考えておくと、
商品ごとのリサーチやメンテナンスの
アプローチの質が高まるはずです。

だいぶ話が逸れましたが、
適切に在庫と無在庫を使い分けられれば
より効率的に活動することが可能になります。

その結果、たとえばHさんは、
今年に入ってからは、フランスに行ってみたり、
東京で開催した「BUYMA in REASON」のセミナーや
先述の沖縄でのワークショップに出向いてみたりと、
あちこち活発に飛び回っています。

BUYMAで効率よく生み出したリソースをきっかけに
ご自身の経験の幅がどんどん広がっているわけです。

その一方で、1、2月もBUYMAの利益は
しっかり出しているので、今年は色んな意味で
Hさんにとって変革の1年になりそうな感じですね。

ではではー。

P.S.

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沖縄でワークショップしました。(第706回)

※2020/2/28の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はワークショップで沖縄に来ています。

私が主宰している、BUYMAアカデミア
というワークショップ主体のコミュニティ
があるのですが、通常その開催場所は
東京、名古屋、大阪、博多に限定しています。

しかしながら、いつもと違う場所で、
いつもと違うメンバーと交流ができれば、
参加者がお互いに良い刺激を与え合えるのでは
と思って、昨年沖縄で開催してみたところ好評で、
じゃあ今年もやろうということでの今日です。

いつも東京で参加しているSさんは、
今回が飛行機初搭乗だそうです。

昨年2月に私の個別コンサルに、
申し込んでいただくと同時に、それまでは
買い付け先が国内に限られていたのを、
海外からの買い付け主体に方向転換しました。

しばらくは思ったように成果が出ず、
焦りもあったと思いますが、昨年6月に
初めて月利10万円を突破して以降は、
8月に20万、10月に30万を達成して、
そして先月は月利47万と、けして
派手な急カーブではないですが、
着実に右肩上がりの成果を出し続けています。

すでにそれまでやっていた仕事も辞め、
現在は専業でBUYMAに取り組んでおり、
そのおかげでこんなド平日の今日でも
沖縄くんだりまで足を運ぶことができるわけです。

ちなみに、当初は参加しないと
Sさんは仰っていたのですが、
詳しく理由を聞いてみたところ、
沖縄へ行くのに必要な費用を
そもそも大きく誤解していることが判明。

(実際の3倍以上で見積もっていました笑)

まずその点について認識を改めてもらい、
BUYMAで得た利益を元に「何をするか」が
大事だということを繰り返し伝えたところ、
その数日後には沖縄行きのパックツアーを
予約したという連絡をいただきました。

先日行った「BUYMA in REASON」の
セミナーでも冒頭で伝えたのですが、
「BUYMAで利益を出すこと」自体を
至上命題としている人はほぼいません。

どれだけ大きな利益を稼げても、
24時間BUYMA漬けの状況から
今後ずっと逃れられないとしたら、
一体誰がそれを望むというのでしょうか。

もちろん一時的にのめり込む時期
というのはあっておかしくないですが、
手段が目的になっては元も子もありません。

本質的に重要なのは、あくまで、
そこで生み出した利益を使って、

「何をするのか」

です。

それは別に、
世間的に特別と評価されるような
何か大きなことである必要はないです。

(ただの浪費を続けるのは良くないですけど)

それこそ今回のSさんのように、
初めて飛行機に乗る旅をしてみるとか、
「その人にとって価値があること」
であれば何でもいいわけです。

この時期に沖縄に行って、
関東との気候の違いを肌で感じること、
南国の陽射しの強さに目を細めること、
それだけでも何にも替えがたいものがあると
私は過去にそう感じたので、それを踏まえて、
いろいろ体験する機会を自分に設けたほうが
人生楽しいですよとお伝えしてみました。

別にこの時期に沖縄に行くこと自体は
BUYMAで利益を出していようがいまいが
できることではあります。

しかし、利益をきっかけになにか行動する
という事を意識しないと、意外と人は、
同じ習慣の中から出られず、ひたすら、
BUYMAの月利を追い求めることに終始した
生活を送ってしまったりします。

また、もちろん、家族や他の仕事など、
自身を取り巻く環境が、たとえば
気軽な遠出を許さないということはあるでしょう。

それは当然仕方ないので、
来たるべきタイミングに備えて、
効率よく利益を生み出すことを
より洗練させていけばいいわけです。

いずれにしても大事なのは、

「手段と目的を間違えない」

ということですね。

という感じで、メルマガ配信が
めちゃくちゃ久々なことには、
ここまで触れずに書いてみました…。

実は昨日で、
過去のメルマガのバックナンバーが
全部ブログにアップされてしまったので、
今日からメルマガを頑張らざるを得ないのです。

ということで、メルマガの配信も
頑張っていこうと思いますけども、
よかったらブログのバックナンバーも
ぜひ読んでみてくださいね。

■ブログ(バックナンバー)

http://steermylife.com/

ではではー。

P.S.

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