人気順が上がり手間が減るちょっとした小ワザ。(第175回)

※2014/4/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日はコンサル受講生と、
私の地元で直接お会いして、いろいろ話してきました。

この方はすでにバイヤー歴も長く、
売上もそれなりには出ているのですが、
あとひと押し突き抜けられないということで、
コンサルを希望されました。

そういうわけでこの方には
かなり上級者向けの話をずっとしているのですが、
2週間くらい経過して、これまでとは全く違う視点が
かなり身に付いてきているのを感じます。

元々基本的なことは全く問題ないので、
効率よく大きな利益を出すために必要なことを、
ものすごく具体的に解説していっています。

それこそ、出品した商品、リサーチした商品ごとに、
なぜそれを選んだのかということを確認し、
それに対して全部フィードバックをしている状態です。

実績が目に見えて変わってくるのは、
来月くらいからだと思いますが、夏のセールのときには
間違いなく、ひとつ大きな壁を超えられるでしょう。

その話の中で、
他のバイヤーさんをチェックしていて、
ひとつ真似してもいいなと思ったことがあったので、
今日はそれをご紹介したいと思います。

それは、商品ページの「販売価格/配送方法」を
出品するときに、あらかじめ2つ入力しておく
という方法です。

ご存知のように、出品時に入力する項目に
「販売価格/配送方法」というものがありますが、
これはAとBの2種類入力することが可能です。

海外のバイヤーさんが日本に送るとき、
「普通便」と「速達便」の価格がかなり違うため、
それに対応するために設置されている項目です。

アメリカのUSPSで考えれば、
同じ重さでも、first class mailという
追跡なしの普通郵便のような配送プランと、
EMS、PMIのような追跡有りの配送プラントとでは、
数十ドルの差があるので、バイヤーとしては
2つを分けて設定しておきたいということですね。

例えば、Aのほうに、
追跡なしの安い配送プランの金額を入力し、
Bのほうに追跡ありの高い配送プランを入力することで、
お客さんは、1つ商品のページで、
自分の好きな配送プランを選ぶことができます。

さらに、この入力方法には、
「商品の人気順を上げる」という点についても、
大きなメリットがあります。

商品一覧で表示される価格は、
Aプランで入力した価格のため、
一見他のバイヤーに比べてかなり安く見えるのです

追跡ありを希望しているお客さんでも、
一覧で見たときに他より表示価格が安いので、
とりあえずクリックはされて、その結果、
アクセス数がどんどん増えていくわけです。

この仕組みを上手く利用している
日本在住のバイヤーさんがいました。

商品によっては、サイズによって、
買い付け先が異なってきたりして、
販売価格が違ってくるということがよくあります。

特に、サイズの大きいものは、
売れ残ってセールになったために安いが、
ニーズの多いサイズはセールにならずちょっと高いまま、
という商品は、これからのセールの時期に向けて、
どんどん出てくるでしょう。

こうなったときに、普通に出品していると、
価格の高いサイズと安いサイズとで、
出品ページを分ける必要があります。

その結果、大きいサイズ用の安い商品ページで、
「小さいサイズは在庫ないですか?」と質問され、
小さいサイズ用の価格の高い商品ページのURLを
毎回案内するというようなことをしなければなりません。

しかし、この配送プランA、Bという仕組みを
このサイズ違いを出品する際に利用すると、
いろいろメリットがあります。

まず、先ほどのような案内の手間が省けます。

そして、一覧での表示価格は、
サイズの大きい商品の安い価格になるため、
お客さんの目にも留めてもらいやすく、
結果、人気順も上がりやすくなるでしょう。

お客さんには、商品ページに、

サイズ36~38は配送プランA、
サイズ39~41は配送プランBを選択して、
ご注文してくださいませ。

という感じで目立つように書いておけばいいわけです。

問題は、お客さんが商品ページをよく読まず、
間違って注文してしまうことですが、
それはあとから訂正して注文し直してもらえばOKです。

あとは、現時点では、
こういう方法で出品することは、
BUYMAでは禁止されているわけではなさそうですが、
それはどこかのタイミングで注意されるかもしれませんので、
その点には十分注意しておく必要があります。

なお、商品ページの編集で、
あとから配送プランBを入力することは出来ません。

そのため、出品時点では、
サイズごとに価格の差がないことが多いと思いますが、
最初に登録するときに、AとBの両方に入力しておくのを
忘れないようにしましょう。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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farfetchの変化に思うこと。(第174回)

※2014/4/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

実は、昨日のBUYMAのアクセス数が
ちょっとおかしかったのですが、
お気付きになりましたでしょうか?

私を含めて、コンサル受講生全員が、
いつもの半分くらいまでアクセス数が落ちていて、
でもほしいもの登録数はいつもとほぼ変わらず。

さすがに最初アクセス数を見たときは、

BUYMAでなにかただならぬことが起きているのか!?

とちょっと焦りましたが、他の人も同じだったこと
そして今日になってアクセス数が戻ったことで、
昨日だけのエラーだったと分かったわけです。

というわけで、昨日のアクセス数が
妙に低くくて不安だった場合はご安心ください。

さて、すでに多くの人が気付いていると思いますが、
バイヤー御用達のオンラインショップfarfetchが、
先日日本円での決済を始めました。

これまでは、日本に発送する場合は米ドル決済でしたが、
日本のユーザーの増加に伴い、決済通貨を日本円に変更し、
しかも日本人のスタッフも何名か雇ったようです。

farfetchは表示価格に関税が含まれていて、
また日本にも直送してくれるショップなので、
お世話になったバイヤーさんはかなり多いでしょう。

私がバイヤーを始めた頃は、
表示価格に関税は含まれておらず、
また決済通貨もドルかユーロかポンドから選べたので、
この2、3年で大きく変化しているのが分かります。

この流れがこのまま続くと、いずれは日本語での対応も始まって、
もっと多くの人が普通にfarfetchから購入することになるはずです。

また、farfetchだけではなく、
その他のショップでも同様の変化が起きても
まったく不思議なことではありません。

そうなってくると、当然ある程度は
BUYMAのユーザーもそちらに移ってしまうでしょう。

しかし、その割合が、
BUYMAでビジネスができなくなるほど絶望的かというと
私はそんなことはないと思っています。

BUYMAユーザーの多くがBUYMAを利用するのは、
もちろん価格が安いというのが大きいわけですが、
実際にはそれだけが理由ではありません。

BUYMAと同じ商品が楽天ではもっと安いのに、
BUYMAで売れていることからもそれは分かります。

なぜより安い楽天ではなく
BUYMAから買うのかといえば、
BUYMAのほうが本物の可能性が高い
と判断されているからでしょう。

・価格が安いこと

・本物が扱われている(と思ってもらえている)こと

この2つがBUYMAの大きなアドバンテージです。

そもそも多くの海外ショップが
日本語での対応をするようになる可能性は、
それほど高くないでしょうし、なっていくとしても
それなりに時間が掛かることは間違いありません。

また、全体で見れば、
海外から直接買う人の割合は増えるでしょうが、
我々が取引するのはせいぜい月に数十人~数百人
という規模で十分なわけです。

その程度のお客さんも来なくなるのは、
ちょっと考えにくいです。

もちろん何十年先のことは分かりませんが、
少なくともこれから数年先は問題ないと思います。

個人的に一番問題があると思っているのは、
こういう話を聞いたときに、それを自分の
「逃げ道」にしてしまうことです。

これからは個人が直接輸入して安く買ってしまうから、
BUYMAでは稼ぎにくくなってしまうに違いない!

だから私は他のもっと良いビジネスを探します!

人は弱いので、なかなか上手くいかないと、
そうやって言い訳じみたことを考えて、
目の前のちょっと苦しい状況を投げ出しがちです。

もちろん他にも稼げるビジネスはたくさんあります。

BUYMAがそのすべてではありません。

しかし、どんなことでも、
なにか特殊な環境や才能に恵まれていない限り、
基本的に軌道に乗るまではそれなりに大変なものです。

大事なことは、とにかくすぐ始めてみて、
ひとまずこれ以上は出来ないというところまでやってみて、
その上でもう一回それまでの経験を元に、
もう一度工夫を凝らしてやり込めるかどうか。

それでダメなら他に行けばいいですが、
普通そこまでやれればだいたいのことは、
ちゃんと上手くいきます。

一見ネガティブな情報が、
自分にとってどれだけのインパクトがあるのかを吟味して、
それを自分の都合のいいように解釈しないように、
客観的に判断しないといけませんね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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私の気持ち悪い特殊技能を教えましょう。(第173回)

※2014/4/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

さて今月も早くも半分経過しましたが、
売上はいかがでしょうか。

私は現時点で約92万円で、
発送分が約19万円、受注分が約22万円
という感じでございます。

先日の大阪出張の際に
出品作業を頑張るつもりが結局できず、
このあとの展開がけっこう不安です^^;

なんとか200万円には届かせたいところですね。

さて、書くネタをどうしようか悩み、
もうこんな時間になってしまいました。

出てこない時は出てこないものです。

もう4時間以上モニターとにらめっこ。

実はネタのストックはあるのですが、
なんとなく今書くべき話じゃない感じのする、
気乗りしないネタばかりなのです。

コンサルをしていると、自分以外のバイヤーさんと
かなり近い距離でのやりとりをすることになります。

その中で思うのは、
みんなの上手くいかない原因は、
ある程度共通点がありつつも、細かく見れば
やはりひとりひとり全く違うということです。

そういう状況に日々触れていると、
なんとか小手先の話ではなくて、
もっと根本的な新しい気付きを提供できるような
そんな話をメルマガではしたいと欲張ってしまい、
気付けばこの有り様なわけですね。

あ、ひとつこんな話はどうでしょうか。

私はBUYMAを始めて約3年なのですが、
これだけ長くバイヤーをやった結果、
とある特殊技能が身につきました。

それは、

「商品の画像を見ただけで、その画像がどこのショップのものか分かる」

という、BUYMA以外では全く役に立たない能力です笑

要するに、shopstyleで検索するまでもなく、
他のバイヤーさんの出品画像を見ただけで、
その画像がどのショップのものかすぐ分かるわけです。

画像の背景の感じとかで何となく分かるんですよね。

ライバルの買い付け先を探すのにこだわるあまり、
こういうことが出来るようになってしまいました。

そのおかげで、ライバルの買い付け先がどこか
すぐに分かるということがかなり多いです。

少なくとも、自分が得意なブランドについては
見ただけですぐに分かります。

画像だけ別のショップのものを使って
撹乱させようとするバイヤーさんも中にはいますが、
その数はそれほど多くはありません。

また逆に、見慣れない感じの画像もすぐ分かるので、
それをヒントに新しいショップを開拓したことも数知れず。

なお、以前から私は
「買い付け力」の重要性をかなり強調しております。

それは当然、

他のバイヤーが知らないような新しいショップ

を開拓していくことも重要な作業なのですが、
それをしようとしたときに、いきなり何もとっかかりなく
Googleでオンラインショップを探すのは効率が悪いです。

まずは、他のバイヤーの画像や
商品ページの情報をヒントに探しましょう。

何のあてもなく未開の地に旅立って、
お宝をひとりで一本釣りするのもロマンがありますが、
それが上手くいく確率はかなり低いはずです。

まずは他の人が出来ていることを
自分もきちんと出来るようになるというのが、
安定した実績を出し続けるための最短距離です。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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