作業の効率化による時短以外のメリット(第591回)

※2017/6/20の記事です。

こんにちは、エスノです。

まず最初にお知らせです。

本日、7月1日(土)に開催する、
「BUYMA PROGRESS STAGE」会員向けの
特別セミナーの出欠アンケートをお送りしています。

もしそちらのメールが届いていないという方は、
ご連絡いただければと思います。

さて、本題です。

突然ですが質問です。

「エレベーターに乗るときに、まず
どのボタンを押すことを意識していますか?」

色んなシチュエーションが考えられ、
それぞれで異なってくるとは思います。

たとえば、自分の後ろにベビーカーや
車椅子に乗った人がいれば、よほど
心が歪んでいない限り、「開」ボタンを
押すことを意識するでしょう。

では、もし一緒に乗ってくる人がおらず、
「行き先階」か「閉」のいずれかのボタンを押す
という状況ならどうでしょう?

出来ればこういう状況では、
「閉」ボタンを必ず押したいです。

というのも、先に「閉」ボタンを押せば、
扉が閉じている間に、「行き先階」の
ボタンを押すことができるので、
時間の無駄が一切ないわけです。

これは本当に一秒にも満たない差ではあります。

しかし、一事が万事というやつで、
こういう発想で常日頃から自分の行動を
選択しているかというのは、いろんな
作業にも影響してくるわけです。

たとえば、買い付け先を探していて、
shop styleなどでいくつか候補となるショップが
一覧で表示されていたとします。

その中のひとつのショップをクリックして、
ちょっとページの読み込みに時間が掛かっている
というときに、ただじっと待っているのは、
基本的には時間の無駄なわけです。

もちろん、慣れないうちに
いっぺんに作業をやろうとすると、
それはそれで混乱してしまい、結局
もっと時間がかかったりするので、
その場合はこの限りではありません。

また、実際にエレベーターも
別に先に「行き先階」ボタンを押してもいいです。

ただそれは、「時間がかかる選択をしている」
と分かった上でそうしているべきですね。

今回は作業の順番によって、
無駄な時間を減らすことが出来る
という話ですが、他にもあらゆる場面で
時間を短縮することは可能です。

たとえば、多くの人が怠りがちなのが、
単語の辞書登録です。

お客さんへの返信でよく使う文言はもちろん、
(長文ならテンプレートを登録すべきですが)
Google検索でよく利用する「-site:buyma.com」など
の特定の文字列なんかも、すぐに呼び出せるように
設定しておきたいところです。

参考:Google画像検索の効率を上げる方法

http://steermylife.com/1313.html
私の場合、他にも、

-site:amazon.co.jp

-site:global.rakuten.com

-site:item.rakuten.co.jp

-site:store.shopping.yahoo.co.jp

なんかも検索時に邪魔なことが多いので、
辞書登録してあります。

時間のない人ほど、実は、
こういうちょっとしたことを徹底して
効率化出来ていなかったりします。

ホントにちょっとしたことですが、
こういう改善によって「作業時間」
だけではなく「作業に対するストレス」
も減るのは、かなり嬉しい変化です。

ぜひ、ご自身の作業の中で、

「効率化出来ることが分かっているのに、
ちょっと面倒くさくて対応できていないこと」

がないか改めて考えてみてください。

ではではー。

P.S.

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いつまでやれば、どれだけやれば、しんどくなくなるのか。(第570回)

※2017/5/5の記事です。

こんにちは、エスノです。

先日「月曜から夜ふかし」という
日テレ系列の深夜番組を見ていたら、
以下のような心理テストをやっていました。

———————

想像しながら答えてください。

「あなたは今海辺を一人で歩いています」

「天気は良く波の音が聞こえてきてとてもいい気分です」

「少し歩くと砂浜に1つの本棚が置いてありました」

Q:この本棚に本は何冊置いてありますか?

———————

私は「立派な本棚に本がぎっしり」と
イメージしたんですが、回答を見てビックリしました。

回答はちょっと下の方に置いておくので
やりたい方はどうぞ笑





































この本の数が暗示するのは

「その人が今抱えている問題の数」

だそうです。

そう、実際私が抱えている問題は
もの凄く多いので、「立派な本棚に
ぎっしりの本の数」は当たっていて、
それでビックリしたわけです。

※別にこの心理テストが当たって凄い
という話じゃありません。

1冊の本しかイメージしなかった人が、
問題を1つしか抱えていないわけがないので笑

けっこう勘違いされがちなのですが、
いくらビジネスで上手くいっても、
その人の「問題」は別になくなりません。

「問題」というとちょっとネガティブな
印象がありますが、自分が立ち向かうべき
「課題」と表現するとより適切かもしれません。

ひとつ「課題」を解決すると、
また新しい課題が見えてきて、
それをクリアしてもまた新しい課題が…
という感じで、完全にエンドレスです。

しかも新しい課題は、それまでの課題より
難易度がレベルアップしていることもあります。

なぜこういう流れが続くかというと、

ひとつ課題をクリアすると、
自分がレベルアップしてしまい、
結果的に、新しい課題が、
“見えるようになってしまう”

からです。

要するに、新しい課題が、
突如として生まれたわけではなく、
そこにあったのに今まで気付かなかった課題に、
自分のレベルが上ったからこそ、
気付けるようになってしまったということです。

たとえば、BUYMAで言えば、
最初はクレジットカードの限度額なんて
まったく気にしないと思いますが、
ある程度売れるようになって、
月間の買い付け額も増えてくると、
100万、200万の枠ではとても
足りないということに気付きます。

元々、クレジットの限度額は、
利益の上限に大いに作用していて、
これは売れようが売れまいが関係ありません。

しかし、最初のうちはそれよりも、
目の前の数件の受注があるかどうか
ということばかりに気が行って、
そのことに気付いていないわけです。

まあこれは「レベルアップ」というほど
大きなステージの変化ではありません。

「利益を生み出す」ということを、
ちょっと俯瞰的に見てみれば、
誰しも最初から気付けるものでは
あるからです。

厄介なのは、完全にステージが違う課題です。

最初はただ利益を出せるならOK
と思って薄利多売をしていたのに、
それがある程度達成できたら、
そもそもその方向性だと、手間と時間が
無限に持って行かれて、新しいことに
何も手を付けられない状況に陥っていた。

これも勘がかなりいい人なら
最初からある程度見通せますが、
普通は、

「どうやって収益を上げるか」

というステージのあとに、

「どういう収益構造にすべきなのか」

というまったく違うレベルの話で
考えないといけなくなります。

こうなってしまうと、

「せっかく利益を出せるようになったのに、
また新しい、しかももっと難しい課題が…」

と感じられて、がっかりするかもしれません。

しかしこれは、逆に考えれば、

新しい課題が目の前に立ち現れ続けるのは、
自分がちゃんとレベルアップしている証拠

とも言えます。

結局、どんなに自分が成長しても、
その時点の自分にとっての
「課題」がなくならないのであれば、
我々が取るべき態度はひとつしかありません。

・次々と現れる課題を解決できるように
自分の地力を常に高めようとすること

・どんな課題に対しても「思い悩む」のではなく、
「解決してやる」という気概を持つこと

こういう態度でいることは、
すごく簡単に言えば「しんどい」です。

なぜなら、普通のなだらかな生活を送るだけではなく、
それ以上の余分なエネルギーを必要とするからです。

でも、私も含めてどんな人でも、
その人なりの「しんどさ」を抱えて
試行錯誤しながらやっています。

傍からそんな風にはまったく見えない人でもです。

「しんどい」のは自分だけと思って、
変に落ち込んだりせずに、それが
むしろあるべき姿だと思って、
日々知恵を絞って、あれこれ
試行錯誤していきましょう。

ちなみに、別にこの「しんどさ」があるからといって、
精神的にお気楽に暮らせないわけではありません。

それぞれの「課題」を、
前向きに楽観的に捉えて、
ゲームをクリアするように
やっつけていけるといいですね。

ではではー。

P.S.

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インフルとクーポンと価格設定で大事なこと。(第569回)

※2017/5/2の記事です。

こんにちは、エスノです。

はい、あっという間に5月です。

4月はなんだかんだメルマガ3通のみ。

いけませんね…。
毎日書いている青木さんを見習わねば…。

先々週末の金曜日、
朝起きたら急に高熱が出ていて、
症状が完全に1月に罹ったインフルと
同じだったので、すぐさま病院に行きました。

発熱から診察までが早すぎたので
インフルの反応は出ませんでしたが、
これはもうインフルだと確信していたので、
医者に無理やりリレンザを出してもらって、
翌日には解熱しましたが、やはりすぐには
全快とはいかず、そこからだいぶのんびり
過ごしておりました。

ちょうど、プロ野球で、日ハムの大谷や
阪神の藤浪がインフルに罹って休養とか、
あるいは各地で学級閉鎖が起きるくらい
流行っているという話を聞いていたので、
気を付けてはいたんですが、1月同様、
罹るときはどんなに気を付けても罹ります。

なので、罹ったら、全力で治す。

1月にそう決めて、今度は、
インフル診断前でもインフルの
特効薬をもらうぞと決めていて、
今回その通りにしたのが早めの
回復につながりました。

忘れる前に改善策を実行する機会が持てたのは、
ある意味では良かったかもしれません。

これでもう、対応を間違えることはないと思います。

何か上手くいかなかったことを受けて
反省することまでは、ほとんどの人がすると思います。

ただ、そのときに反省の気持ちだけ、もしくは、
「気をつけよう」くらいしか考えない人も多いです。

上手くいかなかったことから、
その原因を考えて、対策を立てて、
それを実行して、想定通り上手くいくかを
検証・確認して自分のものにする。

ここまでやらないと、
「失敗は成功の母」にはなりません。

私の場合、1月にインフルになったとき、
発熱初日の検査では、診察のタイミングが
早すぎたために、インフルの反応が出ず、
結局丸1日ウイルスを野放しに増殖させて、
治るまでに時間を要してしまいました。

その反省を活かすために、ネットで、
インフルエンザという病気と、
処方されたリレンザという薬の特徴を調べ、
とにかく今度は疑わしかったら早めに
薬を出してもらおうと決めて、
今回実行したら治りが早かったわけです。

たかだかインフルのことで何を偉そうに
という感じですが、書き出したら、
何やら教訓めいたものも出てきたので、
このまま配信してしまいます笑

さて、本日2日から大型クーポンが出ると
先日BUYMA事務局からアナウンスが。

GWは毎年ちょっと売れ行きが落ちるので、
その対策というわけですね。

最近、割とクーポンを乱発していますが、
クーポン発行のマイナス分よりも、
それによる売上増加のほうが大きく、
トータルでプラスになるというデータが
出ているのかもしれません。

あるいは、単純に売上が微妙なので、
カンフル剤を連発しているのかもしれませんが、
コンサル生の状況などを見ていると、
そんなマズイ状況ではなさそうです。

割引額などの詳細は明日発行されてから、
ということなので、ちゃんとチェックして、
お客さんへの案内を忘れないようにしましょう。

さてさて、
長すぎる前置きはここまでにして、
本題に入ります。

と言っても、さすがに今日は簡単に。

コンサル生をはじめ、よく聞かれる質問に、

「この商品はいくらに設定すればいいですか?」

というのがあります。

様々な状況で聞かれるこの質問。

たとえば、自分と同じ商品を
出品するライバルがいたとき。

もちろん、いつも書いているように、
同じ商品を出品するライバルがいるとき、
そのライバルの価格を無視して価格設定するのは、
受注確率を高めることにはなりません。

しかし結論から言えば、実は一番大事なのは

「いくらに設定するか」

ではありません。

統計的に考えれば、
一番受注確率が高まるのは
「最安値に設定したとき」でしょう。

ただそれはあくまで「統計的に」です。

今出品した目の前の商品の受注確率を
より高めるために重要なことは、

「出品した後に、自分がその価格で想定したとおりに
お客さんからの反応が得られているかを確認すること」

です。

何百、何千というデータを取ったら、
そりゃ最安値の商品が売れやすいに決まっています。

しかし、BUYMAの中を見ていれば分かるように、
最安値の出品者以外から売れているケース
というのも往々にしてあります。

価格の面で言えば、
せっかく一番安く出してもいても、
出品したタイミングが悪かったせいで
人気順で埋もれてしまっていて、
結局、「そこそこ安い」人気上位から
売れているというパターンは多いです。

確率的、統計的に
上手くいきやすい選択をすると同時に、
それが本当に上手くいっているのか
というのを、常に具体的に確認する。

この両方が揃って初めて意味があります。

検証のない仮説は、願望や妄想と同じです。

「いくらに設定するか」ではなく、
「その価格に設定した結果を、
ちゃんと振り返ること」で、
日々の作業の質を高めていきましょう。

ではではー。

P.S.

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