いろいろやっているのに上手くいかないときは。(第119回)

※2014/2/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

最近こまめに出品していると
先日お伝えしましたが、
出品数が増えてくると
問い合わせが増えてきて嫌ですね…。

今私が出品したものは、だいたい
2週間くらいの期間で4つに1つは売れて、
2ヶ月くらいの期間であれば2つに1つは売れる感じです。

具体的に言えば、10種類出品したら
2週間以内に2、3種類は売れて、
2ヶ月以内には5種類は売れるということです。

もちろん、複数個売れる商品も多いので、
販売個数はもうちょっと多くなります。

中には買い付けようとしたら在庫がなくて、
泣く泣くキャンセルということもあるのですが、
人気商品のリサーチ力と買い付け能力があれば、
このくらいの精度で出品できるわけですね。

ところで突然ですが、
「因数分解」は覚えていますでしょうか?

そうです、中学で習った、
数学のあれです。

具体的には、

5xy+3x

x(5y+3)

という感じで、共通の因数、
この場合はxで、数式をまとめるやつです。

最近質問をいただいていると、
いろんな事象から「共通因数」を見つけて、
それを他のことに応用していくという発想は
結構大事なんだなと思うようになりました。

たとえば、いろいろリサーチをしているのに、
価格で勝てるアイテムがなかなか見つからない
というメールをいただくことがあります。

そのときに、
具体的にどんなブランド、アイテムで
リサーチしているのかを聞くと、
こんな感じのラインナップだったりするわけです。

・ニューバランスのスニーカー
・ジェイクルーのiPhoneケース
・マイケルコースの腕時計

ぱっと見、ブランドもカテゴリも
まったく違うところをリサーチしているようですが、
実は次のような「共通因数」があります。

・全部アメリカブランド
・全部価格帯が安い

こういう共通因数をくくりだしてみると、
表面的にはまったく違うのですが、
実はかなり共通した要素を持っているところを
リサーチしているということに気付きます。

共通した要素があるということは、
各カテゴリでライバルが被っている可能性があり、
またライバルの強さも同程度である可能性が高いです。

こういうことに気付いていないと、
違う穴を掘り続けているつもりで、
実はほとんど同じ箇所を掘り続けている
ということになりかねません。

逆にこういうところに気づくと、
ブランドをヨーロッパにしたり、
価格帯をもう少し高めにしたりすることで
リサーチの幅を広げることが出来ます。

ちなみに、こういうのを
自分で気付く力を上げるには、
自分の行動をなにかに記録して
あとから客観的に分析するといいです。

いろんなことをしているのに、
なかなか成果が出ないと悩んでいるとき、
それらの共通因数をくくりだしてみると
実は同じようなことを繰り返していたというのは
けっこうあることです。

そういうときは、まず
自分の行動を細かく振り返ってみるといいですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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関税が掛からないこともありますよ。(第118回)

※2014/2/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は関税が掛からない輸送方法
について簡単にご説明します。

まず、関税の詳細な計算方法は、
ブログのこの記事をご参照ください。

http://steermylife.com/222.html

本当にざっくりと解説すると、

(商品代金(税抜き)×60%+送料)×関税率

を計算すれば関税額が算出できます。

また、その金額を元に、
日本国内の消費税額も計算されるというわけです。

さて、ではこれを踏まえたうえで、
どんな状況であれば関税が掛からないかというと、

商品代金(税抜き)×60%

の部分が、日本円換算で
およそ1万円程度のときです。

例えば、120米ドルの商品は、
120×60%×102円=約7,300円となり、
関税が掛からない可能性がかなり高いです。

絶対と言い切れないのは、
関税は税関職員のさじ加減ひとつで
掛かったりすることがあるためです。

かなり属人的なシステムで運用しているので、
そういうこともたまにあるんですが、
ほぼ掛かることはないと思ってもらって大丈夫です。

これはバッグでも財布でも、
そして靴でも同じように適用されます。

意外とこのことを忘れていて、
特に靴の買い付け費用の計算のときに
普通に関税を含めて計算してしまって、
出品価格が高くなりすぎるということがあります。

こういうのも含めて、
慣れていないうちは意外と
買い付け費用の計算を間違えていたりするので
最初のうちはひとつひとつ確認しながら
丁寧にやっていくといいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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ちょっとだけ他の人と違うことをする。(第117回)

※2014/2/15の記事です。

こんにちは、エスノです。

先週末に続き、
とんでもない大雪でしたね…。

私は相変わらず引き籠もっていましたが、
昨日は平日だったので大変な思いをして
帰宅された方も多かったでしょう。

今日もまだ残った雪で道路が滑るので、
足元にはお気をつけくださいませ。

さて、こういう家に籠りがちなときは、
やはりいつもよりも、ネットで
ショッピングをする方も増えるものです。

そのタイミングで、
ストッククリアランスセールの
1,000円OFFのクーポンも発行されていますので、
そういう特集にはちゃんと乗っかれるように
BUYMAからの情報はチェックした方がいいですね。

具体的には、毎週発行されるメルマガか
あるいはバイヤー管理画面に出てくる、
「Buyer’s info」をチェックすればOKです。

ただ、こういう事務局からの情報に
ちゃんと乗っていくというのも重要ですが、
それ以上にインパクトのある成果を出す方法を
今日はご紹介したいと思います。

昨日読者さんからメールをいただいたのですが、
その方は、BUYMAをはじめて1ヶ月ほどで、
なんと22件もの成約を出したそうです。

そのキーとなったのは、
BUYMA事務局に直談判をして、

「自分の扱うブランドの特集を組んでもらったこと」

です。

実はBUYMA事務局は、
バイヤーからの情報を広く受け付けています。

バイヤー管理画面の中段辺りに、
「Buyer’s contact」という項目があり、
そこでは、バイヤーからのさまざまな
情報提供を呼び掛けています。

例えば、SALEの情報を送って採用されると、
BUYMAが発行するメルマガやfacebookで
自分の商品が取り上げられたりします。

私も過去に、何度かセールの情報を提供して
それが採用されたことがありました。

最近は面倒くさがってやっていませんが…。

「そんな有益な情報は自分は持っていない」
と思うかもしれませんが、実はそこまで
希少価値の高い情報を送る必要はありません。

というのも、
媒体の運営などをやっていると分かるのですが、
はっきり言って運営者は常にネタに困っています。

つまり、どんな話であっても、
情報が集まってくることは嬉しいことなのです。

それが、より有益なものであるに
越したことはないですが、そうでなくても
取り上げてもらえる可能性は結構高かったりします。

今回メールをいただいた方の事例は、
やはりかなりうまくいった例ではありますが、
こういう積極的な、他の人がしないようなアクションを取ると
思わぬボーナスが待っていることは少なくありません。

基本的なことは押さえつつ、
他の人が躊躇したり面倒くさがるような
ちょっとだけ違うことをしてみる。

これはいつの時代も、
頭ひとつ抜け出すための王道なので、
ぜひそういう意識を持っていただきたいです。

なお、この成功には、
もうひとつ重要なポイントがあります。

それは、

「自身の経験に基づいて、
 自分だけの勝負の土俵(ルール)を構築した」

という視点です。

その特集が組まれたブランドを選んだ理由は
元々、奥様へのプレゼントが国内で完売だったため、
なんとか手に入らないかと海外で買い付けたのが
きっかけだったそうです。

そういうご自身の経験に基づいて、
あまり他のバイヤーが扱っていないブランドを選び、
さらに運営者側を巻き込むことで、
負けようがない勝負の土俵を作ったわけですね。

自分で負けようがないルールを作って
そこで勝負をするというのは、
絶対に外れない成功法則の一つです。

簡単に応用できるものでもないですが、
こういう視点も頭の片隅に入れておくと
なにかをきっかけに面白い発見ができると思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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