「価格設定」に正解はないです。(第304回)

※2014/11/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は商品を出品するかどうかを
判断するときに考えることです。

極端なことを言えば、
どんな商品を出しても問題はありませんし、
その数が多ければ多いほどいいのは
これまでも何度か書いてきた通りです。

ただ、実際の作業にかかる手間を考えると、
出品数は500とか1000とかではなく、
人気がある売れやすい商品を選んでいって、
もっと抑えながらやりたいよねというのが、
私がこれまでお伝えしてきたことでした。

そういう前提のもと、
BUYMAで人気商品を探していく場合、
価格について以下のことを考えます。

・ライバルの価格

・自分が納得できる利益を取れるかどうか

要するに、ライバルと同じ水準で価格を設定したときに、
いくら利益が出るのかということを考えるわけです。

この2つの要素が噛み合ったとき、
始めて「出品する」と判断をします。

ただ、このとき注意しなければいけないのが、
「自分の納得できる利益」をいくらに設定するのか
ということです。

この金額を大きくすればするほど、
当然、条件に見合う商品の数は減っていきます。

そうなると、なかなか出品できず、
出品できなければ売れず、売れないどころか、
お客さんからの反応も増えず、そうなれば、
やはり精神的にもBUYMAを続けることが
なかなか難しくなるでしょう。

というわけで、「自分の納得できる利益」は、
「ほどほど」の金額を設定しておいて、
それに見合うならば、まずは出品してみる
という姿勢が大事です。

「ほどほど」のさじ加減は、
人によって違っていいのですが、
例えば、1点あたりの利益率が30%とか、
利益額であれば1万円以上とか、
そういう風に硬直した基準ではなく、
もう少し柔軟に考えた方がいいということです。

物によっては10万円を超えるような商品でも、
ライバルと比較して5,000円くらい利益が取れれば、
とりあえずその時点で出品してしまうというのは全然アリです。

もちろん直近は為替が動きやすいので、
販売価格が高いものに関しては、
もう少し余裕をもって設定した方がいいですが、
発想としては全然アリだと思います。

こういう風に書くと、

「なんだよ、BUYMAって全然利益取れないじゃん!」

と思うかもしれませんが、それも思考が硬直しています。

BUYMAにおける商品の販売価格は、
需要と供給の状況次第で変えることができます。

最初は3,000円の利益しか取れなかったとしても、
それがいくつか売れてくれば、
当初予定していた買い付け先以外に
新しいショップを頑張って探すはずです。

というか探すべきです笑

その結果見つけたショップが、
他の買い付け先よりも安く購入できたりすれば、
ライバルよりも多く利益を確保できます。

最近の私の事例だと、
「最初の買い物は10%OFF」というショップにて、
自分の売れ筋商品の在庫を見つけたので、
そこで買い付けることで、当初設定していたよりも
かなり利益を上乗せできた取引がありました。

この需要と供給については、
もう商品ごとに常に状況が動いているので、
そのすべてのパターンに言及することは難しいです。

ただ、言いたいことは、

「最初に設定した価格で売り続けなければいけないわけでも、
 その価格でしか売れないわけでもない」

ということです。

出品の段階では「ほどほどの利益」を設定していても、
ちゃんと人気が出てたくさん売れるようになり、
自分がその商品に対してなにか優位性を持てれば、
数万円くらいの商品なら5000円とか1万円くらい値上げしても
お客さんは普通に欲しがってくれます。

そうすれば、当初5000円だった利益が、
1万円、15,000円とかになったりするわけです。

まずは、自分が最低このくらいなら
取引をしてもいいという金額を考えて、
それに見合う商品を見つけたらどんどん出品しましょう。

「利益が1万円とれる商品しか出品しない!」
というような発想だと、チャンスロスが大きいです。

とは言え、1つあたりの利益を、
1,000~2,000円で設定して出品数は増やせても、
よほどたくさん売れる商品で、かつ、
BUYMAに一日中時間を使えるような環境でない限り、
どこかで限界が来てしまうのは自明の理です。

そういう条件が揃っていたとしても、
ちょっとしんどいので私は嫌なんですが…。

評価稼ぎが目的ならいいと思うんですけどね。

価格設定に「これが正解」というのはないので、
ご自分の活動可能時間の中でちょうどいい塩梅を
常に模索してみてください。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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利益の取れる人気商品を効率よく探す方法。(第296回)

※2014/10/25の記事です。

こんにちは、エスノです。

一昨日BUYMAでこんな新サービスの告知がありました。

http://www.buyma.com/contents/premium-members/

今のところは、以前から決算資料などで強調されていた、
リピート率向上のための施策という印象が強いです。

ただ、これからさらにいろいろ打ち出していくようなので、
ちゃんとチェックしていきたいところですね。

ついでに31日までのクーポンも配布されているので、
明日まで有効のアウタークーポンとあわせて、
ぬかりなく活用したいところです。

(アウタークーポンはBUYMAのTOPから確認してくださいね。)

さて、今日は、人気商品をリサーチするときに、
こういう点を意識するとスムーズにできるという話です。

まず、自分で納得出来るだけの利益を乗せても、
他のショッパーさんと価格で競える商品を
なんとかしてひとつ探します。

出来ればその買い付け先が、
日本に直送してくれるショップだとなおよいですね。

そのあと、以下の点に注目して、
その他の商品をチェックしていくと、
効率よく人気商品が見つかることが多いです。

・その人気商品と同じブランドの人気上位の商品

・その人気商品と同じブランドかつ同じカテゴリの人気上位の商品

・その人気商品と同じブランドの最近売れたアイテム欄

・その人気商品を出品しているパーソナルショッパー(PS)さんの販売履歴

・その人気商品を出品しているPSさんの他の出品商品の人気上位

なぜこういう点に注目するか。

例えば、CHANELというブランドは、
そのブランド全体として、日本在住のPSさんには
極めて買い付けしにくい傾向にあります。

また、CHANELを扱っているPSさんが、
他に扱っている商品というのも、
CHANELと同じように買い付けしづらい
商品だったりすることが多いわけです。

CHANELは少し極端な例ですが、
こんな感じで、同じブランドの商品、あるいは
同じPSさんが扱っている商品というのは、
「買い付け」について共通していることが多い傾向にあります。

逆に言えば、日本在住のPSさんが、
買い付けの部分から参考にしやすいブランド、
あるいはPSさんというのも存在します。

結局出品するまでに一番難しいのは、
「人気商品を探すこと」ではなく、
「その買い付け先を探し当てること」です。

その点を考慮すると、
少しでも効率よく出品できる人気商品を探すためには、
先ほど挙げたような点に注目するといいというわけですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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「たまたま」で済ませてもいいですが。(第293回)

※2014/10/21の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日は午後からスカイプでコンサルでした。

一緒にリサーチする中で、
ちょっと面白そうなショップを見つけました。

ただ、そのショップを見つけた検索方法は、
これまでメルマガで書いたり、もちろん、
コンサルしている方にも伝えてきたことそのままです。

その探し方がについては、
以下の記事に詳しいです。

http://steermylife.com/955.html

本当にちょっとしたなんですが、
こういうことを毎回着実にやるかどうかが、
最終的に大きな成果の差になって現れてきます。

ノウハウなんてもう十分出ているので、
あとはそれを、その本質まで理解して、
ちゃんと使いこなすことが一番重要ですね。

こんな感じで、ライバルをよくよく観察すると、
いろいろヒントが転がっていることはよくあります。

例えば他にも今日のスカイプで、
自分より10%以上値段が高いのに、
ライバルから同じ商品が売れてしまった
という現象について相談されました。

この原因としてよくあるのが、
ライバルと自分が比較されにくい状況にある
ということです。

例えば、カテゴリが違っていたり、
あるいはライバルには入っているなんらかのワードが
自分の商品ページにはなかったために見つけてもらえなかったり。

もしくは、パーソナルショッパー(PS)の評価や
配送期間(手元に在庫があるかどうか含む)なども、
値段が高くても買われる要因になり得ます。

しかし確認したところ、
どうやら今回はそのいずれでもないようです。

もちろん、おっちょこちょいなお客さんが
たまたま最初に見つけたライバルの商品ページから
衝動的に購入した可能性もゼロではないので、
今回もそうなのかもとこの時点でちょっと思いました。

そういうイレギュラーはゼロではないので、
トータルで自分のほうがちゃんと売れているなら
それは特に問題ない話だということになります。

ただ、最後の可能性として、なにか
この案件だけの「特殊なやりとり」を
お客さんとしている可能性が残されていました。

これについてはお問い合せや、
商品到着後のお客さんからの評価コメントに
反映されている可能性があります。

ということで実際に確認してみたところ、
どうやらこのお客さんはこのPSさんから、
他の商品も一緒に購入していて、その際に
複数購入割引を受けていたのでは?という可能性が浮上しました。

これが理由であれば、
ライバルにお客さんが流れてしまったのも納得です。

先程も書いたように、
こういう理由だろうがなんだろうが、
ちゃんと自分から売れ続けていたので、
実際のところ大勢に影響はありません。

ただ、こういう理由が明確になると、
このあとも自信を持って活動できますし、
同時にこのことから以下の様な仮説も成り立ちます。

・たくさん出品しているとまとめ買いの需要が発生して、
 ひとつだけのときよりも高く売れる可能性がある。

ちょっと飛躍しすぎている感じはありますが、
確かにお客さんの本命以外を「ついで買い」をさせて、
さも本命の商品を割り引きしたように見せるのは、
世間的にもけっこう見かける手法には違いありません。

似たような手法として、ユニクロが
パンツ2点まとめ買い割引とかよくやってますよね。

それとまったく同じようには考えられませんが、
ひとつのアイディアとしては十分やってみる価値があると思います。

と言っても実際にやることといえば、

・比較的安価なブランドのアイテムを

・数多く出品する

ことくらいしか出来ないので、
そもそも私のような低燃費主義者には
いまいちマッチしないわけですが。

もし現在こういうスタンスで出品している方は、
出品者からのお知らせに複数購入割引について書いて、
お客さんにお知らせするようにするといいでしょう。

ひとつそれなりの人気の商品があって、
それのついで買いで安い価格のものを
他のPSさんよりも高い価格で買ってもらうイメージですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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