薄利多売を究極までやりきったときの実績。(第91回)

※2014/1/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は午後から、
ライティングを学ぶセミナーに参加してきました。

昨年の1月から始まったセミナーなんですが、
当初は、月イチで3回実施して3月で終了
みたいなスケジュールだったはずが、
なんだかんだ枝葉が付いた結果、
結局年をまたぐまでになりました笑

そもそもは、
ライティングを教わるセミナーではなく、
これからの時代に必要なビジネスの仕組み
についての話がメインでした。

今日の講座はそのテーマの延長で、
どうしても必要だったため開催された、
いわば追加公演的なものですね。

参加費用はそれなりにしたのですが、
私はそれに見合うだけの価値があると判断しましたし、
結果としてむしろお得感があったくらいの印象です。

BUYMAの話ももちろんですが、
こういうところで学んだことや
出会った人の話なんかも、これから
このメルマガで紹介していこうと思っています。

普通に生活していると
なかなか出会わないような話や人ばかりなので
視野を広げるのにはうってつけです^^

さて、今日は面白いデータを
ひとつ紹介したいと思います。

以前、個別の相談会で
実際にお会いしたバイヤーさんの話です。

その方は、外注さんにお願いして、
あるブランドの商品を1500個、
ただひたすら出品しまくるという
私とは真反対の戦略をとっている方でした。

基本的に、私はこの戦略をオススメしていません。

もちろん、
BUYMAでは注文後に買いつけるため、
出品するだけなら金銭的なリスクはないので、
この戦法もありといえばありです。

(この方の場合外注さんを利用するので、
その分のお金は出ていってしまいますが)

実際に私も、バイヤーになった当初は
トリーバーチのバッグや財布を
とりあえず50個ほど出品しました笑

出品しましたが、残念ながら
この戦法は上手くいきませんでした^^;

やはり商品の人気もライバルの価格も見ず、
ひたすら出品するだけとなると、
お客さんの目にはなかなか留まらず、
問い合わせすら来ないことがほとんどなのです。

だいたいの人は、
100個も出品する前に心が折れて
方向性を変えるか挫折してしまいます。

しかし、このバイヤーさんは、
そのまま突き進んで1500個出品しました。

その結果どうなったかというと。

選んだブランドが良かったこともありますが、
なんと月に10万弱くらいは稼げるようになっていたのです。

まあ外注さんに払う費用があるので
実質的な儲けとしては6~7万くらいだったそうですが。

この結果からいくつか言えることがあります。

ひとつは、こんなやり方でも
圧倒的な数をこなせばそれなりには実績が出ること。

これはもうそのままの意味です。

下手に考え込んで行動しないよりは、
ひたすら行動しまくったほうがまだマシなわけですね。

ですが、これは同時に
もうひとつ重要なことを示唆します。

それは、限界まで出品しても
なにも考えていないとこの程度の成果しか出ない
という実に現実的で残酷な結論です。

もちろん、1500出品というのは
当時の出品数の限界ですので、
現在では2500まで上がっています。

2500出品すれば、単純に計算して
それまでの1.7倍くらいの利益は
確保できるかもしれません。

ですが、それでもその程度です。

そしてさらに恐ろしいのは、
この戦法は薄利多売を地で行っているため、
取引数がものすごい数になるということです。

取引数が増えるということは、
梱包や発送の手間は当然それに比例しますし、
さらに恐ろしいのはトラブルが表面化するケースも
ものすごく増えるということです。

こういったことに掛かる労力を考えると
やはり私としてはこの戦法に躊躇せざるを得ません。

もちろん、梱包・発送や
トラブル対応など、すべての業務を
外注してしまえばそれで済む話です。

ですが、その体制を築くのにも
費用と時間の両方がかなり掛かります。

それよりはまず自分で超効率的に
少ない出品数、取引数で実績を出し、
それをもとに少しずつ外注化によって、
レバレッジを掛けていく。

こういう流れの方が無理がないし、
最終的に稼げる利益の額も大きくなるでしょう。

個人的には、こういう方向性で
バイヤー活動をしていくのが、
最良ではないかと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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