価格競争に悩まない人の考え方(第386回)

※2015/3/29の記事です。

こんにちは、エスノです。

土曜は東京で、日曜は大阪で
「Buyer’s Drive」の懇親会(?)に
参加してきました。

こういう会にはあまり参加しないので、
いろんな方とお話できて良かったです^^

参加者の中には、
1件で7万円の利益が出たという方や
数万円単位の利益が出る取引を
すでに何件かされている方など
華々しい成果を出されている方も
何名かいらっしゃいましたね。

一方で、そこかしこで話題になっていたのが、
「価格競争」についてでした。

自分が最安値のライバルより数百円安く出品すると
そのライバルがすぐ値下げしてくるので、
それに対抗して値下げすると、
また向こうも下げてきてキリがない…。

「Buyer’s Drive」の利用に関係なく、
こういう事態に悩んだことがある方は
けっこういるのではないでしょうか。

そこで今回は「価格競争」に頭を悩ませずに
活動していくための考え方を紹介します。

1.価格競争に付き合わない

そもそもですが、数百円単位の違いであれば
別に一番安くなくても普通に売れます。

以前から書いているように、
最安値から5%以内の金額であれば、
お客さんの検討の土俵にあげてもらえます。

評価や配送期間などの価格以外の要素次第で
一番安くなくても売れることは十分あります。

同じ商品が

42,000円 

41,000円

43,000円

とかで並んでいれば、
あとは価格以外の部分で
決まってくる可能性が高いです。

ただ、さすがに

42,000円 

51,000円

49,000円

とかだと、一番安い商品以外からは
なかなか売れにくいでしょう。

このときに51,000円と49,000円の人たちは、
42,000円で販売しても利益が取れる買い付け先
を探す努力はもちろんするべきです。

ただ、それをもし見つけることができても、
別に42,000円以下にする必要はありません。

出品時にアクセスを集めたい
という理由でちょっとだけ最安値で出す
という戦術はなしではありませんが、
ライバルがさらにちょっと価格を下げてきたら
もう付き合う必要はないわけです。

繰り返しますが、なぜなら、数百円単位の差は、
お客さんの大きな判断材料にはならないからです。

もちろん中には、

「数百円でも安く買いたい!」

という方もいるでしょうが、
おそらくそういう人の割合というのは、

「少しでも早く手に入れたい!」とか
「評価の良い出品者から買いたい!」とか
「国内配送の出品者から買いたい!」

という人の割合とさして変わらないと思います。

繰り返しますが、出品する価格は
最安値“群”には設定すべきです。

しかし、数百円単位の値引き合戦は
ほとんど意味がありません。

そんなちまちましたことで
精神的に疲労するのは今すぐ止めましょう。

2.そもそも競合が多すぎる商品は出品しない

そもそも出品する商品を選ぶ段階で、
「同じ商品の出品者の状況」を確認して、
競合が多すぎないものを出しましょう。

競合の数が多ければ多いほど、
すぐに値引きに走ってしまう人が
含まれている可能性も高まります。

さらっと書いてますが、
とても基本的かつ重要な視点ですね。

3.人気商品ならば在庫販売も活用可能

そうは言っても、なぜ競合が多いか
というと、当然その商品が人気だから
だったりするわけです。

本当に人気があってよく売れる商品に関しては、

・ある程度は価格競争をしながらでも売る

・状況を見て在庫販売を行う

ことで、十分利益を出すことが出来ます。

例えば、すごく人気の商品を、
たくさん買い付けできるという状況であれば、
どんどん価格競争になるでしょう。

そのときは腹をくくって、
その競争の中で利益を出せばいいわけです。

(もちろん基本的に上の1を意識します。)

しかし、その商品の在庫は、
いつまでもあるわけではありません。

このときタイミングを見計らって在庫を持てば
他の出品者はもう売ることが出来ませんから、
価格競争が起きる以前の高い価格で販売できます。

もし、そういう自信が持てない商品、
つまり実際には大して売れていない商品で、
数百円の価格競争が起きているとしたら
それは一体何の目的でやっているんだ?
という話になってしまいます。

価格の設定はすごく難しいです。

なにせ、絶対的な正解というのが
基本的には存在しません。

ライバルや買い付け先の状況などを踏まえ
さまざまな確率とその期待値を考慮して、
ひとつずつ最適で“あろう”価格を設定していくことが
我々にできるただひとつのことです。

ですが、それを放棄して
何も考えずに値段を下げるというのは
自分の首を絞めてしまう行為です。

「価格を下げるな」と言っているのではなく、
「なぜその金額に下げる必要があるのか」
ということを常に考えて価格を決めようということです。

ではではー。

BUYMAは今年飛躍的に成長しそうです。(第380回)

※2015/3/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日からコンサルで博多でございます。

昨日お会いした方は
コンサル開始が2月からなのですが、
BUYMAを始めたのも1月からという
キャリアの浅いパーソナルショッパーさん。

1~2月は本当に低価格の商品ばかりでしたが、
2月の後半から少しずつ値段の高い商品にも
ちゃんと反応が出るようになってきました。

先日は、アクセスもほしいもの登録も
ちゃんと集まり続けていたのに、
なかなか売れなかった商品がようやく売れた!

と思ったら、つい先日まで
ずっとあった在庫が完売…。

という、いわゆるBUYMAあるあるを
体験されていました^^;

ただ昨日お会いしてご自宅に戻られたあとに、
初めて10万円以上する商品の受注が入り、
在庫もあって13,000円くらいは利益も取れそう
という嬉しい報告をいただきました。

こういう報告は何度いただいても嬉しいです。

まだまだ、
ご本人が満足できる成果には程遠いですが、
たまに心が折れながらでも、引き続き
腰を据えて継続していただければ、
必ずもっとたくさんの良い成果が生まれます。

引き続き頑張っていきましょう^^

さてさて、先日はエニグモさんの
11期の決算発表がありました。

http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2015/03/IR_20150317.pdf

毎回お伝えしていますが、
こういう資料は必ず目を通したほうがいいです。

BUYMAがどういう方針を立てるのか、
それにともないどんな施策が打たれるのか
というのは把握しておいて損はありません。

いろいろ気になるところがありますが、
一番はやはり「今期は拡大のために積極投資」
ということを強く打ち出していることでしょう。

これまでの決算発表資料では、
主にリピート率の改善などについて
重点的に書かれることが多かったのですが、
今回は「拡大させるぞ!」という意志が
はっきり伝わってくる内容になっています。

その分かりやすい指標のひとつが、
今期の営業利益目標です。

エニグモの営業利益は、
ここ数年右肩上がりの伸びを見せており
今期も同じくらいのペースで進捗すれば、
16、17億円くらいは固そうな感じです。

しかし、今期の営業利益目標は
なんと7億円に設定されています。

これは要するに、約10億円を投資して、
ファッションECマーケット全体で、
もっとシェアを取りにいくということです。

マスキャンペーンとして、
テレビCMを打つことも明言していて、
今年はBUYMAのさらなる飛躍の年になりそうです。

お客さんがわんさかやってくるときに、
それをただ指を咥えて見ていることほど
もったいないことはありません。

ぜひ今のうちから力をつけて、
これから来る大きな波に乗って欲しいと思います。

あとは海外展開も楽しみですね。

英語圏、中国語圏での
サービスの立ち上げも記載がありました。

正直、正社員50名の会社なので
そこまで手が回らないような気配が
物凄くするのですが、知らぬ前に
BUYMAコリアが少しずつ伸びているようで
意外と侮れないかもしれません。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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何か気になることがあれば、遠慮なくご連絡くださいね^^

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1件で10万円の利益が出たそうです笑(第379回)

※2015/3/17の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日は午後から対面でコンサルでした。

昨日の午後からお会いした方は、
昨年の春に一度コンサルを受けたことのある方。

この一年、いろんな事情で
BUYMAに集中できない時期もあり、
目標としていたスタイルが
まだ確立できないことから、
また改めて申し込んでくださった方です。

この方の理想は、
とにかく効率的に利益を出すこと。

具体的に言えば、1日2時間程度の作業で、
月に20~30万円の利益を出すことです。

それも「平均して2時間」、つまり、
「忙しい日もあれば暇な日もある」ではなく、
「毎日ほとんど変わらず2時間程度」でです。

過去、セールの時期などに、
何度か20万円以上稼いだことはあるものの、
その際はやはり時間を湯水のように使い、
心身ともに疲弊しながらの成果だったそうで、
今回はBUYMA以外の時間も日々しっかり確保しつつ、
同じ水準の成果を安定して出すことに挑戦しています。

この方はBUYMAの経験も長いので、
得意なブランド、カテゴリなどもいくつかあり、
基本的な知識やスキルも、
人並み以上に持ち合わせています。

そのため今回のコンサル期間では、
限られた時間で、今身につけている
知識やスキルをどれだけ効果的に使えるか
というところにフォーカスしています。

それこそ、具体的には、
リサーチや買い付け先を探すときの
ちょっとしたPCの操作の部分から、
淀みなく作業を進めるためには、
常にどんなことを意識すべきなのか
なんてことを徹底してお伝えしているわけです。

そんな感じで、現状では
「利益」という成果はほとんど追っておらず、
3月の実績は昨日時点で5件で6万円ほど。

ですが、今やっていることは
この方の理想的なスタイルには
絶対に欠かせない訓練です。

利益を追うのは、
「自分」と「自分の使う時間」を
コントロールする方法を身に付けてからでも、
けして遅くはありません。

今月はこのペースで行けば、
10万円ちょっとの利益かもしれませんが、
これからもっと余裕が出てくるので、
リサーチも出品も同じ時間あたりで
さらに数がこなせるようになります。

そうすれば今後どういう成果になるかは、
改めて言うまでもないことでしょう。

と、そんなコンサルをしている最中に、
別のコンサル生から、
チャットワークでメッセージが。

「先日の商品ですが、計算を間違っていて、
 2万円くらいの利益のつもりが、
 10万円ほど利益が出てしまいました><」

……どんな風に計算を間違えたら
そんなに激しく数値が違ってしまうんでしょうか^^;

ということで、このメッセージの方は
明後日お会いするので、直接詳しく聞いてきます…。

単純に利益だけ見れば素晴らしい成果なのですが、
こんなに激しく利益計算を間違えられると、
教えている側としては複雑な心境で素直に喜べません^^;

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

P.S.

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