BUYMAはスマホからの購入が80%!!(第562回)

※2017/3/15の記事です。

こんにちは、エスノです。

今日はエニグモの決算発表でした。

■2017年1月期
決算説明会資料

http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/ir_20170315_3.pdf

取扱高、売上、営業利益などは、
ほぼ上方修正した予想値通りに着地して、
前記との比較ではかなりの成長っぷりです。

取扱高は36%UP、売上も45%UPと、
BUYMAの市場規模が、引き続き
大きく成長していることが伺えます。

(参考p.6)

また会員全体の4万名超えもさることながら、
アクティブな(過去1年間に購入経験ある)
ユーザーが増え続けているのが、
私たちには嬉しいところですね。

(参考p.14)

この資料の中で、特に驚いたのは、
p.25の「デバイス別総取扱高構成比」です。

要するに、お客さんが購入するのは、
PCからなのか、スマホのブラウザからなのか、
あるいは、スマホのアプリからなのか、
というグラフです。

(一応ガラケーも含んでますが、
以前の資料で虫の息だったので無視します)

見ていただければ分かりますが、もう
ブラウザとアプリを合計したスマホからの購入が
8割近くを占めていて、PCからの購入は
完全に少数派になりつつあります。

ある程度スマホからの購入は増えている
とは思っていましたが、ここまでとは
正直想定していませんでした。

というか、2014年の2~4月時点で、
すでにPC以外からの購入が6割近かった
というのも結構驚きです…。

このグラフは「販売個数」ではなく、
「取扱高」のグラフなので、もはや

「スマホでは高いものが売れにくい」

みたいなのは、完全に思い込み
だということが分かります。

スマホ版での気を付けたいことは
いくつかありますが、特に大きな特徴として

・商品を探すときの一覧性が著しく低い

・商品タイトルが商品一覧で表示されない

(クリックして商品の詳細ページにいかないと見れない)

というものがあります。

前者はシンプルな話で、スマホの
小さな画面では、もの凄く頑張って
欲しいものを探すという行為には、
あまり向いていないということです。

なので、「人気順」「新着順」など、
機能として備わっている並び替え順で
「上位表示されるかどうか」というのが
より重要な要素になってきます。

これはスマホ、PC問わず、BUYMAを
特徴づける重要なポイントではありますが、
これからはこれ以上ないくらい意識することで、
成果に大きな差が生まれていくということです。

(というか、以前から意識している方は、
その効果の大きさをすでに理解していると思いますが)

後者は以前もメルマガで書きましたが、
商品タイトルに訴求メッセージを入れても
お客さんの目には留まらないので、

「商品画像の1枚目に入れる」

ということが重要になってきます。

たとえば、商品タイトルに、

・関税込み!

・即発送可能!

・国内完売!

・完売サイズ●あり!

etc・・・

みたいな、お客さんにとって、
魅力的な言葉をせっかく並べても、
そもそもそれが「表示されない」
のでは、目に留まるわけがありません。

なので、画像を加工して、
上記のような文言を画像に入れてしまえば、
お客さんに見てもらえるようになる
ということですね。

これによって、何が変わるかというと、
もちろんアクセスが変わります。

いきなり「受注が増える!」
と考えるのは早計です。

お客さんの目にまず留めてもらい、
アクセス数が増えることが、引いては、
先に挙げた「人気順を上げること」に
繋がっていきます。

その結果として、他のショッパーに対して
有利に販売していくことが出来るわけです。

ちょっとまとめると、先程の、

・商品を探すときの一覧性が著しく低い

・商品タイトルが商品一覧で表示されない

というスマホの特徴は、

・お客さんの見やすい位置に商品を置く

・お客さんの目に留まるように工夫する

という、もうスマホも何も関係ない
とても当たり前の施策を導くということです。

環境が大きく変わりつつあっても、
本質的に重要なことは変わらず、
むしろ、そこがよりフォーカスされて、
地力のある人が有利になっていきます。

せっかくこれだけ伸びている
マーケットに出会えているわけですから、
ぜひその恩恵を存分に受けられるように、
引き続き力をつけていきたいですね。

ちなみに、先程のは株主向けに
分かりやすく作られた資料なので、
ぜひこちらの決算短信にも
目を通してみることをオススメします。

http://www.enigmo.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/ir_20170315_2.pdf

ではではー。

P.S.

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言われてみれば当たり前の利益を増やす方法(第561回)

※2017/3/9の記事です。

こんにちは、エスノです。

昨日くらいから、世界女性デー(woman’s day)の
割引クーポンが色んなショップから
発行されていますね。

BUYMAのほうでも、本日9日から
12日(日)いっぱいまで有効の
1,000円割引クーポンが発行されるそうです。

お客さんから問い合わせが来たら
このクーポンの案内をちゃんとしつつ、
買い付ける際にはwoman’s dayのクーポンが
ないかというのも忘れずに確認しましょう。

さて、BUYMAで無在庫販売で受注したなら、
そのときに必ずしたいことがあります。

これをやるだけで、利益が想定より
大幅に増えたりすることもあります。

それは、言われてみれば当たり前ですが、

「改めて他の買い付け先を探す」

ということです。

これは、予定していた買い付け先で
在庫が完売していたら探すということでは「ありません。」

仮に予定していたショップに
まだちゃんと在庫が残っていても、
他のショップでもっと安く買い付け
できないかを調べるということです。

仮に、出品した時点では、
一番安いと思われるショップを
選んでいたとしても、それから
少し時間が経って受注したなら、
もうどうなっているかは分かりません。

他のショップでセールになっている
かもしれませんし、新しく取り扱いが
始まったショップがあって、そこは
初回購入が10%OFFになったりする
かもしれません。

ただ、何でもかんでも探したほうがいい
というわけでもなく、たとえば、以下の
状況のときは、探し過ぎは禁物です。

■予定しているショップの在庫が残りわずかのとき

→他を探している間に完売になったら
悔やんでも悔み切れません。

まずは予定していたショップの在庫の数を
カートに入れたりして確認して、余裕があれば
じっくり探し、残り1個なら、十数分くらいで
切り上げて買い付けしてしまいましょう。

■すでにかなり買い付け先を探し尽くしているとき

→いくら時間とともに状況は変わるとは言え、
前日にかなり買い付け先を探してなかったものが
その翌日に急に色んなショップに現れるというのは
ちょっと考えにくいわけです。

この場合も、それほど時間を掛けずに
切り上げるべきでしょう。

■予定買い付け先の価格が、理論上かなり安いとき

→たとえば、予定している買い付け価格が、
すでに定価から30%OFFだったとすれば、
やはりそれ以上の割引があるショップは、
簡単に見つからない可能性が高いです。

あるいは、予定買い付け先が、独自に
特別な割引をもらっていたりする場合も、
他をいくら探したところで、安いショップが
存在する可能性は低いです。

こういった状況の場合も探し過ぎてはいけません。

特にセールになりやすいシーズンモノの
洋服や靴などについては、思わぬ利益が
取れたりすることがありますので、ぜひ、
受注してすぐ慌てて買い付けてしまわずに、
ちょっと手間を掛けてみてください。

「買い付け先の探し方」そのものは、
これまでメルマガでも何度もお伝えしていますが、
肝心なのは、それを「いつ、どう使うか」ということです。

BUYMAで売れている商品を選び、
その買い付け先を探すときに使うのは
もちろんですが、今回の話のように、
他にも「有効に使えるとき」というのは
たくさん存在しています。

もし、今回の話のように、「受注後に、
予定しているショップに在庫は残っているけど、
改めて買い付け先を探してみる」という
「発想」すらなかったという場合は、
手に入れた知識を活かし切れているとは
ちょっと言い難いです。

知識はせっかく手に入れた「武器」ですから、
その使い方を、常に試行錯誤してみてくださいね。

ではではー。

P.S.

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東京マラソンの収益を押し上げる方法がハイテクすぎた(第560回)

※2017/3/7の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日東京マラソンに参加した友人から
面白い話を聴きました。

東京マラソンには、まず参加するのに
1名1万円の参加費が必要になります。

ランナーの数は約3.5万人なので、
これだけでもすでに億単位の収入
なんですが、+αの利益を生み出す
面白い仕組みがあります。

(正確には東京マラソン自体の
利益にはならないようですが)

それは何かというと、「写真」です。

今もあるのかちょっと分からないのですが、
私が小学生のときは、遠足とかに行くと、
引率の先生たち以外にカメラマンが帯同して、
遠足の様子を撮影しまくり、後日学校で、
廊下の壁一面に張り出された写真の中から、
自分が欲しい写真を選んで購入するという商売がありました。

これと似たようなシステムが、
東京マラソンにもあって、
ランナーは走ったあと、専用のサイトから、
走っている様子を撮影した写真を
現像orデータで購入することが出来ます。

ただ、すごいのが、

「写真に写っているランナーの
ゼッケンの番号を読み取って、
その番号が写っている写真だけが
自動的にピックアップされる」

ということです。

要するに、自分がゼッケン番号1000だったら、
1000番のゼッケンが写っている写真だけを、
自動的に抽出して購入できるということです。

確かに、莫大な量の写真から、
小学校の遠足システムと同じ方法で
自分が欲しい写真を選ぶことは
あまりにも手間がかかります。

技術的に不可能ではない
ということは知っているので、
さもありなん、という感じですが、
それにしてもそういう時代なんだなあ
ハイテクだなあと思いました。

話はちょっと逸れますが、
経産省が公開している資料の中に
以下のようなものがあります。

http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/008_05_01.pdf

去年の4月くらいの資料なんですが、
急速に発達するテクノロジーに対して、
これから日本がどう向き合わなければ
いけないのかという話が、かなり
具体的に示されています。

(資料p.5~13あたりが分かりやすいと思います)

日頃、ネットやテレビのニュースで
聞く話ではありますが、なんとなく
どこか「未来のこと」という印象が
あったりするかもしれません。

こういう話題は、だいたい
イーロン・マスクやピーター・ティールや
ホリエモン、あるいは、Googleとか
amazonとかfacebookとか、ちょっと
常軌を逸した人・企業とあわせて語られるので、
余計そんな印象を受けがちです。

しかし、お堅い日本のお役所が、
こんな風に大真面目に議論しているのを見ると、
これが本当に近い将来訪れる
「現実のこと」なのだと、改めて実感します。

非連続に発展する世界の中で、
今までSFの中の話でしかなかったことが
現実のものになろうとしているわけです。

誰も見たことがない新しい世界を
思い切り楽しんで味方につけられるのは、
過渡期である今、その準備が出来た人でしょう。

その余裕を持つことが出来るのは、
現時点での世界の構造の中で、
自立し、様々な選択肢を持つ人です。

目の前のビジネスを頑張る目的と
その目標は、人それぞれだと思いますが、
実はその先に、これから大きく変貌する
世界の構造との邂逅があったりします。

少しスケールの大きな話ですが、
視野を広く持ってみるのも面白いですよ
という話でした。

ではではー。

P.S.

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