7年目にして月利100万初達成の翌月に200万も超えちゃった話(第789回)

※2023/2/14の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回、前々回のメルマガで、
昨年末から話題の画像問題について
けっこうな字数で取り上げました。

(9,000字超えてました笑)

かなり細かく書いたので、
折を見て何度か読み返して
参考にしてくださいね。

(2/8 20:45頃と2/11 23:20頃に配信済みです)

さて、これも前回書きましたが、
久々に青木さんとの対談音声を録りました。

■過酷な環境の1年に年間最高益を達成

それを受けて、新しいテーマの
リクエストもいただいたので、
近々また収録してこようと思います。

他にも感想とか質問とか、
あるいはリクエストとかもあれば、
ぜひ遠慮なくご連絡くださいませ。

この音声内で話していたように、
昨年のBUYMAは、それまでの
数年間と比べると、あまり環境が
良くなかったわけです。

にも関わらず、青木さんをはじめ、
コンサル生の中には、むしろ
成果が伸びた方も複数登場しました。

しかも、青木さんは言わずもがな、
他にも月利100万円を超えたのは、
もうそれなりに長いことBUYMAを
やっている方たちです。

これがBUYMA始めたてで、
思い切り成長途上の方というなら
あえて取り上げることはないですが、
そうではないので、ただ勢いで
出した成果ではないことが
お分かりいただけると思います。

具体的にお二人紹介すると、

1.Kさん

昨年10/24のメルマガで紹介したように、
2021年の4月からアカデミアに参加して
くださったことでご縁が生まれたKさんは、
BUYMAの登録自体はもう6年以上前です。

それまでアベレージが月利30万円程度
だったのが、昨年夏以降一気に飛躍し、
10月は月半ばで月利100万円を超えた
かと思えば、結局180万まで利益を伸ばし、
11月はなんと月利200万も超えてしまいました。

その勢いのまま、12月は150万、
1月も100万と、4ヶ月連続での
大台達成となりました。

ちなみに、200万円のときの
販売数は70件以下なので、
利益単価も割と良い感じです。

躍進の要因として挙げた、
「強力な仕入先×人気商品を
シーズンの序盤にリサーチしたこと」
は、大きな成果を生み出すための
定番パターンの一つではありますが、
そこに辿り着くまで継続してきたこと
そのものが、何よりの成果の基盤
であることは明白です。

2.Mさん

昨年10/29のメルマガで紹介しましたが、
Mさんもキャリアは8年以上とかなり長く、
しかも過去に月利100万は何度も超えた
経験のある方でした。

ただ、2021年前半から苦戦が続き、
その状況を打破すべくその年の秋から
アカデミアに参加してくださったのは
以前書いたとおりです。

苦戦の原因となった、
少数の仕入先に頼った無在庫出品や、
根拠の弱い在庫確保と、それによって
売れ残った微妙な在庫の現金化の遅れ。

これらをひとつひとつ解消した上で、
改めて基本的なリサーチやメンテに
しっかりリソースを割り振っていきました。

その結果、10月には、
久々に月利100万を超えて
結局140万円まで利益は伸び、
11月も月利120万円で着地しました。

10月の販売数は125件だったので、
利益単価1万円ちょっとありますね。

Mさんは以前から、細かい作業や
配送などの外注化が出来ているので、
このくらいの受注数も十分捌けます。

と言っても、作業のパートナーさんは
個人のお二人だけで、配送の外注先は
業者なので、そんなに大きい組織規模で
やっているわけではありませんが。

ただお二人とも、
それまでよりたくさんの受注が、
一気に入るようになってしまったので、
そのギャップの影響は結構あったと思います。

特にKさんは、それまで
画像作成や出品をしてくれる方が
一人いるだけで、梱包とか発送も
すべて自分でやっていたので、
この変化はなかなかハードだったはずです。

それまでほぼほぼ毎日書いていた
日報の提出が飛び飛びになってきたのも、
ちょうどこのあたりの時期でした。

なので、今度の目標は、
単純に単月の最高益を更新する
ということではなく、より効率的に
成果を生み出せる体制を整えること。

その上で、余裕を持って
同じレベルの成果を出すこと
になるかなと思います。

というか、そういう風にやっていかないと、
単月の最高益の更新も難しいですしね。

無理して頑張って更新したはいいけど、
そのあとむしろ色々破綻しました、では
意味がないので。

もちろんこれはKさんに限った話ではなく、
すべての人に言えることですが。

ということで、ここまでが、
しばらく間が空く前、つまり
昨年10月末頃に書いた内容の復習と
それ以降の状況を踏まえた補足です。

次回は、他の方の実績をもとに、
いろいろ参考になる部分を抽出して
紹介していきたいと思います。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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画像問題が炙り出す本当の課題とは?(第788回)

※2023/2/11の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日久々に青木さんと
対談音声を撮ってきました。

今回のテーマはざっくり
「2022年を振り返る」という感じです。

昨年はBUYMAを取り巻く環境が、
これまでに比べるとかなり悪かった1年でした。

そんな中でも、年間過去最高益を
大幅に更新した青木さんをはじめ、
私の関わる方の中には、初めて
月利100万を超えたり、月間の最高益を
何度も更新したりした方が多数いました。

彼らがなぜ成果を伸ばせたのか
という話を軸に、そこから、今後
BUYMAで生き残るために何が
必要になってきそうなのかなど、
いろいろ喋っております。

けっこう参考になると思うので、
ぜひ聴いて日々の活動に活かしてくださいませ。

■過酷な環境の1年に年間最高益を達成

さて、前回のお約束どおり、
割とすぐにこのメルマガを
配信できたので自画自賛です。

前回は、画像の著作権問題について、
その前提となる私の考えを書きました。

(配信は3日前なので、もし
届いてなくて読めていないという方は
迷惑メールにいっている可能性もあるので、
そちらもちょっとチェックしてみてください。)

その「大前提」を踏まえて、実際の活動に
どのように落とし込むかが大事ですね、
ということでの今回です。

まず第一に、「絶対大丈夫」という画像で、
できるだけカバーします。

「絶対大丈夫」は、

・自分で撮影した画像(手元、もしくは店頭)

・BUYMAのカタログ出品画像

ですね。

そして、残りを「絶対NG」以外で
対応していきます。

現時点での「絶対NG」は、
farfetchと各ブランド公式サイトの
画像やロゴです。

「いやいや、当たり前のことを
何を偉そうに言ってるんだ」
と思ったかもしれません。

まあちょっと聞いてください。

今回、そもそもなんでこんなに
この件が問題視されうるかというと、
「絶対大丈夫」でカバーできない
出品の割合と数が多すぎる人が
たくさんいるからです。

これこそが最も本質的な問題で、
画像の属性によるリスクの多寡は、
割と表面的な話に過ぎません。

私がコンサルなどで
関わっている人の多くは、
しっかりリサーチして出品する
ということをずっとやっているので、
まず出品数自体がそんなに
多くありません。

多くてもせいぜい数百件で、
それもかなり少数派です。

そして、ちゃんとリサーチすれば、
出品件数の割に売れるので、
その結果、在庫に持ったり、あるいは、
手元に届いた際に自分で撮影したり
という機会にも恵まれやすいです。

つまり、リサーチを前提とした活動は、
今回の件に関する何よりのリスクヘッジ
にもなるということです。

前回の冒頭で私が、
「大した話じゃない」と言っていたのは、
これによるところが大きいです。

その上で、「絶対大丈夫」で
カバーしきれない少数の出品を、
許可が取れている画像で対応します。

そこまで行くと、最後に残るのが、
「絶対大丈夫」でも「許可あり」でも
カバーしきれない商品ということに
なってきます。

ここでぜひ考えてほしいのが、
許可が取れていない画像で
出品しようとしているその商品、
そもそも本当にリスクを取ってまで
出品する価値があるのかどうか
ということです。

BUYMAは無在庫出品が
認められているがゆえに、

「とりあえず出品しておけば、
売れる可能性は0ではない」

という発想で、価格やサイズなどの
優位性や差別化要素が何もない

「確率論的には売れる確率0」

という出品が、ごく普通のこととして
存在しています。

しかし、私は、その発想は、
売上の背景にある様々なコストを
無視しすぎているということ、
そしてそれこそが、効率よく
利益を出すことから自らを遠ざける
「諸悪の根源」であるということを、
これまでずっと書き続けてきました。

ちょっと復習がてら、
それについて簡単に記します。

まず、無在庫出品での、
一つの取引に関わる手間は、
在庫販売と比較してかなり多い
というのが前提としてあります。

もちろんそれらは取引完了、
つまり売上のために必要なので、
当然支払うべき必要なコストです。

必要ではあるのですが、
基本的に「売れたら送って終わり」
の在庫販売と異なり、無在庫では
その受注数が増えれば増えるほど、
すべての取引の進捗状況が複雑に
絡み合っていくような感じになり、
受注1件あたりの処理するために
必要なリソースが増えてしまいます。

その増え方は、受注数が倍だから、
掛かる手間も倍になるというような
線形な増え方ではなく、感覚的には
2乗、3乗になるような、かなりしんどい
リソースの喰われ方をしていきます。

しかも、上記の手間はまだ
売上に繋がるから良い方で、
出品数が増えていくと、たとえば、
とっくに在庫切れだけど出品中のまま
放置していた商品への問い合わせなど、
売上には結びつきづらい作業へも
どんどんリソースが割かれていくことになります。

いや、売上に繋がらないと割り切って、
そこで早めにやり取りを終えられればまだ良いです。

基本的に多くの人は、
他に買い付け先がないか
探しにいくことでしょう。

これは、利益を得るという観点から
ちゃんとやるべきアクションです。

ですが、
ほったらかし商品に来る問い合わせ
なんていうのは、だいたい他の出品者が
もう手配できず、最後に回ってくるもの
であることが多く、その時点で
別の買い付け先を探す難易度が
かなり上がっていることも多いです。

なので、一生懸命探しても
全然出てこなかったり、あるいは、
出てきても価格的に高くなりすぎたりと、
受注に繋がるような成果は得づらく、
やはりコスパが良い作業とは言い難いわけです。

それでも、たまには、
別のショップで見つけられて、
なんとかリカバリーできてしまうので、
これはこれで利益出るからOKみたいな
結果オーライ的考え方が身に付いてしまいます。

繰り返しますが、
このリカバリのための
行動自体はやるべきです。

問題なのは、その活動体制が
そういうコスパの悪い行動を
頻発せざるを得ない「構造」に
そもそもなってしまっているということです。

もちろん、こういった
コスパの悪さはあっても
「とりあえず出品しておけば、
売れる可能性は0ではない」
というのは、現実として嘘ではありません。

実際に、私自身も、
国内の直営店で私より安く買える商品が、
なぜか私から売れたということが
過去に何度かあります。

(地方在住で買いに行けないのか
と思いましたが、都心のど真ん中に
お住まいの方でした。)

こういうのに類似するような、
「論理的には謎だけど、結果的に
なんか売れたという受注」は
BUYMAを続けていれば必ずあります。

(ちゃんと分析しきれておらず、実際は
何かしら優位性や差別化要素があった
というケースも多いですが)

ありますが、あくまでこれは、
確率論的には「例外」の現象です。

そして、その「確率的例外」によって
生み出される利益の背景には、
効率の悪い作業を誘発する作業が
大量にあるということ。

これが効率よく利益を生むのを妨げる
大きな要因の一つになるというのが
前段でつらつら書いたことです。

「確率的例外」に頼って
継続的な利益を生もうと考えるのは
もはやビジネスではなくギャンブル
でしかありません。

しかもギャンブルの中でも、
質の悪いやつです。

この方向性で利益を安定させるには、
数千件以上の出品数を維持し続ける
必要が出てきます。

(人気順が上がりやすいゆえに
他より高く売れやすいプレミアム
ショッパーだったりするとなおいいですが、
どっちにしてもすぐに真似できません)

そうなると、当然自力での運営は難しく、
あらゆる作業を利益の出ないうちから
外注する必要が出てきます。

利益を継続的に増やす、あるいは、
安定的に運営していくという観点から
効率よく活動「しなければいけない」
という前提に立ったとき、外注化以前に
やらなくていいものはやらないというのは
重要な原則の一つです。

分かります、確率的例外な受注は、
そもそも拾い物的、宝くじ的ですし、
たまにとんでもない利益が出るので、
確かにすごく良い気もしますし、
感情的にもかなり嬉しいです。

以前どこかで書きましたが、
私が知る限りの最高利益単価は、
50万オーバーというのが2件あって、
それはいずれも確率的例外な受注でした。

しかし、一度きりの
利益の大きさや嬉しさと、
継続的に成果を出し続けることは、
まったく別次元の話であるということを
誰もが自覚しないといけません。

前者を否定しているのではなく、
まずは後者を整えることにフォーカスし、
その上で前者を乗せるべきだということです。

ちょっと話は逸れましたが、
要するに、その出品の価値は
確率論的にコスパが良いのかどうか。

様々な手間やコスト、さらに、
今後は画像に対するリスクを取りつつ、
在庫に持つほどでもない出品をする
というのは、その在庫を持つ判断が
その時点でギリギリつかない商品を
テストで無在庫出品する場合くらいだと思います。

そういう出品の数が、
そこまで多くはないというのは
直感的にお分かりいただけるでしょう。

もし、そのように判断したくなる数が
多すぎるとしたら、それはそもそも
いろんな判断基準がちょっと緩い
可能性を疑った方が良いです。

さらに言えば、出品後、
しっかりメンテナンスをして、
商品を出しっぱなしにしないことで、
より指摘を受けるリスクは下げられます。

当然ですが、
「絶対大丈夫」以外の画像で
長く出品し続けるほど、
指摘が入るリスクは高まります。

まとめると、

・そもそもリスクのある画像を
使う件数を極力少なくする

・どうしても使う場合は、
使っている期間を短くする

という当たり前のことですね。

以前から書き続けていたように、
効率よく利益を出すために必要なのは、
ものすごく大雑把に言えば、
リサーチとメンテなわけですが、
ここに来て、画像問題についても

リサーチ:無駄な出品を避けることでリスク減

メンテ:リスクの露出期間が減ることでさらにリスク減

という形で貢献するという、
なんか出来すぎな話になっているわけです。

ただ、今回のことに起因する
ひとつの変化として、今後
リサーチがしづらくなることも
ちょっと考えられます。

各ブランドの公式サイトや
Farfetchの画像を利用した、
大量の出品が減っていくとなると、
商品の人気の動向がちょっと
見えづらくなる可能性はあります。

リサーチなしの大量出品ショッパーは、
煩わしい存在でもあると同時に、
先んじて出品してくれることで、
こちらがコストを掛けることなく
新しい商品の人気がどうなのかを
テストマーケティングをしてくれる
「味方」でもあるというのは、
以前からお伝えしてきた通りです。

そういう出品者が減ると、特に
シーズンの変わり目において
新商品の人気が分かりづらくなる
可能性は無きにしもあらずです。

ただ、実際のところは、
この1ヶ月くらいの動きを見ると
これもさほど大きな影響はない
と考えています。

結局、結論としては、今まで通りに、
リサーチと仕入れとメンテを
コツコツ頑張ることが第一であって、
その際にちょっと気を付けたいのが、
先述した画像の属性ごとのリスクだ
というくらいのことです。

もちろん、これは私個人の見解ですし、
今後さらにルールが変わる可能性は
大いにありますし、現時点でも
まったくリスクがないわけではないので、
楽観的に捉えすぎるのは良くないです。

ただ、何の身動きも取れないような
行き詰まった状況ではないので、
それぞれの活動体制を柔軟に
対応させていただければと思います。

それ以上に、今回のことで、
ぜひ改めて考えていただきたいのは、
パーソナルショッパーとして
どういう発想で活動していくことが
そもそも大事なのかということです。

規制への表面的な対応だけではなく、
常に原理・原則に立ち返って、
そこから何を導くべきなのか
というスタンスで思考を巡らせましょう。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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画像の著作権問題にどう対応するか(前提共有編)(第787回)

※2023/2/8の記事です。

あけましておめでとうございます、エスノです。

年が替わる前に配信したいとの思いも虚しく、
約3ヶ月ぶりの2023年初メルマガでございます。

ちょうど前回のメルマガ直後から
容態がいまいちだった父方の祖母が
11月上旬に亡くなって以降、
ずっと何かしらでバタバタして
気付けば年が明けてしまった感じです。

ありがたいことに、祖母は、
認知症以外の病気はまったくなく
大往生と呼んでいい最期でしたが、
これで私の祖父母は、父方も母方も
みんないなくなってしまいました。

いただいた命と愛情に感謝して、それを
少しでも社会に還元したいものだなあ
と改めて思った次第です。

さて、年末に起きた
BUYMAの一大トピックと言えば、
商品画像の著作権についてではないでしょうか。

そんなに大した話だとは
個人的には思っていないのですが、
事務局の通達の仕方などの雰囲気が
今までよりもちょっと強めだったので、
右往左往した方も多いかもしれません。

今さら感がすごいですが、
ここで私の見解をまとめておこうかと思います。

まず、今後の画像利用について。

大前提として、farfetchと
各ブランド公式サイトの画像やロゴは
もう一切利用してはいけません。

これは一昨年、つまり2021年の年末、
事務局からfarfetchの画像利用禁止が
出された時点で、すでにお伝えしていたことです。

私のメルマガを読んでいる方で、
これを無視しているということは、
さすがにもうないと思います。

が、今後はこれまで以上に、
厳しい措置が取られる可能性がある
という話も実際に聞いているので、
改めて気を付けてください。

また、利用するにあたって
一番手堅く問題にならないのは
以下の2つです。

・自分で撮影した画像(手元、もしくは店頭)

・BUYMAのカタログ出品画像

ここで気を付けたいのが、
商品画像について考えるときに、
「リスクの排除」と「アクセスへの貢献」
を分けて考えるべきだということです。

ここをごっちゃにして考えようとして、
身動きが取りづらくなっている人が
私が実際に関わる方の中にも
何名かいらっしゃいました。

上記2種類の手堅い画像は、ともすれば
撮影技術的に見栄えがいまいちだったり、
あるいは、他の出品者と差別化しづらい
という、やや歓迎しづらい面があります。

しかしそれはあくまで、
「アクセスへの貢献」に関する話です。

確かに見栄えが良かったり、
他の出品者とちょっと違う画像のほうが、
アクセスは来やすい傾向にあります。

だからといって、
まったく売れなかったり、
まったく見られなかったりする
というわけではありません。

出品者が自分で撮った
ちょっと発色の悪い写真でも、
他の出品者と何の差もない
のっぺりしたオンラインの画像でも、

「人気商品が優位性のある条件で
出品されていれば売れる」

という事例は、これまで
BUYMAをちゃんと見てきたならば、
数多く目にしたはずです。

なので、多少画像のクオリティが落ちても、
上記の画像でカバーできる商品があれば、
まずはさっさと変更してリスクを排除しましょう。

そして、画像について悩むことで
消費されていた分のリソースを
売上への貢献度の高い作業に
ちゃんと投下するのが良いわけです。

その上で、たとえば、
受注した商品が届いたときに
自分で撮影して元の画像から変更したり、
あるいは、自分で撮影した画像の
質を高める努力をしたりしていけば
いいだけのことですね。

もちろん、店舗での買付をよくやっていて、
店頭で撮影させてもらえるくらいに
店員さんとリレーションが築けているなら
それも取り入れてもいいでしょう。

(なお、この場合も許可取りは必要です)

ただ、ここまでの話は、
比較的分かりやすいところで、
多くの方が悩むのは、先述の、
「絶対ダメ」と「絶対大丈夫」の
間の部分です。

具体的に言えば、現時点で
明確にダメと言われていない
様々なオンラインショップの画像
についてです。

規約の文章的には、
自分が著作権を保有せず、
使用許可がない画像は一切使うな
とあるわけですが、ここでは
もう少し現実的な話をします。

これも以前お伝えしたように、
farfetchのことを考えると、
オンラインでの販売が主力の
大手セレクトショップに関しては、
今の時点で指摘がなかったとしても、
できるだけ避けておくに越したことはありません。

たとえば、net-a-porterとか
MATCHES FASHIONとかですね。

よりざっくり言えば、shopstyleで
よく出てきがちなショップと言っても
いいかもしれません。

彼らは、流用された画像によって、
自分たちのお客さんが不信感を抱き、
それが売上に良くない影響を与える
と考えます。

私たちもBUYMAの画像が流用された
あからさまに怪しいショップを見かける
ことがありますが、それと同じことです。

この構造自体はどのショップでも
本質的に同じなわけですが、特に
オンラインが主力の彼らからすれば、
その「悪い影響」が、そうではない
ショップよりも大きいわけですから、
将来的に指摘が入る可能性は
低くないと考えています。

特に、net-a-porterは、
日本法人を持つyooxと
同一グループが運営しているので、
同じく日本法人を持つFarfetchと
似たような状況であると考えれば、
最も注意する必要があると思います。

一方で、オンラインが主力でなかったり、
あるいは、もっと規模の小さいショップも
世界中に数多くあります。

そういうショップの画像はどうか。

こちらについては、実際に
ショップ側から指摘が入る可能性は
ほぼないと言って差し支えないでしょう。

なぜなら、ショップがそれをする
メリットがあまり大きくないからです。

日本とは異なり、イタリアなど、
EU諸国における著作権の侵害は、
基本的に非親告罪だそうで、
指摘のしやすさは国内以上と
言えなくもないかもしれません。

しかし、実際、
海を超えて取り締まろうとすると
かなりのエネルギーとコストが
かかりますが、その結果得られる
リターンはほぼないわけです。

もちろん、それはショップから
直接指摘が入るかどうかの話で、
事務局に対してのルールとは
また分けて考える必要があります。

BUYMAの規約上では、
画像利用の許可の証拠を
提示してもらう可能性がある、
ということが明文化されているので、
何でもかんでも今まで通りに
気軽に使ってOKと考えるのはナンセンスです。

一方で、じゃあ実際、直接
ショップ側からの指摘がないのに、
わざわざ事務局がすべての画像を
しらみ潰しにチェックするのかというと、
それもちょっと現実的ではないと思います。

以前から、ほぼすべての出品者に対し、
「使っている画像の使用許可について
教えてほしい」というアンケートがあったので、
これに対してNoと回答した出品者には
細かくチェックが入るかもしれません。

また、最近は画像のチェックに、
AIを活用した画像検索みたいなツールを
利用しているようなので、BUYMA全体を
一通りスクリーニングするということも
可能性としてはあると思います。

ただ、それらはいずれも、
絶対ダメなfarfetchや公式の画像の
チェックに使われるもののはずで、
無差別にすべての画像の使用許可を
確認することはちょっと考えづらいです。

BUYMAからしても、今の時点で
権利保有者から何も指摘がないのに
すべての画像を細かくチェックすることを
わざわざ手間をかけてやるメリットが
あまりないからです。

そうは言っても、許可がないと
心配ですっきり使えないよという方も
いるかなと思います。

これらを踏まえて出来ることはシンプルで、

・バイドラ参加者は提携ショップの画像使いましょう

・そうじゃないケースは許可をもらうことを検討しましょう

です。

前者はそのままで、私がこれまで
何度も紹介しているBuyer’s Drive
というサービスの提携ショップは、
画像利用の許可されているところが
多数を占めています。

サービスの利用者は、
基本的にリセーラーであるという前提で
各ショップと提携しているので当然ですね。

しかしながら、BUYMAが求めるように
「許可をもらった証明」の発行を
各ショップがすることは出来ないので
その点は注意しておく必要があります。

後者は、ストレートにそのまま、
あなたのショップの商品画像を、
オンラインで不特定多数の人向けに
掲載してもいいですか?と聞いても
まずダメと言われるので気を付けましょう。

ダメと言われてしまったらもうダメです。

何度も取引していて、かつ、
気軽に連絡できる担当者に対して、
ちょっと工夫した尋ね方をしたほうが
ベターですね。

なお、セレクトショップの中には、
Farfetchの画像を利用しているショップ
というのがあるので、それについては
別途注意が必要です。

そのショップ自体は、Farfetchから
画像の提供を受けているわけですが、
それをBUYMAで使うことは、
先述のようにNGです。

また、これらの対策はする一方で
過去に起こった事例として、

「実際にはFarfetchや公式の画像
ではないのに、それらの画像だと
誤って指摘される」

という理不尽な現象も起こっています。

この場合、指摘に対して、

・指摘とは違うことを、客観的事実をもとに証明する

・指摘を受け入れて画像を問題ないものに変更する

という対応が考えられますが、
前者を選ぶと必然的に、
「許可をもらっている証拠も出して」
という話になる可能性が高いです。

そうなると、先述のバイドラショップなど
証拠を提出できない画像の場合は、
後者を選ぶしかないことになります。

なお、規約の文言では、

「出品画像は、
パーソナルショッパー様ご自身が
著作権を保有している画像、または
第三者様から利用許諾を得た画像
である必要があります。

また出品画像については、
BUYMA事務局から許諾内容の
確認をさせていただくために、
資料・情報の提出をお願いする場合があり、
その場合には裏付け資料・情報を
ご提出いただく必要があります。」

とあるので、許可のある画像を使うことと、
その証拠を提出することは別である
というのが、私の理解です。

以上のことを考慮しながら、
どの画像を利用するのかということを
考えていく必要があるわけですね。

で、ここまでが、画像の属性ごとに
どう考えるかという「大前提」の話です。

これらを踏まえて、実際の活動に
どのように落とし込むかが大事です。

長くなってしまったので、
今回はここまでで筆を置いて、
それについては次回のメルマガで
書いていきます。

大丈夫です。

すでにほぼ書いてあるので、
そう遠くないうちに配信できます。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
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