※2014/2/6の記事です。
こんにちは、エスノです。
昨日のメルマガで、
「私に特別な買い付け先はない」
とお伝えしたところ、さっそく
こんなメールをいただきました。
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エスノさま
こんばんは!
(中略)
今日のメルマガも衝撃的でした!
どうしても「BUYMAで稼いでいる人」と言えば
・特別な買い付け先をもっている
・海外に買い付けパートナーがいる
というイメージがあったものですから。「ええ~」というのが正直な感想です。
ただ、今回お話を聞いて改めて思ったのは、
人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるものなのかな、ということです。
「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」
自分の努力不足を棚に上げて、そう思えば、楽ですからね(^^;
(後略)
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やはり予想通り、
驚かれた方がいらっしゃいました笑
しかし、このメールの後半は
実に示唆に富んだ内容ですね。
「人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるもの」
これは本当にその通りだと思います。
もちろん、他のバイヤーさんの秘訣を考え、
それを「特別なショップを知っているから」であると
「仮説」を立て「検証」していくのであれば
まったく問題ないですし、むしろ成長は加速します。
しかし、残念ながら、多くの場合は、
「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」
だから
「自分じゃ稼ぐことが出来ない…」
という、ただの妬みや僻みで
終わってしまうことが多いのが現実です。
これは何も生み出さない思考の最たるものです。
私の読者さんには、
絶対にこういう思考には
陥っていただきたくありません。
しかし、ただ「そうなるな」と言っても
それが難しいことも理解はしています。
そこで今回は、
他のバイヤーに惑わされずに、
自分が買い付けできるかどうかを見極めるときに
意識すべきことについての話です。
結論から言えば単純で、
買い付け費用の「理論上の最安金額」が
いくらなのかを常に考えることが重要です。
例えば、フランスのブランドで、
フランスでの上代(小売価格)が
1200ユーロのバッグがあったとします。
これを日本に輸入するときに、
最も安くやるならばいくらになるのか。
ここで重要なのは、
その価格での買い付けルートを、
現時点で自分が持っているかどうかではありません。
あくまで理論上、
可能であるはずの数値をまず出しておき、
そこからさらに考えていくわけです。
まず1200ユーロには
約20%の現地消費税が掛かっているので、
日本に直送できるなら商品価格は1000ユーロになります。
(正確には20%ではないですが、
分かりやすくするため簡略化しています。
その1000ユーロに対して、送料が加わり、
為替レートを1ユーロ=約140円として、
関税まで計算していくと、だいたい
16万円はしないくらいに収まるはずです。
その金額を基準としてライバルを眺めたときに、
ある程度ライバルの売値と差があるのであれば、
そのライバルは特殊なことをしているのではなく、
どうにかしてこの計算通りになるルートを見つけている
ということが分かるわけです。
そうなれば、他のバイヤーに出来て
自分に出来ないはずはないという気持ちも
なにも基準がないときよりは強く持ちやすいと思います。
ただ、仮にこのバッグを15万とか、それこそ
11万、12万とかで売っているバイヤーがいれば
ひとまずそこには、戦いを挑まないのが
無難ということになります。
こういうバイヤーは、セールのときに
格安で在庫を手に入れたか、あるいは、
卸契約などの特殊なルートを持っている可能性が高いです。
前者であれば、数に限りがあるので、
とりあえず放っておいてもいいでしょう。
後者のようなパターンであれば、
卸契約をして仕入れている楽天ショップなどから
買い付けている可能性もあります。
楽天ショップからの買い付けは規約違反なので、
基本的に手を出すべきではありません。
とても単純なことではあるのですが、
このように自分で理論上の基準を設けて
それをもとに買い付けルートを考えていくと、
ただの妬みや僻みにならず建設的な思考が可能です。
こういうのは全部「クセ」なので、
はじめは意識してやってみるようにしてくださいね。
ではではー。
★☆★ エスノ ★☆★
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