ライバルから情報を引き出す方法(第64回)

※2013/12/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

このメルマガは今はブログからしか購読できないのですが、
毎日少しずつ読者さんが増えてきて嬉しいです。

少しでも有益な情報を出そうと心掛けていますが、
個人的にはぜひ受身になるだけではなく、
どんどん質問や相談もして欲しいと思います。

これまで数人の方がメールを下さってますが、
私のキャパとしてはまだ全然余裕です^^

今月は現時点売上が約160万で、
受注分を月内に到着通知までもらえれば、
280万くらいまで行きそうな感じです。

さすがにちょっと受注数が多すぎて、
直近では一日2時間くらいはBUYMAに時間を使っていますが、
それでも、誰にも手伝ってもらわずひとりだけで、
これだけ低燃費でバイヤーをしている人も
そう多くはないと思います。

たくさん投げかけて、
私からいろいろ引き出してくださいね。

理想としては、どなたかが質問してくださったことを
このメルマガ上で共有、回答し、それを受けて、
また別の方がまたなにかを投げかけてくれるという
そんなメルマガにしたいと思っています。

それが成果を上げていくのに一番効果的だと思いますので、
どんな内容でも遠慮せずにメールしてくださいね。

さて、今日はライバルバイヤーから
さまざまな情報を引き出す方法について
お伝えしていこうと思います。

BUYMAは基本的に既製品を転売するため、
同じ商品を扱っているライバルが
どうしても出てきてしまいます。

ライバルがいると、
やはり価格で競うことになったりして
なにかと嬉しくないことも多いです。

しかしライバルに勝つための方法も
いくつか考えられるわけですが、
今回はその存在を逆手にとって、
彼らから自分に有利な情報を引き出すことを
ちょっと考えてみたいと思います。

例えば、買い付け先の情報。

ライバルの商品画像を、
googleの画像検索に掛けてみると、
買い付け先が簡単に割り出せたりします。

Google画像検索は以前はイマイチだったのですが、
今はかなり精度が上がっています。

買い付け先の情報をこの方法で集めると、
意外とshopstyleに載っていないような、
有益な買い付け先を知ることができたりします。

このようにライバルバイヤーから、
美味しい情報を楽に引き出すことを、
もしかしたらあまり前向きに考えられない
という方もいるかもしれません。

しかし、このような発想自体は、
競争のあるビジネスにおいては
ごく普通のことです。

さらに言えば、こういう発想がないと、
自分の身を守ることができなくなります。

自分以外のバイヤーが自分の商品の買い付け先を、
画像検索して探し出すのは止められるものではありません。

そういうことをする人がいる、
という視点を持ってその対策をすることで、
ライバルより優位に立って
自分のビジネスをさらに安定させることができます。

ちなみに、この場合の対策とは、
本当の買い付け先のものではなく、
別のショップの商品画像を使ったりすることですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

モンクレールの上場に寄せて(第63回)

※2013/12/19の記事です。

こんにちは、エスノです。

たぶん多くの読者さんは、
BUYMAですぐ利益に直結するような情報が
一番欲しいと思っていると思います。

例えば、●●という商品が売れ筋です!とか、
▲▲というショップはレアなアイテムが買い付けできます!
というようなやつです。

ですが、発信する側とすると、
それが読者さんにとっては
最も価値がないと考えています。

もちろん、その瞬間は、
こういった情報を使えばいくらか稼げますが、
はっきり言えばいくらか稼げる「だけ」です。

もうちょっと言えば、
それによって前向きな気持ちになれたりして、
なにかしらの「きっかけ」にはなるでしょう。

ですが、やはりそれだけです。

そういう刹那的な利益はすごく魅力的ですが、
こればかり追っていると本質が鍛えられないので、
いつまでもそういう情報を追いかけ続けるだけになります。

それでいいという考えもあると思いますが、
出来ることなら私の読者さんには、
いろいろな情報に触れて、それを多様な見方をすることで、
日々常に進化して欲しいと思っています。

それが、最終的には利益を伸ばす、
最も効果的な方法だと思っています。

というわけで、長い前置きでしたが(笑)、
今日はこんな話です。

先日、博多からの帰りの飛行機の中で、
久々に日経新聞を読んでいたのですが、
16日にモンクレールがイタリアの株式市場に、
新規上場するという記事が載っていました。

BUYMAで人気上位のブランドは、
実はほとんどがヴィトンを代表するLVMHと、
グッチ、サンローランなどを抱えるケリングの
いずれかのグループに属しています。

有名どころで単独でやっていけているのは、
実はシャネルとプラダくらいのものなのですが、
モンクレールも、単独で好調な数少ない企業のうちの一つです。

この日経の記事は、モンクレールの
日本における売上が好調なため、
新規公開株の取引を一部日本でも行う、
というものでした。

あれだけBUYMAでモンクレールが売れていても、
普通に定価で買う人がまだまだたくさんいる
ということを示しているわけです。

つまりこれは、定価以下で販売しているBUYMAで
お客さんになってくれる可能性のある人が、
まだまだたくさんいるということを意味しているわけです。

四半期決算の資料を見るたびに、
「こんな好調がいつまで続くのか…」
と思ってしまうほど絶好調なBUYMAですが、
まだしばらくの間はこのまま伸び続けそうです。

もちろん、お客さんが増え続けているからと言って、
闇雲に出品するだけで勝負にならないのは、
以前からお話している通りです。

先日お話した「仮説」「検証」を通して、
どんどん経験値を積んでいけると、
このマーケット全体の成長というのは
とてつもなく強力な味方になってくれます。

ちなみに、モンクレール自体は、
あいにく偽物が数多く存在するブランドのため、
現在は一部のバイヤーを除いて取り扱えなくなっています。

また取り扱いができたとしても、
お客さんからの正規品の証明を要請されることなど、
何かしらひと手間掛かることも多く、
ちょっと面倒なブランドのひとつです。

先日書いた、私がアカウント停止になりかけたときも
実はモンクレールのダウンが原因でした^^;

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから

具体的な「検証」のやり方(第62回)

※2013/12/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日の朝の便で博多から帰ってきました。

昨日は志賀島で温泉に入るはずが、
なんと日帰りの客は14時までしか受け付けない
という謎のルールがあったために、
結局金印が出土した跡地をちょっと見ただけで、
私の志賀島観光が終了しました(笑)

一緒に行ったメンバーで、
「なぜ日帰りの客だけ14時で受付を締め切るのか」
という合理的な理由が考えられないか議論したのですが、
どう頑張ってもチャンスロスとしか思えないという結論に^^;

夜は生まれて初めてクエ鍋を食べたのですが、
他の魚の鍋とは完全に別ジャンルの料理でしたね。

白身ながら銀ダラなどのように脂が乗っていて、
しかし身はプリプリとフグに近い感じ、
なのですが、私の稚拙な表現では、
その美味しさをまったく表現できず残念です^^;

博多はマイルで取れるチケットの設定も多いので、
物販をやっていると行きやすいのが嬉しいです^^

また近いうちに行ってこようと思います。

さて、昨日は「仮説」と「検証」の
両方をちゃんとしていかないと、
ずっと上手くやり続けるのは難しいとお伝えしました。

特に「検証」が大事なのにもかかわらず、
意外とそれをやる人がいないという話を最後にしましたが、
では、具体的にどういうことが「検証」なのか
今日はそこをちょっと掘り下げていきます。

例えば、以前ブログにも書いた、
「商品ページの商品説明」についてです。

詳しいことは以下を参考にしていただきたいのですが、

http://steermylife.com/link/setsumei/
要するに
「商品説明の詳しさは、受注率にあまり影響がない」
ということが書かれています。

私はこれを結論付けるために、
何名かの売れているバイヤーさんをピックアップし、
どのくらい商品説明が詳しく書いているか
「検証」してみました。

その結果分かったのは、それほど詳しく書かなくても
バンバン販売しているバイヤーさんは少なからずいる
ということです。

つまり、
「商品説明の詳しさは、受注率にあまり影響がないのでは?」
という「仮説」を立てて、それを
他のバイヤーさんで「検証」したわけですね。

言ってしまえばこれだけのことを、
面倒だと思ってなかなか多くの人はやりません。

ですが、多くの人がやらないことにこそ、
差別化によって価値を生むポイントがあります。

そもそも、多くの場合の「検証」は
思っているより簡単に出来てしまいますので、
面倒くさがらずに「検証」グセを付けて欲しいですね。

ちなみに「検証」で間違えやすいのが、
サンプルが少なすぎたり狭すぎたりする場合です。

たとえば、自分と同じ商品を扱っているバイヤーだけを見て、
「ライバルは商品説明がしっかりしている。だから売れるんだ」
と結論付けるのはちょっと短絡すぎます。

確かに、その商品についてだけは
商品説明によって差が付いていたかもしれませんが、
それがすべてのパターンにおいてものすごく有効である
と結論付けてはいけません。

正しい検証の仕方としては、

ライバルは商品説明がしっかりしている。
→もしやそこがキーポイントではないか?
→何名かの売れているバイヤーを商品ページを確認
→その仮説が正しいか結論付ける

という流れになります。

自分の結論が飛躍しすぎていないかも、
ちゃんと気付けるようにしないといけませんね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

サボってる間も何名かの方がメッセージくださって、
実はとっても喜んでおります(笑)

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

  メッセージはこちらから