「買い付け先を探せるだけの人」にならないように気を付けよう(第555回)

※2017/2/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

先月末にインフルエンザに掛かり、
だいぶ久々の配信になってしまいました。

インフルは高熱が辛いのも去ることながら、
体力が戻るまでに時間がかかるのが
とても厄介ですね。

病み上がりにリハビリがてら、
最寄り駅近くのスーパーまで
10分ほど歩いていったら、
腰が痛くなって愕然としました…。

さて、日曜はワークショップ、
昨日月曜は個別コンサルを、
博多で実施してきました。

そして例によって、
その帰りの飛行機で
パソコンを叩いてこのメルマガを
書いているわけでございます。

そして書き終わらず、
帰宅してから仕上げています…。

(さらに言えば、帰宅してからも
スカイプでコンサルしていたので、
日付が変わってから書き上げて、
予約配信でこれをお届けしています。)

最近良く思うのが、BUYMAでは
もはや1点で数万円という利益が
すっかり普通になってしまった
ということです。

ワークショップに参加されたYさんは、
あるタレントさんの愛用品を約10万で販売し、
5万円ほどの利益を上げることに成功しました。

また本日お会いしたコンサル生のYさんも、
先月末に1点で約10万円の利益を生み出しました。

これだけの高利益を生み出せたのは、
いずれもセールになっている買い付け先を
見つけられたことが大きいです。

そもそも多くのショッパーが
知らない買い付け先だったので、
ライバル自体が少なく、
その上セールで価格が安かった。

教科書通りの方程式に該当していた
と言ってしまえばそれまでなのですが、
結果をあとから振り返れば、その原理は
だいたいシンプルな要素の組み合わせ
であることが多いです。

ただ、いくら買い付け先が重要でも
ひとつ気を付けないといけないのが、

「出品前に買い付け先を探しすぎてもいけない」

ということです。

よく誤解されているのですが、

「リサーチが上手い」

ということは、

「買い付け先を探し出すスキルが高い」

と完全にイコールではありません。

もちろん、他の人があまり知らないショップや、
手強いライバルの買い付け先を探し出す力は、
高ければ高いほど良いのは間違いないです。

ですが、極端な話、
いくら探す力がすごくても、
1つの商品の買い付け先を探すのに
2時間も3時間もかけていては、
時間対効果が悪すぎます。

ましてその商品の見込める利益が
せいぜい数千円~1万円ほどだとしたら…。

リサーチの上手さというのは、
「買い付け先を探し出す検索力」もさることながら、

「結局、同じ時間内にどれだけ数多く出品できるか」

ということが重要です。

そのためには“コスパの悪い”商品のリサーチを
早めに切り上げるための「見極めの力」も必要なわけです。

仮に、2時間かけて1万円の
利益見込みの商品を1つ出品するのと、
5,000円の利益見込みの商品を
4つ出品するのとでは、理論上は
後者のほうが成果に結びつく行動です。

もちろん、実際はそんなに単純ではなく、
2時間掛けて探し出したショップが、
他のショッパーにもあまり知られておらず、
品揃えもすごく良い優良なショップで、
これから先の利益に大いに貢献してくれる
なんてこともあります。

ただ、多くの場合、そこまでを狙って、
買い付け先を懸命に探すのではなく、
どこで作業を終えていいか分からなかったり、
作業の途中で横道に逸れて迷子になったり、
けして建設的とはいいがたい時間の使い方に
なっているケースがほとんどです。

別に他の人が知らないショップを
常に見つけ続けないければいけない
というわけではありません。

shopstyleで見つかる、farfetchとか
matchesとかnet a porterみたいな
多くの人が知っているようなショップでも
数万の利益が取れるケースなんて、
いまだにしょっちゅう見かけます。

冒頭のYさんと同じく、先月から
個別コンサルを始めてくださったHさんも、
シンプルに作業をしてどんどん出品しています。

Hさんは元々、割と低価格の商品を
多数販売することで利益を出していたのですが
それだとあまりにも作業量が多く、
なんとかそこから抜け出したいということで、
今回コンサルに申し込んでくださいました。

(海外旅行に行ったときに、
お客さんからの問い合わせ対応で、
ほとんど寝ることができなかったそうです…)

新たに出品した商品から、出品した翌日に売れて、
いざ買い付けようとしたらセールになっていて、
5万円弱で15,000円ほどの利益が取れたり、
初めて10万円以上の商品が売れたりと、
少しずつ今までと違った成果が生まれています。

これらはけして探すのが難しい買い付け先から
出品した商品ではありませんでした。

しかし、ちゃんと利益に繋がっています。

見つけるのが難しいショップを
なんとか探し出すのも大事です。

ただ、そこにこだわりすぎて、
「単にショップを見つけるのが上手い人」
になっては意味がありません。

見つけたショップからの出品で
どれだけ利益を上げられるかというのが、
本当のリサーチの上手さを測る指標です。

その点を忘れずに
日々のリサーチに取り組んでみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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