関税が掛からないこともありますよ。(第118回)

※2014/2/16の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は関税が掛からない輸送方法
について簡単にご説明します。

まず、関税の詳細な計算方法は、
ブログのこの記事をご参照ください。

http://steermylife.com/222.html

本当にざっくりと解説すると、

(商品代金(税抜き)×60%+送料)×関税率

を計算すれば関税額が算出できます。

また、その金額を元に、
日本国内の消費税額も計算されるというわけです。

さて、ではこれを踏まえたうえで、
どんな状況であれば関税が掛からないかというと、

商品代金(税抜き)×60%

の部分が、日本円換算で
およそ1万円程度のときです。

例えば、120米ドルの商品は、
120×60%×102円=約7,300円となり、
関税が掛からない可能性がかなり高いです。

絶対と言い切れないのは、
関税は税関職員のさじ加減ひとつで
掛かったりすることがあるためです。

かなり属人的なシステムで運用しているので、
そういうこともたまにあるんですが、
ほぼ掛かることはないと思ってもらって大丈夫です。

これはバッグでも財布でも、
そして靴でも同じように適用されます。

意外とこのことを忘れていて、
特に靴の買い付け費用の計算のときに
普通に関税を含めて計算してしまって、
出品価格が高くなりすぎるということがあります。

こういうのも含めて、
慣れていないうちは意外と
買い付け費用の計算を間違えていたりするので
最初のうちはひとつひとつ確認しながら
丁寧にやっていくといいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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買い付け費用が安くなる小ワザ(第113回)

※2014/2/11の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はちょっと鹿児島に遊びに来てみました。

と言っても、これは
行きの飛行機の中でiPhoneで書いているので、
まだ着いてないのですが笑

予定ではラーメン食べて温泉に入って、
何かしたあと豚しゃぶを食べる予定です。

食べる予定ばかりですね^^;

さて昨日は、今とこれからのBUYMAで、
バイヤーとして大きく稼ぐために必要なことをお伝えしました。

今は買い付けの力が一番モノをいう時代であり、
そしてこれからは、おそらくSNS的な使い方を上手くできると、
よりインパクトのある成果が出せるのでは、という話です。

もちろん、そもそも基本的な、
BUYMAの基本機能の知識であるとか、
関税など買い付け費用の計算だとか、
人気商品のリサーチ方法などが身についていなければ、
いくらよい買い付け先を知っていても宝の持ち腐れになりかねません。

そこは間違えないように気を付けてくださいね。

逆にそのあたりのことがちゃんと理解できているのに、
なかなか利益が伸びないと悩んでいる方こそ、
買い付けの部分を意識してみてください。

ちなみに昨日の話の中で、
今以上に買い付け先の開拓が進むと、
みんなが同じアイテムを同じところから
買い付けるようになるという、
かなり極まった状況を想定しましたが、
実際はなかなかそうはなりません。

なぜなら、ファッションブランドは
何百、何千とあり、もちろん
そのアイテムの数に至っては、
何万、何十万ではすみません。

それだけ品数がある上に、
さらに年に二回はその商品が一気に入れ替わります。

そして、人気の流行り廃りも激しいです。

昨今空前のスニーカーブームですが、
2年前にはその兆候すらありませんでした。

これだけ流動性が大きいと、
毎シーズンどこかに必ず、
需要と供給のバランスが
取れていないところが現れてしまうのです。

というわけで、
BUYMA全体が価格競争に陥って
稼げなくなるというのは無用の心配です。

もしそんなことを言う人、思う人がいれば、
それは出来ないことに対する、
ただの言い訳に過ぎませんのでご注意を。

さて、今日は、
買い付け費用が安くなるかもしれない
ちょっとした小ワザをご紹介します。

先日、こんなご質問をいただきました。

=====================================

こんにちは。

Yです。

先日スカイプでお話させていただきました。

買付先はこのオンラインかな?という競合のアイテムで
価格が安いケースですが下記のURLのような場合は画像のみ使って
他の買付先から仕入れているパターンでしょうか?

商品ページ
http://www.buyma.com/item/xxxxxxxx/

画像の買付先
http://www.matchesfashion.com/product/xxxxxx

=====================================

「BUYMAあるある」のひとつ、
「あのバイヤーはなんであんなに安く出品できるんだ?」
に関する質問ですね。

ご質問いただいたこのバッグは
ある有名ブランドのバッグで、
出品価格は18万円以上するものでした。

その商品ページの出品画像から
買い付け先ではないかと推測されたショップは
このメルマガでも何度か話題にしている、
MATCHES.COMです。

こちらのショップは、
日本に直送もしてくれるし、
決済時に関税も含めて計算してくれる
とても有用なショップであることは、
折にふれて紹介してきました。

ただ、このショップの面白いところは
実はそれだけではありません。

ショップの画面の左上に、
常に通貨マークのボタンが表示されています。

実はこれによって、決済するときの為替を
ユーロ、ポンド、米ドル、豪ドルの4種類から
自分の好きな通貨に変更することができるのです。

決済通貨を変えられるからなんだよ
と思うかもしれませんが、特に高額商品だと
これが意外と大きな差になったりします。

例えば、以下のアイテム。

http://www.matchesfashion.com/product/175640

適当に選んできたクロエのバッグですが
MATCHES.COMの拠点であるイギリスでは、
1325ポンドという高額なアイテムです。

これを、日本に発送する設定で、
様々な通貨に変更してみると、
通貨ごとの日本円換算金額が、
かなり違うことがわかると思います。

本日時点では米ドルが最も高く、
豪ドルが最も安いですね。

(ぜひご自身で実際に確かめてみてください。)

その差、約1万5千円です。

この通貨変更をしないだけで、
一万五千円の利益を取り逃す可能性があると思うと
なかなか恐ろしいと思いませんか?

おそらく今回ご質問いただいたケースも
上の話と同じことだったと思われます。

もちろん画像だけはここから拝借し、
実際には他から買い付けようとしている
という可能性も十分あります。

ただ、今回のケースについては、
実は決済通貨を変更するだけで、
利益の取れる価格になったのです。

昨日もお伝えしましたが、
買い付け先を使い倒せている人が少ない
というのは、こういう細かいことだったりします。

決済通貨を変更可能というショップは
それほど多くはありませんが、出来る場合は
必ずそれを試すことを忘れないでくださいね。

ほかにも「使い倒せていないパターン」
というのはいくつかあるので、
それはまたそのうち取り上げていこうと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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自分も買い付けできるかどうかを判断する方法(第108回)

※2014/2/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、
「私に特別な買い付け先はない」
とお伝えしたところ、さっそく
こんなメールをいただきました。

===============================================

エスノさま
こんばんは!

(中略)

今日のメルマガも衝撃的でした!

どうしても「BUYMAで稼いでいる人」と言えば
・特別な買い付け先をもっている
・海外に買い付けパートナーがいる
というイメージがあったものですから。「ええ~」というのが正直な感想です。

ただ、今回お話を聞いて改めて思ったのは、
人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるものなのかな、ということです。

 「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
 「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」

自分の努力不足を棚に上げて、そう思えば、楽ですからね(^^;

(後略)

===============================================

やはり予想通り、
驚かれた方がいらっしゃいました笑

しかし、このメールの後半は
実に示唆に富んだ内容ですね。

「人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるもの」

これは本当にその通りだと思います。

もちろん、他のバイヤーさんの秘訣を考え、
それを「特別なショップを知っているから」であると
「仮説」を立て「検証」していくのであれば
まったく問題ないですし、むしろ成長は加速します。

しかし、残念ながら、多くの場合は、

「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」

だから

「自分じゃ稼ぐことが出来ない…」

という、ただの妬みや僻みで
終わってしまうことが多いのが現実です。

これは何も生み出さない思考の最たるものです。

私の読者さんには、
絶対にこういう思考には
陥っていただきたくありません。

しかし、ただ「そうなるな」と言っても
それが難しいことも理解はしています。

そこで今回は、
他のバイヤーに惑わされずに、
自分が買い付けできるかどうかを見極めるときに
意識すべきことについての話です。

結論から言えば単純で、
買い付け費用の「理論上の最安金額」が
いくらなのかを常に考えることが重要です。

例えば、フランスのブランドで、
フランスでの上代(小売価格)が
1200ユーロのバッグがあったとします。

これを日本に輸入するときに、
最も安くやるならばいくらになるのか。

ここで重要なのは、
その価格での買い付けルートを、
現時点で自分が持っているかどうかではありません。

あくまで理論上、
可能であるはずの数値をまず出しておき、
そこからさらに考えていくわけです。

まず1200ユーロには
約20%の現地消費税が掛かっているので、
日本に直送できるなら商品価格は1000ユーロになります。

(正確には20%ではないですが、
分かりやすくするため簡略化しています。

その1000ユーロに対して、送料が加わり、
為替レートを1ユーロ=約140円として、
関税まで計算していくと、だいたい
16万円はしないくらいに収まるはずです。

その金額を基準としてライバルを眺めたときに、
ある程度ライバルの売値と差があるのであれば、
そのライバルは特殊なことをしているのではなく、
どうにかしてこの計算通りになるルートを見つけている
ということが分かるわけです。

そうなれば、他のバイヤーに出来て
自分に出来ないはずはないという気持ちも
なにも基準がないときよりは強く持ちやすいと思います。

ただ、仮にこのバッグを15万とか、それこそ
11万、12万とかで売っているバイヤーがいれば
ひとまずそこには、戦いを挑まないのが
無難ということになります。

こういうバイヤーは、セールのときに
格安で在庫を手に入れたか、あるいは、
卸契約などの特殊なルートを持っている可能性が高いです。

前者であれば、数に限りがあるので、
とりあえず放っておいてもいいでしょう。

後者のようなパターンであれば、
卸契約をして仕入れている楽天ショップなどから
買い付けている可能性もあります。

楽天ショップからの買い付けは規約違反なので、
基本的に手を出すべきではありません。

とても単純なことではあるのですが、
このように自分で理論上の基準を設けて
それをもとに買い付けルートを考えていくと、
ただの妬みや僻みにならず建設的な思考が可能です。

こういうのは全部「クセ」なので、
はじめは意識してやってみるようにしてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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