「レシートを付けて」と言われたら。(第274回)

※2014/9/18の記事です。

こんにちは、エスノです。

今週はなんだかバタバタしてしまって、
気付いたらメルマガをだいぶサボってしまいました…。

「めちゃくちゃ忙しい」というわけじゃないのですが、
ちょっとイレギュラーなことでリズムが崩れると、
とりわけ毎日継続していることが疎かになりがちです。

反省反省。

さて、結局ドルに続いて、
ユーロもポンドもかなり高くなってしまいましたね。

(ポンドはスコットランドの件があるので、
明日以降またどうなるか分かりませんが)

とは言え、もうすぐセールシーズンですし、
そのあとは来年の国内定価の値上げの時期なので、
その頃には変動も落ち着いて、気付いてみたら、
あんまり関係なかったなとなりそうな気もします。

いずれにせよ、予測しても仕方ないですし、
まして我々の力が及ぶことなど何もありませんから、
今の状況で戦える場所を見つけて売っていくだけですね。

さて、先日コンサル生が、お客さんから

「商品と一緒にレシートを付けて欲しい」

という要望をいただいたそうです。

しょっちゅう、というほどではないにせよ、
「正規品の証明」として、たまに
レシートを求めるお客さんはいらっしゃいますね。

まず、こういう場合、
私は価格の部分を塗りつぶしたコピーを、
商品と一緒に入れてお送りします。

もちろん、海外のオンラインで購入した場合、
感熱紙に印字された、いわゆる「レシート」は
付いていないことがほとんどなので、
A4の紙とかに印刷されている購入明細みたいなやつを
コピーして送っているわけです。

このとき、価格を隠したところで、
当然購入したショップは分かってしまうので、
お客さんがあとから価格を調べようと思えば、
その商品が売り切れていない限り分かってしまいます。

ただ購入先すら隠してしまっては、
何も意味がなくなってしまうので、
そのへんはあまり気にせず送ってしまっています。

ちなみに、過去に何十件か
購入明細のコピーを同封して送っていますが、
あとから文句を言われたことは一度もないです。

ところで、そもそもの部分を考えたいのですが、
お客さんは別に「レシートそのもの」が欲しくて、
そんな要望を出してくるわけではありません。

お客さんが求めているのは、
「正規品であることの証明」です。

「ちゃんとしたところから買ったのか」
ということを知りたいわけですね。

そういう本質的なことを考えれば、

「購入明細」のコピーを同封するだけでは不完全

だということに気付くでしょう。

いまやネット通販は完全に市民権を得て、
海外から買物をする人も少しずつ増えているとはいえ、
購入明細に書かれた海外のショップが
どんなショップなのか知らないお客さんのほうが
圧倒的に多いことは間違いありません。

我々からすれば常識とすら言える、
アメリカの大手デパート、サクスとかニーマンですら、
知らない人が大半を占めると思います。

ということは、その購入したショップは
「ちゃんとしたショップだよ」ということも
あわせて伝えてあげるのが親切ですし、
余計なトラブルを割けるという意味でも重要です。

明日はちょっと具体的な事例を上げて、
この話の続きをしたいと思います

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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為替変動リスクに対する根本的な対応方法(第269回)

※2014/9/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

米ドルの為替レートが、
急上昇していますね…。

この1ヶ月で5円くらい上昇して、
昨日1ドル106円を突破してしまいました。

それにつられてユーロもポンドも少し上がってますが、
直近で少し落ちていたこともありますし、
ドルの勢いに比べれば変化してないようなもので、
影響はほとんどありませんね。

輸入ビジネスにとって、
為替によるコストの変動というのは
どうやっても防ぎようのないものです。

今回の件で考えれば
500ドルの商品を買い付けする際に、
約2,500円も高くなってしまうわけです。

また、当然ですが送料や関税・消費税にも
地味に影響してきますので、実際には
もっと利益を圧迫する可能性が高いと思います。

もちろんその逆で、為替が急に動いて、
買い付けコストが予想よりかなり浮いた!
という嬉しいこともあるわけですが、
そういうラッキーについては
特に頭を悩ます必要もないでしょう。

こういう急な為替変動というのを
あらかじめ正確に予測することは不可能です。

したがって、そもそも出品時点で、
そういう可能性を織り込んだ
価格設定をしておくしかありません。

例えば、現在であれば1ドル=106円ですが、
だいたい決済するときには手数料として3%くらい掛かるので、
実際にカードの明細に上がってくるレートは109円くらいになります。

ただそれでは急な変動に対応できる余裕が無いので、
理想としてはそこにさらに2円くらい加えて
111円くらいで価格設定するのが望ましいです。

ただそもそもの話なのですが、
結局急な為替変動で一番問題になる状況というのは、
利益「率」の低い商品ばかりを販売しているときです。

今回1ドルが101円が106円になったということは、
買い付けコストが約5%上がったということなので、
利益率の低い価格設定をしていた場合には、
それだけで赤字になりかねないわけです。

しかし、もともと利益を大きく取れる商品に関しては、
多少為替が動いたところで致命傷にはなりません。

また、もう一つ問題なのが、急な為替変動によって、
日本国内の定価との価格差がなくなってしまうことです。

半年くらい経てば国内定価も値上げされるのですが、
為替が動いてすぐに、というわけにはいきません。

こうなってくると、利益を乗せた金額が
国内定価を超えてしまうことも出てくるので、
当然売れ行きは大きく落ち込んでしまいますが、
国内外の価格差がそもそも大きければそれほど影響はありません。

こういう大きな問題を考えたときに、
最も根本的な処方箋というのは、
余裕を持って価格設定しておくことではなく、
国内定価と大きな価格差があって、
利益率も大きい商品を出品できるようになること
だということが分かると思います。

もちろん、これは簡単なことではないので、
すぐに出来るようになる必要はありません。

あくまで、薄利での販売だけに安住せず、
常にそういう方向性も目指ざしながら
活動したほうがいいという意味です。

ちなみに、薄利多売という戦略を
頭から否定しているわけでもありません。

トータルで利益が大きくなればいいので、
それもひとつの重要な考え方です。

結局何が言いたいかというと、
薄利のものだけに頼ってるのはリスクがあるし、
いろいろ出来たほうが何かあったときに、
リスクヘッジになりますよということです。

その視点から考えれば、
今回は米ドルだけの変動なので、
アメリカからだけ買い付けしている方は大変ですし、
私みたいにヨーロッパからの買い付けがメインだと、
ほぼ対岸の火事でしかありません。

ただ、逆にユーロだけ変動することだってあるわけですから
これも単にヨーロッパがいいと言いたいわけではありません。

これも先ほどと同じように、
アメリカ買い付けでもヨーロッパ買い付けでも、
同じように成果を出せるようになったほうが、
何かあったとき安心ということですね。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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この“抜け道”は自己責任でお願いします。(第268回)

※2014/9/8の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日メルマガで紹介した
「Google カスタム検索」は、
久々にかなり反響がありました。

たぶん、8月の上旬に書いた、
「商品の出品日を判別する方法」以来の反響でした笑

■ライバルの出品日を正確に把握する方法

http://steermylife.com/891.html

まあ正直、
ただgoogleの機能を紹介しただけなので、
すでに利用している方も結構いたんじゃないかと思います。

ただ、メールをくださった方の中には、

「同じような機能を持った検索ツールを
お金を払って作ってもらおうと思っていた」

という方もいました。

実は私も同じくそう考えていたので、
その前に気付けて良かったです^^;

まだ私も使い始めて間もないため、
もし使っていく中でなにか起きたら、
いいこと悪いこと問わず教えてくださいませ。

さて、今日はamazon.comでの買い付けについてです。

BUYMAではamazon.comからの買い付けは、
以下のように厳密に定義されています。

http://qa.buyma.com/sell/4007.html

たまにBUYMA事務局から、
「出品している商品の買い付け(予定)先を教えなさい」
というチェックが抜き打ちで入るのですが、そのときに
セラー(Sold by)がamazon.comではないページを伝えてしまうと、
その時点でアカウント停止になってしまいます。

というわけで、基本的に
このルールは絶対遵守なのですが、
ちょっと抜け道的な方法がないとも言えないのです。

当たり前ですが、
別にamazon.comに出品しているセラーが
すべて偽物を販売しているわけではありません。

中には、老舗のセレクトショップが、
単に販売ルートの一つとしてamazonで出品しているだけ
ということもあったりします。

そういうショップは、
自前でもオンラインショップを持っていたりするわけです。

仮にそういうショップから買い付け予定のアイテムに
BUYMA事務局から抜き打ちチェックが入ったとしたら、
amazon.comの販売ページではなく、そのショップの
自前の商品ページを伝えればルール上は特に問題ないわけです。

amazonのセラーの自前のショップが
ちゃんとしたところかどうかを判断する必要はありますが、
これまでSold byがamazon.comではないというだけで、
買い付け候補から外していた場合は、
少し選択肢が広がるのではないかと思います。

ただ、今回の話はあくまで、
明文化されたルールだけから考えた抜け道です。

実際にそうやって対応した結果、
事務局から問題なしと判断された
という話を聞いたわけではありませんので、
あらかじめご了承くださいませ。

もしそういう事例をご存じの方がいれば
ご一報いただけると嬉しいです。

ではではー。

★☆★ エスノ ★☆★

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