※2013/6/18の記事です。
こんばんは、エスノです。
「不格好経営」読み終わりました。
ひとつ面白いな、というか、
すぐに真似できる場面があるかもと思ったのは、
DeNAが自社のオークションサービス・ビッダーズに、
競合であるヤフーオークションからユーザーを取り込むために取った方法です。
タイミングとしては、ヤフオクが手数料を値上げする
というときに行われたものです。
どんな方法を取ったかというと、
ヤフオクの出品者から低額の商品を落札し、その後の取引のやり取りの中で、
ビッダーズという手数料の安いオークションサイトがありますよ、
ということを伝えるというものでした。
この方法は、様々なジャンルの出品者に対し、
社員のみならず、その家族まで巻き込んで行われたそうです。
これはヤフー側からすれば実にありがたくない戦術ですが、
DeNAからすれば最高に効率の良いユーザー獲得法です。
こういうアクションをたくさん発想し、実行し続けるのが、
特に資金力の弱い時期には重要ですね。
さて、今日は関税の計算の仕方です。
と言っても、以下を見てもらえばほとんど終了です。
■関税、消費税等の税額計算方法
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1111_jr.htm
参考:CIFの定義
http://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/kokusaiyubin/6103_jr.htm
しかしながら、見ただけだと
分かりづらくて意味不明だと思いますw
なので、ざっくり解説しておきます。
まず、関税は、「課税対象額(CIF)」に対して掛けられます。
CIFは、「商品代金の60%」「国際送料」「保険」の合計です。
ただし、個人輸入ではなく、事業者として輸入している、
と判断されてしまうと、60%ではなく商品金額の全額で計算されます。
この判断は、ぶっちゃけ税関のさじ加減ひとつです。
ただ、短期間に同じところから輸入し続けると、
事業者だと判断される可能性が高いようです。
ちなみに、このCIFにその当時の為替を掛けた数値が、
およそ1万円程度であれば、関税が掛からない可能性がかなり高いです。
CIFが算出されたら、端数を切り捨てて為替レートを掛け、
日本円に直してから関税率を掛けます。
関税率は、商品の細かいジャンル分けがされていて、
それによって若干数値も異なってくるのですが、
おおよそ以下のように考えておけばOKです。
革靴:30%
アクセサリー:5%
時計:0%
上記のもの以外:10%
CIFに関税率を掛けて、端数を切り捨てれば、
関税額が確定します。
今度は、国内の消費税をこれらの数値を使って算出します。
消費税は、CIFの端数処理前の数値と
確定後の関税額の合計に、4%を掛け、
算出された数値の端数を切り捨てて確定します。
また、その数値に25%を掛けて端数を切り捨てると、
地方消費税額が確定します。
なんだか文字ばかりでよく分からないかもしれませんが、
気になる人だけ気にするというくらいのスタンスで大丈夫。
あまり細かいところが気にならない人は、
商品代金の60%に送料を足して、
為替レートを少し多めに読んで掛けておけば、
それほど大きく数値は外れないので問題ないです。
あとはもうどんどん売って、じゃんじゃん買い付けて
慣れていくのが一番いいですね。
ではではー。
エスノ