複数アカウントを運営することは意味があるのか?(第811回)

※2023/8/11の記事です。

こんばんは、エスノです。

最初にお知らせです。

昨日のメルマガで、
今週末の名古屋で開催する
「BUYMAセミナーツアー」は、
昨日24時で締め切りと書いたのですが、
実際は本日の24時が締切でした…。

まだ枠はありますので、
ご都合つく方は連休中日ですがぜひどうぞ。

【概要】

■セミナー(質疑応答あり)
・定員:6名(最低催行人数4名)
・日時:2023年8月12日(土)14時30分より約90分
・場所:名古屋中心部の会議室予定

■相談会
・定員:4名(最低催行人数1名)
・日時:2023年8月13日(日)11時より約90分
・場所:名古屋駅近辺のカフェ予定

■費用
・セミナー&相談会:1,500円
・セミナーのみ:1,000円

※相談会での飲食代実費はご負担ください
※定員になり次第、締切とさせていただきます。

セミナーの内容や、開催に至った背景など、
詳細は以下にアクセスしてご確認くださいませ。

https://39auto.biz/esnobiz/touroku/entryform8.htm

福岡で参加してくださった方から
嬉しい感想もいただきましたので、
そちらも上記ページに掲載しています。

申込を検討するときに参考にぜひ。

なお、このメルマガ配信がちょっと遅れたので、
締切は12日(土)午前10時までに延長します。

ところで、前回福岡で開催したときに、
参加者の方から質疑応答で、

「BUYMAでアカウントを複数運用するのは、
効率的に利益を出すために意味があるか」

という質問をいただきました。

実際、ちゃんと事務局に、
許可をもらって複数アカウントを
運営している出品者というのは
確かに存在しますし、それによって
何らかのメリットを受けているという
ケースもあるでしょう。

たとえば、2つのアカウントで
同じ商品を出品していて(本当はダメですが)、
片方のアカウントでは、問い合わせしてきた
お客さんは買わなかったのに、もう片方では
受注に至ったというケースも実際に聞いたことがあります。

もちろん、大量に出品しまくりたい
という人にとっては、アカウントを増やさないと
出品数の上限が増えないので、そういうのも
その人にとってはメリットです。

ただ、私の見解としては、

「効率よく利益を出すために意味は特にない」

ということになります。

これはもうシンプルに、

「そんな手間のかかることしなくても、
めっちゃ利益出てる人が過去に山ほどいる」

というのがその根拠です。

上述の例外的な失注回避を除けば、
一般論として意味があるのは、
出品数が増やせるということくらいで、
それは効率よく利益を出すために
必須の条件ではないので当然の結論ですね。

さて、本題です。

昨日のメルマガで、

「値下げの効果を高く見積もりすぎていないか?」

という話を取り上げました。

もちろん、値下げしてすぐ売れる
ということも普通にあります。

ただ、たとえば夏物なのに、
今の時点でも捌き切れていないような、
そもそもの人気が微妙なものだと、
自分が思っているよりも値下げの効果が
すぐに現れずにヤキモキすることも多いです。

ヤキモキぐらいで済めばまだ良くて、
最悪それは不良在庫に繋がり、
資金繰りの悪化などをも招きます。

値下げの効果が即現れない理由として、
BUYMAが以下のような構造を持っている
ということを簡単なモデルでお伝えしました。

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ここで考えてほしいのが、BUYMAの
人気順とインプレッション、アクセスの関係です。

たとえば、自分の商品が、
人気順で3列目にいるとしたときに、
インプレッションが100件、そのうち、
だいたい毎日20件アクセスがあるとしましょう。

さて、同じ位置で値下げをしたことによって、
アクセスはどうなるでしょうか?

一般的にはもちろん上がります。

上がりますが、それは、
その値下げをした時点での人気順で
見込まれるインプレッションの総数から
大きく乖離したような数字にはなり得ません。

具体的に言えば、人気順3列目で
インプレッション100件くらいの
ブランド×カテゴリであれば、
その人気順の位置で何をどうしても、
インプレッション自体には影響はないわけです。

値下げするというのは、
そのインプレッションのうち、
アクセスしてくれる確率を高めるので、
アクセス数自体は20件から25件とか
30件には増えます。

ただ、せいぜいその程度の変化しか、
値下げ直後は生み出さないわけです。

もちろん、この変化によって
人気順がまた上がり、今度は
2列めに上がったとしましょう。

2列めのインプレッションが仮に
150件あれば、今度は同じ価格で、
アクセスの率が同じでありさえすれば、
アクセス数は40~50件とかになってきます。

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繰り返しますが、これはあくまで
構造を分かりやすくするために
ものすごく簡略化したモデルです。

要するに、大事なのは、

「価格を下げること」

ではなく、価格を下げることによって、

「アクセスが増えて人気順が上がること」

だということです。

人気順が変わらないと、そもそも
自分の商品が視界に入ってくる
ユーザーの総数はほぼ変わりません。

極端な話、田舎のシャッター商店街で
いくら値下げしたところで、そもそもの
歩いているお客さんの数が少なければ
あまり意味はないわけです。

BUYMAでは、何かしらの要因で
アクセスが増えて人気順が上がることで、
田舎のシャッター商店街から、イ○ンの
ショッピングモールに移転することが出来る
という構造を持っているということを
常に頭に入れておく必要がありますね。

また逆に言えば、価格下げなくても、
アクセスが増えれば状況を打開できる
ということは全然あり得るわけですね。

価格を下げるより
ちょっと難易度は上がりますが、
画像の変えたりするのは、
アクセスアップに資する施策です。

同じような内容を、
前回に続き取り上げましたが、
本当に大事な考え方なので、
ちょっと別の表現でも書いてみました。

ではではー。

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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