行動目標の立て方のコツ(第110回)

※2014/2/8の記事です。

こんにちは、エスノです。

本日関東は一日中雪で
まさに白銀の世界になりましたね。

私は一日家に引き籠っていたので
そんな悠長なことを言っていられますが、
外出する用事があった方は本当に大変だったと思います。

時折窓の外から聞こえる、
車のスリップ音らしきものが怖かったです…。

そんな今日は、朝から
読者さんとのスカイプが2件ありました。

おひとりは1月後半に始めたばかりの方で、
すでに50出品程度されているのですが、
まだ初受注がないとちょっと焦り気味でした。

行動力は申し分ないので、
アカウントを拝見して、もう少し
ブランド単位ではなく「アイテム単位」で
人気商品をリサーチするほうがよい
ということをお伝えしました。

もうひとりの方は2回目のスカイプでした。

先週の初回の時点で、次回までに
50出品するという目標を決められたのですが、
結局3出品しかできず、凹んでいました笑

しかし詳しくお話を伺うと、
別にサボっていたわけでもなんでもなく、
ちょっとしたことを見落としていただけの話でした。

確かに自分で決めた目標に対して、
期限内にそれが達成できなかったときに、
自分が情けなくなる気持ちもわかります。

ただ、今回のケースでは、
リサーチしながら他に得るものがあったので
それほど気にする必要はありませんでした。

そもそも、BUYMAでは

「何件出品すれば売れる」
「何件リサーチすれば見つかる」

など、万人に共通する数値はありません。

実践する人によって、
ファッションの知識やパソコンのスキル、
あるいは分析力や行動力など、
そういう要素がまったく違うのですから
それは当たり前の話です。

そういう「成功の目安」に
頼りたくなる気持ちもわかりますが、
それはある意味では
「見通しを持って楽な気持ちになりたい」
という「甘え」でもあります。

成果を出すには成果が出るまで
継続し続ける必要があり、
その必要な分は人によって違います。

もちろん、たとえば、
日々実践し続けた多くの方が、
だいたい1ヵ月半以内には初受注する
などのある程度の傾向は出てきます。

しかし、中には、
始めて数日で初受注する人もいれば
2ヶ月かかってようやくという方も
普通に存在するわけです。

そういう現実を考えると、
特に始めたばかりの頃というのが、
人ぞれぞれバイヤーとしての能力に
一番バラつきがあるわけですから、
他人と比較してもまったく意味がない
ということが分かると思います。

したがって、こういう行動目標は、
まず自分の出来る限りのところまでやってみて、
次はそれ以上の数字を設定するというのが
個人的にはよいかと思っています。

なんだか取り留めのない話ですが、
もし目標を立てるのに困っていた場合は、
ちょっと参考にしてみてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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人気商品リサーチのちょっとしたテクニック(第109回)

※2014/2/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はちょっとした
リサーチのテクニックについての話です。

いきなりですが、
次の商品のうち人気順が上なのは
どちらのアイテムでしょうか?

A:アクセス200 ほしいもの登録10

B:アクセス30 ほしいもの登録5

さあ、いきなり答えを見ずに、
ちょっとご自分で考えてみてくださいね。

考えましたか?

正解は・・・

・・・

「分からない!」です。

「いやいやエスノさん、どう見てもAでしょ」
と思ったかもしれませんが、正確に言えば、
この情報からだけでは分からないということです。

というのも、BUYMAの人気順は、
単純なアクセスとほしいもの登録の
総数だけで決まるわけではなく、
それがどのくらいの期間で集まったか
ということが重要だからです。

仮に、Aが出品から1ヶ月後の数字で、
Bが4日後の数字であれば、人気順は
間違いなくBのほうが上位になります。

要するに、短期間で
アクセスとほしいもの登録がたくさん集まる方が、
人気商品であるというアルゴリズムなわけです。

これを考えたときに、
出品日時を知りたくなるところですが、
残念ながらBUYMAの商品ページにはその記載がありません。

(なぜか携帯版の商品ページには記載があるのですが…)

もし出品日時が分かれば、より高い精度で
人気商品を見分けることが可能になるのに…。

もしかしたら、すでに
そう思ったこともあるかもしれませんね。

しかし、ちょっとしたことで、
これに近いリサーチをすることが可能です。

それは、商品一覧を、
「新着順」に表示してリサーチすることです。

新着順に並べれば、
当然出品から日が浅いものが
検索結果の上位に来るわけです。

それを上からチェックしていくと、
アクセスもほしいもの登録も
低い数字のものがほとんどだと思います。

しかし中には、まれに
アクセスもほしいもの登録も、
周りの商品に対して抜きん出ている
というアイテムがあったりします。

思わぬ掘り出し物があったりするので
たまにはこういう視点を変えたリサーチも有効です。

なお、このリサーチで気をつけたいのは、
自分自身で大量のほしいもの登録をして、
意図的に人気順をつり上げているバイヤーの存在です。

自分で複数アカウントを作成しているのか、
あるいは知り合いに頼んでアカウントを作り
自分の商品にほしいもの登録をしているのか
それは分かりません。

基本的に、
複数のアカウントは持てないですし、
規約違反なのでやらないほうがいいのですが、
そういうグレーなことをしているバイヤーは
確実に存在します。

そういうバイヤーのせいで、
誠実に活動しているバイヤーが割を食うのは
正直いかがなものかと思いますが、
こういうときは相手を蹴落とすことより、
自分がどうすべきかを考えた方が健全です。

とりあえず、そういう
「作られた人気アイテム」には
注意してリサーチしましょう。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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自分も買い付けできるかどうかを判断する方法(第108回)

※2014/2/6の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日のメルマガで、
「私に特別な買い付け先はない」
とお伝えしたところ、さっそく
こんなメールをいただきました。

===============================================

エスノさま
こんばんは!

(中略)

今日のメルマガも衝撃的でした!

どうしても「BUYMAで稼いでいる人」と言えば
・特別な買い付け先をもっている
・海外に買い付けパートナーがいる
というイメージがあったものですから。「ええ~」というのが正直な感想です。

ただ、今回お話を聞いて改めて思ったのは、
人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるものなのかな、ということです。

 「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
 「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」

自分の努力不足を棚に上げて、そう思えば、楽ですからね(^^;

(後略)

===============================================

やはり予想通り、
驚かれた方がいらっしゃいました笑

しかし、このメールの後半は
実に示唆に富んだ内容ですね。

「人はなかなか結果が出ない時にその理由を作りたがるもの」

これは本当にその通りだと思います。

もちろん、他のバイヤーさんの秘訣を考え、
それを「特別なショップを知っているから」であると
「仮説」を立て「検証」していくのであれば
まったく問題ないですし、むしろ成長は加速します。

しかし、残念ながら、多くの場合は、

「あのバイヤーは特別なショップを知っているに違いない…」
「あのバイヤーは運よく優秀なパートナーがいるんだろう…」

だから

「自分じゃ稼ぐことが出来ない…」

という、ただの妬みや僻みで
終わってしまうことが多いのが現実です。

これは何も生み出さない思考の最たるものです。

私の読者さんには、
絶対にこういう思考には
陥っていただきたくありません。

しかし、ただ「そうなるな」と言っても
それが難しいことも理解はしています。

そこで今回は、
他のバイヤーに惑わされずに、
自分が買い付けできるかどうかを見極めるときに
意識すべきことについての話です。

結論から言えば単純で、
買い付け費用の「理論上の最安金額」が
いくらなのかを常に考えることが重要です。

例えば、フランスのブランドで、
フランスでの上代(小売価格)が
1200ユーロのバッグがあったとします。

これを日本に輸入するときに、
最も安くやるならばいくらになるのか。

ここで重要なのは、
その価格での買い付けルートを、
現時点で自分が持っているかどうかではありません。

あくまで理論上、
可能であるはずの数値をまず出しておき、
そこからさらに考えていくわけです。

まず1200ユーロには
約20%の現地消費税が掛かっているので、
日本に直送できるなら商品価格は1000ユーロになります。

(正確には20%ではないですが、
分かりやすくするため簡略化しています。

その1000ユーロに対して、送料が加わり、
為替レートを1ユーロ=約140円として、
関税まで計算していくと、だいたい
16万円はしないくらいに収まるはずです。

その金額を基準としてライバルを眺めたときに、
ある程度ライバルの売値と差があるのであれば、
そのライバルは特殊なことをしているのではなく、
どうにかしてこの計算通りになるルートを見つけている
ということが分かるわけです。

そうなれば、他のバイヤーに出来て
自分に出来ないはずはないという気持ちも
なにも基準がないときよりは強く持ちやすいと思います。

ただ、仮にこのバッグを15万とか、それこそ
11万、12万とかで売っているバイヤーがいれば
ひとまずそこには、戦いを挑まないのが
無難ということになります。

こういうバイヤーは、セールのときに
格安で在庫を手に入れたか、あるいは、
卸契約などの特殊なルートを持っている可能性が高いです。

前者であれば、数に限りがあるので、
とりあえず放っておいてもいいでしょう。

後者のようなパターンであれば、
卸契約をして仕入れている楽天ショップなどから
買い付けている可能性もあります。

楽天ショップからの買い付けは規約違反なので、
基本的に手を出すべきではありません。

とても単純なことではあるのですが、
このように自分で理論上の基準を設けて
それをもとに買い付けルートを考えていくと、
ただの妬みや僻みにならず建設的な思考が可能です。

こういうのは全部「クセ」なので、
はじめは意識してやってみるようにしてくださいね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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