出品を半分にしたのに利益が倍の94万円になった理由(第612回)

※2017/11/24の記事です。

こんにちは、エスノです。

なんかもう「あけましておめでとう」
くらいの勢いでブラックフライデーの
セール開始のメールが来まくりますね…。

先日のメールでもお伝えしましたが、
それらのメールを片っ端から開いて、
片っ端からショップの品揃えを見て、
とやっていると、何も出来ないまま、
あっと言う間に時間が経ってしまいます。

なので、明確に狙っている商品がない
ショップからのメールなら、それは
スルーしたほうがいいです。

たとえば、farfetchとかから
セールお知らせが来たとして、
そのメールをきっかけに、
それまであまりリサーチしたことがない
新しいブランドの商品を見るのは
あまりよくないということです。

あくまで、

「farfetchには過去にリサーチしたとき、人気だけど
価格が高くて在庫がまだ残っている商品があった、
それが安くなっていないか確認しよう」

という、かなり限られた範囲でのみ
そのメールを利用するのが良いということです。

「安いよ安いよ」というメールがバンバン来ているのに、
それをあえて無視するようなことをするのは、あるいは
もったいない、と思うかもしれません。

しかし、現時点でそれを活かしきれないのは、
残念ながら仕方のないことです。

これまで何度も書いていることですが、
セールを活かし切れるかどうかは、
セールではない時期にどれだけ頑張って
地道にリサーチを続けたかによります。

次のセールのときに活かしきれるように、
今はセールに惑わされず、地道にやっていきましょう。

そう聞くと、我慢を強いられるばかりなのか、
と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。

セールの時期は、普段は価格で敵わないような、
特別な割引を持っているライバルショッパーに
対抗できるチャンスが多いからです。

この時期に、普段勝てないライバルを倒し、
特定のショップから購入実績を積むことで、
セールが終わってからも割引を受けられる
可能性が出てきます。

そう簡単に上手くいくわけでもないですが、
セールのメールに振り回されて、結局
何も出来ないよりは、そちらのほうがよほど
自分の優位性を確保するという点で現実的です。

ということで、この時期でもいつも通り、
少しでもいいのでリサーチして出品していきましょう。

ただそうは言っても、自分の
すでに把握できている範囲でも、
どんどん問い合わせや受注が入って、
だんだん回らなくなってくることもあるのが
このセールの時期だったりします。

大阪でBUYMAアカデミアに参加してくださっているMさんは、
9月に入った頃、まさにそんな感じでした。

これまでコツコツ積み上げてきた、
自分の得意なブランドやカテゴリや
買い付け先の開拓が上手く噛み合ってきて、
受注や問い合わせがかなりの頻度で来るようになりました。

しかしそれによって生まれる、
お客さんへの問い合わせ対応、
商品の受取、梱包などによって、
どんどん時間がなくなっていき、
精神的にもしんどい状況になりつつありました。

そこで私が9月のときにアドバイスしたのが、

「出品数を減らしましょう」

ということでした。

多くの場合、出品中の商品を、感覚的に
3段階に分けると以下のような感じになると思います。

1.在庫を持ってもいいレベルの確実に出品すべき優良商品

2.売れるかどうかかなり微妙なあまり期待できない商品

3.売れる可能性もあるけど在庫を持つかどうかまでは微妙な商品

1と2については、直観的に
判断しやすいと思うのですが、
問題は3です。

BUYMAは無在庫出品が可能であるがゆえに、
3の出品が必然的に多くなります。

これは金銭的なリスクを限りなく低くしながら
利益を生み出してくれる側面を持つ一方で、
このときのMさんにとっては、マイナスの側面が
少し強くなっていました。

3の商品は、普通はそこまで
反応がなかったりするわけですが、
Mさんはそれまでの努力が実を結びつつあり、
このくらいの期待度合いの商品でも、割と
お客さんからの問い合わせが来やすい状況でした。

もちろんそれで、
1件で3万とか5万とかの利益が取れたり、
あるいは、在庫が買い付け先にあって
すんなり届いてくれるものばかり
ということならまだいいのです。

しかし、全体的に問い合わせや受注が増える中で、
たとえば問い合わせなく受注が来て在庫切れだった
3の商品の別の買い付け先を探すというのは、
非常にコスパが悪いわけです。

利益を効率よく最大化するという観点からは、
もっと1の商品を売るためにはどうすればいいか
ということに時間を使うべきです。

具体的には、新しい買い付け先を探したり、
もっと安く買えないか交渉したり、あるいは、
他のライバルの状況をチェックしたりすることを
より積極的に行っていくということですね。

なので、私が提案したのは、

3に該当する出品商品をシビアに見極めて、
1に準ずるくらい期待できないものは
どんどん切り捨ててしまおう

ということです。

もしかしたら、それは売れるかもしれないけど、
そこをぐっとこらえてあえて捨てる。

冒頭のセールのメールにも通じる話ですね。

そのアドバイスのあと、出品中の商品数を、
ピーク時の約400件から200件ほどまで減らし、
それ以降大体そのくらいを維持しています。

さらに、それで生まれた余力を、
上手く活用して成果も順調に伸びつつ、
先月は一気に飛躍して

8月:月利約45万円(23件)

9月:月利約58万円(33件)

10月:月利約94万円(48件)

という感じでした。

利益の出る商品の買い付け先の開拓や、
ライバルのチェックなどのメンテナンスに
力を入れることが出来ているので、
なかなか効率よく利益を出すことが出来ている
のではないでしょうか。

問い合わせは多いけど、忙しさの割には
成果が伸びていないという方は、ぜひ
リソースを余らせるという観点から、
今回のように、「あえて捨てる」ということを
ちょっとやってみると良いと思います

ではではー。

P.S.

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週明けに出る大型クーポンの過去データ(第611回)

※2017/11/23の記事です。

こんにちは、エスノです。

今週末はいよいよ
ブラックフライデーですね。

もはやこのイベントの正式な由来は
まったく無視されつつあって、
今週になってすでにたくさんのショップから、
ブラックフライデーセールのお知らせが届いています。

日本でも少しずつ浸透してきたのか、
昨日家族でショッピングモールに行ったら、

「26日(日)までブラックフライデーセール開催」

という触れ込みでやっていました。

BUYMAでも毎年恒例のセール開催が
本日告知されていましたね。

30,000円以上3,000円オフ使い放題のクーポンが、
11/24(金)17:00~11/26(日)終日の期間で発行されます。

さらにその翌日からはサイバーマンデークーポンです。

まだ正式に発表されていませんが、
一昨年(2015年)はこんな内容で

昨年(2016年)はこんな内容でした。

ちなみに2014年は、
13万円以上2万円OFFと
50万円以上6万円OFFで、
2013年は13万円以上25,000円OFFでした。

毎年のことながら、このクーポンは
高額商品がめっちゃ売れます。

まだプレイヤーとしてガッツリやっていた2013年には、
私も1日で17万円くらい利益が出ましたし、
たしか青木さんも、去年か一昨年に、
1日で20万以上利益を出したと言っていたと思います。

今日23日は21時頃にテレビCMもやるようなので、
毎年のことながら、このタイミングで、一気に
冬のセールを盛り上げていこうということですね。

まとめると、

23(木) テレビCM
24(金)~26(日) ブラックフライデークーポン
27日(月)~ サイバーマンデークーポン(予想)

ということです。

慌ただしい感じですが、ご自身の
出品商品が対象になっているクーポンについては、
「出品者からのお知らせ」や問い合わせでの返信などで
しっかりお客さんに案内していくようにしましょう。

クーポンの割引対象金額より若干安い商品の
価格を変更するのもお忘れなく。

昨年の例で言えば、95,000円で出品している商品は、
クーポンが出ている間については10万円に値上げして
15,000円割引にしたほうが、こちらは売値が上がるし、
お客さんは安く買えるので、win-winなわけですね。

さて、冒頭でもお伝えしましたが、
買い付け先となるセレクトショップからも
続々とセールの連絡が来ています。

これを上手く利用して、現在、
BUYMAアカデミアに参加されているHさんは
1件で利益10万円超えの受注を獲得しました。

と言っても、最初から10万円だったわけではなく、
受注が来た時点では3万円ほどの利益だったそうです。

ただ受注したときに、数日後にセールが始まる、
というアナウンスが買い付け先からあったため、
それ程需要があるブランドではなく、かつ、
そのブランドは過去のセールで割引率が高い
と知っていたことから、数日間買い付けせずに
セールになるまで放置しておいたそうです。

もちろんその間に完売のリスクはあったわけですが、
そのリスクに対するリターンを天秤にかけて、
当初の想定より3倍以上大きな利益を生み出しました。

過去のリサーチから得た経験を、
自分の中にしっかり積み上げていたからこそ
得られた見事な成果ですね。

Hさんは今年5月のアカデミア参加前から、
あるい程度は成果を出している方でしたが
その2ヶ月後の7月に、あとちょっとというところで、
月利100万円を逃しています。

アカデミアに参加した際に、
私が何をアドバイスしたかというと、
とにかくリソースを余らせるために、

「“こういう商品”を売る(出品する)のをやめましょう」

ということでした。

“こういう商品”というのは、
販売するまでに掛かる手間に対して、
利益が見合わない商品たちのことです。

売ろうと思えば売れるし利益もそこそこ出る。

でも、それが「その時点のHさん」には
すでにちょっとした足枷になっていました。

そのコスパの悪い成果を切り捨てて、
もっとコスパの良い活動に取り組むことが、
飛躍のためには必要だったわけです。

利益額、率がいいもの、
利益単価はそれなりでも数が売れるので
トータルの利益は稼げるもの。

そういう商品たちをシビアに見定めて、
その買い付け先を掘り下げ、在庫を持ったり、
あるいはライバルを徹底してチェックしたり。

その結果、夏のセールにも上手く乗れて、
成果は大きく伸び、あわや大台に乗るぞ、
というところまでいったわけです。

今回、他にもセールのタイミングで、
200万円ほど買い付けて、おそらく、
利益は50万円以上を見込めるそうです。

本当は300万円ほどは買い付けたかったそうですが、
実は夏のセール、あるいは、それ以前の仕入れで、
無理してイマイチな在庫も買ってしまっていたので、
今回はそのジャッジをかなり厳しくしたとのこと。

ご自身でも仰っていたのですが、
微妙な在庫を売り切るために掛かる労力というのは、
単純な手間という意味でもそうですが、なによりも
精神的に結構負担がかかります。

売れ残った在庫はとにかく嫌なので
「気になる」のです。

そのせいで脳みそという重要なリソースが、
常にメモリを食われている状態になってしまいます。

もちろん気にしなければいい
という話でもあるのですが、BUYMAに
毎日真剣に取り組んでいればいるほど、
すっぱり割り切れるものでもないというのは
ご理解いただけると思います。

なので、今回金額としては、
予定より買い付けできなかったものの、
確実に利益を生み出してくれるであろう
200万円の在庫を仕入れられたことに加えて、
塩漬けになったかもしれない100万円が浮いたことと
後々の心理的な負荷の種をうっかり
手にしなかったことも大きな成果なわけです。

これもリソースを余らせるという視点で考えれば、
前述の「コスパの悪い商品をやめた」のと同じことですね。

なお、当然ですが、これは

「Hさんに対する施術」

であるということを忘れてはいけません。

人によっては、コスパの悪い受注でも
必要なことだったりします。

(BUYMAを始めたてだったり、あるいは、
長期的に見てその商品で利益を確保しようと
目論んでいたり、、、などなど)

要するに、

自分には今何がもっとも重要なことなのか、
何をすれば一番効果的なのか

というのを、その時の状況次第で、
判断しなければいけないということです。

今回のケースは「販売をやめる」
という極端な状況なので、
「いやいや今の私には関係ない」
と思われがちです。

しかし、こういう極端な事例ではなく、

・無在庫販売をするのか、在庫販売をするのか

・転送をするのか、しないのか

・出品作業の外注をするのか、しないのか

・海外の買い付けパートナーを利用するのか、しないのか

みたいな「方法」に関することだと、途端に多くの方が、
「自分にとって相応しい方法」を選べなくなってしまいます。

「自分にとって相応しい方法」ではなく、

「誰かが良いと言った方法」

「誰かが成果を出している方法」

みたいな、「他人の基準」で選び出してしまい、
なかなか利益が出なかったり、あるいは、
利益は出るけど忙しさや精神的な負担も多い
みたいな状況に陥ってしまいます。

「誰かが良いといった方法」
「誰かが成果を出している方法」
を参考にして取り入れるのはもちろん大事です。

しかし、それに振り回されると、
だいたい上手くいきません。

そういう状況に陥っていないかという
チェックの目を常に自分に向けるようにして、
他人の基準で判断しないように気を付けましょう。

ではではー。

P.S.

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人によってはBUYMAの作業がすごく早くなる方法(第610回)

※2017/11/14の記事です。

こんにちは、エスノです。

日曜はBUYMAアカデミアで、
隔月で実施しているセミナーでした。

「BUYMA BASIC STRATEGYセミナー」
と題して、BUYMAで効率よく安定して
成果を伸ばし続けるために必要な
「全体像」を伝える機会と位置付けています。

当日参加出来なかった方にも、
前回同様後日動画をアップしますので、
今しばらくお待ち下さいませ。

ちなみにセミナーは溜池山王の会議室で
行ったのですが、帰りはそこから歩いて
赤坂見附から地下鉄に乗りました。

もう6年以上前ですが、
当時私が務めていた会社のオフィスが
赤坂見附だったので、あのへんを歩くと
いろいろ懐かしい気持ちになります。

新卒入社後半年は月の残業が
200時間を優に超えていたり、
創業者の会長から詰められまくったり、
もの凄くしんどい経験もしました。

特にキツかったのが、
自分の仕事の出来なさ、無能さです。

最初に新人のほとんどが配属された営業部門では、
成果はもちろん求められるのですが、気合と根性で
数さえこなしていれば、成果が不足していることについて
少なくとも自分に対しては言い訳、逃げ道が作れました。

しかし、そのあと企画系、要するに、
頭を使って何かを生み出す以外に
価値のない部署に移ってからは
もう完全に逃げ道がありませんでした。

自分の出来ることのなさ、アウトプットの
クオリティの低さを毎日嫌でも思い知り、
この時期は本当に精神的に厳しかったのを覚えています。

ただ、そうして一度絶望して、
心の底から、自分のポンコツ具合に気付けたことと
周りの諸先輩方に恵まれたおかげで、そこからは
まあなんとか頑張って多少マシになれたと思います。

そのときに叩き込まれた知識、
経験、物事の考え方などによって、
今の私は生かされているなあと、
旧オフィス付近を歩いて感慨に浸っていたわけです

また、その時期に培った知見をもとに、
私がBUYMAのコンサルを通じて伝えたことが、
今多くのコンサル生の利益に
少しでも貢献できていると思うと、
あのときちょっと頑張っておいてよかったなあと
これもまたしみじみ思ったりしました。

さて、今日はちょっと軽めだけど、
かなり実用性の高い話題です。

これまで私は様々な視点から、
BUYMAで効率よく利益を出す方法
について書いてきました。

それは「同じ商品を繰り返し販売する」
という「着想」と「その具体的な方法」のように、
割とBUYMAの中でどうするかというものが
多かったと思います。

一方で、BUYMAに関係なく、
「パソコン作業の効率化」という観点でも、
いくつか紹介してきたテクニックがあります。

たとえば、辞書登録を使うこと、
画像検索のときにGoogle Chromeを
利用することなどがそれに当たります。

「BUYMAのやり方」の範疇で効率化する
ということは非常に重要ですが、同時に、
利用しているパソコンというツールを
使いこなすという観点からの効率化も
とても重要であることは言うまでもないと思います。

その中で、かなり即効性が高いにも関わらず、
これまで一度もお伝えしていなかった(と思う)
パソコン作業を効率よく行うための方法に
最近気付きました。

さて、それはなんでしょうか?

ちなみに、これはwindowsマシン限定の話です。

はい、もったいぶる気もないのでお伝えします。

それは「電源を落とす(シャットダウンをする)」ということです。

意外と多くの方が、作業を終えても、
シャットダウンせずにスリープにして
パソコンを閉じているようです。

それは、たとえばある日に
リサーチを行った結果、ブラウザのタブを
開きまくってしまい、それをそのまま残して、
翌日作業を再開したいから、というのが
よくある動機のようです。

こうやってずっとシャットダウンせずに
スリープばかりを行っていると、
パソコンの動作がどんどん重くなっていきます。

上記のような理由でシャットダウンしないのであれば、
ブラウザに「次回起動時に前回終了時のタブを復元する」
みたいな機能がだいたい備わっているので、
それをONにすれば再び同じページを開き直す手間は省けます。

そして、ちゃんとシャットダウンしたほうが、
結局翌日快適にパソコンが動くので早く作業できます。

シャットダウン自体は
パソコンに大きな負荷を掛けるので、
何時間か使わないくらいなら
スリープのほうがいいそうです。

しかし1日の作業が終わったらなるべく
シャットダウンするように心掛けると、
webページの遷移や読み込みが遅かったり、
エクセルの動作が重くてイライラする
ということは減ると思います。

(これでダメだとたぶん買い替え時です)

ちなみに、たまの再起動では、
シャットダウンと同じ効果は得られませんので
この点もご注意ください。

また、Mac Bookをはじめとするapple製品は、
上記の限りではないそうです。

パソコンの動作が遅くて
困っている方は参考にどうぞ。

ではではー。

P.S.

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