お礼の手紙は入れるべきか否かという話からの。(第162回)

※2014/4/4の記事です。

こんにちは、エスノです。

受注リストの「発送した」ボタンのデザインが
なんか地味に変わっていますね笑

なんなんでしょうかこのマイナーチェンジは^^;

明日(というかもう今日ですが)、
4月5日(土)21時ちょっと前にお送りするメルマガで
私の個別コンサルの再募集をしようと思います。

前回の募集のあと、有難いことに
すでに何件もお問い合わせをいただきつつ、
ちゃんとした告知までお待ちくださいと
心苦しい限りの返事をしていましたが、
ようやくちゃんと募集できます。

もうちょっとだけお待ちくださいませ。

さて、今日は、

「お礼の手紙は入れるべきかどうか」

という話です。

商品を送る際に、注文のお礼の手紙を
荷物と一緒に入れる人もけっこういると思います。

かく言う私も、昔は入れておりました。

しかし、今は全く入れておりません。

このお礼の手紙の目的というか、メリットとしては

・到着通知のときのバイヤー評価が高まる、
もしくは低くつけられにくくなる。

・リピーターになってもらえる可能性が高まる

という2点があると思います。

正直なところ、手紙だけで
「不満」レベルだったものを「満足」にまで
挽回することは難しいですが、その内容次第では、
「どちらでもない」を、ギリギリ「満足」で
踏み留まらせることは可能です。

また、お送りするお客さんごとに異なった、
そのお客さんならではの内容を書き記すことで、
次も機会があればこのバイヤーさんから買いたいな
と思ってもらえることは、想像しにくいことではないと思います。

一方で、

・とにかく時間・手間が余計に掛かる

というデメリットも存在します。

ちゃんと内容を考えて直筆で書くとなると、
それだけで10~20分は掛かってもおかしくありません。

文章だけちゃんと練って、
プリントアウトしてもいいですが、
やはり工数が増えて手間が掛かることは
間違いないわけです。

結局は、このメリットとデメリットの兼ね合いです。

先日、質問をいただいた読者さんは、
まだ取引回数が20件以下にもかかわらず、
「どちらでもない」を2件もらってしまったため
バイヤー評価が2以下になってしまっていました。

BUYMAのバイヤー評価は
「満足」以外の評価がつくと、
かなりその数値が下がってしまいます。

つまり「不満」でなければいいわけではなく、
「どちらでもない」もほぼ「不満」と同じ扱いなわけです。

こういう仕組みを考えたとき、
特に取引回数の絶対値が少ない活動初期というのは、
お客さんからの評価に細心の注意を払う必要があります。

1件「どちらでもない」という評価がつくだけで、
バイヤー評価の数値は極端に下がってしまい、
それは大きな不利となってしまうからです。

それを避けるために、取引回数が少ないうちは
検品や梱包などの基本的なことはもちろんのこと
プラスアルファで直筆で丁寧に書いた手紙を添えるのは、
やる価値のあることだと思います。

しかし、ある程度評価が溜まってきて、
しかもバイヤー活動する時間が限られている場合は、
必ずしも手紙を書く必要はないわけです。

書くとしても、

「手配の過程でちょっと至らないところがあったから
もしかしたら微妙な評価になるかも」

というときだけ書けばいいでしょう。

要するに、手紙を書くかどうかというのは、
そのバイヤーの状況や環境によって、
一人一人異なってくるわけです。

よくこういう「●●をすべき」というような、
極めて“静的”な考え方に終始しようとする方がいますが、
残念ながらそんな簡単なものではありません。

自分の状況や周囲の環境など、世界のあらゆることは
刻一刻と“動的”に変化し続けているわけですから、
常にその変化に則して最適な判断をし続ける必要があります。

世の中がダイナミックに変化するのに合わせて、
自分自身も変化、進化し続けるという意識を持つことが
安定して成果を出すために一番必要なことではないかと
最近よく思うのでした。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

ご質問やご意見・ご感想は、
下のメッセージフォームから随時受け付けております。

何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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一蘭でラーメンを食べながら考えたBUYMAのこと。(第158回)

※2014/3/31の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日で3月最終日だったのですが、
思った以上に駆け込みで注文が来ました。

今日だけで4件の受注で、売上にして約50万円。

毎月30件くらいの販売数ということを考えると、
如何にお客さんが駆け込んできたかが分かります笑

そんな駆け込み需要の波に乗って、
コンサルを受講してくださっているTさんが、
本日見事初受注しました!

ちなみに先日初受注したTさんとは別の方です…。

紛らわしいので、メルマガで名前出していいか
今度確認しておいたほうがいいですね…。

このTさんはものすごく慎重派で、
細かい部分をきっちり解決しながら
着実に歩みを進めていくタイプです。

そのため、リサーチも、出品価格の計算も
ひとつひとつ時間を掛けながらクリアしているので、
なんと現時点で出品数が4件しかありません^^;

着実に進めていくこと自体は問題ないのですが、
さすがにここまで数が少ないとどうかな
と思っていた矢先の出来事だったので、
やっぱり抑えるべきところをきっちり抑えれば
出品数それ自体は重要ではないんだなと改めて思いました。

もちろん、現在の出品商品は、
そこまで利益が取れるものではないですし、
数が多く売れるものでもないので、
より大きな利益を目指すには、
もっと出品していく必要があるのは間違いありません。

そこは勘違いして欲しくないのですが、
やはり重要なのは、お客さんの需要があって、
供給が少ない商品を、出来るだけ安い価格で売る、
そのためにはどうすればいいかと考えることですね。

ちなみに、前回初受注したTさん、
そして今回初受注したTさんともに、私から
これを出品したらいいというようなことは
一切伝えていません。

お二方とも、全部ご自身でリサーチして、
買い付け先も探して、販売価格も自分で決めて、
その結果掴みとった初受注です。

じゃあエスノは何やっていたんだという話ですが
私がやっているのは、主に「水先案内」
ということになると思います。

あれをやれこれをやれと、学校の先生のように
コンサル受講者と向き合って指示を飛ばすのではなく、
彼らがこれから自分自身の進化の道を歩むために、
その先駆者としてガイドをしています。

短期的な成功を求めるのであれば、
それこそあのブランドのこの商品を、
こうやって出品しましょうと言えば、
それで済むことです。

いっそ、私が持っている買い付け先を
コンサル期間中は使わせてあげますよ!とすれば、
私はコンサルを受け続けてもらえて稼げますし、
受講者も利益は出るようになるので、
それはそれでハッピーな気もします。

しかし、
それが本当の意味でハッピーではないことは
誰の目にも明らかではないでしょうか。

仮に私が、
明日からもうその買い付け先は使わせません
と言われた瞬間に、何もかもが破綻します。

そんな状態は、不安定以外の何物でもありません。

結局重要なのは、自分自身の力を底上げする、
つまり地力を付けるということです。

地力を付けるということは
進化、成長するということですが、
そこには必ず「産みの苦しみ」が付きまといます。

残念ながら、悩まず苦しみもしない成長など
世の中のどこを探しても存在しません。

問題集をやりこまないと受験では合格しません。

素振りを人一倍しないと、バッティングは上手くなりません。

たくさん練習しないと、上手くギターを弾けるようにはなりません。

一夜にして何者かになれる、
魔法のような方法がないことは残念ではありますが、
これは小学生でも知っている真実です。

私がしているのはその悩み苦しむ道の先駆者として、
これは必要なかったなという苦しみを緩和し、
成長するための手伝いをしているということです。

そんなともに悩み苦しむ道を一緒に歩む仲間を
近日中に再び募集しようと思います。

すでに何件か希望のご連絡はいただいていますが、
改めてちゃんとした形でお知らせしますので、
もうちょっとだけお待ちくださいませ!

さて長い長い前振りに
毎度お付き合いいただき恐縮ですが
今日は、一蘭でラーメンを食べていて考えた話です。

ご存じの方も多いと思いますが、
一蘭というのは全国展開している
とんこつラーメンのチェーン店ですね。

年商も店舗数も10年以上右肩上がりの
外食業界では代表的な絶好調企業のひとつです。

その特徴は、何と言っても、
お店の席がカウンターのみで、
しかも個別に仕切られていることでしょう。

こんな感じです↓

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さて、なんでこんな席になっているのか。

表向きは、

「お客さんに味に集中してもらうため」

です。

座席のお客さんの目の高さには板があり、
食券をテーブルの上に置いておくと、
その板の下の隙間から食券が持っていかれるので、
従業員と顔を合わすことなく注文することが出来ます。

また、友人と一緒に入った場合も、
座席が仕切りで分けられていて会話がしにくいため、
目の前のラーメンに集中することが出来ます。

確かにこれはラーメンの味に集中できる、
というか、せざるを得ない環境といえるでしょう。

しかし、この座席は、
利益を上げるという観点で考えても
お店にとってとても重要な役割があります。

それはもちろん、

「お客さんの回転率が上がる」

という点です。

長居しようがない環境なので、
どうしてもお客さんはラーメンを食べたら
すぐに帰らざるを得ないわけです。

一蘭の躍進には、
このカウンター以外にも理由があるのですが、
今回はそれはとりあえず置いておいて。

この一蘭のカウンターのように、
ひとつの事柄を異なる立場から解釈する
ということはとても重要です。

例えば、今日は月末でしたが、
どうしても今日中に到着通知が欲しいという場合、
お客さんにそれを催促する必要があります。

その場合、ただお客さんに

「クレジットの引き落としの関係で
なんとか今日中に到着通知がほしいのでお願いします」

と伝えたとしても、お客さんからすれば
ただ急かされたという意識になるだけで
最悪の場合、悪い評価に繋がってしまうかもしれません。

そうではなくて、

「商品はちゃんと手元に到着しましたでしょうか。
 確認された際に、なにか気になることがあれば
 遠慮なく仰ってください。

 特に気になることがなければ、
 お手すきのときに到着通知をお願いいたします。」

とお客さんのことを気遣っていることを
一番の目的としているように伝えるだけで、
お客さんの心象は全く違ってきます。

「一蘭のカウンター」が、
お店にとっては回転率向上の施策でありながら
お客さんにとっては味に集中できる環境であるように、

「商品到着後のメール」が、
バイヤーにとっては到着通知の催促でありながら、
お客さんにとってはバイヤーからの心配りでもあり得ます。

このように、ひとつの事柄に、
異なる立場から意味付けする力は、
特に交渉事で重要なので、ぜひ意識して
身に付けて欲しいところですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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効率よく成果を出すには細部にもこだわります。(第156回)

※2014/3/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日、今月の実績は
ギリギリ300万円行くかどうかだから
残りの日数でなんとか頑張ろうと思います
と書いたのですが、よく見直したら計算が間違っていて
どうやっても280万円が限界でした^^;

まあそういうミスもありますね…。

ちなみに内訳は、現時点到着分が230万円で、
発送済が23万円、明日発送予定が27万円です。

今日は一日バタバタしておりました。

昼前に起きてちょっと出掛けて、
夕方から大学時代にバイトでやっていた
塾の教室長のお見舞いに当時の友人と。

室長はまだ40前で若いのですが、
一昨年くらいから体調を崩してしまい、
結局骨髄移植をするほどの大病でした。

年明けに移植して経過も悪くなく、
ようやく退院の目処が立ってきた感じです。

去年の10月に入院して以来、
ほとんど毎週のように見舞いに行ってましたが、
本当に回復してくれて良かったです。

私も今年で30なので、そろそろ
人間ドックとかちゃんと行かないといけませんね。

さて、BUYMAの話なのですが、
今さら言うまでもなく、私はとにかく、
いかに効率よく稼げるかということを重視して
バイヤー活動に勤しんでいます。

それはリサーチであったり、
買い付け先を探すときであったり、
あらゆることにおいてそうなんですが、
そういう分かりやすく売上に繋がるポイント以外にも、
かなり細かい部分でもこだわっていることがあります。

例えば、お客さんからの問い合わせへの回答は、
極力テンプレートでするように心掛けています。

お客さんへのメッセージというのは、
だいたいパターンが決まってきます。

大きく分けて、受注前の質問への回答と
受注後の進捗報告があるわけです。

前者であれば、在庫の確認などがそうですし、
後者であれば、受注直後、買い付け完了後、
手配途中の報告などという感じですね。

もちろんこういうのをテンプレートに登録して
出来るだけそれを使って回答しているバイヤーさんが
ほとんどだと思います。

ですが、もうちょっとこのテンプレート
というものの存在を効果的に使うのであれば、
「労力を使って作った回答」というものこそ、
必ず保存しておくべきです。

例えば、お客さんから返品を求められた際に、
なんとか粘り強く交渉して、返品にならず
ちゃんと満足をいただけた時のメッセージなどは
すぐに保存して、次に同じような場面になったら
いつでも使えるようにしておくわけです。

私の例で言えば、仕方のない理由で
受注後に3万円値上げせざるを得なかったときに、
お客さんにその提案をして、最終的に取引を
満足で終えることが出来た文面がありました。

その文面を作るのにはちょっと時間が掛かったのですが、
そのあと同じような場面で使ったときにも
その文面は、同じように効力を発揮してくれたわけです。

このときは一度作ったものに
ちょっと手を加えるだけだったので
まったく時間は掛かりませんでした。

使う頻度は多くないわけですが、
こういう特殊な状況に打ち勝ったことは
それ自体が財産になるので、絶対に
しっかり保存して再利用できるようにしたほうがいいですね。

あとは、ものすごい細かいところだと
梱包には、手で千切れるテープを使っています。

以前は見栄えもいいかと思って
透明な梱包用のテープを使ったりもしたのですが、
作業の早さを考えたら手で千切れるのが一番だと思い、
今は普通の布テープを使っています。

ちょっと細かい話をざっと挙げましたが、
とにかく時間を出来るだけ使わずに、
最大の成果を出すために工夫できることは
ものすごくたくさんあるはずなので、
ぜひいろいろ意識してやってみるといいと思います。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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