セールの時期に気を付けたいいつものやつ。(第505回)

※2016/6/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

気付けば6月になってしまいましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は今日も今日とて、
どうしたらもっとスムーズに成果を
出してもらえるようになるのかと、
コンサルをしながら
ぐるぐる考え続ける日々でございます。

さて、そんな季節の移ろいの中、
もうすでにセールが始まったりしていて
驚いていた方も多いかもしれません。

そこで、
毎シーズン書いていることではあるんですが、
特に初心者の方は気を付けるべき、
「セールシーズンの落とし穴」についてです。

この時期、というか少し前からですが、
あちこちのショップから「SALE」という文字が
タイトルに入ったメールがたくさん届きます。

SALEと書いてあったら見てしまうのが
人の性というものだと思いますが、
ここで気を付けたいのが、

「安い」という理由だけで
出品する商品を選んではいけない

ということです。

すでにお分かりのように、
基本的には

1.人気商品を選ぶ

2.その商品を出品している
他のライバルの状況をチェックする

3.その買い付け先探す

4.出品する

という流れで作業をするのが
効率よく成果を出す秘訣です。

「人気商品の選び方」

「買い付け先の探し方」

「適切な出品の仕方」

などなど、
各論はもちろんあるのですが、
今回は割愛します。

しかし、この流れを

「ショップでの価格が安い」

という商品選びから始めると、
結局効率が悪いです。

例えば、

1.人気商品を選ぶ

2.その商品を出品している
他のライバルの状況をチェックする

3.その買い付け先探す

4.出品する

この流れなら、
実は最初の人気商品を選ぶのは
自分で基準を決めてしまえば、
まず間違いなくスタートさせることが出来ます。

しかし「安いから」という理由で
商品を選ぶところから始めると、

自分で決めた人気商品の基準に
当てはまるものに出会うまでに手間がかかり、

あるいは、その都度あやふやな基準で選んだりして、

結局スムーズに、その次の
「買い付け先を探す」までいけません。

そして、「安い」と思っていた価格も
実は他のライバルと比較すると安くない
ということがあって、振り出しに戻ったりします。

時間が有り余ってるいるなら、
このように攻めるのもナシではありません。

しかし多くの方は、
けしてそうではないはずです。

また、この出品までの一連の流れには、
出品したものを「販売する」以外に
その流れの中で、

「人気商品」

「ライバル」

「買い付け先」

について“詳しくなっていく”

という重要な目的もあります。

BUYMAの中をたくさん見て、
人気商品を把握していって、
またそれらを扱っているライバルたちの
価格の付け方、出品方法、あるいは
買い付け先がどこなのかということまで
少しずつ把握していくことで、
パーソナルショッパーとしての優位性が磨かれます。

その習熟度合いが高い人たちは、
セールのお知らせが届いた段階で、
ショップの中をざっと見ただけで、
どの商品がどのくらいの期間で、
いくらくらいで売れるかが分かっているので
躊躇なく在庫を持ってしまいます。

あるいは、ざっと商品見るまでもなく、

「このショップには、確かあの人気商品があった、
それがいくら以下になっていれば買い付けてしまおう」

ということさえ想定しながらメールを開くような
達人レベルの人間すら存在します。

(ここまで出来ている方はごく少数ですが。)

もちろんこの結果、大きな利益を
効率良く生み出せるのは言うまでもないでしょう。

こういった知識と経験を伴う能力は
先程の流れでの作業を
どれだけ丁寧に回数を重ねられたか
ということでしか磨かれません。

しかし、この作業を
「ショップでの価格が安い」ところから始めると、
どうしても時間あたりの、この作業の
トライの回数が減ってしまい、
成長の度合いが遅くなってしまうわけです。

効率も悪いし幅も広がらないので、
よほど暇な人か、あるいは、外注さんの手が
かなり余ってる方以外はやらないのが無難だと思います。

目の前を流れる大きなセールの波に、
自分だけ乗り切れず取り残されるような気がして
焦るかもしれませんが、結局セールというのは
半年に一回あります。

もし現時点で、売れ行きを把握している
人気商品がないという場合は、
今回の波には乗れなくても、
次回上手く乗りこなせるように
牙を研ぐことに集中しておきましょう。

あ、自分が出品している商品の
価格を調整するくらいのことは
もちろんやっておいたほうがいいですよ。

ではではー。

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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そこは泥臭く頑張らなくてもいいのに…。(第504回)

※2016/5/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

前回のメルマガで紹介した
BUYMA事務局作成のセリーヌの
商品リストがけっこう好評でした。

http://buyersinfo.buyma.com/eg-content/themes/buyersinfo/images/upload_img/2016/02/celine_list.jpg

国内定価は、
公式にも税抜で書いてあるのですが
こちらは税込が一覧で載っているので、
取り扱っていない方も後学のために
保存しておくといいと思いますよ。

さて、今週末はBUYMAアカデミアの
ワークショップを名古屋と大阪で開催します。

ちなみに先週は東京で開催したのですが、
ワークショップのあとの懇親会に参加出来るのが、
青木さんだけだったので、二人でお寿司を食べてきました。

青木さんは相変わらず、
自身のBUYMAの売上が絶好調で、
先月も月利100万を超えて、
さらに今月はGW明けの段階で、
過去最高益を叩き出すペースで
推移しているとのことでした。

そんな彼は最近、知人から紹介された方を対象に、
BUYMAの個別コンサルを行っているとのことです。

すでに数ヶ月受講している方もいるそうですが、

「結局地道な泥臭い作業が一番大事」

という結論に落ち着いたそうです。

ただ、けっこう多くの方が、

「泥臭く頑張るべきところ」と、
「そうすべきではないところ」を

上手く区別できていない気もします。

たとえば、先日から始まった
円高還元セールの特集に、
自分の商品が載るようにするためには、

・二重価格表記

・テーマを「円高還元セール特集!」に設定

この2つの条件を満たさないといけません。

(海外買い付け商品というのもありますが、
これは出品時の設定から変更できないので割愛)

で、出品時にテーマを設定していない
もしくは別のテーマで設定していた場合には、
「円高還元セール特集!」に変更したいわけです。

テーマ設定は、BUYMAの編集ページで
一括で変更できるんですが、それを知らないと、
1件ずつ編集してしまってえらい時間を食ってしまいます。

こういうときに
「そういう機能があるのでは?」
という可能性を考えられる人と、
「ええい、とりあえずやってしまえ!」
といきなり手を動かしてしまう人とでは、
いろんな場面で差がついてしまいます。

これは泥臭く頑張らなくてもいいことを
頑張ってしまった例。

一方で、先日のメルマガで書いた

「最安値より20~30%高くても得る方法」

に関しては、その逆の行動をしてしまう人を
コンサル生を含めて何名か見てきました。

これはそもそもどんな話だったかというと、

・購入の決め手が「価格が安いことではない」

・最安値の商品ページまで辿りつけない

という2つの特徴を持つお客さんを狙って、
以下のような作戦を立てて販売したという内容でした。

1.最安値付近で出品してすぐに人気順を上げる。

2.人気順が上がって来たら少しずつ価格を上げて、
アクセスやほしいもの登録の反応の変化をチェックする。

3.お客さんの反応が極端に悪くならないラインより
少し下の価格でさらに人気順を上げる。

4.同じ商品を人気順で見ていったときに、
上位5番目に入るようになった時点で、
さらに価格を上げてアクセスなどの反応を確認する。

5.その結果反応が落ちなければ価格は維持、
もしくはさらに上げていく。

※前提として、BUYMAで短期間に
複数売れている人気商品であることが重要です。

この作戦に従って販売を進めていくときに、
もっとも重要なのは

・人気順を上げていくこと

です。

人気順が上がっていくことで、
多くのお客さんの目に止まりやすくなって、
その中には、先述の

・購入の決め手が「価格が安いことではない」

・最安値の商品ページまで辿りつけない

こういうお客さんが増えてくるために、
(人気順で下位の探しにくい)最安値より
かなり高い価格でも売れることが起こるわけです。

しかし、その本質を取り違えて、

・ひとつ売れたら価格を上げる

と、だいぶ省略して
覚えている人が結構多かったのです。

ひとつ売れれば確かに人気順はけっこう上がります。

しかし、「どこまで上がったか」を確認してから
価格を調整しないと、まったく意味がありません。

仮に受注しても、120件表示で、
まだ1ページ目に来れないという状況で
値段を上げてしまうと、そこから
アクセスもほしいもの登録も伸びず、
そのまま埋もれていってしまいます。

さらに言えば、価格を上げたあとも、
ちゃんとアクセスとほしいもの登録が、
値上げ以前と変わらないか、あるいは、
それ以上にちゃんと付き続けているか
というのも確認しないといけません。

これが、本質的に重要な部分を勘違いして、
地道に頑張るべきことをやらなかった例です。

まずは、目の前のやろうとしている作業を、

・なぜやるのか

・どういう方法でやるのか

という視点を常に持ちながらやってみると
よりベターな選択肢を自然と選べるようになると思います。

ではではー。

P.S.

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最悪なお客さん対応の事例(第503回)

※2016/5/19の記事です。

こんにちは、エスノです。

すでに準備万端で迎え撃ってます!
という方もいると思いますが、
昨日からなかなか熱いクーポンが発行されていますね。

■【円高還元セール】総額23,000円OFF!全カテゴリ対象の超高額割引クーポン実施!

http://buyersinfo.buyma.com/?p=36889

GW中に発行されていたクーポンも
私自身やコンサル生の状況を見るに、
なかなか反応が良かったようですが、
今回のクーポンも割引率がかなりいいので、
それなりの反応が見込めると思います。

ここのところ世界中のショップで
母の日にかこつけた短期セールや、
MID SEASON SALEという名の、もはや

「理由なんてなんでもいい、とにかく売りたい!」

というショップの思惑が丸見えなプレセールが
始まっていますが、そのタイミングで、
買い付けた高額な在庫があるという方は、
ぜひこのタイミングで売ってしまいたいですね。

また、少し話は逸れますが、
上記のページにはさり気なく
CELINEの商品リストが掲載されていました。

http://buyersinfo.buyma.com/eg-content/themes/buyersinfo/images/upload_img/2016/02/celine_list.jpg

すでによく取り扱っているという方には
お馴染みの人気商品が並んでいますね。

その買い付けづらさから、
現時点ではまだリサーチもしたことがない
という方も、いつか参考になると思うので
この画像は保存しておくといいでしょう。

さて、今日は

「こんなお客さん対応は止めよう」

という話です。

あるショッパーさんが、

「在庫ありますか?」

と問い合わせしたお客さんに

「ありますよ」

と回答していました。

ここまではよくあるやり取りです。

しかしこの返信の数時間後、
このショッパーさんは以下のような
メッセージをお客さんに送りました。

「『在庫はまだある』と返信してから、
他のショッパーさんにも問い合わせしていますが、
最終的に価格で判断するのであれば、
最初から問い合わせはしないでください。」

もちろんこの返信を最後に、
このお客さんから連絡は来ていません。

このショッパーさんの気持ちも
分からなくはないです。

出来れば自分の提示した、
「自分にとって都合のいい価格」で
購入してもらいたいというのは
誰しも思うことでしょう。

しかし、そんな殿様商売は、
成り立つわけがありません。

お客さんが何を優先して判断するのかは
お客さんが決めることです。

だからこそ、以前のメルマガで紹介したような

「最安値よりも数十%高い価格でも売れる」

という現象が逆説的に起こり得るわけです。

一般的に考えて、「価格」というのは
多くのお客さんにとって判断材料の中で
大きなウェイトを占めるものです。

お客さんに魅力的な価格を提示できない
というのは、つまり買い付け先の開拓など
「買い付け力」の部分での弱さがある
ということでもあります。

未熟な自分を棚上げして、
お客さんにその負担を強いるというのは
けして褒められた態度ではありません。

まあ今さらする話でもないかと
思ったんですが、あまりにも酷かったので、
皆さんにはぜひ注意していただきたいなと…。

あと似たような事例として、

「在庫確認せずに来た注文が在庫切れだった場合、
キャンセルの理由については『お客様都合』と
させていただきます」

と謳っているショッパーさんもいますが、
これも当然ダメです。

現実的には不可能ですが、やはり
すべての出品商品の在庫管理については、
出品者がその責を負うのが自然です。

というかそもそも規約違反なので、
このような対応をしていた方は
すぐに改めてください。

■参考:キャンセル理由の選択について

http://qa.buyma.com/sell/4402.html

逆に、これは良い対応だな
と思ったショッパーさんの事例もひとつ。

たとえば、サイズごと、あるいは
カラー違いで価格が変わる商品があったとします。

その際に、あらかじめ、
複数の価格設定を行ったりするわけです。

サイズ36、39、40は50,000円、
サイズ35、37は60,000円でご提供します、
というようなことですね。

こう設定することで、商品一覧では
50,000円という安い価格が表示され、
アクセスアップ、引いては人気順の上昇に
一役買ってくれるわけです。

しかし、いざお客さんが購入する際に、

「どうやって一番安い価格以外を
選択していいか分かりにくい」

という問題が発生します。

これ、実際に
やってみてもらうと分かりますが、
かなり分かりにくいです。

BUYMAに慣れた我々ですら
そう感じるわけですから、
お客さんたちはなおさらです。

そして分からないまま安い価格で決済し、
我々はあとから追加の決済をもらうために
またひと手間かけなければいけなかったりします。

これはお客さんにとっても手間なわけです。

この問題を解消するために、
問い合わせをしてきたお客さんに、

「目的の価格の選択方法を説明した画像」

を添付して返信しているショッパーさんがいました。

画像は一度作ってしまえば
使いまわせるので手間が掛かりませんし、
お客さんにとってもこれ以上なく分かりやすいです。

ホンの少しの手間で、自分と
お客さんの双方にメリットがある
素晴らしい対応だと言えるでしょう。

出来れば常に、こういう発想で
お客さんに向き合いたいものですね。

ではではー。

P.S.

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